2025.04.07 2025.04.07
この記事では、毛虫被害の予防方法と具体的な対策を徹底解説していきます。
毛虫には、チャドクガやイラガなど毒針をもつ種類も多く、大量発生してしまうと大きな被害をもたらします。春から初夏にかけて活発化するため、早めの対策が大切です。
そこで、対策必須の毛虫がつきやすい樹木種類や、発生初期で駆除したい毛虫種類の見分け方、そして被害を最小限に抑えるための具体的な対策まで分かりやすく解説していきます。
記事後半では、毛虫対策や駆除を依頼できる業者の選び方や依頼費用を抑えるコツもご紹介。家の庭木や家庭菜園の野菜などを守りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
毛虫対策・予防が必要なチョウやガの種類【発生時期・特徴による見分け方も】
毛虫がすべて危険というわけではありませんが、中には毒をもつ種類もあり、知らずに触れると皮膚のトラブルを引き起こす場合があります。特に日本では身近な樹木に毛虫が発生しやすく、時期によっては大量発生することも。
対策するには、まず毛虫がどのような特徴をもち、どの樹木に発生するのか知っておきましょう。以下の表は、日本でよく見られる代表的な毛虫と、特徴、発生時期をまとめたものです。
見た目 | 発生しやすい樹木 | 発生時期 | |
---|---|---|---|
チャドクガ (有毒) |
黒い体に黄色い縞模様、白黒の長い毛が目立つ | ツバキ、サザンカ、チャ | 4~6月、8~9月 |
イラガ (有毒) |
黄緑色のずんぐりした体に短いトゲ状の突起 | サクラ、ウメ、カキ、ケヤキ、カエデ | 6~10月 |
アメリカシロヒトリ (無毒) |
幼虫は黄色で黒い頭、成長すると灰色っぽくなる | サクラ、ヤナギ、カキ、プラタナス | 5~9月 |
マツカレハ (有毒) |
銀灰色の細長い体、黒い毛束を持つ | アカマツ、クロマツ、ヒマラヤ杉 | 9~6月(越冬) |
オビカレハ (無毒) |
黄色い体に黒い縞模様、青みを帯びることも | サクラ、モモ、リンゴ、ヤナギ、バラ | 3~6月 |
クロシタアオイラガ (有毒) |
背中に赤やオレンジのライン、前後にトゲ | サクラ、カキ、ケヤキ、ウメ | 6~9月 |
クスサン (無毒) |
白い毛で覆われた大型の体、背中が青白色に | クリ、イチョウ、コナラ、クヌギ | 4~7月 |
ドクガ (有毒) |
黒い体にオレンジの縞、背中に短い毛束 | サクラ、カキ、ウメ、バラなど | 6~7月 |
マイマイガ (幼虫は有毒) |
茶黒の体に毛束、枝にぶら下がることがある | サクラ、クリ、ニレ、クヌギ | 4~6月 |
毛虫によって発生しやすい樹木や見た目は大きく異なります。例えばチャドクガはツバキ科に集中して発生するのに対し、アメリカシロヒトリはさまざまな木に寄生します。
また、風に乗って毒毛を飛ばす毛虫も存在し、近くにいるだけで症状が出る場合もあるため注意しましょう。毛虫駆除や対策を依頼するのであれば、発生時期に合わせるのが効率的と言えます。
\有毒な毛虫はすぐ対処!/
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毛虫を予防する方法【効果的な対策6選】
毛虫は一度発生すると駆除が大変な上、種類によっては毒をもちます。被害が広がる前に予防を徹底しましょう。
毛虫予防は専門業者に依頼するのが基本ですが、日々取り組める対策もあります。
- 定期的に樹木をチェックする
- 卵の段階で駆除する
- 庭木剪定を依頼する
- 予防薬剤を活用する
- 夜間に明かりをつけない
- 樹幹注入してもらう
ここでは、効果の高い6つの予防方法について詳しく見ていきましょう。
定期的に樹木をチェックする
毛虫が発生するシーズンは、庭木や植え込みをこまめに点検しましょう。特に春から秋にかけて、週に一度のチェックを習慣化すれば、毛虫や卵を見つけやすくなります。
