2025.09.19 2025.09.28
本記事では、マムシ駆除に関係する生態や特徴、遭遇時の安全な対応について解説します。
マムシは強い毒をもち攻撃性もあるため、出現すると大きな不安を感じるでしょう。どのような場所に潜んでいるのか、どの地域で多く見られるのか、被害を防ぐ上で把握するのが重要です。
実際に遭遇したときの駆除方法や費用相場、駆除後の再発防止策についても詳しく紹介しています。マムシの存在に悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
マムシ駆除の前に知っておきたい生態・特徴
マムシは日本で最も身近に生息する毒ヘビの一種で、農村部や住宅の周辺でも遭遇する危険があります。体長は50~60cmほどと小型ながら、強い毒をもつため軽視はできません。
まずはマムシの生態や特徴を理解し、駆除や退治に取り組む前に正しい知識をもっておきましょう。
体長 | 約45〜60cmと小柄だが太めの体つき |
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外見の特徴 | 灰褐色の体に銭形模様、三角形の頭部、縦長の瞳 |
行動特性 | 主に夜行性で、日中は草むらや石の下に潜む |
主な生息地 | 水辺や田畑、林の近くなど全国各地(南西諸島を除く) |
餌 | ネズミ、カエル、トカゲなどの小型動物 |
ここからは、出現場所や攻撃性について見ていきます。
出現場所/地域
マムシは日本全国(南西諸島を除く)に分布し、人の生活圏と自然環境の境目に多く見られます。田畑や水辺、土手などでは餌となる小動物が豊富に生息しており、マムシにとって絶好の狩場となります。
また、農作業小屋や民家の周辺にも出没することがあり、雑草の多い庭や放置された資材置き場などは隠れ場所になりやすいです。夜間に活動が活発になるため、夕方以降に遭遇するリスクが高まります。
毒性/攻撃性
マムシの毒は強力で、咬まれると激しい痛みや腫れがすぐに現れます。毒には出血毒が含まれ、重症化すると組織の壊死や全身症状に発展し、命を落とす危険もあります。
毎年およそ3,000人が咬傷被害を受け、そのうち10人前後が死亡していると報告されている!
マムシは普段から積極的に人を襲うわけではありませんが、踏みつけたり近づきすぎると身を守るために攻撃してきます。草むらや石の下に不用意に手足を入れないことが最大の予防策です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
マムシの嫌いなものって何?危険な毒蛇対策や正しい対処法を解説!
2025.08.28 2025.08.28
マムシの駆除方法は4つ【業者依頼が最も安全!】
マムシは強力な毒をもつ危険なヘビであり、見かけても決して安易に近づいてはいけません。最も安全で確実な方法は、専門の駆除業者に依頼することです。
自力での駆除方法はいくつかありますが、いずれも咬まれる危険性が高く、十分な知識と準備がないままでは大変危険です。ここでは代表的な4つの方法を紹介しますが、あくまでも最善策は「距離をとり、専門業者に任せること」であると覚えておきましょう。
殺蛇剤を吹きかける
市販の蛇用スプレーを利用して追い払う方法です。3mほどの距離から噴射できる製品が多く、直接近づかずに対応できるのが特徴です。
ただし、マムシが暴れて攻撃的になる可能性があるため、使用時は注意しましょう。屋内や人の近くでは薬剤の影響も考えられるため、慎重に判断してください。
トラップ型の捕獲器を使用する
ヘビは壁や障害物に沿って移動する習性があるため、その動きを利用したトラップ型の捕獲器があります。一度入り込むと出られなくなる仕組みですが、捕獲後の取り扱いにリスクが伴います。
無理に自分で処理しようとせず、捕獲した後は専門業者に引き取ってもらうのが安全です。
棒形の捕獲機を使用する
マジックハンドのような形状で蛇の体を挟んで捕獲する棒型の器具もあります。距離を保ちながら捕まえられるため比較的安全に思えますが、捕獲の最中に蛇が暴れることも想定できるので、素人には危険が大きい方法です。
万一取り逃がした場合、自分の足元に向かってくる可能性もあるため十分注意しましょう。
駆除業者に依頼する
マムシを確実かつ安全に駆除するなら、専門業者へ依頼するのが最も安心です。毒蛇の取り扱いに慣れたスタッフが、適切な方法で迅速に対応してくれます。
依頼前に必ず見積もりを取り、料金や追加費用の有無を確認しておきましょう。
複数業者を比較し、信頼できる業者を選ぶのが被害を最小限に抑えるポイントです。
マムシ駆除業者の費用相場【業者の選び方と安く抑えるポイントも】
マムシ駆除の費用は最低でも1.5万~3万円程度が一般的です。巣の撤去や侵入経路の封鎖、環境整備や防止工事を含めると10万円以上かかるケースもあります。
正確な金額は現地調査によって決まるため、まずは無料調査を依頼し、見積もりを確認してから依頼しましょう。
次に、業者の選び方と安く依頼するコツを解説します。
業者の選び方
マムシ駆除を依頼するときは、まず実績が十分かどうか確認しましょう。マムシは地域や環境によって行動が異なるため、経験のある業者であればより的確な対応が期待できます。
料金体系の明確さも重要で、追加費用や出張費の有無を確認しておくと安心です。また、駆除後に再発防止のためのアドバイスをしてくれる業者を選べば、同じ被害を繰り返さずに済む可能性が高まります。
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安く抑えるポイント
マムシ駆除の費用は、以下の工夫で費用を抑えられます。
- 無料の現地調査や見積もりを利用する
- 複数業者に見積もりを依頼して比較する
- 忌避剤や環境整備で日常的に予防する
こうした工夫を取り入れれば、駆除費用を最小限にしながら安全を確保できます。命に関わるリスクを考えれば、早めの依頼と適切な業者選びが最も合理的な選択と言えるでしょう。
マムシ駆除・退治に関する3つの注意点
マムシは小型ながらも非常に強力な毒をもつ危険なヘビです。人家の近くや田畑に出没するケースもあり、突然遭遇することだってあります。
駆除するときは、安全を守るために以下3点を覚えておきましょう。
自治体はマムシ駆除に対応していない
地域によっては害獣や害虫の駆除に自治体が関与するケースもありますが、マムシに関しては基本的に対応していません。
毒蛇であるため専門的な知識や技術が必要で、役所や保健所に相談しても専門業者を紹介される場合がほとんどです。自力での駆除は危険を伴うため、専門業者を探し駆除依頼するのが安全です。
万が一噛まれたらすぐに病院へ
マムシに噛まれると激しい痛みや腫れがすぐに現れ、放置すると壊死や全身症状に進行する恐れがあります。
応急処置を試みるよりも、一刻も早く医療機関へ向かうのが最優先!
