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コウモリ駆除を免許無しやると法律違反!退治の際の相談先を徹底解説

2025.01.12 2025.01.12

 

本記事では、コウモリ駆除を自分でおこなうと違法となる理由や、駆除のために必要な免許などを紹介します。

「自宅や店舗にコウモリが棲み着いてしまって被害に悩んでいる」
「コウモリが自宅に棲みつかないようにするにはどうしたらいい?」

こんな悩み・疑問にお答え。コウモリは私たち人間にとって健康上さまざまな被害がある害獣ですが、自分で駆除したり捕獲したりすると鳥獣保護法に違反する恐れがあります。コウモリに悩んでいる方は、自分で駆除せずに必ず専門業者に依頼するようにしましょう。

また、記事後半では法律に違反せずに自分でできるコウモリ対策も紹介。ぜひ参考にしてください。

 

コウモリの駆除は必ず法律違反?ルールと必要な免許について

コウモリの免許

コウモリは害獣だが鳥獣保護法で保護されている

コウモリは、騒音や健康被害などさまざまな面から害獣と呼べますが、鳥獣保護法によって保護されているため、適切な許可や免許なしに捕獲・駆除すると違法となってしまいます

日本では、主にアブラコウモリ(イエコウモリ)という種類のコウモリが自宅に棲みつくケースが多いです。アブラコウモリは体長わずか4〜6cmと小さく、屋根裏や瓦の下、換気扇の隙間などのさまざまな箇所に巣を作ります。

野生のコウモリには様々な病原菌やダニが付着している上、フンに含まれている「ヒストプラズマ属菌」というカビの一種を吸い込むことによりヒストプラズマ症を引き起こすなど、健康にさまざまな悪影響があります。

自宅にコウモリが棲みついた場合は早急に捕獲・駆除すべきですが、適切な許可を取らずに自分で駆除をすると違法となる可能性が高いです。まずはプロに相談しましょう。

>>近くの頼れるコウモリ駆除業者を探して相談してみる

コウモリの駆除・捕獲にはさまざまな免許・申請が必要

自宅に棲みついたコウモリを駆除・捕獲するためには、以下のような免許と申請が必要となります。

  • 狩猟免許
  • 狩猟者登録
  • 捕獲許可証 など

忌避剤などを用いてコウモリを自宅から追い出すだけであれば特別な免許はいりません。しかし、コウモリ自体を実際に駆除・捕獲する際には、特別な手続きが必要となり、手間も費用もかかってしまいます

コウモリが自宅に棲みついた場合の対処法【免許なし!法律に触れない方法】

コウモリが自宅に棲みついてしまい、狩猟免許を持っていない方がとれる対処法としては以下の3つが挙げられます。

  1. 管理会社に相談する
  2. 専門業者に相談する
  3. 市役所に相談する

管理会社に相談する

コウモリがアパートやマンションなどの集合住宅に棲みついた場合、まずは管理会社に相談するのが適切な対処法です。

集合住宅では、ベランダを含めた共用部分や建物全体の管理は、基本的に管理会社の責任範囲となります。例えば、屋根裏や外壁の隙間にコウモリが侵入している場合、その修繕や駆除は個人ではなく管理会社が手配すべき対応といえます。また、費用も基本的に大家さんや管理会社が負担してくれます。

管理会社に相談する際には、発見場所や被害状況を具体的に伝えると、適切な対応が迅速に行われる可能性が高まります。特にコウモリは鳥獣保護管理法で保護されているため、適切な方法での駆除が必要です。

ただし、賃貸住宅であっても契約内容などによっては管理会社ではなく個人で対応しなくてはならないケースもあります。自分で専門業者を探して捕獲や駆除をしたり、再発防止策を打ったりする場合でも管理会社の許可なく進めると後々トラブルに発展する恐れも。

どのような状況であっても、まずは管理会社に相談すべきです。

専門業者に相談する

コウモリの駆除や対策を確実に行いたい場合、専門業者に相談するのも効果的な方法です。

コウモリは鳥獣保護管理法により保護対象となっているため、駆除には慎重な対応が求められます。専門業者は法律を遵守した駆除方法を熟知しており、捕獲や追い出し、侵入防止策を一貫して適切かつ合法的におこなってくれます。

