ハクビシンを駆除したあと

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ハクビシンの駆除方法完全版!自力退治の手順からお得な業者の選び方まで

2024.01.09 2024.01.09

「家にハクビシンが棲みついて困っている」
「自宅周辺でハクビシンを見かけた…!」

こんなときは、早急に駆除・対策し、被害を抑えることが大切です。ハクビシンを放置するのは危険で、思わぬ被害を受ける可能性があるためです。

そこで本記事では、ハクビシンの駆除方法と対策について徹底解説。自力でできる駆除方法から、業者依頼するときの選び方まで、幅広く解説しています。ぜひ本記事を参考に、ハクビシンの対策を進めてみてください。

ハクビシンの駆除前に!【特徴・生態を知り効率的に退治】

ハクビシンを駆除するとき

ハクビシンを効率的に駆除するには、特徴や生態を知っておくことが大切です。

体長 約90cm〜110cm
体重 約3kg〜4kg
特徴 ・夜行性
・雑食
・ため糞
・複数の隠れ家を持つ
・木登り/綱渡が得意
・8cm程度の隙間があれば侵入できる

 

食性・性格・繁殖力

ハクビシンは雑食性で、多岐にわたる食物を摂取する生き物です。そのため、各地で農作物への被害が頻繁に報告されています。

また、人間に対して警戒心が強いため、薄暗い場所や高いところを好みます。床下、屋根裏、水辺の近くなど、人間の住居や周辺にも容易に適応。屋根裏や壁の隙間を抜けて侵入し、居住スペースを確保するのです。

さらにハクビシンは一年中繁殖期で、一度に1~5匹の子供を産み、繁殖力が非常に高いです。子どもの鳴き声が天井裏や屋根裏から聞こえる場合、ハクビシンが棲んでいる可能性が高いと考えられます。

行動パターン・習性

また、ハクビシンは非常に優れた運動能力を持ち、木登りや壁登り、垂直ジャンプなどを駆使して移動します。夜行性であり、昼間は落ち着いていますが、夜になると活動を開始し餌を求めて行動します。

この行動パターンから、夜間に異音や活動の兆候を察知できることがあるでしょう。

さらに、ハクビシンは「ため糞」の習性を持ち、同じ場所に糞を溜めることで特有のニオイを放ちます。糞による異臭は、ハクビシンが棲んでいるサインとして捉えることができ、また糞によって建物内にシミができることも。

このような兆候を見逃さないことが、早期発見と駆除への第一歩です。

ハクビシンを駆除する4つの方法【自力で退治】

ハクビシンを駆除している最中

ハクビシンを駆除するときは、専門の業者に依頼するのがベストです。しかし、「自分で出来ることはしたい」「自力で退治できる方法があれば知りたい」といった方もいるでしょう。

そんなときは、以下4つの方法を試してみましょう。

  • 大きな音で驚かす
  • 忌避剤(駆除剤)を使用する
  • 燻煙剤を使用する
  • 自治体・市役所の許可をとり駆除する

①大きな音で驚かす

ハクビシンは臆病な性格をしており、予期せぬ大きな音に敏感に反応します。爆裂音、オオカミの遠吠え、銃声、爆竹、ブザー音など、意図的に大きな音を発することで不快感を与え、その場所から離れさせることができます。

さらに詳しく知りたい方はこちら

ただし、この方法は一時的な効果であり、持続的な駆除には向いていません。また、近隣住宅との騒音問題に発展しないよう、注意が必要です。

②忌避剤(駆除剤)を使用する

ハクビシンを自力で駆除するための対策として、忌避剤の使用が有効的です。ハクビシンは唐辛子、ニンニク、ハッカ油、木酢液などのニオイを嫌うことから、これらのニオイを発する忌避剤を散布することで退治できる可能性があります。

ただし、同じニオイを長時間発生させているとハクビシンがニオイに慣れてしまいます。そのため、定期的にニオイの種類を変えるか、再度散布を行うなど、効果を持続させる工夫が必要です。

