2025.06.09 2025.06.09
この記事では、たぬきの捕獲・駆除に関する法律について徹底解説していきます。
生活圏内にたぬきが住み着いてしまうと、フンや悪臭、食害などのトラブルが発生します。
すぐにでも捕獲・駆除したいものですが、その前に法律を確認しておくのが良いでしょう。知識なしに捕獲・駆除してしまうと、法律違反になる場合があるためです。
そこでここでは、たぬきの捕獲・駆除に関する法律や合法的な対策について詳しくご紹介します。記事後半では、免許なしですぐにできるたぬき対策も徹底解説。たぬきの被害でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
たぬきの捕獲は法律違反になる?
たぬきは鳥獣保護法によって保護されている動物なので、許可なしに駆除や捕獲すると法律違反になります。勝手に駆除や捕獲をした場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられるので注意しなければなりません。
毒エサを使う行為も鳥獣保護法違反になるので、知識なしに勝手な手出しをするのは避けましょう。
法律に触れずにたぬきを捕獲・駆除する2つの方法
勝手な駆除・捕獲は法律違反になるとは言え、野生のたぬきをそのまま放置しておくのは危険です。法律に触れないようにするなら、業者へ依頼するか自分で免許を取って捕獲・駆除しなければなりません。
専門の業者に依頼する
専門業者に依頼すれば、法律に触れることなく、迅速かつ安全にたぬきを駆除してくれます。
専門業者はすでにたぬき駆除の免許を取得しているだけでなく、専門知識や経験もあるのが特徴。効率的に捕獲したり駆除したりするノウハウも持っているので、少しでも早く駆除したい場合にオススメです。
免許を取得して自分で捕獲・駆除する
自分で捕獲・駆除も可能ですが、そのためには狩猟免許を取得し、自治体へ申請をしなければなりません。たぬきが何度も出てどうしても自分で捕獲や駆除をしたい場合は、手間と時間をかけて免許を取得するのも良いでしょう。
たぬきの捕獲・駆除を専門の業者に依頼するメリット【法律尊守!】
たぬきの駆除をするなら、専門業者へ依頼するのがベスト。業者に依頼するメリットは、主に以下3つです。
- ケガや感染症のリスクがない
- 再発防止策を徹底してくれる
- 手間なく法律違反せずに駆除できる
自分でやるべきか業者にまかせるべきか迷ったら、メリットを加味して検討してみましょう。
ケガや感染症のリスクがない
専門業者にまかせれば、たぬき駆除作業にともなうケガや感染症のリスクがないのが大きなメリットです。
野生のたぬきは、人が近づくと噛みついたり引っかいたりする防衛行動に出る場合があります。たぬきの体にはさまざまな菌が付着している可能性が高いため、ケガをしたらすぐに洗い流して消毒し、専門医の診察を受けなければなりません。
また、たぬきは「疥癬症(かいせんしょう)」と呼ばれる皮膚病を持っているケースも多いです。疥癬症はヒゼンダニが寄生して発病し、人や犬などのペットにも感染します。完治まで2ヶ月ほどかかる場合もあるので注意が必要です。
再発防止策を徹底してくれる
たぬきは一度追い出されても戻ってくる場合があるため、駆除後は再発防止策を講じる必要があります。業者に依頼すると、駆除とセットで再発防止策も講じてくれるので効率的です。
せっかく駆除しても、戻ってこられては意味がありません。再発防止のためには、住み着いているたぬきが使っていた侵入路を調べてふさぐなど、適切な対処が必要です。
手間なく法律違反せずに駆除できる
業者に依頼すれば、自分で駆除アイテムを買ったり追い出し方法を調べたりする手間も省けます。また、鳥獣保護法に触れずに駆除できるので、安全で一番ラクな方法と言えるでしょう。
免許なしでOK!自分でできるたぬき対策【法律違反なし!】
免許を取るほど手間はかけたくないけれど、自分でできる範囲で対策をしたいなら、以下の方法を試してみましょう。ご紹介するのは、駆除や捕獲する方法ではなく、「たぬきを追い出して侵入させない方法」です。
- 燻煙剤を使う
- 侵入経路をすべてふさぐ
- 隠れられる場所を減らす
