2024.09.03 2024.10.10
この記事では、ネズミの大量発生について徹底解説していきます。
「ネズミ算」という言葉でも知られているように、ネズミはあっという間に増える生物。気が付いたら大量発生していて手が付けられなくなってしまうため、存在に気付いたら早めに対処することが大切です。
ここでは、ネズミが大量発生する原因から駆除方法までを詳しくご紹介します。駆除後に再度侵入されないための予防策にも触れますので、大量のネズミでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ネズミが大量発生する2つの原因
ネズミが大量発生する原因は、主に以下2つです。
- 繁殖スピードが早く寿命が3年ほどと長い
- 冬でも快適に過ごせる場所があり冬眠しない
それぞれの原因について、詳しく見てみましょう。
繁殖スピードが早く寿命が3年ほどと長い
ネズミは、繁殖スピードが非常に早い生物です。家に住み着く主な3種類のネズミについて、それぞれ特徴と繁殖スピードを見てみましょう。
種類 | 特徴 | 寿命 | 繁殖スピード |
---|---|---|---|
ドブネズミ | ・20~26cmほどで、耳が小さく胴体が太い ・泳ぎが得意 |
約3年 | ・生後90日で繁殖スタートし、1度に9頭ほど出産 ・年間5~6回出産 |
クマネズミ | ・15~20cmほどで、耳が大きく尾が長い ・運動能力が優れていて、高所にも生息する |
約3年 | ・生後90日で繁殖スタートし、1度に6頭ほど出産 ・年間5~6回出産 |
ハツカネズミ | ・5.5~10cmほどで、胴体が小さく、尾のほうが長い ・小さな隙間でも侵入する |
約1~1.5年 | ・生後35日で繁殖スタートし、1度に6頭ほど出産 ・年間6~10回出産 |
「ねずみ算」という言葉があるように、みるみるうちに増えていくのがネズミの特徴。また寿命も3年ほどと長い種類が多いため、繁殖できる環境が整えばあっという間に大量発生してしまいます。
なんと1年で約1万匹にまでなると言われていほど、ネズミは繁殖スピードが早いです。
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冬でも快適に過ごせる場所があり冬眠しない
本来であればネズミは寒さに弱い生物ですが、家に住み着いたネズミは冬でも暖房や断熱材で温かく快適な環境で過ごせます。
ネズミの繁殖期は春と秋とされますが、冬も快適な環境で過ごしていれば、1年中繁殖できてしまうのです。
当然冬眠もしないため、1年を通してネズミは数を増やしていくことになります。
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大量発生したネズミの駆除方法【3つの退治手段】
ネズミが大量発生してしまった場合の対処法は、下記3つが有効です。
- 業者に依頼する
- 毒餌を使う
- 忌避剤を使う
少数であればトラップなども有効ですが、大量発生しているなら上記の方法を試してみましょう。
業者に依頼する
大量発生したネズミを徹底駆除するなら、専門の業者へ依頼するのがベストです。
専門業者なら、専門知識と専用のアイテムを駆使し、手が届かない場所までしっかり駆除作業してもらえます。すべてのネズミを一度にすべて駆除するのは簡単ではないため、プロに任せて徹底的に駆除してもらうのが効果的です。
毒餌を使う
仕掛けた毒餌が巣に持ち帰られれば、ネズミを効率的に退治できます。直接的に手を下す必要もなく駆除できるため、手軽にできる対処法であることもポイントです。
ただし、毒餌に食いつかないネズミもいるため、確実な駆除方法ではありません。また、毒餌はすべてのネズミに効果があるわけではないので、一掃するのは難しいです。
忌避剤を使う
忌避剤を使えば、一度に大量のネズミを追い出せます。とても効率的な方法ですが、数が多ければ多いほど戻ってくるリスクも高いです。また、忌避剤の効果はあくまでも一時的なので、完全な駆除にはなりません。
ネズミ大量発生時の注意点2選
ネズミが大量発生した際には、下記2つの注意点を押さえておきましょう。
- 死骸やフンに直接触らない
- 数匹でも残るとまた増えるリスクがある
安全かつ徹底した駆除をするために、それぞれの項目について解説します。
死骸やフンに直接触らない
ネズミを毒餌などで退治したら、死骸やフンを見つけて処分しなければなりません。ただし、死骸やフンには病原菌や寄生虫などが付着しているため、直接触らないようにしましょう。
マスクやゴム手袋などを着用し、安全対策をして作業する必要があります。
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数匹でも残るとまた増えるリスクがある
ネズミは、数匹でも残れば再びあっという間に数を増やします。特に大量発生しているネズミは、すべてを一度に駆除するのは簡単ではありません。手が届かない場所に隠れていたり、思わぬ場所に逃げ込んで生き延びたりするネズミがいるためです。
ネズミの徹底的な駆除は、専門の業者へ依頼するのがおすすめです。
ネズミの大量発生を放置するリスク5つ
大量発生したネズミを放置してしまうと、下記5つのリスクを負うことになります。
- 騒音や悪臭トラブルが発生する
- 建物が損傷する
- 食材が荒らされる
- 停電や火災が起こる危険がある
- 感染症にかかることがある
たかが小さなネズミと考えず、それぞれのリスクについて理解を深めておきましょう。
騒音や悪臭トラブルが発生する
