2025.04.01 2025.05.12
この記事では、室外機に作られた蜂の巣の駆除方法について徹底解説します。
「自力で室外機の巣を撤去するのは難しい?注意すべきポイントは?」
「室外機の蜂の巣駆除費用は特別高い?」
「駆除するまで、部屋のエアコンは使って大丈夫?」
といった疑問をお持ちの方も必見の内容です。
特に、ベランダや玄関周辺など、よく通る場所の近くの室外機に巣をつくられてしまうと危険を感じる機会も多いでしょう。自力ですぐ巣を撤去しようと試みる方もいますが、リスクも高いです。そこで、具体的な室外機内部のハチの巣処理手順から、記事後半では、業者依頼時の費用を安く抑えるコツまで丁寧にご紹介。
ハチ被害でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
エアコン室外機の蜂の巣はアシナガバチの可能性大!即駆除の必要性と判断基準
エアコンの室外機に蜂の巣ができると、知らずに近づいて刺されるリスクがあるため放置は絶対にNGです。特に巣を作りやすいのはアシナガバチで、春から夏にかけて室外機の内部や周囲が巣作りの標的になりやすくなります。
まずはなぜ室外機が狙われるのか、生活にどんな支障が出るのか見ていきましょう。
室外機に巣が作られる理由
アシナガバチは春になると女王蜂が1匹で巣作りを始め、安全で静かな場所を探して飛び回ります。直射日光を避けられ、雨風の影響も受けにくい場所が標的となるため、エアコンの室外機内部やカバーの隙間はまさに理想的な巣作りスポット。
蜂は少しの隙間からでも侵入できるため、室外機の通風孔や裏面の穴などに気づかないうちに巣を作られてしまうケースも珍しくありません。
巣が小さいうちは働き蜂が少数で活動も控えめですが、放っておけば数日〜数週間で急激に蜂の数が増加し、危険性が高まります。
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生活に支障をきたすケース
蜂の巣が玄関やベランダに近い場所の室外機にできてしまうと、日常生活にも支障が出てきます。第一に、外出や洗濯物を干すたびに蜂を刺激するリスクがあるでしょう。
また、蜂は人目につかない配管カバーなどから室内に入り込むケースもあり、知らないうちに部屋の中で飛び回っているケースもあります。
万が一刺された場合は激しい痛みを感じるでしょう。
アナフィラキシーショックなど、命に関わる重大な症状を引き起こす危険性も!
さらに巣を放置してエアコンを運転すると、巣がファンに巻き込まれ室外機が故障する恐れがあります。故障すれば修理費がかさむだけでなく、真夏の暑さの中でエアコンが使えないという事態にもなりかねません。
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アシナガバチの駆除方法は?自分で退治する手順や安く巣を取り除くコツを徹底解説
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エアコン室外機の蜂の巣を自分で駆除する方法【必要な道具と作業手順】
蜂の巣の駆除は専門業者に依頼するのが安全で確実ですが、巣がまだ小さく蜂の数が少ない場合に限っては自力での対応も可能です。
ここでは、必要な道具と巣が「室外機の内部にある場合」と「外側にある場合」に分けた作業手順を詳しくご紹介します。
用意するもの
まずは駆除に必要な物を用意しましょう。
- 防護服
- 殺虫スプレー
- 燻煙タイプの殺虫剤
- 大きなビニール袋
- ガムテープ
- ゴミ袋
- ほうき/ちりとり/トング
- 脚立
- ポイズンリムーバー
上記が用意できたら駆除作業に進みます。
駆除の手順(室外機の内部にある場合)
蜂の巣が室外機内部に作られている(蜂が室外機の通風孔から出入りしている場合など)ときは、以下の手順で駆除します。
- 室外機をビニール袋で覆う
- 被せたビニール袋をテープで固定・密閉する
- くん煙タイプの殺虫剤を袋の中に入れて作動
- 袋の外に出てきた蜂はスプレータイプの殺虫剤で駆除
- 蜂が出てこなくなったら翌朝まで放置
- 蜂が出てこないことを確認し室外機のフタを外す
- 巣と死骸を取り出して処分
まず室外機全体を大きなビニール袋で覆い、袋の口をガムテープでしっかり固定して密閉します。完全には塞がず、燻煙剤を投入できる程度の隙間は残しておきましょう。
