2025.11.02 2025.11.02
「家の中でマダニを見つけた」「どこから入ってきたのかわからない」と不安に感じている方も多いでしょう。マダニは屋外だけでなく、ペットや衣類を介して家の中にも侵入します。
放置すると繁殖し、人やペットへの被害を引き起こす危険な害虫です。
本記事では、家の中でマダニが潜みやすい場所や侵入経路、被害リスクを詳しく解説。正しい駆除方法と予防・対策のポイントもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
マダニは家の中にいる?どこ?【潜んでいる場所の一覧】

マダニは「山や草むらにいる虫」というイメージをもつ人が多いですが、実は家の中にも侵入し繁殖する害虫です。散歩中にペットの体に付着し家の中に持ち込まれたり、衣服に潜んで室内へ入り込むケースもあります。
吸血し成長したマダニは長期間生存できるため、知らぬ間に家の中で繁殖してしまうことも!
温度と湿度が高く、暗くて人や動物の出入りが多い場所は要注意です。
- ペットの寝床や毛布、クッション周り
- 布団・ベッド・カーペットなどの繊維素材
- ソファや座布団のすき間
- 畳やカーテンの裏側
- 家具の裏や部屋の隅、湿気のこもる場所
これらの場所はマダニにとって理想的な環境で、ペットを飼っている家庭では侵入リスクが高いと言えます。
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家の中にいるマダニをすぐに駆除すべき理由【繁殖して増える前に】
家の中でマダニを見つけたら、早めの対処が必須です。マダニは条件が整えば爆発的に増殖し、わずか数匹でも数週間で数百匹単位にまで増えてしまいます。
被害を最小限に抑えるためには、「吸血される前」「卵を産む前」の駆除を意識しましょう。家の中で見つけたマダニをすぐに駆除すべき理由について解説します。
人やペットの血を吸って繁殖するため
マダニは吸血を繰り返しながら成長・繁殖します。特にメスのマダニは吸血後に2000〜3000個もの卵を産むため、1匹放置しただけで一気に繁殖が進みます。
犬や猫などのペットを介して家の中へ入り込み、人にも寄生するので注意してください。
吸血された部分を無理に引き抜こうとすると、口器が皮膚内に残り炎症を起こす恐れがあるため、発見したら専門業者に駆除依頼しましょう。
家の中は高温多湿でマダニが住みやすいため
マダニは湿度60〜80%、気温20〜30℃程度の環境を好みます。布団やカーペット、ソファなどの繊維素材は熱や湿気を保持しやすく、マダニにとって理想的な棲家なのです。
換気が不十分な部屋やペットの寝床なども格好の繁殖場所に!
掃除機がけや除湿、天日干しを徹底することでマダニが生息しにくい環境を維持できます。
5〜9月は繁殖シーズンであるため
マダニは5〜9月にかけて活動が最も活発になります。気温25℃前後の初夏から秋口にかけては、産卵から成虫化までのサイクルが早まり繁殖スピードが一気に上がります。
この時期にマダニを1匹でも見つけたら、繁殖前に早急に駆除依頼しましょう。季節の変わり目には特に注意し、室内清掃やペットのケアを徹底してください。
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家の中のマダニを放置するリスク【かゆみ・痛みの被害に!】

マダニを放置すると、知らないうちに皮膚やペットの体に寄生し、さまざまな健康被害を引き起こします。刺された直後はほとんど痛みを感じないため発見が遅れやすく、気づいた時には炎症や感染症を発症しているケースも珍しくありません。
マダニは唾液に麻酔成分を含むため、刺された瞬間の自覚症状がほとんどありません。しかし、吸血が終わると赤みや腫れ、強いかゆみが出て、長期間にわたって皮膚炎が続くこともあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱など致死率の高い感染症を媒介する危険もある!