また、忌避剤は活動範囲や巣周辺に設置し、ハクビシンを家の外に導きましょう。

③燻煙剤を使用する

ハクビシンを自力で退治する方法の一つとして、燻煙剤の使用も覚えておきましょう。燻煙剤とは、害虫や害獣を追い払うために使用される薬剤です。嫌なニオイを放つ煙を発生させることで、ハクビシンを追い払う仕組みです。

燻煙剤は害獣駆除の専門業者も使用することがあり、自力で退治する方法としては有効かつ比較的簡単でしょう。

ただし、ハクビシンの子供がいるときに燻煙剤を使用すると、親は子供を煙から遠ざけるために、移動させようとします。そして、そのまま子供が死んで腐敗してしまうケースも。

そのため、燻煙剤を使用する際はハクビシンの子供がいないとき、または駆除の専門家に相談するなど、慎重に行動することが求められます。

④自治体・市役所の許可をとり駆除する

そもそも、ハクビシンは「鳥獣保護管理法」によって保護されている動物であるため、個人が無許可で駆除や捕獲を行うことは法律で禁じられています。

自力で捕獲、駆除行為を行う場合は自治体や市役所に相談し、必要な許可を取得しなければいけません。

多くの自治体では、ハクビシンを含む野生動物の駆除に関して、専門的なアドバイスや支援を提供しています。また、駆除を行うにあたって必要な手続きや、許可の取得方法についても案内を受けることができます。

この際、地域によっては野生動物の駆除に関する補助金や支援制度が設けられている場合があり、制度を利用することで、費用の負担を軽減できる可能性があります。

ハクビシン駆除後に必須の対策【もう寄せ付けない!】

ハクビシンを駆除する瞬間

ハクビシンを駆除できたら、次は寄せ付けない対策が必須。家に侵入させないためには、次の4点を徹底しましょう。

  • 糞尿・巣を始末する
  • 殺菌・消毒・害虫駆除を徹底する
  • 侵入経路を塞ぐ
  • 家の中と周辺を清潔に保つ

退治しただけでは、ハクビシンは何度でも近寄ってきます。寄せ付けないために、以下の解説を参考にしてください。

糞尿・巣を始末する

まず最初の対策として、ハクビシンが残した糞尿・巣を始末することです。糞尿や巣を放置することは、悪臭や建材の腐敗だけでなく、他のハクビシンを惹きつける原因にもなります。

そのため、徹底的に清掃し糞尿と巣材を除去しましょう。清掃する際は適切な保護具を着用し、糞尿に直接触れないよう注意が必要です。

殺菌・消毒・害虫駆除を徹底する

ハクビシンを寄せ付けないためには、棲みついていた場所の殺菌・消毒・害虫駆除も徹底しましょう。ハクビシンが残した糞尿や巣、また害虫や病原体を徹底的に取り除き、健康リスクを最小限に抑えるためにも必須の対策です。

ハクビシンの糞尿にはさまざまな病原体が含まれており、アレルギーや感染症を引き起こすことがあります。また、巣やハクビシンの体にはダニやノミなどの害虫が発生することもあり、家の中に広がることでさらなる健康リスクを生じさせます。

そのため、駆除後は速やかに殺菌・消毒作業を行い、これらのリスクを根本から断つことが重要です。

侵入経路を塞ぐ

ハクビシンを駆除した後、再侵入を防ぐためには侵入経路を塞ぐことが必須の対策となります。ハクビシンが侵入した経路を特定し、物理的に封鎖することで、再侵入を防ぎます。

ハクビシンは柔軟な体と優れた運動能力を生かし、小さな隙間や穴からも侵入してきます。したがって、駆除作業後は侵入できそうな全ての場所をくまなく調査し、穴や隙間を確実に塞ぎましょう。屋根裏や床下、壁の隙間、換気口、配管周辺などがよくある侵入口です。

侵入経路を塞ぐには、金網やシリコンなどを使用します。金網は広い範囲の穴や隙間を塞ぐのに適しており、ハクビシンが噛み破けないため効果的です。一方、小さな穴や隙間は、シーリング材などを使用すると良いでしょう。

