引っ越しに仏滅でも関係ない？むしろおすすめ？正しい知識とメリット・節約方法を解説

仏滅の引っ越しは縁起が悪い？六曜と合わせて解説！

六曜は、日々の縁起や運勢を示すものです。もともとは中国から伝わり、鎌倉時代に日本で認知され、江戸時代末期から広く使われるようになりました。

明治時代に一度禁止されましたが、第二次世界大戦後に再び普及。現在では主に冠婚葬祭や引越しの日取りで参考にされています。六曜の各日は、以下のような意味をもっています。

時間帯によって「吉」と「凶」が分かれる日もあります。縁起を気にするのであれば、上記の表を参考に引っ越しの日取りを決めましょう。

仏滅よりも縁起が悪いのは「赤口」

縁起を重視するのであれば、仏滅より赤口の方が縁起が悪いです。赤口は「火事」や「怪我」を連想させ、正午のみ吉、それ以外の時間帯は凶であるためです。

そのため、仏滅か赤口で選ばなければいけない場合、仏滅を選んだ方が無難でしょう。

六曜と引っ越しは気にしなくてよい

実は、六曜を気にして引っ越しする人は全体のわずか1～2割程度と言われています。多くの人にとって引っ越しは、仕事や学校、引っ越し業者のスケジュールなどを優先するため、六曜まで気にしていられないのでしょう。

しかし、六曜による引っ越しトラブルは報告されていません。実際の業務において、六曜はそれほど重要な要素ではないと言えるでしょう。

さらに、契約や引っ越しの挨拶に関しても、六曜を気にする必要はほとんどありません。物件の価値や評価が下がるわけでなく、近隣への挨拶は仏滅でも必須です。ただし、縁起を重視するご年配の方など、文化的背景に配慮する必要がある場合も考慮しておきましょう。

仏滅の引っ越しはむしろメリットが多い？【2つのおすすめポイント】

仏滅は一般的に縁起が悪いとされていますが、引っ越しにおいては意外なメリットがあります。

• 予約が取りやすい
• 「物滅」の考えに因んでいる

仏滅の引っ越しが不安な方、また仏滅の引っ越しを検討している方は以下の解説を参考にしてみてください。

予約が取りやすい

仏滅の日には引っ越し予約が取りやすく、結果として料金が抑えられる場合があります。縁起を気にする方も一定数はいるため、予約が比較的空きやすく、引っ越し業者も予約を受けやすい状況になっています。

ただし、大幅に料金が下がるわけではなく、他の日と比べわずかに予約が取りやすい程度でしょう。料金を抑えたい場合は、曜日や時間帯を調整する方が効果的です。

「物滅」の考えに因んでいる

もともと仏滅は「物滅」の意味をもち、「古いものがなくなり、新しいものが始まる」といった意味となります。古い住まいを出て新しい住まいへ移る引っ越しと、相性が良いとされています。

古い職場や人間関係、思い出をリセットし、新たな気持ちで新生活を始めるには、仏滅の日を選ぶと心機一転のスタートにつながるかもしれません。

仏滅の引っ越しは料金が安いって本当？【節約方法4選】

引っ越し日を仏滅にしたとしても、基本的に料金は安くなりません。そのため、引っ越し費用を節約するには、以下4つのポイントを押さえましょう。

• 午後便で予約する
• 休日・繁忙期を避ける
• 複数業者で相見積もりする
• フリー便で依頼する

引っ越し費用を抑えるなら、時期と時間帯の検討が大切です。一つずつ見ていきましょう。

午後便で予約する

一般的に、引っ越し業者は午前便と午後便でサービスを提供しています。午前便は人気が高く、依頼が集中しやすいため、料金が高めに設定されています。

一方で午後便は、午前便の進行具合によって開始時間が変動するため、料金が比較的安く設定される場合が多いです。

予約の取りやすさと料金の低さを考慮すると、午後便での予約がおすすめです。

休日・繁忙期を避ける

引っ越し業者の繁忙期は3月から4月頃で、この時期は料金が通常の2倍以上になることもあります。そのため、節約を考えるなら2月以前または5月以降が良いでしょう。特に5月以降は家賃相場も下がり、料金交渉もしやすくなるでしょう。

複数業者で相見積もりする

複数の引っ越し業者から見積もりを取りましょう。料金を節約する上で非常に効果的です。異なる業者間で価格競争が起こると、より低い料金を提示される可能性が高まります。

セーフリーでは価格面でも優良な業者を紹介していますので、ここから複数の業者に相談してみると良いでしょう。

フリー便で依頼する

フリー便とは、引っ越し時間を業者にお任せするプランで、利用すると料金がさらに安くなります。ただし、引っ越しの日程や時間に柔軟性が必要です。日程に余裕がある方にとっては、最もコストパフォーマンスの良い選択となるでしょう。

仏滅の引っ越しはなんとなく不安…縁起で考える4つの対策

いざ仏滅の日に引っ越しが決定しても「何となく不安…」と感じる方も多いでしょう。トラブルは焦りから生じることが多いため、まずは心のゆとりを持ちながらスケジュールを立てましょう。

そして、以下4つの対策により、安心して引っ越しを進めることができるでしょう。

荷物だけでも先に運んでおく

縁起の良い日に荷物を先に新居に運んでおくことをおすすめします。大きな家電や家具でなくても、日用品や大切なものを事前に運び入れるだけで、その日が正式な引っ越し日となり、仏滅の引っ越しを回避できます。

引っ越し日当日、精神的に落ち着いて作業が進められるでしょう。

玄関に盛り塩を置く

盛り塩は悪い気を浄化し、家全体の気の流れを良くする伝統的な習慣です。引っ越し当日またはその前に、新居の玄関や水回りに盛り塩を設置すると、家の中のエネルギーを清め、縁起が良くなると言われています。

仏滅の日に安心して新生活をスタートさせるため、検討してみましょう。

引っ越し前に新居で過ごしておく

新居で事前に一晩過ごす、または食事すると、その日が正式な引っ越し日となります。縁起の良い日に先に一日過ごすことで、仏滅を回避でき、精神的に落ち着くかもしれません。

新居近くの神社を参拝する

仏滅の日に引っ越す際は、新居の近くにある氏神神社に参拝するのもおすすめです。氏神は地域を守る神様としての役割をもち、新たな住居での健やかな生活を祈願することで、精神的な安定と前向きなスタートを切る助けとなります。

仏滅の引っ越しでも心穏やかに進められるでしょう。

引っ越しは仏滅の日も検討すべき！

今回は、引っ越しと仏滅の関係について解説しました。

仏滅は縁起が悪いと認識されていますが、引っ越し日を決める際には特に気にする必要がないことがお分かりいただけたでしょうか。むしろ、仏滅の引っ越しは予約の取りやすさの面で、メリットが大きいと言えます。

引っ越しの日取りや縁起でお悩みの方は、セーフリー掲載の業者にまずは相談してみましょう。費用面はもちろんのこと、お困りのポイントまで考慮し、最適な引っ越し日とプランを提案してくれますよ。ぜひお気軽にお問い合わせください！