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。
引用元:厚生労働省
人だけでなく、犬や猫などのペットにも感染が広がる恐れがあり、重症化すれば命に関わることもあるのです。治療法は以下の通りです。
基本的に対症療法が行われますが、2024年6月に抗ウイルス薬(ファビピラビル)が承認されており、病状の進行が予期される場合には使用が検討されます。
引用元:東京都感染症情報センター
マダニはなぜ家に入ってくる?入れない対策【外出時・帰宅時のポイント】
マダニが家に入ってくる主な原因は次の通りです。
- ペットの毛に付着して侵入する
- 衣類や靴に取り付いて持ち込まれる
- ベランダや玄関先の植栽から室内へ入り込む
- ネズミなどの野生動物を介して侵入する
こうした侵入経路を断つことが、マダニ対策の第一歩です。次に、家庭でできる具体的な予防策を紹介します。
こまめな掃除
布団やカーペット、ソファなどの繊維素材はマダニが好む場所です。掃除機を定期的にかけ、特にペットの毛やホコリが溜まりやすい隅を丁寧に清掃しましょう。
湿度が高いと繁殖しやすいため、除湿機や換気も効果的です。
ペットのケア
犬や猫の体にマダニが付着していないか、散歩や外出後に必ずチェックします。ブラッシングし、必要に応じて動物病院で処方されるマダニ駆除薬を定期的に投与しましょう。
特に首元や耳の裏、足の付け根などは寄生しやすい部位です。
帰宅後の衣類や体の確認
外出後は衣類や靴、皮膚にマダニが付着していないか確認しましょう。入浴やシャワーで体を洗い流し、特にひざの裏やわきの下など柔らかい部位をチェックします。
服はすぐに洗濯機に入れ、乾燥機でしっかり乾かすと予防につながります。
ネズミや野生動物の駆除
マダニはネズミやアライグマ、ハクビシンなどの害獣に寄生して屋内に入り込むこともあります。屋根裏や床下で足音が聞こえる場合は、早めに害獣駆除を依頼し侵入経路を断ちましょう。
動物の通り道や巣が残っていると、再びマダニが繁殖してしまいます。
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家の中でマダニを見つけたときの対応

家の中でマダニを発見した場合、慌てて素手で触ったり潰すのは危険です。マダニは吸血するだけでなく感染症を媒介するリスクもあるため、落ち着いて適切に対処しましょう。
ここでは、自分でできる初期対応と、安全に駆除するためのポイントを紹介します。
駆除するまで出来るだけ肌を見せない服装を意識する
マダニは人の体温や二酸化炭素を感知して寄ってくるため、発見したら肌の露出をできるだけ避けるのが基本です。長袖・長ズボンを着用し、袖口や裾は手袋や靴下の中に入れるなど、服の隙間を作らないようにしましょう。
首元はタオルやハイネックのシャツで覆い、頭部は帽子をかぶるとさらに安全です。
マダニは黒や濃い色に付着すると気づきにくいため、白や明るい色の服を選ぶと確認しやすくなります。
服装の対策は家の中で掃除・駆除する際も同じです。マダニが隠れている可能性のあるカーペットや家具の裏に手を入れるときは、必ず防護を意識しましょう。
マダニ対応の忌避剤を使用する
マダニ対策には、厚生労働省が認可している有効成分「ディート」または「イカリジン」を含む忌避剤の使用が効果的です。
ディートは高い防虫効果を発揮しますが、濃度によって年齢制限があり小さな子どもには使用できない製品もあります。一方、イカリジンは刺激が少なく、年齢制限もないため家庭の使用に適しています。
スプレータイプの忌避剤は衣服や靴にムラなく吹きかけ、効果時間(おおよそ6〜8時間)を過ぎたらこまめに再塗布しましょう。
ただし、虫よけ剤はあくまで補助的な手段です。完全にマダニの侵入を防げるわけではないため、掃除や洗濯、換気などの基本的な対策と併せましょう。
駆除業者に依頼する
マダニを複数見つけた場合や、どこに潜んでいるかわからない場合は早めに駆除業者へ相談しましょう。マダニは卵や幼虫の段階で家具の隙間や畳の下に潜んでおり、自力での完全駆除は困難です。
