2024.08.03 2024.09.02
今回は、ゴキブリ駆除にバルサンは効果があるのか徹底解説します。
1匹見つけたら100匹潜んでいると言われるゴキブリ。家中のゴキブリを駆除するため、バルサンの使用を考えている方も多いでしょう。
本記事では、効率的な使用方法や自分が使うべきバルサンの種類がわかります。記事後半では、バルサン使用時の注意点も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
バルサンはゴキブリに効果あり!【卵には効かない】
バルサンは、日本の家庭で広く使用されているくん煙タイプの殺虫剤で、ゴキブリ駆除の定番アイテム。使い方も簡単で、製品をセットし煙を発生させることで、家中の隠れたゴキブリを一気に駆除できます。また、ゴキブリだけでなく、ダニやノミといったその他の害虫にも効果が期待できるのです。
バルサンのメリットは、煙が部屋の隅々まで行き渡り、普段掃除が難しい場所に潜む害虫まで駆除できる点。しかし、注意点としてバルサンはゴキブリの卵には効果がありません。
卵はバルサンの煙や成分に対して耐性があるため、卵から孵化した後の再発生を防ぐためには、繰り返しの使用や他の対策も必要です。ゴキブリの卵と成虫をまとめて駆除したいなら、駆除業者への依頼も検討しましょう。
ゴキブリ駆除に使用できるバルサンの種類【使い分けたい3タイプ】
ゴキブリ駆除に効果的なバルサンは、用途や環境に応じた3つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解し、使用環境に応じたタイプを選びましょう。
煙タイプ:拡散力と強い効力が特徴
煙タイプのバルサンは、他のどのタイプよりも強力な効果を発揮します。特に一戸建て住宅では、広範囲にわたって強力な煙が行き渡るため、ゴキブリを徹底的に駆除するなら煙タイプがおすすめ。
使用時は煙が発生するため、家族やペットは避難してください。短時間で効果が得られるのもメリットでしょう。
効果の範囲としては、6〜8畳用、12〜16畳用などのラインナップがあるため、部屋の広さに合うタイプを選んでください。
霧タイプ:煙が出ないため賃貸住宅におすすめ
霧タイプのバルサンは煙を発生させないため、賃貸住宅やマンション、アパートでの使用に向いています。隣人への配慮が必要な場合でも、安心して使えるのが特徴。
効果は煙タイプに比べ若干劣るものの、臭いが少なく、香り付きのバリエーションもあるため、使用後の不快感が少ないのがメリットです。短時間で使用できるため、手軽にゴキブリ対策したい方におすすめです。
水タイプ:煙・臭いが少ないタイプ
水タイプのバルサンは、煙タイプと霧タイプの中間的な位置づけ。築浅で気密性の高いマンションなどでは、煙タイプの使用が難しい場合があり、水タイプが役に立ちます。
発生する煙の量が少なく、火災報知器が誤作動するリスクも低いため、安心して使用できるでしょう。全体的に効果は強くありませんが、特定の状況で適応できる点が魅力です。
バルサンでゴキブリを効率的に駆除するコツ【6つのポイント】
バルサンはゴキブリ駆除に使えるアイテムですが、効果を最大限に引き出すには、使用方法に工夫が必要です。ここでは、バルサンを効果的に使ってゴキブリを駆除するポイントを紹介します。
- 使用時は部屋を閉め切る
- 家全体でバルサンを使用する
- 家具・家電が少ないタイミングで使用する
- 間隔を空けて2回使用する
- 引き出し・クローゼットは開けておく
- 気温20℃・夜間に使用できればベスト
バルサンを使用する前に、チェックしてください。
使用時は部屋を閉め切る
バルサンを使用する前に、部屋を完全に閉め切りましょう。ドアや窓を開けたままでは、発生した煙や霧が外に逃げてしまい、駆除効果が十分に発揮されません。
隙間がある場合は養生テープなどでしっかりと封をし、薬剤が部屋中に行き渡るようにしましょう。
部屋を締め切ることで、ゴキブリが隠れている家具の裏や隙間まで効果を及ぼします。
家全体でバルサンを使用する
バルサンは家全体で使用しましょう。部分的に使用すると、ゴキブリが他の部屋へ逃げ込んでしまう可能性があります。家全体にバルサンを行き渡らせることでゴキブリが逃げ場を失い、駆除効果が向上します。
住宅の広さに合わせ適当量のバルサンを用意し、全ての部屋で同時に使用すると良いでしょう。
家具・家電が少ないタイミングで使用する
引っ越し前や部屋が空いている時期にバルサンを使用するのも効果的です。家具や家電が少ない状態であれば、煙や霧が部屋全体に均等に行き渡りやすくなります。
障害物が少ないと、駆除効果が最大限に発揮されるだけでなく、事前に家具や家電を保護するための養生作業も省けるのがメリットです。
引っ越し時なら、新居に入る前にバルサンを使用しておくと、ゴキブリの発生を防ぐ予防効果も期待できます。
間隔を空けて2回使用する
バルサンはゴキブリの成虫を駆除するアイテムで、卵には効きません。卵は硬い殻に守られているため、煙や霧の薬剤が届かないのです。
最初のバルサン使用後に孵化する幼虫を駆除するため、2週間から1ヶ月後に再度バルサンを使用すると良いでしょう。成虫と孵化した幼虫を確実に駆除し、再発生を防げます。