また、業者はコウモリによる糞害や悪臭の除去、消毒作業も行うため、衛生的な問題も同時に解決できるはずです。業者に相談する際には、見積もりを複数取って料金やサービス内容を比較するのがおすすめです。

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市区役所に相談する

コウモリが自宅に棲みついた場合、市区役所に相談するのも一つの方法です。

自治体によっては、コウモリ駆除に関する情報提供やアドバイスを行っている場合があります

例えば、地域で認定された害獣駆除業者を紹介してもらえたり、駆除に必要な申請手続きについて案内を受けられたりするでしょう。また、一部の自治体では、駆除や防除の補助金制度が利用できる場合もあります。

ただし、市区役所自体が駆除作業を行うことは少なく、実際の対応は専門業者に依頼することが一般的です。そのため、業者は自分で探す必要があり二度手間となる可能性が高いので注意しましょう。

まずは自治体の窓口やホームページを確認し、コウモリ対策に関する情報を収集すると良いでしょう。

自分でできるコウモリ対策【駆除でなく追い払って法律遵守】

自分でできるコウモリ対策

自宅にコウモリが棲みついた際は、駆除ではなく追い払う形で対策をすれば法律を違反しないで済みます。法律を守りながら自分でコウモリ対策をするには、以下の4つの手順を実施しましょう。

  1. まずはコウモリの居場所を特定する
  2. 忌避剤を使用してコウモリを追い出す
  3. コウモリが棲みついた場所を清掃する
  4. 侵入経路を塞ぐ

1.まずはコウモリの居場所を特定する

コウモリ対策の第一歩は、コウモリが棲みついている場所を特定することです。

コウモリは夜行性であり、日中は屋根裏や壁の隙間など暗くて狭い場所を好んで休息します。夕方から夜にかけて出入りする様子を観察することで、侵入経路や居場所を見つけることが可能です。

また、糞が落ちている場所を確認することで、活動している範囲を把握できます。糞は小さく茶色っぽい形状をしており、パサパサとしている点が特徴です。軒下や換気扇、エアコン室外機などは特にコウモリが好んで生息するため、重点的に探ってみましょう。

特定作業を行う際には、直接コウモリや糞に触れると健康被害のリスクがあるため、手袋やマスクを着用し、慎重に行うことが大切です。

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2.忌避剤を使用してコウモリを追い出す

コウモリの居場所を特定した後は、忌避剤を使用して安全に追い出しましょう。コウモリを許可なく直接捕獲するのは違法ですが、忌避剤を使用しての追い出しは違法とはなりません。

市販のコウモリ用忌避剤は、コウモリが嫌う臭いや音を発する製品が多く、巣を放棄させるのに役立ちます。スプレータイプの忌避剤を巣の周囲や侵入経路に使用したり、超音波装置を設置して追い出すのが一般的です。

忌避剤の使用後はコウモリが全て退去したことを確認できたら、再侵入を防ぐために次のステップに進みましょう。

3.コウモリが棲みついた場所を清掃する

コウモリを追い出した後は、棲みついていた場所を徹底的に清掃することが必要です。

コウモリの糞や尿には細菌や寄生虫が含まれる可能性があり、放置すると健康被害を引き起こすリスクがあります。糞尿の清掃には、マスクや手袋を着用し、直接触れないようにすることが重要です。漂白剤やアルコールを使用して消毒することで、臭いや病原菌を取り除くことができます。

また、汚染がひどい場合は、専門業者に清掃を依頼することも検討しましょう。清掃を行うことで、衛生面を改善するとともに、再侵入の誘因を取り除く効果も期待できます

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4.侵入経路を塞ぐ

清掃が完了した後は、コウモリが再び侵入しないように侵入経路を確実に塞ぎます。

日本に生息しているアブラコウモリは2cm程度の小さな隙間からでも容易に入り込むため、外壁や屋根、換気口などを細かく点検し、すべての隙間を確認しましょう。

侵入経路を塞ぐためには、金網やパテ、コーキング剤を使うのが一般的です。特に、換気口には防虫ネットを設置することをおすすめします。

ただし、コウモリが建物内に残っている状態で隙間を塞ぐと閉じ込めることになるため、追い出しが完了したことを必ず確認してから作業を行いましょう。

法律の心配無し!コウモリ駆除を免許取得業者に依頼した場合の費用相場は?

