ネズミの病原菌

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ネズミが持つ病原菌は?どのくらい危険?痕跡を見つけた時の対策を紹介

2023.09.02 2025.02.18

様々な被害を生むネズミですが、その中でも危険なのが病原菌です。ネズミは不衛生な場所に生息しているため、複数の病原菌を全身につけています。ネズミの持つ病原菌が人体の中に入ると、健康被害を及ぼすだけでなく、最悪の場合は死亡する可能性もあるので注意が必要です。

今回はネズミが持つ病原菌の種類と、ネズミの健康被害を防ぐための対処法について解説します。ネズミの被害を受けている人はこの記事を参考に、しっかりと対策を行ってください。

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ネズミに齧(かじ)られた食材や食品袋の菌は?食べて大丈夫?

ネズミに齧(かじ)られた跡のある食べ物や食品袋は、もったいないからと処分を躊躇せず、すみやかに処分しましょう。

ネズミは食中毒を引き起こすサルモネラ菌を媒介するため、ネズミの齧った食材を口にすると食中毒を引き起こす可能性が高いです。また、ネズミが直接齧った食材ではなくても、食品袋が齧られている場合は中の食材に菌が付着している可能性があるので、処分をおすすめします。

また、ネズミはチーズが好きという印象があるかもしれませんが、実際にはお米や小麦粉、穀類、イモ類、野菜、肉、魚など、人間が食べるものすべてがネズミのエサになります。大袋でかじられると処分を躊躇しがちですが、あとで危険な感染症にかかるリスク、高額な治療費が必要になるリスクを考えれば、目の前の食材は安いものでしょう。

ネズミが家に出た場合、まずは食材をネズミが齧れない保存容器(ガラス製など)に移し替えるといいでしょう。ビニール袋やダンボールなどはねずみが齧って破れてしまう可能性が高いです。

ネズミが持つ病原菌の種類

ネズミが持つ病原菌と引き起こす病気

サルモネラ菌

サルモネラ菌は食中毒の原因となる菌で、吐き気や腹痛、38度前後の発熱、下痢などの症状を引き起こします。サルモネラ菌の致死率は高くありませんが、子どもやお年寄りが感染すると重症化するリスクが高いので注意しましょう。

サルモネラ菌はネズミが触った食器や食材から感染につながる可能性が高く、予防薬などもありません。ネズミが触った物は除菌を徹底するようにし、食材などは処分、または加熱処理を行いましょう。

腸チフス菌

腸チフス菌はサルモネラ菌の仲間で、食中毒を引き起こす原因となる菌です。腸チフス菌は、ネズミを通して飲食物から人間に感染し、感染すると発熱や頭痛、全身のだるさ、高熱などの症状を引き起こします。

チフス菌は衛生環境の悪い場所で感染しやすい傾向にあるため、発展途上国での感染が多いです。日本国内での発症例は少なく70~90%が輸入事例ですが、海外渡航歴のない腸チフス患者が発生した例も。原因となるネズミの対策は徹底しましょう。

レプトスピラ菌

レプトスピラ菌は、ネズミの排泄物がしみ込んだ土や水に、人間の皮膚や粘膜が接触するとレプトスピラ症という病気を引き起こします。レプトスピラ菌に感染すると、発熱や寒気、頭痛、筋肉痛、粘膜充血などの症状を引き起こします。重症化した場合はワイル病ともいわれ、腎障害などを伴うこともあるほか、死亡率が20~30%もあるため、レプトスピラ菌は非常に危険な細菌といえるでしょう。

レプトスピラ症は人間だけでなく、ペットや家畜にも感染するリスクがあります。動物に感染すると症状が急激に悪化して、死亡してしまう可能性もあるので注意が必要です。

ストレプトバチルス・モニリフォルミス

ストレプトパチルス・モニリフォルミスはネズミの口内に生息する細菌です。ネズミに直接嚙まれたり引っかかれたりしたことが原因で感染し、鼠咬症という病気を引き起こします。鼠咬症を発症すると傷口が潰瘍になり、傷口の周りに発疹が現れるのが特徴です。また、悪寒を伴う発熱や関節痛、頭痛、吐き気などの症状を引き起こし、症状を放置しておくと死亡する可能性もあるので、噛まれないよう十分注意しましょう。

ツツガムシ病

ツツガムシ病とは、リケッチアという微生物に感染したダニに刺されることで発症する病気です。ネズミが菌を持っているわけではありませんが、ネズミにはダニが寄生していることが多く、リケッチアに感染したダニをネズミが運んでくる可能性があります。

ツツガムシ病にかかると、倦怠感や食欲不振、頭痛、悪寒、発熱といった症状を引き起こし、体温は40度にも達する可能性も。ダニ退治の前に、感染源のダニを運ぶネズミ対策をまずは徹底しましょう。

ハンタウイルス

ハンタウイルスはネズミの排泄物や唾液を通じて感染するウイルスで、ハンタウイルス肺症候群や腎症候性出血熱を引き起こします。ハンタウイルスは排泄物を直接触るだけでなく、ネズミの排泄物によって汚染されたほこりを吸い込むだけでも感染します。フンなどの処分時はマスク着用を徹底しましょう。

ハンタウイルス肺症候群は、突然の発熱や頭痛、悪寒などの症状が見られ、死亡率は約40%と非常に危険な疾患です。また、ワクチンなど有効な治療法が確立されていないのも、ハンタイルス肺症候群の危険性を高めています。