葉が不自然に欠けていたり、糞が落ちていたら、毛虫が潜んでいるサインかもしれません。こうした変化に早く気づけるよう、樹木の裏側や葉の影まで丁寧に確認しましょう。
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卵の段階で駆除する
毛虫の多くは枝や葉の裏に綿のような卵を産みつけます。幼虫になる前に卵を見つけて除去できれば、被害を最小限に抑えられるでしょう。
卵の塊を見つけた場合は、枝ごと切り落とすか、熱湯をかけて処理するのがおすすめ。
毒針毛をもつ毛虫の場合、孵化してからでは接触リスクも高くなるため、安全な卵のうちに対応しておきましょう。
庭木剪定を依頼する
庭木の枝葉が生い茂ると、日光や風通しが悪くなり、毛虫にとって居心地の良い環境になってしまいます。枝が重なり合っている場所は、卵を産み付けられやすく、早期発見が難しくなるでしょう。
庭木を定期的に剪定することで、毛虫の隠れ場所が減り、発生リスクを大幅に減らせます。自分で剪定するのが難しい場合は、剪定業者に依頼し庭木も毛虫もスッキリさせましょう。
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予防薬剤を活用する
市販の殺虫スプレーや予防用の薬剤を散布しておくと、毛虫が発生しても被害を抑えられます。薬剤には葉の表面に成分が残り、毛虫が触れるだけで駆除できるものもあり長期的な効果が期待できるでしょう。
また、木酢液など自然由来の対策もあり、家庭菜園や小さな子供がいる家庭でも安心して使える点が魅力。1~2週間おきに散布するのがおすすめです。
夜間に明かりをつけない
チョウやガは夜間の光に集まりやすく、結果として卵を庭木に産み付けることにつながります。そのため、毛虫の発生を防ぐには、夜間に庭をできるだけ暗く保つようにしましょう。
外灯や室内から漏れる光に注意してください。照明をLEDに替えたり、カーテンをしっかり閉めれば、虫の飛来を減らせます。
身近な光対策が、毛虫予防にも案外大きな効果を発揮してくれるはずです。
樹幹注入してもらう
より本格的な予防策として、「樹幹注入」という方法があります。専門業者が木に小さな穴をあけて薬剤を注入し、内側から毛虫に対する防御力をもたせる処置です。
外から薬剤を散布する方法と違い、風に乗って薬剤が広がることがなく、小さな子供やペットがいる家庭でも安全に実施できるでしょう。効果は1年から数年持続するため、手間を減らしながら長期的に毛虫を寄せ付けない環境を整えられます。
毛虫予防はどこに頼む?対策業者の選び方【駆除業者?剪定業者?】
毛虫対策・予防は専門業者に依頼するのが確実だと解説してきました。しかし、毛虫の駆除や予防を依頼する場合、「害虫駆除業者」と「剪定業者」のどちらに頼むべきか迷う方も多いでしょう。
毛虫の発生状況や庭の環境によって、適切な依頼先が異なります。
ガーデニング・家庭菜園 | 庭の木ごと処理 |
---|---|
害虫駆除業者 | 庭木剪定業者 |
状況に応じた業者の選び方について確認してみましょう。
ガーデニング・家庭菜園の場合は害虫駆除業者
自宅でガーデニングを楽しんでいたり、家庭菜園で野菜を育てている場合は、害虫駆除を専門とする業者に依頼するのが最適です。チャドクガやドクガなど毒をもつ毛虫に対応でき、専用の薬剤を使って庭全体を安全に処理してくれます。
また、予防的な薬剤散布も実施してくれるため、再発を未然に防ぐ効果も期待して良いでしょう。野菜や果物を育てている家庭は、人体や作物への影響が少ない薬剤を選定してくれるかどうかも業者選びのポイントになります。
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庭の木ごと処理するなら庭木剪定業者
庭に大きな樹木がある場合や、枝葉が密集して毛虫の発生源になっているときは、庭木剪定の専門業者に相談するのが適しています。「造園」「植木屋」「庭師」といった業者は、枝の整理や風通しの確保を含め、毛虫が寄りにくい環境づくりを得意としています。