次に隙間からくん煙剤を投入して作動させます。煙が袋内に充満して蜂を弱らせるため、そのまま一晩放置すると安全です。外に逃げ出してくる蜂がいれば、スプレー型の殺虫剤で対応してください。
翌朝、蜂が活動していないことを確認してから袋を外し、室外機の天板を開けて巣や死骸をトングで慎重に取り除きましょう。撤去後は忌避スプレーなどを撒いて再発防止策を講じるのが効果的です。
駆除の手順(室外機の外側にある場合)
蜂の巣が室外機の外側(室外機の裏側や配管付近、室外機と壁の隙間など屋外の開放部)に作られている場合は、以下の手順で進めてください。
- 巣にできるだけ近づく(約2~3メートル程度まで)
- 風上から巣めがけて殺虫スプレーを噴射
- 退避して様子を見守る
- 蜂がいなくなったのを確認したら巣を取り除く
- 落ちた巣と蜂の死骸を回収し処分
作業は蜂の動きが鈍る夜間に実施。巣に3メートルほどの距離まで静かに近づきます。風上から巣に向けて、遠距離まで届くスプレーを噴射し短時間で攻撃を終えてすぐにその場を離れましょう。
翌朝、蜂の動きが完全に止まっていることを確認し、巣をトングや長い棒で取り除きます。落ちた巣や蜂の死骸はゴミ袋に入れて処分してください。
最後に殺虫剤や忌避剤を撒いて巣作りを防止しましょう。作業中は必ず防護服を着用し、安全第一で進めてください。
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アシナガバチを自分で駆除するには?方法と安全上の注意点を徹底解説
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エアコン室外機の蜂の巣駆除を自分でやるときの注意点5つ
蜂の巣を自力で駆除するには、刺される危険や機械の破損といったリスクが伴います。ここで紹介する5つの注意点をしっかり押さえ、安全に対応しましょう。
- 駆除作業は夜間に実施する
- 巣が大きくなる前に作業する
- 室外機に殺虫剤をかけない
- 黒い服で駆除作業しない
- 無理そうなら駆除業者にすぐ連絡する
順番に解説します。
駆除作業は夜間に実施する
蜂は昼間の活動が活発ですが、夜になると巣に戻り動きが鈍くなります。そのため、駆除作業は夕方から夜間にかけて実施するのが効果的です。
懐中電灯を使うときは赤セロハンを被せるなど、光の刺激を最小限にする工夫も必要です。
巣が大きくなる前に作業する
駆除は巣が小さいうちに実施するのが鉄則です。5月頃にできたばかりの小さな巣であれば蜂の数も少なく、安全に対応しやすいでしょう。
6月以降になると巣は急成長!蜂の数も一気に増え、自力での駆除は危険!
専門業者に依頼しノーリスクで駆除してもらいましょう。
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アシナガバチの巣は初期なら簡単に駆除可能!【注意すべきポイントを徹底解説】
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室外機に殺虫剤をかけない
エアコン室外機に直接殺虫剤を噴射するのは避けましょう。薬剤が内部の基板や配線に入り込むと、ショートや故障の原因となり高額な修理費が発生する可能性があります。
燻煙剤など間接的な方法で対応してください。
黒い服で駆除作業しない
蜂は黒や暗い色に反応して攻撃的になる性質があるため、白や淡い色の服装を心がけましょう。
また、香水やヘアスプレーなど強い匂いも蜂を刺激する原因になるため、駆除作業時は無香料の状態で臨んでください。
無理そうなら駆除業者にすぐ連絡する
「自分でできるかも」と思っても、蜂に刺される危険やエアコンの破損などを考えると、早めに業者に頼るのが得策でしょう。
巣が大きい、高所にある、室外機内部にある場合は、自力での対応は避け実績のある駆除業者に依頼してください。
エアコン室外機の蜂の巣駆除は業者依頼が基本!自力駆除の4つのリスクとは
自力駆除にはさまざまなリスクがつきまといます。
- 刺される可能性が高い
- 高所の室外機は落下の危険
- 室外機が壊れる可能性がある
- 室内に入り込む可能性がある
無理すると大きな事故や損害につながるため、以下のリスクを把握したうえで判断しましょう。
刺される可能性が高い
最大のリスクはやはり蜂に刺される危険性が高いこと。普段おとなしいアシナガバチも、巣を攻撃されると仲間同士で連携して一斉に襲いかかってきます。