抗毒素血清(毒の治療)は取り扱い病院が限られる場合もあるので、迷わず救急車を呼び、適切な治療を受けましょう。
マムシに遭遇したら肌の露出は控える
マムシを見かけたときは近づかないのが最も重要ですが、やむを得ず移動や駆除を検討する場合は服装にも注意してください。
半袖や短パンといった露出の多い服装は避け、長袖・長ズボンに手袋や長靴を着用すると、万が一の接触時のリスクを軽減できます。黒や濃い色は刺激を与える場合があるため、できるだけ明るめの服装を選びましょう。
マムシを駆除したあとの対策【潜伏させない環境整備】
マムシを駆除しても、そのままでは再び同じ場所に潜伏される可能性があります。マムシは隠れ場所や餌を求めて人家の周辺に近づくため、駆除後の環境整備こそが再発防止の鍵となります。
日常的に庭や家の周囲を管理し、マムシが居つきにくい環境を整えましょう。駆除後に取り組むべき具体的な対策を解説します。
植物・草木を管理する
マムシは草むらや落ち葉の下など、暗くて湿った場所を好みます。庭の雑草を定期的に刈り取り、落ち葉や不要な木材を放置しないようにしましょう。
植木や生垣は風通しを良くすることで潜伏しにくくなります。ゴミ袋や資材を庭に積み上げておくと格好の隠れ場所になるため、整理整頓も欠かせません。
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忌避剤を活用する
木酢液やハッカ油を利用した簡易的な忌避剤から、マムシ専用の撃退剤までさまざまな製品が市販されています。これらは匂いや刺激によって一時的に近寄らせない効果があります。
庭の隅や石垣の周辺、湿気の多い場所に重点的に散布すると効果的です。
ただし、長期的に効果が持続するわけではないため、定期的に撒き直しが必要です。
他の害獣もまとめて駆除する
マムシはネズミやカエル、昆虫などを餌としています。そのため、餌となる生き物を減らすことが、マムシを寄せ付けないための効果的な対策になります。
ネズミが住みついている場合は駆除依頼し、カエルや昆虫が繁殖しやすい水たまりや湿気の多い場所をなくしましょう。餌の供給源を断つことで、マムシが周辺に定着するリスクを大幅に下げられます。
マムシ駆除を自力で対応するのはリスク大!業者依頼が安全・確実!
本記事では、マムシの生態や危険性、遭遇した際の駆除方法を解説しました。
マムシは毒性が強く、攻撃性もあるため自力で退治しようとすると噛まれるリスクが高まり非常に危険です。無理に手を出さず、安全かつ確実に解決するには専門業者へ依頼するのが最も安心です。
セーフリーでは、現地調査・見積もり無料の業者を多数掲載しており、口コミや料金を比較しながら条件に合う業者を簡単に探せます!土日祝や即日対応可能な業者も多く、緊急時でも安心して相談できますよ。
気になる業者を見つけたら、積極的に見積もり依頼し信頼できる業者に駆除依頼しましょう!
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- 裏庭にマムシが出た…
- 近所でマムシ被害が出た…
- マムシが家周辺をうろついている…
マムシを見つけたらまずは避難!
安全対策してから業者に相談し
確実に駆除・対策を!
マムシ駆除に関するよくある質問
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Q. マムシを見つけたら自分で駆除しても大丈夫?
A.市販の捕獲器やスプレーを使えば退治できるケースもありますが、失敗すると攻撃的になり被害につながる恐れがあります。安全性を考えると、基本的には近づかずに専門業者に依頼するのが最も安心で確実な方法です。
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Q. マムシ駆除の費用はどれくらいかかる?
A.一般的な目安としては1.5万~3万円程度ですが、巣の撤去や侵入防止工事、環境整備を含めると10万円以上になる場合もあります。正確な金額は現地調査で確定するため、まずは無料調査と見積もりを依頼しましょう。
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Q. マムシが家の周辺に何度も出るのはなぜ?
A.庭や畑に雑草や落ち葉が放置されていると潜伏場所になりやすく、またネズミやカエルといった餌が豊富にいるとマムシを引き寄せてしまいます。さらに、水たまりや湿気の多い場所は獲物や昆虫を呼び込み、結果的にマムシの活動を助長します。