剪定業者であれば、見た目の美しさを保ちながら、毛虫の温床になりやすい部分をしっかりカットしてくれるため、景観と防除の両方を一度に整えられるのが魅力。
定期的なメンテナンスを契約すれば、毛虫の発生時期に合わせて対策してもらうのも可能です。
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毛虫対策を頼む業者選びのコツ3選【予防費用を安く抑える方法】
毛虫は季節ごとに繰り返し発生し、放置すると庭木や作物への被害が拡大します。そのため、予防や駆除は早めの対応が肝心ですが、いざ業者に依頼しようと思っても「どこに頼めばいいか分からない」「なるべく費用を抑えたい」と悩む方も多いはず。
ここでは、毛虫対策を依頼する際に知っておきたい、費用面も含めた業者選びのコツを3つご紹介します。
近くの業者を選ぶ
費用を抑えるための基本として、対応エリア内の地域密着業者を選ぶと良いです。遠方の業者に依頼すると、出張費や交通費などが別途発生する場合があり、作業費とは別に余計なコストがかかってしまいます。
一方で、近隣の業者であれば移動距離が短く、対応もスピーディな上に料金が明確で割安になるでしょう。急な発生時にすぐ駆けつけてくれる点でも、地域密着型の業者は安心感があります。
口コミ評判を確認する
業者を選ぶときは、実際に利用した人の声を参考にするのも大切なポイントです。口コミや評判をチェックすることで、対応力や接客態度、作業の質、追加費用の有無などが前もって把握できます。
業者のHPだけでなく、第三者の比較サイトやSNSなども活用し、できるだけ多くの意見を見ておきましょう。
「事前説明がわかりやすかった」「再発しなかった」といった内容がある業者は、信頼して良いでしょう。
複数業者の見積もりを比較する
最終的に依頼する前は、必ず複数業者から見積もりを取って比較検討しましょう。同じような内容の作業でも、業者によって金額に差が出るケースは少なくありません。
見積もりの内訳を比較すれば、必要な作業だけに絞って無駄なコストを削減するのも可能です。また、相見積もりを提示することで価格交渉に応じてくれる業者もいるため、結果的にトータルの費用を安く抑えられる可能性があります。
毛虫対策・予防なら業者依頼が確実!!危険な虫が発生したら迷わずプロへ
本記事では、毛虫を効果的に予防する方法について解説しました。毛虫の種類による発生時期や発生しやすい樹木、安く予防する方法についてもお分かりいただけたかと思います。
毛虫は野菜や樹木を食べる害虫で、発生するとなかなか気づかないものです。気づいた時にはすでに被害が発生している可能性が高いので、暖かくなる春前に徹底予防しておきましょう。
毛虫の予防・対策で業者を探す際は、セーフリーをご活用ください!多数掲載されている業者の中から、条件を指定して簡単にピックアップできます。いくつか選定して、無料見積もりに進んでみましょう!
- 毎年庭木の葉が食べられる…
- ガーデニングを綺麗に保ちたい
- 家庭菜園がしっかり育つか不安…
毛虫は食物・葉・人に害!
発生する前に対策予防が必須!
作業はプロにお任せ!
毛虫の対策・予防に関するよくある質問
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Q. 毛虫予防はどの種類も同じ方法でOK?
A.毛虫の種類に合わせた薬剤の使用や、庭木剪定が必要です。専門業者に依頼し、駆除・予防してもらいましょう。
-
Q. 毛虫予防を始める時期は?
A.毛虫予防を始める時期は、大体春〜夏頃です。種類によって発生時期が異なるので、毛虫の発生時期に合わせて対応しましょう。
-
Q. 毛虫予防を自分でする方法は?
A.定期的に庭木や家庭菜園、ガーデニングを観察しましょう。また、夜間に光が当たらないような工夫も大切です。