蜂に刺されると激痛が走るだけでなく、場合によってはアナフィラキシーショックなど命に関わる重篤な症状を引き起こす恐れも。特に、過去に蜂に刺された経験がある人は要注意。二度目に刺されたらアレルギー反応が出る確率が高まるため、一度目は大丈夫でも次は命の危険があると考えてください。
複数の蜂に同時に刺されればその分リスクも跳ね上がります。自力駆除は常に刺傷事故と隣り合わせだという認識をもつべきでしょう。
高所の室外機は落下の危険
エアコン室外機が設置されている場所によっては、高所の作業による転落事故の危険も考えなければなりません。室外機が2階の壁面にある場合や、脚立に乗らないと手が届かない場所に巣がある場合、蜂に対応しながら高所作業を実践するのは非常に危険。
蜂に襲われてバランスを崩し、脚立から落下して大怪我…という最悪の事態も想定できるでしょう。高所に巣がある場合は、迷わず業者に任せるのが賢明です。
室外機が壊れる可能性がある
自分で蜂の巣を駆除しようとして、エアコンの室外機を破損させてしまう恐れもあります。前述のように殺虫スプレーを室外機内部に噴射すると、薬剤で回路がショートし故障する可能性があるためです。
エアコンが壊れれば、巣は駆除できても今度は空調設備の修理費が発生し本末転倒です。巣の駆除だけでなくエアコン本体の保全まで考えると、やはり専門業者に任せた方が安心だと言えるでしょう。
室内に入り込む可能性がある
自力での蜂の巣の駆除に失敗すると、逃げた蜂が家の中に入り込んでしまう危険もあります。室外機からエアコンの配管や壁の隙間を伝って、蜂が室内まで侵入してくる恐れも十分に考えられます。
施工がしっかりしていれば防げますが、ほんの少しの隙間でも小型のアシナガバチは潜り抜けてしまうでしょう。万一蜂が室内に入ってしまうと、知らないうちに家の中で刺されるリスクが発生します。
蜂の巣を刺激したせいで蜂が四方八方に散ってしまい、その結果屋内に侵入されるケースも考えられるでしょう。自分で対処しようとして蜂を逃してしまうことは、最悪の事態を招くリスクとして認識しましょう。
エアコン室外機の蜂の巣駆除を業者依頼する場合の費用相場
蜂の巣の駆除を業者に依頼した場合の料金は、巣の大きさや設置場所によって異なります。アシナガバチだと仮定すると、おおよそ5,000円~3万円程度が一般的な相場です。
高所や室外機内部など作業が難しい場所では追加料金が発生するケースもあるため、現地調査と見積もりを依頼し最終的な費用をチェックしてください。
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エアコン室外機の蜂の巣駆除は実績豊富なプロにお任せ!
本記事では、エアコン室外機に作られた蜂の巣の駆除方法を解説しました。用意するものや手順、知っておくべきリスクについてもお分かりいただけたかと思います。
室外機自体が高所にある場合や、カバーの中に巣があるケースなど、視界や作業環境が悪いため危険度も大きいと言えます。まだ作られたばかりの初期の巣でなければ、迷わず駆除業者に依頼しましょう。
蜂の巣の駆除業者はセーフリーで多数掲載しています!口コミや特徴、各条件を確認しながら、簡単に業者を探せますよ。3〜4社程度ピックアップして、無料見積もりで比較してみましょう!
- ベランダによく蜂が来る…
- 室外機に蜂の巣を見つけてしまった…
- 室外機の中に蜂が入っていく
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室外機の蜂の巣駆除に関するよくある質問
-
Q. 室外機の蜂の巣を放置するとどうなる?
A.巣はどんどん大きくなり、蜂の数も増えていきます。常に近くに蜂がいる生活が続き危険な状態です。また、室外機の故障にもつながるでしょう。
-
Q. アパートの備え付けの室外機で巣が作られたら?
A.大家さんや管理会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。貸与品であれば基本的に貸主が対処してくれるはずです。
-
Q. 室外機の巣を駆除したらどんな対策が必要?
A.室外機に蜂の巣を作らせないためには、以下の対策を試してみてください。
- 防虫ネットを活用する
- 蜂が好むものを置かない
- くん煙剤を定期的に散布する
- ハッカ油や木酢液など蜂が嫌がる匂いを発しておく