ネズミが走り回る音や鳴き声による騒音トラブルが発生します。ネズミは夜活発に動き回るため、音が気になって眠れなくなったり、ノイローゼになってしまったりすることもあります。
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建物が損傷する
ネズミのフンや尿が長時間放置されると、建物にダメージを与えます。また、ネズミは固いものをかじる習性があるため、柱や家具などをかじられてしまうケースも多いです。
ネズミによって損傷した建物は、価値や安全性が低くなってしまいます。
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食材が荒らされる
保存している食材が荒らされるリスクも、とても大きいです。たとえば袋のまま保存している食材の場合、袋をかじって開けられ、中身を食い荒らされてしまうケースがあります。食い荒らされた食材は病原菌などがいる危険があるため、すべて廃棄しなければなりません。
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停電や火災が起こる危険がある
固いものをかじる習性があるネズミは、電気の配線をかじることも珍しくありません。配線がかじられると、ショートして停電したり、火災が起こったりする危険があります。
特に火災は、自宅だけでなく周辺に燃え移る可能性もあるため、リスクが大きいです。
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感染症にかかることがある
ネズミの体には、さまざまな病原菌が付着しています。
- サルモネラ菌
- ハンタウイルス
- レプトスピラ菌
上記をはじめ多数の菌を保有しているため、ネズミに触ったり、ネズミに食い荒らされた食材を食べたりするのは厳禁です。フンや尿にも菌が含まれるため、掃除の際も触ったり吸い込んだりしないよう注意しましょう。
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大量発生したネズミの駆除後は再発防止策を【3つの予防法】
ネズミを駆除しても、また別のネズミが住み着いてしまう可能性があります。二度と住み着かれないようにするためには、再発防止策を講じなければなりません。
- 隙間をすべてふさぐ
- こまめに片付けや掃除をする
- 食材は密閉保管する
上記3つの予防策が有効なので、それぞれの方法をチェックしておきましょう。
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隙間をすべてふさぐ
ネズミはほんの小さな隙間からでも侵入してくるため、家中をチェックして隙間やひび割れなどをふさぎましょう。
- 屋根や壁の隙間や割れ目
- 基礎と住宅の隙間
上記をはじめ、通気口や換気扇などにも注意が必要です。
特に空き家や古い家は隙間や割れ目が多いため、全体的な補修が必要になるケースもあります。リフォームも視野に入れつつネズミの再侵入を防ぎましょう。
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こまめに片付けや掃除をする
家の中はこまめに片づけや掃除をして、ネズミが住み着きにくい環境にしておきましょう。紙切れや布切れなどは、ネズミにとって巣の材料になるためです。ネズミが快適に住める巣を作らせないためには、片付けや掃除をしてゴミを放置しないのが重要です。
特に車庫・ガレージは、片付けや掃除が行き届きにくい場合があるため、家の中だけでなく敷地内はしっかり片付けるようにしましょう。
食材は密閉保管する
袋や紙箱は、ネズミがかじってしまうため、プラスチックケースに入れて食材を保管しましょう。エサが豊富にあるとネズミはどんどん数を増やすため、食材を与えないのが大切です。
大量発生したネズミの駆除は業者依頼がベスト!
大量発生してしまったネズミを一掃するのは、簡単ではありません。どんなに頑張って駆除しても、数匹残ってしまえば、すぐにまた大量発生してしまうでしょう。
そこで、大量発生したネズミの駆除は専門の業者へ依頼するのがおすすめです。徹底的な駆除で隅から隅まで作業してもらえるので、再発生するリスクもかなり低くなります。
ネズミの駆除を請け負う業者はいくつもあるため、セーフリーで比較検討してみましょう。多数の業者が掲載されていて、複数の業者から見積もりを取れば現状での費用相場を掴みやすくなります。お近くの業者も見つけやすいので、セーフリーを活用して早めにネズミを駆除しましょう。
ネズミが大量発生したらどうする?原因から駆除方法まで徹底解説のよくある質問
-
Q. ネズミが大量発生する原因は?
A.ネズミが大量発生する原因は、主に下記の2つです。
・繁殖スピードが早く寿命が3年ほどと長いため
・冬でも快適に過ごせる場所があり冬眠しないため -
Q. ネズミが大量発生した場合のリスクは?
A.ネズミが大量発生すると、下記のリスクを負うことになります。
・騒音や悪臭トラブルが発生する
・建物が損傷する
・食材が荒らされる
・停電や火災が起こる危険がある
・感染症にかかることがある -
Q. ネズミが大量発生した場合の対処法は?
A.大量発生したネズミは、業者に依頼して駆除してもらうのがベストです。忌避剤や毒餌でもある程度駆除できますが、数匹でも残ればまた数を増やしてしまいます。
徹底的な駆除をするためには、専門の業者へ依頼しましょう。
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