- 忌避剤や音を活用する
ただし、どの方法も必ず効果があるわけではありません。また、一度追い出しに成功しても戻ってくる可能性が高い点も心得ておきましょう。
燻煙剤を使う
たぬきが閉鎖的な場所に住み着いているなら、燻煙剤を使うのが効果的です。たとえば、屋根裏や床下は、燻煙剤の効果が出やすい場所。燻煙剤によってたぬきを追い出すのが目的です。
ただし、燻煙剤の煙は居住スペースに入ってこないよう、目張りをするなどの対策が欠かせません。また、正しく使用しないと火災が発生する危険もあるので、取り扱い説明書を良く読んで適切な使い方をしましょう。
侵入経路をすべてふさぐ
たぬきを追い出す際に確認しておきたいのが、「侵入経路」です。侵入を許してしまった隙間や穴を見つけてふさがないと、いくら追い出しても再発しやすいためです。
侵入経路となる隙間や穴が放置されてしまうと、たぬきだけでなくネズミやハクビシンなどの害獣も住み着きやすきくなります。侵入経路は1つとは限らないため、家の中からと外から、徹底的にチェックしてすべての侵入経路を見つけましょう。
侵入経路が特定できたら、追い出し後にすべてふさぎます。隙間や穴の大きさや場所によって、金網やネットを使い分けると効果的です。
隠れられる場所を減らす
身を隠せる場所があると、たぬきにとっては居心地が良い場所になってしまいます。そこで、隠れられる場所をできる限り無くしておきましょう。
- 雑草を刈る
- 庭木は定期的に剪定する
- 不必要なモノは置かない
見通しが良くしておけば、たぬきを発見しやすくなるだけでなく、住み着かれにくくなります。
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忌避剤や音を活用する
たぬきが嫌がるニオイや音を活用すると、住み着かれにくくなります。
嫌がるニオイとしては、天敵である狼のニオイ、木酢液やミントオイルなどが挙げられます。市販の忌避剤でもこれらのニオイを活用しているアイテムがあるので、ぜひ活用してみましょう。
忌避剤は定期的に散布すると効果的です。雨が降った後はニオイが消えてしまいやすいため、特に念入りに散布しましょう。
嫌がる音では、天敵である狼の鳴き声が効果的。人感センサーで、たぬきが近づくと音がなる仕組みを作っておくのがオススメです。
また、強い光を発するライトを設置しておくと、たぬきが驚いて近付きにくくなります。人感センサーなどを使い、たぬきが近づくと点灯するライトがオススメです。
ただし、ニオイや音、光もたぬきが慣れてしまう可能性があるため、ほかの対処法とあわせて実施すると良いでしょう。
たぬきの駆除では法律に要注意!まずは業者に相談を!
鳥獣保護法で保護されているたぬきは、自分で勝手に駆除や捕獲をすると法律違反になってしまいます。そこで、専門業者に依頼するのが良いでしょう。専門知識と経験を活かし、最適な方法で効率的かつ安全に作業してもらえます。
専門業者は、複数社から見積もりを取って料金や作業内容を比較検討するのがオススメ。納得できる依頼先を見つけましょう。
- 近くにたぬきがいて不安…
- フン害や食害を止めたい…
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たぬきの捕獲に関する法律に関するよくある質問
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Q. たぬきを捕獲するのは法律違反になる?
A.鳥獣保護法により、免許や申請なしにたぬきを捕獲するのは禁じられています。勝手に捕獲した場合、法律違反となります。
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Q. たぬきを捕獲・駆除する方法は?
A.たぬきを捕獲・駆除するなら、専門業者にまかせるのがベストです。
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Q. 自分でできるたぬきを追い出す方法は?
A.自分でできるたぬきを追い出す方法では、以下が有効です。
- 燻煙剤を使う
- 隠れられる場所を撤去する
- 忌避剤や音を活用する