家の中と周辺を清潔に保つ

ハクビシンを駆除した後、再び侵入させない環境にするために、家の中と周辺を清潔に保ちましょう。

まず家の中では食べ物を適切に保管し、ゴミは密封された容器に入れて処理してください。ハクビシンは食べ物やゴミを目当てに侵入することが多いため、食料となるものを取り除くことが大切です。

また、床やキッチン周りも清潔に保ち、食べこぼしや食材の残りがないようにしましょう。

次に、家の周辺は庭の手入れを定期的に行い、草木を適切に管理します。特に、家の壁や屋根に接触する枝は、ハクビシンの侵入経路となり得るため、必要なければ除去しましょう。

そのほか、屋外に食べ物やペットフードを放置しない、ゴミ箱をしっかりと蓋で覆うことも徹底してください。

ハクビシンの駆除は自力だと難しい?その理由とは

ハクビシンを駆除する前

ハクビシンの駆除を自力で行うことは、一見経済的で手軽に思えるかもしれませんが、実際は多くの困難が伴い、時間やコスト、効果の面で不利な点が多いです。

その理由について、以下で詳しく解説します。

効果が一時的になる

まず、自力での駆除方法はほとんどが一時的な効果に留まります。例えば、音やニオイを使った方法はハクビシンを一時的に追い払うことはできますが、すぐに慣れてしまい、また同じ場所に戻ってくる可能性が高いです。

自力で継続的な対策をとることは、精神的・物理的にも大きな負担になりがちです。

再発防止が難しい

次に、再発防止が難しいという点が挙げられます。ハクビシンは順応性が高く、あらゆる場所から侵入してくる害獣です。そのため、一度駆除して完全に再侵入を防ぐには、家全体の隙間を塞ぐなど、専門的な知識と技術が必要となります。

これらを自力で行うには膨大な時間と労力がかかり、それでいて確実な結果を得る保証はありません。

感染症などのリスクがある

さらに、ハクビシンを駆除するときは感染症などの健康リスクが伴います。前述した通り、ハクビシンの糞尿はさまざまな病原体が含まれていることがあり、駆除を行うことは感染症のリスクを高めることになります。

また、間違った駆除方法はハクビシンにストレスを与え、攻撃的になる可能性も考えられるでしょう。

ハクビシン駆除はやはり業者依頼がベスト【費用相場は?】

ハクビシンを駆除するか検討中

ハクビシンの駆除に関しては、難易度、法的規制、そして健康リスクを考慮すると、専門の業者に依頼するのが最も確実かつ安全な方法と言えます。

ハクビシン駆除の一般的な費用相場は、数万円から10万円程度です。しかし、被害が大きい場合や敷地面積が広い場合は、10万円から30万円程度かかることもあります。

駆除費用の決定要因

ハクビシンの駆除費用は、以下の工程が決定要因となります。

  • 追い出す費用
  • 捕獲器の設置
  • 捕獲/回収処理
  • 巣の回収/清掃
  • 殺菌消毒処理/ノミ・ダニの殺虫駆除処理
  • 被害箇所の修復処理/侵入口の封鎖工事など

業者によって作業内容や使用する機材、薬剤も異なるため、それぞれの工程にかかる費用に差があります。また、作業範囲の広さ、作業の難易度や被害状況、侵入口の数など、駆除費用に影響を与える要素は多岐にわたります。

対象範囲が広いほど、燻煙剤や消毒薬の使用量が増え、作業人員も必要になるため、範囲によって費用が変わることを理解しておきましょう。

ハクビシンを駆除せずに放置したら危険!想定される被害とは

ハクビシンを駆除するか考え中

ハクビシンを駆除せずに放置したら、以下のようなさまざまな被害を受ける可能性があります。

  • 感染症などの健康被害
  • 建材・断熱材の損傷
  • 畑が荒らされる

思いもしない大きな被害につながることもあります。どのような被害が起こりうるのか、この機会に覚えておきましょう。

感染症などの健康被害

ハクビシンを放置する最大のリスクは、感染症などの健康被害です。ハクビシンは糞尿を通じてさまざまな病原体を拡散し、人間が感染症を引き起こす可能性があります。

また、ハクビシンの巣や体には、ダニやノミが付着していることが多く、家庭内に拡散することでアレルギー反応や皮膚疾患などを引き起こすことも考えられます。

建材・断熱材の損傷

建材や断熱材の損傷も深刻な問題です。ハクビシンは巣作りのために建材や断熱材を引き裂くことがあります。これにより、家の断熱性が損なわれ、冷暖房の効率が低下するだけでなく、結露やカビの原因ともなります。

