2024.11.06 2024.11.06
この記事では、蜂の巣駆除に使える補助金の利用条件や注意点について徹底解説していきます。
生活圏内に蜂の巣ができると、安心して暮らせないだけでなく刺されるなどの被害に遭うケースも出てきます。巣の駆除には費用がかかりますが、補助金を使えば費用負担を減らせるのがメリットです。
記事後半では、補助金が使えなくても駆除費用を抑えられるコツもご紹介。蜂の巣被害でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
蜂の巣の駆除には使える補助金はある?【一般的な利用条件】
刺されるとアナフィラキシーショックを起こす危険もある蜂は、巣を見つけたらなるべく早めに駆除しなければなりません。専門の業者へ依頼して駆除するのが一般的ですが、補助金も活用できれば自己負担額を抑えられます。
まずは、蜂の巣の駆除に使える補助金について、知っておくべき基礎知識をご紹介します。
- 対象区域内の巣のみが対象
- スズメバチのみ対象の自治体が一般的
- すべての自治体が実施しているわけではない
補助金を正しく活用するために、ぜひ各項目をチェックしておきましょう。
対象区域内の巣のみが対象
補助金の対象となる蜂の巣は、各自治体で指定している対象区域内にあるもののみです。自治体範囲内にあれば、どこにある巣も対象になるわけではありません。
「公共の場にある巣のみ」と指定されていたり、「個人の住宅にある巣のみ」「人どおりがある道路に面している巣のみ」などと指定されているケースもあります。
補助金の対象は、基本的に自治体の市区町村内にある土地や建物にある巣ですが、自治体によってはさらに詳細なルールが決められているため、事前にチェックしておきましょう。
スズメバチのみ対象の自治体が一般的
「蜂の巣」と言っても、蜂にはさまざまな種類があります。その中で、補助金の対象になるのは基本的にスズメバチのみ。スズメバチは非常に攻撃的で毒性も高く、住民の安全を脅かす存在だからです。
ただし、自治体によっては「スズメバチ等」を対象としていて、アシナガバチも含まれる場合があります。自治体それぞれで規定が異なるため、事前の調査が欠かせません。
また、蜂の巣の中でも、すでに蜂がいない古い巣は対象外です。
すべての自治体が実施しているわけではない
蜂の巣の駆除に使える補助金は、すべての自治体が実施しているものではありません。実施していない自治体もあるため、補助金の利用を考えているなら、住んでいる地域の自治体について調べておくと安心です。
蜂の巣駆除に使える補助金上限や補助割合どれくらい?
蜂の巣の駆除に使える補助金は、それぞれで上限額や補助割合が異なります。いくつか、例を見てみましょう。
自治体 | 補助上限額や補助割合 | 対象 |
---|---|---|
西東京市 | 巣1つあたり1万円(上限額)または駆除作業費用の2分の1の、いずれか少ない方 | スズメバチの巣のみ |
青梅市 | 駆除作業費用の2分の1で、上限額1万円 | スズメバチ類、アシナガバチ類、ミツバチ類の巣 |
宇和島市 | 上限額1万円/補助割合は駆除作業費用の2分の1 | スズメバチやアシナガバチの巣 |
印西市 | 駆除作業費用の2分の1以内で、補助上限額5万円 | スズメバチの巣のみ |
このように、補助金額や対象となる巣は各自治体によってさまざまです。
蜂の巣駆除の補助金を使う際の注意点
注意したいのは、自治体が指定した業者への依頼のみが補助金の対象になるケースがある点です。業者へ駆除依頼した後だと、補助金が使えない場合があります。
補助金の利用を考えているなら、業者を探す前に自治体の補助金の利用条件などをチェックしましょう。業者が指定されているなら、依頼先を探す手間が省けるメリットもあります。
蜂の巣駆除の補助金がない場合の「自治体サポート例」
自治体によっては、蜂の巣の駆除に使える補助金が用意されていないケースもあります。ただし、蜂の巣があると危険なため、さまざまなサポートを用意している自治体もあります。
- 無料での駆除対応
- 駆除作業で使う防護服の貸し出し
- 業者の紹介
サポートの例として、上記の内容をご紹介します。
無料での駆除対応
補助金ではなく、無料で駆除対応してくれる自治体もあります。自治体や委託された業者により駆除してもらえますが、スズメバチの巣が対象になるケースが多いです。
ただし、一部費用を負担する必要がある自治体もあります。多少費用がかかるとは言え、依頼先を探す手間はかからないため、駆除対応してくれる自治体なら基本的にお任せしてしまったほうが効率的でコスパも良いことが多いでしょう。
駆除作業で使う防護服の貸し出し
危険な毒針を持つ蜂を駆除する際には、防護服の着用が欠かせません。長袖長ズボンなどで肌を守っていても、防護服なしでは毒針が刺さる危険があるためです。
ただし、本格的な防護服は、十数万円ほどかかる高価なアイテム。たった一度の蜂の巣の駆除のために購入するのは抵抗がある方が多いでしょう。
