2025.11.22 2025.11.22
この記事では、布団のシバンムシについて徹底解説していきます。
布団でシバンムシを見つけたら、すぐに駆除する必要があります。また、発生源を特定して元から駆除し、大量発生を防がなければなりません。
そこでここでは、シバンムシの駆除方法やよくある発生源を詳しくご紹介します。記事後半では、予防策についても徹底解説。シバンムシに悩まされたくないなら、ぜひ最後までご覧ください。
目次
布団にいるのはシバンムシ？特徴とほかの虫との見分け方
快適さが重要な布団に虫がいると、どうしても気になって快眠できなくなってしまいます。大きな虫なら形や特徴で見分けやすいですが、シバンムシなどの小さな虫の場合、種類の特定が難しいケースも多いでしょう。
シバンムシが布団で発見されるケースは珍しくありませんが、ほかの虫である可能性もあるため、まずは種類を見分けるのが大切。そこでまずは、シバンムシの特徴とほかの虫との見分け方をご紹介します。
シバンムシの特徴
シバンムシは、家の中のさまざまな場所に生息する小さな虫。特徴を、以下にまとめました。
| 体長 | 1.5～3mmほど |
|---|---|
| 色 | 茶色、赤褐色 |
| 特徴 | ぷっくりとした丸い形 |
| 主なエサ | ・基本的に雑食 ・食品、植物、植物由来製品を好む |
| 主な発生場所 | キッチン、畳など |
| 主な発生時期 | 4～10月 |
シバンムシは「死番虫」と表記されることもあります。これは、求愛行動時に木材を叩いて出す「コチコチ」という音が、「死神の時計の音」に似ているのが由来です。
20～30度の環境を好むため、4～10月を中心に1年中発生する可能性があるシバンムシ。成虫の寿命は10～25日ほどと短いですが、メスは1匹につき50～100個卵を産むとされるほど繁殖力が高いです。
世界には約2,000種のシバンムシがいますが、家の中でよく見るのは「タバコシバンムシ」「シンザンシバンムシ」のどちらかです。
ほかの虫との見分け方
1.5～3mmとギリギリ目で確認できる小ささのシバンムシは、ほかの虫と見間違えてしまう場合もあるでしょう。そこで、布団で発生しやすい小さな虫を以下で比較してみましょう。
| 大きさ | 色 | 特徴 | 人体への影響 | |
|---|---|---|---|---|
| シバンムシ | 1.5～3mmほど | 茶色、赤褐色 | ぷっくりとした丸い形 | 食害 |
| チャタテムシ | 1～2mmほど | 淡黄色や灰褐色 | アリのような形 | 食害 |
| ヒメマルカツオブシムシ | 2.5～5mmほど | ・黒や赤褐色 ・まだら模様 |
楕円形 | 直接的な影響はない |
| ダニ | 0.3～1mmほど | 茶褐色 | 丸い胴体部から8本の脚が出ている | ・アレルギー症状を引き起こす ・種類によっては人を刺したり吸血する |
大きさや特徴を知っていれば、ある程度どの虫かを判別しやすくなります。種類が分かったら、それぞれに効果的な方法で駆除しましょう。
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布団でシバンムシが発生する原因
シバンムシは雑食性ですが、基本的に乾燥した食品などを好む虫です。また、20～30度と人間にとって快適な環境で活発に活動するため、家の中ではキッチンや食糧庫をはじめさまざまな場所で増殖する危険があります。
布団にシバンムシが発生するのは、湿気が多くシバンムシが生活しやすいため。キッチンなど別の場所から人の体に付着して布団へ移動したり、食べこぼしなどをエサとするためにシバンムシ自ら移動してきたりした原因が考えられます。
布団にいるシバンムシの駆除方法
布団でシバンムシを見つけたら、以下の手順で駆除作業を進めましょう。
- 見つけたらすぐに駆除する
- 発生源を探す
- 発生源で駆除作業をする
ポイントは、見つけた個体だけを駆除するのではなく、発生源を特定して駆除作業をする点。今以上の増殖を予防するために、ぜひ発生源での駆除作業も実践しましょう。
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1.見つけたらすぐに駆除する
布団で見つけたシバンムシは、見失わないうちにその場で駆除しましょう。外で布団をはたいてシバンムシを落としたり、掃除機で吸い取ったり、粘着シートで除去したりする方法が手軽です。
殺虫剤を使う方法もありますが、布団は肌に直接触れるため、人体への影響を考えると掃除機や粘着シートでの駆除がオススメです。
2.発生源を探す
見つけた個体を駆除したら、今以上の増殖を防ぐために発生源を特定します。シバンムシは20～30度の快適な環境でエサがある場所で増殖するのをふまえ、該当する場所を一つずつチェックしていきましょう。
- キッチンの香辛料や乾物保管場所
- 食料保管庫
- 段ボールや紙の保管場所
- ペットフードの保管場所
- 古本
- ドライフラワー
- タバコ
- 壁や家具の隙間
- 畳の内部
- 床下
上記が、シバンムシが発生しやすい場所です。畳の場合、小さな穴が開いていると内部にシバンムシがいる可能性があります。