また、ため糞の習性で一箇所に糞が溜まることにより、建材が腐敗し天井が抜け落ちるといった事例も。さらに、ハクビシンが電気配線を噛むことで損傷し、火災のリスクを高めます。

畑が荒らされる

農作物への被害も無視できません。ハクビシンは果実など農作物を食料とするため、家庭菜園や畑で大きな損害をもたらすことがあります。被害は収穫量の減少や品質の低下に直結し、農家にとっては経済的なダメージとなるでしょう。

ハクビシン駆除が得意な優良業者の選び方【4つのポイント】

ハクビシンの駆除に成功したあと

ハクビシン駆除を検討する際、業者選びが駆除のクオリティと費用に関わってきます。高額な費用を請求する悪徳業者も存在するため、信頼できる優良業者を選べるようにしましょう。

  • 現地調査・見積りを実施しているか
  • 作業内容・駆除料金が明確か
  • 実績・口コミは豊富か
  • 保証を提示しているか

優良業者を見分けるための4つのポイントを押さえ、最適な業者を選びましょう。

①現地調査・見積りを実施しているか

まず、業者を選ぶときは「現地調査・見積りを実施しているか」を確認します。ハクビシンの被害状況や侵入経路は建物によって大きく異なるため、現地調査を行い、その家に最適な対策を提案する業者は信頼性が高いです。

また、調査を基にした正確な見積りを提示することは、後に予期せぬ追加費用が発生することを防ぎます。

②作業内容・駆除料金が明確か

次に「作業内容・駆除料金が明確か」といった点に注目します。優良業者は駆除に必要な作業内容・料金を明確に提示します。どのような駆除方法を採用し、どれくらいの期間・費用がかかるのかを事前に把握できると、安心して依頼することができます。

③実績・口コミは豊富か

業者の実績・口コミを確認することも重要なポイントです。実際にその業者を利用した人々の声や、過去の成功事例は業者選びの大きな手がかりになります。

特にハクビシン駆除に特化した豊富な実績がある業者は、高い技術力と経験を持つ証拠です。

④保証を提示しているか

保証を提示しているかどうかも確認しましょう。優良業者は通常、施工後の再発に備えた保証を提供します。これにより、万が一ハクビシンが再侵入した場合でも、追加費用なしで再駆除を行ってくれるため、長期的な安心感が得られます。

ハクビシンの駆除はプロに任せるのがキホン!

いかがでしたでしょうか。ハクビシンを自力で駆除する方法から対策まで、お分かりいただけたかと思います。

ハクビシンは自力でも駆除可能ですが、確実性に欠けます。また、怪我や感染症などのリスクも考えられるため、やはりベストな選択はプロの駆除業者に依頼することです。

駆除業者に依頼することで、リスクを負わずに駆除から再発防止対策まで完結できます。セーフリーでは優良業者を多数紹介していますので、ぜひご活用ください。

ハクビシンの駆除方法完全版!自力退治の手順からお得な業者の選び方までのよくある質問

  • Q. ハクビシンの被害を抑えるためには?

    A.

    とにかく早く追い出すこと、そして侵入させないことが一番大切です。

  • Q. ハクビシンが数匹棲みついている可能性もある?

    A.

    ハクビシンが家に棲みついている場合、一匹だけとは限りません。

  • Q. 許可なくハクビシンを駆除したらどうなる?

    A.

    ハクビシンは鳥獣保護法で守られているため、許可なく駆除すると1年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられます。

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