2025.04.10 2025.04.10
この記事では、屋根裏にイタチがいるか確認する方法から、駆除の仕方・対策方法まで徹底解説していきます。
イタチは可愛らしい見た目に反して凶暴であり、さまざまな病原菌を媒介する害獣です。屋根裏に潜んでいるなら、早急に駆除しなければいけません。
記事後半では、イタチ駆除作業のリスクや、駆除サービス利用時の相場まで丁寧にご紹介。イタチとみられる被害でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
屋根裏・天井裏にイタチがいる?いない?4つの確認方法【別の害獣かも?】
天井裏から音が聞こえる、悪臭が漂ってくる場合、その正体はイタチかもしれません。イタチは屋根裏に住み着く代表的な害獣であり、放置すれば健康被害や建物の劣化を招きます。
しかし、イタチに似たテンやハクビシンなどの可能性もあるため、まずは何が潜んでいるのか見極めたいところ。ここでは、屋根裏にイタチがいるかどうか判断する4つのポイントについて、分かりやすくご紹介します。
イタチの鳴き声がする
屋根裏から「キッ」「キュッ」といった短く鋭い音が聞こえてくるようであれば、それはイタチが発している鳴き声かもしれません。イタチの声は高音で一瞬のうちに響くような性質があり、人によっては小鳥のようにも聞こえる場合もあります。
夜間や明け方など周囲が静まり返る時間帯に顕著に聞こえる傾向!
また、繁殖期になると警戒心が強まり、鳴き声の頻度や大きさも増すため、家の中にいてもはっきりと分かるケースがあります。鳴き声の正体を突き止めるのは、害獣の特定において大きなヒントになるはずです。
特有のニオイがする
家の中にこもるような不快なニオイを感じた場合、イタチの体臭や糞尿によるものかもしれません。イタチは縄張り意識が強いため、屋根裏の中で何度も同じ場所に排泄する習性があります。
その結果、分泌物や糞尿が溜まり、焦げたような刺激臭、金属臭のような独特のニオイが発生。通気が悪い天井裏では、臭いが徐々に生活空間へと広がっていき、日常生活に支障をきたすこと。
芳香剤や換気しても消えない強い臭いが続いているようなら、イタチが棲み着いているサインかもしれません。
足音が聞こえる
イタチは夜行性の動物であり、暗くなってから活動を始める習性です。屋根裏ではエサを探して動き回ったり、巣材となる断熱材をかき集めるため、小さな体ながらも明確に足音が響きます。
複数のイタチが入り込んでいる場合、音が頻繁に鳴り大きくなる傾向があるでしょう。天井から聞こえてくる不自然な物音は、イタチが潜んでいる決定的な証拠となることもあります。
天井にシミができる
突然、天井に変色やシミが浮かび上がってきた場合、それはイタチによる被害の一環かもしれません。イタチは屋根裏で長期間生活すると、糞尿が木材や断熱材に染み込み、それが天井表面にシミとなって現れることがあります。
また、巣づくりのために断熱材を掘り返すと、屋根裏の湿気がこもりやすくなり、結露の発生を招いてしまいます。このような状況が続けば、防水性が落ちて雨漏りの原因にもなりかねません。
普段目にしない天井の異変に気づいたら、まずは屋根裏の状況を疑ってみましょう。
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屋根裏・天井裏のイタチ駆除・撃退方法5選【業者依頼&自力駆除】
屋根裏や天井裏にイタチが住み着くと、悪臭や物音による不快感だけでなく、建物の劣化や健康被害にもつながります。とはいえ、イタチは「鳥獣保護法」で守られているため、無断で駆除するのは法律違反になるので注意しましょう。
ここでは、イタチを駆除または追い出すための5つの方法を、専門業者への依頼から自力での撃退法まで詳しく解説していきます。
【駆除】駆除業者に依頼する
最も確実で安全な方法は、イタチ駆除の専門業者に依頼すること。業者は許可の申請手続きから捕獲・処理・清掃・再侵入防止策まで一貫して対応してくれます。
業者によっては無料現地調査や見積りサービスを提供している場合もあり、費用面の不安も解消できるでしょう。被害が深刻な場合や、自力での対応に不安があるときは、無理せず専門家の手を借りましょう。
【駆除】許可申請して自分で駆除する
イタチを自力で捕獲・処分するには、まず行政からの正式な許可が必要です。以下の手順を参考にしてください。
1. 市区町村に捕獲申請を出す
先述したように、イタチは「鳥獣保護法」によって保護されているため、個人が勝手に捕獲したり処分することはできません。まずはお住まいの自治体に問い合わせ、必要書類や申請方法を確認しましょう。
地域によってはオンライン申請が可能な場合もあります。
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2. 許可後に罠を設置する