3.発生源で駆除作業をする
発生源を見つけたら、まとめて駆除して増殖を予防します。
- 殺虫剤を使う
- 粘着シートを使う
- 高温処理する
上記の方法が有効なので、それぞれ詳しくご紹介します。
殺虫剤を使う
殺虫剤なら、即効性があり確実にシバンムシを駆除できます。有機リン系の殺虫剤を使うのがオススメです。
発生源がハッキリしない場合には、燻煙剤を使って駆除するのも効果的です。
粘着シートを使う
目視できるギリギリの大きさであるシバンムシは、粘着シートで一掃する方法も効果的です。
エサとなっている元を除去してから、粘着力の高いシートでしっかり捕まえて駆除しましょう。
高温処理する
シバンムシは、60度以上の高温に30分以上さらされると死滅します。そこで、ドライヤーや布団乾燥機などを使って駆除する方法も有効です。
発生場所によっては、高温の影響で変形や変色などが発生するリスクがあるため、適したアイテムを使用するのが重要です。
布団にいるシバンムシを放置するリスク
布団にいるシバンムシを放置するリスクは、主に以下3つです。
- 衛生環境が悪化する
- 食害を受ける
- 他の害虫も発生する可能性がある
それぞれ詳しく見てみましょう。
衛生環境が悪化する
シバンムシは人に直接影響を与える虫ではありませんが、布団にいるのを放置すると衛生環境が悪化してしまいます。
布団の衛生環境は睡眠の質にもつながるため、少しでも快適な睡眠を得るためにはシバンムシの駆除が必須です。
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食害を受ける
植物由来成分を好むシバンムシは、食材だけでなく畳や本も食害します。
畳に穴をあけるほど噛む力が強いため、食品が入っている袋は簡単に侵入されてしまいます。
他の害虫も発生する可能性がある
シバンムシが発生しているなら、ほかの害虫にとっても過ごしやすい環境になってしまっていることも。ダニやチャタテムシのほか、ゴキブリなども発生するかもしれません。
また、シバンムシが増えると、捕食者であるシバンムシアリガタバチが発生する危険もあります。シバンムシアリガタバチはハチの仲間に分類され、人間を刺す場合がある危険な虫です。
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布団にシバンムシを寄せ付けない！効果的な予防策4つ
布団にシバンムシを寄せ付けないためには、以下4つの予防策を講じていきましょう。
- こまめに換気と掃除をする
- 多湿を避ける
- 食品は密閉保管して家全体で発生予防をする
- 定期的に駆除して数を減らす
それぞれ、詳しく見ていきます。
こまめに換気と掃除をする
こまめな換気と掃除によって、湿気とエサを減らせます。シバンムシをはじめとする害虫は高温多湿でエサが豊富な場所を好むため、生息しにくい環境を整えましょう。
多湿を避ける
クローゼットや衣装ケース、食材保管庫などは特に湿気が溜まりやすい場所です。
閉めっぱなしの状態が続きやすいため、定期的に扉を開けて風を通し、湿気が溜まらないようにしておきましょう。
食品は密閉保管して家全体で発生予防をする
シバンムシのエサとなる食品は、密閉保管するのも重要。
エサがあればシバンムシをはじめとする害虫は寄ってきてしまうため、布団だけでなく家全体でシバンムシを寄せ付けない対策をしていく必要があります。
定期的に駆除して数を減らす
定期的に家全体で駆除作業をし、シバンムシの個体数を減らしておくのも大切です。
シバンムシが好む環境と人が過ごしやすい環境は似ているため、どうしても発生そのものは防げないかもしれません。しかし、定期的に駆除しておけば増殖は防げます。
専門業者に定期的に駆除作業をしてもらい、害虫に悩まされない家環境を整えていくのもオススメです。
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布団のシバンムシはすぐに駆除！発生源の特定も重要！
布団にいるシバンムシは、見つけ次第すぐに駆除し、あわせて発生源にも対処するのが重要です。直接的な健康被害は多くないものの、他の害虫が発生するリスクもあるため、早めの対処をおすすめします。
シバンムシを徹底駆除するなら、専門業者への依頼がベスト。発生源が分からない場合もプロに任せれば安心です。
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布団にいるシバンムシに関するよくある質問
-
Q. 布団にいるシバンムシはどう駆除する？
A.布団にいるシバンムシは、掃除機や粘着シートで駆除するのが手軽です。
-
Q. 布団にいるシバンムシを放置するとどうなる？
A.布団にいるシバンムシを放置するのには、以下のリスクがあります。
- 衛生環境が悪化する
- 食害を受ける
- 他の害虫も発生する可能性がある
-
Q. シバンムシを寄せ付けないための方法はある？
A.シバンムシを寄せ付けないためには、以下の方法を実践しましょう。
- こまめに換気と掃除をする
- 多湿を避ける
- 食品は密閉保管して家全体で発生予防をする
- 定期的に駆除して数を減らす