自分でコウモリを駆除しようとすると、法律を違反するリスクがあります。その一方で、しっかりと必要な免許を取得している専門業者に依頼すれば、法律を違反する心配はありません。

コウモリ駆除を専門業者に依頼した場合の費用相場は、2万〜5万円程度となっています。自分で役所に申請を出して駆除しようとすると、駆除や清掃のための道具を揃える費用がかさみがちです。そのため、費用面でも手間面でも、自分で無理に捕獲・駆除しようとせずに専門業者に依頼するのがおすすめといえるでしょう。

コウモリ駆除の費用相場については、以下の記事も参考にしてください。

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コウモリ駆除業者の選び方【法律以外にもポイントあり!】

コウモリ駆除を依頼する業者を選ぶ際は、法律や規制を遵守していることを確認することが大切ですが、以下の4点にもしっかり着目しておきましょう。

  • 現地調査や見積もりが無料か
  • 状況に合った資格や免許を保有しているか
  • 費用が相場に合っているか
  • アフターサービスが充実しているか

現地調査や見積もりが無料か

コウモリの駆除業者を選ぶ際には、現地調査や見積もりが無料で提供されるかどうかを確認することが重要です。

現地調査では、コウモリの侵入経路、巣の場所、被害の範囲などを詳しく確認し、その状況に応じた適切な駆除方法を提案してもらえます。また、無料の見積もりサービスがあれば、料金を事前に把握し、他の業者との比較が容易になります。

コウモリ駆除においては現地調査が必要不可欠ですが、駆除業者によっては現地調査費用を別途請求する場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

特に、複数の業者に見積もりを依頼することで、適正価格やサービス内容を比較しやすく、より安心して依頼できるでしょう。

状況に合った資格や免許を保有しているか

コウモリ駆除は、鳥獣保護管理法などの法律を遵守しながら行う必要があるため、業者が状況に応じた資格や免許を持っているか確認することが重要です。

具体的には、狩猟免許はコウモリの捕獲・駆除のために必須です。また、防除作業監督署や環境衛生管理者などの免許を持っている業者であれば、より質の高いサービスが期待できるでしょう。加えて、コウモリ駆除には専門的な知識や技術が必要なため、業者の実績も確認しておきましょう。

費用が相場に合っているか

コウモリ駆除業者を選ぶ際には、提示された費用が相場に合っているかを確認することが大切です。

駆除費用は、被害の範囲や作業の内容によって異なりますが、一般的には一箇所あたり2万〜5万円が相場となっています。極端に高額または安価な見積もりには注意が必要です。

適正価格を把握するためには、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討するのが効果的です。また、見積もりの内訳を確認し、作業内容や追加費用の有無を明確にすることも重要でしょう。

アフターサービスが充実しているか

コウモリ駆除後に再発防止策をしっかりと行うため、アフターサービスが充実している業者を選ぶことも重要です。

アフターサービスには、駆除後の状況確認、再発防止のためのアドバイス、万一の再発時の対応などが含まれます。一部の業者では、一定期間の保証を提供し、その間に再発した場合には無償で対応してくれるケースもあります

アフターサービスがしっかりしている業者を選ぶことで、駆除作業後も安心して過ごせるはずです。

コウモリ駆除が法律に触れるか不安ならまずは業者に相談を!

本記事では、コウモリを駆除が違法となる理由や、合法的な駆除方法について詳しく解説しました。

コウモリが自宅やお店の建物に棲みついてしまった場合は、糞や尿などによる健康被害の恐れがあるため、早急な対処が必要です。しかし、許可なく自分で捕獲・駆除をすることは法律違反となり、罰金や懲役刑が課せられるリスクがあります。コウモリに悩まされている場合は、速やかに専門業者に相談するのがおすすめです。

セーフリーでは、コウモリ駆除の実績豊富な業者を多数掲載しています。コウモリの被害に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

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コウモリ駆除に関するよくある質問

  • Q. コウモリ駆除は自分でできる?

    A.

    狩猟免許を取得した上で役所から許可を得れば可能です。

  • Q. コウモリ駆除に利用できる助成金や補助金はある?

    A.

    コウモリ駆除など、コウモリの被害に対して自治体から補助金や助成金が出されることは残念ながらありません。(2025年1月現在)

  • Q. コウモリを捕獲するために必要な免許は?

    A.

    狩猟免許が必要です。免許を持っていない方が捕獲すると、100万円以下の罰金または1年以下の懲役が科される恐れがあります。

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