許可が下りた後は、指定された方法に従ってイタチを捕獲します。一般的に使用されるのは箱型の捕獲罠で、1,500円~数万円で市販されています。
一部の自治体では無料貸し出しもしているので、申請時に確認してみましょう。罠を設置する際は、イタチの通り道や巣の近くに設置するのがポイントです。
3. 捕獲後は処分・清掃・再侵入防止
イタチを捕獲した場合、原則として申請者が処分しなければいけません。処分に抵抗がある場合は、動物の扱いに慣れた業者に依頼するのも選択肢です。
駆除後は屋根裏の消毒や清掃を実施し、再び侵入されないようにすべての侵入口を封鎖しましょう。イタチはわずか3cmの隙間でも出入りできるため、徹底的に封鎖しなければいけません。
【追い出し】忌避剤を使用する
自力でイタチを追い出す場合、一つ目の方法は忌避剤の使用です。イタチは刺激臭に敏感なため、嫌う匂いを発する薬剤を屋根裏に設置すれば、自発的に出ていくかもしれません。
市販の忌避剤だけでなく、木酢液やクレゾール石鹸液、漂白剤、ハッカ油などでも代用可能です。小皿や布にしみ込ませて屋根裏の複数箇所に設置すると効果的ですが、時間の経過とともに効果が薄れるため、定期的な交換や補充が必要です。
【追い出し】バルサンを使用する
バルサンは手軽で強力な方法としておすすめです。本来ゴキブリなどの害虫対策として開発された煙タイプの薬剤ですが、煙と成分のニオイはイタチにとっても不快で、屋根裏から追い出す効果が期待できます。
バルサンを使うと屋根裏の虫が一斉に出てくるため注意!
火災のリスクを避けるため、使用前は必ず取扱説明書をよく読み、風通しを確認してから実施しましょう。
【追い出し】光で撃退する
イタチは暗く静かな場所を好む夜行性の動物です。そのため、光を利用した撃退方法も効果的。
市販の害獣撃退用LEDライトや、クリスマス用の点滅イルミネーションなど、明るく不規則な光を発するものを屋根裏に設置すれば、イタチの居心地を悪くさせ、出て行くきっかけを作れます。
光の効果をより広範囲に届けたい場合は、ライトの周囲にアルミホイルなどを設置して光を拡散させると良いでしょう。ただし、設置時は火災防止のために発熱の少ないLED製品を選び、可燃物の近くには置かないでください。
屋根裏・天井裏のイタチを駆除できたら!5つの後始末と対策を!
イタチを屋根裏や天井裏から無事に追い出せても、まだ安心できません。イタチは帰巣本能が強く、再び同じ場所に戻ってきてしまうケースも珍しくないからです。
さらに、イタチが残していった痕跡を放置しておくと、ニオイや衛生面の問題が残り、家全体に悪影響を及ぼす恐れもあります。ここでは、駆除後に必要な後処理と予防策について、具体的に見ていきましょう。
フン・尿の後始末する
最優先すべきは、イタチが屋根裏に残していったフンや尿の処理です。イタチの排泄物には雑菌や寄生虫が含まれているため、吸い込んだり触れたりすることで健康被害を引き起こす可能性があります。
アレルギー体質の方や小さな子供がいる家庭では、放置せずにしっかりと清掃・消毒しましょう。
消毒には次亜塩素酸ナトリウム系の薬剤が効果的!
清掃時は必ずマスクと手袋を着用し、汚染箇所は徹底的にふき取りましょう。
断熱材を交換する
屋根裏に長くイタチが住み着いていた場合、断熱材がフン尿で汚れたり、巣作りのために引きちぎっているかもしれません。このような状態のままでは、ニオイが抜けにくいだけでなく、断熱性能の低下にもつながります。
部分的な修復で済めば良いですが、被害が広範囲に及んでいる場合は、思い切って断熱材全体を新しいものに交換した方が良いでしょう。専門業者に相談すれば、状況に応じた対応を提案してもらえます。
侵入経路を塞ぐ
再発を防ぐには、イタチの侵入経路を確実に封鎖しなければいけません。
イタチはわずか3cm程度の隙間からでも入り込めるため、屋根の継ぎ目や換気口、通気口、配管の通り道など一つひとつ点検しましょう。隙間は金網やネット、パテなどで完全に塞いでください。
庭の木の枝が屋根に届いている場合は、登ってくる足場になってしまうため剪定しておきましょう。
こうした作業には手間と時間がかかりますが、一度やっておくことで再侵入のリスクは大幅に減るはずです。
イタチが嫌うニオイを撒く
侵入経路を封鎖した後も、万が一イタチが再接近してきたときのために、嫌がるニオイを屋根裏に撒いておくとより安心です。
木酢液やハッカ油、クレゾール石鹸液、漂白剤など、刺激の強いニオイを発する薬剤は、イタチにとって不快な存在です。布やティッシュに染み込ませ、屋根裏の数箇所に設置するだけでも効果が期待できるでしょう。
ただし、ニオイは時間とともに薄れてしまうため、定期的な交換を忘れないでください。
エサになるものを放置しない