プロの業者であれば、発生源の特定から薬剤散布・再発防止処理まで一貫してくれるため、根本的な対策が可能です。
特に、ペットを飼っている家庭や庭・ベランダに植栽がある場合は、再発リスクが高まります。
信頼できる駆除業者を選び、必要に応じてアフターケア付きのプランを利用すると長期的に安心できる環境を維持できます。
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家の中のマダニを駆除業者に依頼する前知識
マダニを家の中で見つけた場合、自力での駆除は難しいです。マダニは畳や家具のすき間など、目に見えない場所に卵を産みつけて繁殖するため、表面的に駆除しても再発してしまうためです。
被害が広がる前に専門業者へ相談するのが最も確実な方法です。
ここでは、業者に依頼する前に知っておきたい費用相場と選び方のポイントを分かりやすく解説します。
駆除費用の相場
マダニ駆除を専門業者に依頼した場合、費用相場は1回あたり10,000円〜30,000円前後です。ただし、発生範囲や被害の程度、施工する面積によって費用は大きく変動します。
たとえば、ペットの寝床周辺だけの小規模な駆除であれば1万円台で済むかもしれませんが、リビングや寝室全体に繁殖している場合は3万円〜5万円以上になるケースを想定しておきましょう。
公共施設や店舗のように敷地が広い場合は、50,000円を超えることもあります。
マダニは一度根付くと再発しやすいため、費用だけで判断せず「駆除+予防施工」がセットになったプランが安心です。見積もりは最低でも2〜3社に依頼し、相場より極端に高い・安い業者は避けましょう。
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業者の選び方
マダニ駆除を依頼する際は、料金の安さだけでなく「信頼性」と「対応力」を見極めましょう。以下のポイントを意識して選ぶと、失敗のない業者選びができます。
- 日本ペストコントロール協会に加盟しているか
- 見積もりや現地調査が無料か
- 施工後の保証・アフターサポートがあるか
- 口コミや実績が十分にあるか
- 店舗・公共施設など幅広い場所に対応しているか
信頼できる業者ほど、駆除だけでなく再発防止までを考えた提案をしてくれます。公式HPや口コミを確認し、不明点は遠慮せず質問しましょう。
丁寧に説明してくれる業者ほど、現場での対応も誠実で安心です。
家の中のマダニはプロに依頼し早めに駆除を!
本記事では、家の中に潜むマダニの特徴や発生原因について解説しました。駆除・対策の方法についてもお分かりいただけたかと思います。
マダニは繁殖力が高く、一度入り込むと短期間で数を増やすため、早めの対応が肝心です。自己処理では限界があるため、確実な駆除を求めるなら専門業者へ依頼しましょう。
セーフリーでは、マダニ駆除に対応する複数業者を一括で比較でき、口コミや料金、対応スピードを確認しながら最適な業者を見つけられますよ。
土日祝・即日対応の業者も多数掲載されているので、まずは3社程度ピックアップし無料見積もりに進んでみましょう!
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家の中でマダニを見つけたときのよくある質問
-
Q. 家の中でマダニを見つけたらまずどうすれば良い?
A.マダニを見つけても、素手で触ったり潰したりするのは絶対に避けてください。マダニの体液には感染症を媒介するリスクがあり、潰すとウイルスや細菌が広がるおそれがあります。
-
Q. マダニはどこに潜んでいる?
A.マダニは湿気が多く、温かくて暗い場所を好みます。家の中では以下のような場所に潜みやすい傾向があります。
- 布団やベッドの隙間
- カーペットや畳の下
- ソファやクッションの裏
- ペットの寝床や毛布まわり
- 押入れや家具の裏側
-
Q. マダニ駆除を業者に依頼する費用は?
A.家の中のマダニ駆除を専門業者に依頼した場合、1回あたり10,000円〜30,000円前後が目安です。ただし、被害の範囲や施工面積、使用する薬剤の種類によって料金は変動します。






