腎症候性出血熱は微熱などの軽傷で済むケースもありますが、重症化すると発熱のほかにも血圧の大幅な低下といった症状を引き起こし、重症化した場合の死亡率は3~15%です。腎不全を引き起こし、人工透析が必要になる場合もあるため、非常に危険な疾患といえるでしょう。

E型肝炎

E型肝炎は、ウイルス性の急性肝炎の一つです。E型肝炎はウイルスに汚染された食べ物や水などから感染することが多いですが、海外ではネズミ由来のウイルスから感染した例も確認されています。

E型肝炎を発症すると、急な発熱や倦怠感、食欲不振や吐き気などの症状が見られ、重症化すると回復までに数週間以上の長い時間がかかります。また、妊婦はE型肝炎が重症化しやすく、死亡する可能性も。ネズミに限らず、感染源となる動物の糞便と接触してはいけません。

A型肝炎やB型肝炎とは異なり、E型肝炎は明確な治療法がなく、対症療法しかできないもの危険なポイントです。

ペスト

ペストはネズミに感染する病気で、感染したネズミの血を吸ったノミが人間を刺すと人間にも感染します。ペストは黒死病とも呼ばれ、14世紀にヨーロッパで人口の3割が命を落としたといわれる危険な病気です。

日本では1926年以降確認されていない病気で、予防薬や治療薬もあります。しかし、致死率の高い病気であることに変わりはありません。

ペストには腺ペストや敗血症型ペスト、肺ペストなどの種類があり、中でも肺ペストは発症後24時間以内に死亡するといわれています。

 

ネズミの痕跡を見つけたときの除菌方法

ネズミの痕跡を除菌している人

ここでは、ネズミのフンやラットサイン を見つけた場合の除菌方法、掃除方法を解説します。

ネズミのフンを見つけた場合

ネズミのフンは菌を媒介するのはもちろん、放置しておくと害虫や悪臭の発生源にもなるため、ネズミの糞を見つけたら早めに掃除しましょう。また、ネズミのフンはラットサインと呼ばれ、ネズミの巣やエサ場を見つけたり、ネズミの種類を見分けたりするポイントになります。そのため、掃除の前にラットサインを写真に残しておくことをおすすめします。

ネズミのフンを見つけたら、フンの周りにアルコール除菌を吹きかけ、その後ティッシュや布でふき取りましょう。フンをふき取った後は水拭きを行い、最後にもう一度アルコール除菌を行います。アルコール除菌がない場合は、お風呂用の除菌スプレーや酵素系漂白剤などでも代用可能です。

ネズミのフンを掃除するときの注意点として、掃除機は使わないようにしましょう。掃除機でネズミのフンを吸い込んでしまうと、内部でフンが粉砕されて掃除機に菌が付着するだけでなく、掃除機が空気を排出する際に菌が空気中に排出されてしまいます。

また、ネズミのフンの掃除をする際には、ゴム手袋やマスクを着け、掃除後には必ず処分してください。

業者に駆除を依頼する

ネズミのフンを掃除する際には衛生面で危険性があるほか、ネズミ自体を駆除しなければ再度フンが排泄されてしまうため、ネズミの痕跡を見つけた際には業者に駆除の依頼をしましょう。ネズミの駆除は忌避剤や粘着シートなどを使って自分で行うこともできますが、確実ではありません。

ネズミ駆除業者に依頼をすれば、ネズミの痕跡からネズミの種類やすみかを特定し、適切に対策してくれます。また、ネズミが発生していた場所には消毒や再発防止のための対策を行ってもらえるため安心。ネズミによる被害が大きくなる前に駆除を依頼しましょう。

ネズミの駆除業者を選ぶ際には、ネズミ駆除の実績があることや再発時のアフターフォローがある業者を選ぶことをおすすめします。また、相見積もりを取りどんな作業にどのくらいの料金がかかるかを確認すると良いでしょう。

ネズミが持つ病原菌に注意しよう

ネズミは食中毒を引き起こすサルモネラ菌を代表に、様々な種類の病原菌を持っています。中には死に至るような危険な病原菌もあるため、ネズミを見つけた際には大きな被害が発生する前に対策をしましょう。ネズミが触った食材などは早めに処分するようにし、ネズミのフンを掃除する際には必ず衛生面での対策を行うことが重要です。また、再発を防ぐためにも、ネズミ駆除の業者に依頼すると良いでしょう。

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ネズミが持つ病原菌は?どのくらい危険?痕跡を見つけた時の対策を紹介のよくある質問

  • Q. ネズミが持つ病原菌にはどんなものがある?

    A.

    ネズミが持つ病原菌にはサルモネラ菌や腸チフス菌、レプトスピラ菌、ストレプトバチルス・モニリフォルミス、ツツガムシ病、ハンタウイルス、E型肝炎、ぺストなどがあります。死に至る病原菌もあるため、早めに対処しましょう。

  • Q. ネズミの痕跡を見つけたらどうすればいい?

    A.

    ネズミに齧られた食材や食品袋は処分しましょう。また、ネズミのフンを見つけたら衛生対策を行いアルコール除菌を行ってください。再発を防ぐためにも、最終的には業者に駆除の依頼をしましょう。

  • Q. ネズミの菌は空気感染する?

    A.

    ネズミが持つ病原菌の中には、ウイルスが混ざったほこりを吸い込むことで感染するものもあります。また、気づかないだけでネズミが食材や食器を触っているケースもあるため、早めに対策しましょう。

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