そこで、防護服の貸し出しを実施している自治体もあります。3~4日借りられるケースが多いため、余裕を持って駆除作業に臨めます。
業者の紹介
無料での駆除や補助金の用意がない自治体でも、駆除業者を紹介してもらえる場合があります。数ある業者の中から最適な業者を選ぶ手間が省けるため、依頼先が見つかっていないなら紹介してもらうと良いでしょう。
依頼先を決める際は、いくつかの業者を比較検討して最適な1社を見つけるのもオススメです。紹介された業者に依頼するのも良いですが、自宅近くの業者や希望に沿う業者をいくつかピックアップしてみましょう。
蜂の巣駆除の補助金が使えない!費用を抑えるコツ5つ
蜂の巣駆除の補助金が使えなくても、費用を抑える方法はあります。
- 自分で駆除する
- 集合住宅なら管理会社に相談する
- 巣が小さいうちに業者へ依頼する
- 複数の業者から見積もりを取る
- ミツバチの場合は養蜂場への相談も
ここでご紹介するコツは5つあるので、状況に合う方法を選んで実践してみてください。
自分で駆除する
自分で駆除できれば、費用を大幅に抑えられます。自分で駆除する際は、防護服を必ず着用し夜間に作業しましょう。また、懐中電灯には赤いセロハンを貼り、蜂を刺激しないようにします。
- 陽が落ちてから2~3時間後以降になったら、静かに巣に近付く
- 巣に向けて殺虫スプレーを数分間噴射する
- 蜂がいなくなったら巣を落としてゴミ袋に入れる
- 巣があった場所に殺虫スプレーを散布する
殺虫スプレーは複数本用意しておき、連続で噴射し続けるのがポイントです。駆除後の蜂の死骸は、直接触ると毒針が刺さる恐れがあるため、ほうきやちりとりなどを使って除去しましょう。
ただし、巣が大きかったり蜂が多かったり、過去に蜂に刺された経験があったりする場合は自分での駆除は大変危険です。業者へ依頼する方法を検討しましょう。
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集合住宅なら管理会社に相談する
マンションやアパートで蜂の巣を発見した場合は、まず管理会社に相談します。廊下などの共有スペースならば、管理会社側で駆除してくれるケースが多いためです。
巣が小さいうちに業者へ依頼する
費用を抑えるなら、なるべく巣が小さく蜂が少ないうちに駆除するのがベストです。春頃から活動を始める蜂は、6月頃から徐々に数を増やし、巣も大きくなっていきます。
巣を見つけてすぐに業者へ依頼すれば、出費を抑えられます。
複数の業者から見積もりを取る
1社だけから見積もりを取っても、それが高いのか安いのか判断が難しいです。そこで、複数の業者から見積もりを取り、比較してみましょう。
相見積もりを取ることで相場を把握しやすくなり、サービス内容と価格とのバランスを見ながら最適な業者を選びやすくなります。
ミツバチの場合は養蜂場への相談も
ミツバチの巣があるなら、業者ではなく養蜂場へ相談するのもひとつの手です。養蜂場なら巣を引き受けてくれる可能性があるため、近くに養蜂場がないか調べてみましょう。
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蜂の巣駆除の補助金適用外!敷地内なら優良業者に相談を
蜂の巣の駆除でぜひ活用したい補助金ですが、すべての自治体で実施しているわけではありません。ただし、補助金の用意がなくても、防護服の貸し出しや業者の紹介などのサポートがあるケースも多いため、蜂の巣を見つけたら、まず自治体に相談してみると良いでしょう。
蜂の巣の駆除には危険が伴うため、特にスズメバチの場合は自力での駆除はオススメできません。刺されるとアナフィラキシーショックを起こす危険もあるため、自治体に相談したり専門の業者へ依頼したりして駆除してもらいましょう。
蜂の巣駆除の業者を探す際は、セーフリーをご利用ください。多数の業者が掲載されているので、相見積もりを取りやすくなっています。
複数者を比較検討して、1日も早く蜂の巣を駆除しましょう!
蜂の巣の駆除に使える補助金に関するよくある質問
-
Q. 蜂の巣の駆除に使える補助金はどの蜂でも対象になる?
A.基本的にはスズメバチが対象です。ただし、自治体によってはアシナガバチやミツバチも対象になる場合があります。
-
Q. 蜂の巣駆除の補助金はどこの自治体でも実施している?
A.蜂の巣駆除の補助金は、実施している自治体と実施していない自治体があります。
-
Q. 補助金なしで蜂の巣駆除費用を抑える方法は?
A.補助金なしで蜂の巣駆除費用を抑える方法は、下記5つです。
・自分で駆除する
・集合住宅なら管理会社に相談する
・巣が小さいうちに業者へ依頼する
・複数の業者から見積もりを取る
・ミツバチの場合は養蜂場への相談も
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