引き出し・クローゼットは開けておく
ゴキブリは暗くて狭い場所を好むため、クローゼットや引き出しの中に潜んでいるパターンもあります。バルサンを使用する際は、収納場所を開けておくことで、薬剤が隅々まで行き渡りやすくなるでしょう。
また、衣類やカバンなどは事前に取り出し、汚さないように注意してください。大きな荷物や移動が難しい家具は、カバーをかけて保護しましょう。
気温20℃・夜間に使用できればベスト
ゴキブリは気温が高くなると活発になるため、効果的に駆除するには気温20℃前後のときにバルサンを使用すると良いでしょう。
さらに、夜行性のゴキブリは夜間に活動が活発になるため、バルサンを使用するタイミングとしては夜間が理想的です。
ゴキブリ駆除にバルサンを使用するときの注意点
ゴキブリ駆除でバルサンを使用するときは、以下5つの注意点を把握しておきましょう。
- 火災警報器・煙探知機の電源は切っておく
- 外出時に使用する
- 電子機器・食器はカバーをかける
- 使用後は換気を徹底する
- バルサンに永続的な効果はない
バルサンが原因で思わぬトラブルが起こらないよう、一つずつ見ていきましょう。
火災警報器・煙探知機の電源は切っておく
バルサンは煙や霧を発生させてゴキブリを駆除するため、火災警報器や煙探知機が誤作動を起こす可能性があります。そのため、使用前にこれらの機器の電源を切るか、ビニールや布で覆うなどして誤作動を防止しましょう。
煙タイプや水タイプのバルサンは火災警報器に影響を与えやすいので、しっかりと養生する必要があります。また、霧タイプを使用する場合は、ガス警報器の誤作動にも注意しましょう。
外出時に使用する
バルサンの使用中は薬剤が空間に充満するため、家族やペットは別の部屋や家の外に避難させておくと安全です。子どもやペットは薬剤の影響を受けやすいため、外出するタイミングでバルサンを使用するのが理想的でしょう。
また、魚類や昆虫類、植物も薬剤に敏感なので、避難させるかしっかりとカバーをかけて保護してください。
電子機器・食器はカバーをかける
バルサンの薬剤が精密機器や食器に直接かかると、故障や汚染の原因になるかもしれません。テレビやパソコン、ゲーム機、電子レンジなどの電子機器には、必ずカバーをかけて保護しましょう。
エアコンや空気清浄機も同様に、電源を切っておく必要があります。また、食器や調理器具も薬剤の影響を受けないよう、カバーなどで覆って守りましょう。
使用後は換気を徹底する
バルサン使用後は、部屋中に充満した薬剤を確実に換気しましょう。窓やドアを開けて新鮮な空気を取り入れ、薬剤の成分を排出します。換気時間はバルサンの種類によって異なるため、必ず説明書を確認し、適切な時間を守ってください。
また、使用後は部屋中を徹底して掃除しましょう。フローリングやカーペットにはゴキブリだけでなく、他の害虫の死骸も落ちている可能性があります。掃除機をかけたり、カバーをしていなかった家具を拭き掃除したりして、残留物を取り除きましょう。
バルサンに永続的な効果はない
バルサンを使用した後の効果は一時的なものであり、永続的な駆除効果は期待できません。使用後しばらくはゴキブリを退治し寄せ付けない効果がありますが、時間が経つと効果は薄れていきます。
バルサンで駆除しきれなかった卵が孵化し、新たなゴキブリが発生する可能性があるため、定期的に使用すると良いでしょう。
外部からゴキブリが侵入してくることも考えられるため、侵入経路を遮断する対策も併せてすると効果的。
バルサンを使った駆除だけでなく、他の駆除方法や予防策も取り入れて、総合的なゴキブリ対策が大切です。
ゴキブリ駆除にバルサンは効果あり!完全駆除なら業者依頼がおすすめ
今回は、ゴキブリ駆除にバルサンは効果的なのか解説しました。
バルサンはゴキブリ駆除に一定の効果が期待できますが、色々と制約がある上に完全駆除は難しいかもしれません。ゴキブリを全滅させるには、成虫以外に卵の駆除も必要なので、駆除業者に任せるのが最も確実でしょう。
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バルサンはゴキブリに効果あり?タイプによる特徴・効率的な使用方法を解説のよくある質問
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Q. バルサンを使用するとゴキブリは逃げる?
A.ゴキブリは別の部屋に逃げ出そうとします。部屋を閉め切って逃げ道をなくすと、効果的に駆除できるでしょう。
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Q. ゴキブリの活動時間にバルサンを使用すべき?
A.ゴキブリは夜行性なので、夜間の活動中に使用すると効率的です。
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Q. バルサンは人体やペットに影響ない?
A.人体やペットに影響するかもしれないので、使用前に別の部屋に移動するか、外に避難させましょう。