イタチを寄せ付けないため、食べ物になるものを屋外に放置しないように徹底してください。イタチは雑食性で、生ゴミ、ペットフード、庭の雑草や果実など、さまざまなものをエサと認識します。
フタのないゴミ箱や、放置されたエサ皿などは格好の標的となるため、しっかりと管理しなければなりません。また、ネズミが住み着いている家では、それ自体がイタチを呼び寄せる原因になるため、ネズミ対策も同時に進める必要があります。
日頃から清潔な環境を保ち、イタチの再侵入を防ぎましょう。
屋根裏・天井裏のイタチ駆除&対策は業者依頼がおすすめ!3つの理由
イタチは法律によって保護されているため、むやみに捕獲したり処分したりできません。しかも、侵入経路の特定や清掃・再発防止の対策も必要となると、素人だけで完結させるのはかなり難しい作業です。
そのため、プロの駆除業者へ依頼すべきでしょう。屋根裏や天井裏のイタチ駆除を、業者に任せるべき理由について解説します。
確実にイタチを駆除してくれるから
イタチの駆除には、専門知識と豊富な経験が欠かせません。害獣駆除業者は、イタチの行動範囲や生態を熟知しており、どこに巣があるか、どのルートから侵入しているか的確に見極めて対処してくれます。
さらに、イタチの駆除には「鳥獣保護法」に基づいた正規の申請が必要ですが、業者であればその手続きも代行してくれるので、面倒な書類作業、行政とのやり取りを丸ごとお任せできます。
自力では気づけない巣の場所、隠れた侵入経路までしっかり調査した上で、最も効果的な方法で確実にイタチを排除してくれるのは、プロならではの対応だと言えるでしょう。
侵入対策も徹底してくれるから
業者依頼する大きなメリットは、イタチの駆除だけでなく、侵入防止対策まで一貫して対応してくれる点です。
プロの業者は、屋根と屋根の重なり部分や配管周り、換気口など見落としがちなポイントまで細かくチェックし、金網やパテで丁寧に施工してくれます。駆除後、二度とイタチを見なくて済む環境が整うので、その精神的なメリットは計り知れません。
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ノーリスクでイタチを撃退できるから
イタチの駆除を自分でするのは、想像以上にリスクを伴います。
まず、屋根裏や天井裏での作業は足場が悪く、転倒や天井の踏み抜きなどによる事故のリスクがあります。
また、万が一イタチと鉢合わせてしまった場合、咬まれたり引っかかれたりしてケガを負う危険も。さらに、イタチの糞尿や体毛には病原菌や寄生虫が潜んでいるため、掃除しているだけでアレルギー反応や感染症を引き起こす可能性すらあります。
こうしたリスクを避けるためにも、すべて安全に処理してくれる業者に任せる方が、身体的にも精神的にも安心。プロの対応であれば、家を傷つけることなく、清潔かつ安全にイタチを駆除してくれます。
屋根裏・天井裏のイタチ駆除は危険な作業!プロに丸ごとお任せを!
本記事では、屋根裏にイタチが潜んでいるサイン、具体的な駆除方法について解説しました。放置するリスクや、業者依頼の確実性などもお分かりいただけたかと思います。
屋根裏にイタチがいると分かった時点で、早急に対処しましょう。イタチは凶暴で病原菌を媒介している点、そして狭く暗い屋根裏での作業が危険であることを考慮し、駆除業者に依頼するのがベストです。
イタチの駆除業者探しの際はセーフリーをご活用ください!口コミ・料金・各条件をチェックしながら、すぐに来てくれる格安業者が簡単に探せます。3社程度ピックアップし、無料見積もりに進んでみましょう!
- 屋根裏から「キッ、キッ」と鳴き声が…
- 夜になると屋根裏から足音がする
- 天井にシミができて臭う
イタチは凶暴で病原菌も媒介!
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屋根裏のイタチに関するよくある質問
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Q. 屋根裏にいるのがイタチか判断する方法は?
A.屋根裏にイタチがいるか判断するには、以下4点を確認しましょう。
- イタチの鳴き声がする
- 特有のニオイがする
- 足音が聞こえる
- 天井にシミができる
-
Q. 屋根裏のイタチは一匹とは限らない?
A.屋根裏にイタチが居るとして、一匹だけとは限りません。数匹いる可能性も考えられるため、被害が大きくなる前に駆除依頼しましょう。
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Q. 屋根裏のイタチを確実に駆除できる方法は?
A.確実に駆除するならイタチ駆除の専門業者に依頼しましょう。駆除から後始末、対策まで徹底的に対応してくれます。