ベッドはダニが増殖しやすい?!どこが危険?具体的な対策をご紹介!
2024.02.05 2024.02.05
ベッドはダニが特に増殖しやすい場所の1つ。
ベッドまわりの枕、マットレス、かけ布団などには、ダニがエサとするフケ・髪の毛が付きやすく、ダニが大量発生しやすいことで知られています。
ダニを増殖させないためには、ベッドのアイテムそれぞれについて適切な対策を取ることが大切です。
この記事では、ベッドのダニを効果的に退治する方法やポイントをご紹介します。寝室のダニ撃退に、ぜひお役立てください。
目次
ベッドはダニの温床?!増殖する理由
毎日何時間も過ごすことになるベッドですが、適切な対処をしないとダニの温床になってしまいます。
快適に眠り毎日健康に過ごすためには、ベッドがダニの温床になる理由について知っておきましょう。
ベッドでダニが増殖する理由
ダニは、高温多湿でゴミなどが豊富にある環境で増殖します。
繁殖が加速する条件は、25度前後かつ湿度60~80%です。
ベッドは人の体温で温められるだけでなく、寝汗により湿度が高くなります。
また垢やフケなどがベッドに落ちて栄養源となり、ダニはあっという間に増殖する仕組みです。
冬であっても暖房機器を使用して室内は快適な温かさが保たれるため、ダニにとっては年間を通して住みやすい環境となります。
ベッドに多いダニの種類と特徴
ベッドに多く住みつくのは、ヒョウヒダニと呼ばれる種類です。
「チリダニ」と呼ばれることもあるヒョウヒダニは0.2~0.5mmほどの小ささで、肉眼で確認するのは難しいです。
寿命は2~3ヶ月ほどで、垢やフケを栄養源にしています。
ヒョウヒダニは人を刺すことはありませんが、ツメダニは人を刺すことがあります。ツメダニはヒョウヒダニを食べ、ベッドでヒョウヒダニが増えるとツメダニも増えてしまいます。
ベッドで特にダニが増殖しやすいアイテム
ベッドにはフレームやマットレス、シーツやカバー、枕、掛布団などさまざまなアイテムがあります。
なかでもダニが増殖しやすいのは、マットレスです。
マットレスは、ダニが奥深くまで潜って繊維の間に住みつくことができます。
シーツやカバーなどの薄手のアイテムと違い、繊維の奥に住みついたダニは洗濯しただけでは落とせません。
マットレスだけでなく、厚手の布団類もダニが増殖しやすいため注意が必要です。
ベッドにダニがいるか確認する方法
ベッドにダニがいるか確認する方法は、「目視で確認する」「市販のキットを使う」の2つの方法が有効です。
とても小さなダニは目視での確認が難しいですが、大量に増殖していると死骸が白い粉のように見えます。
マットレスを上げたら白い粉のようなものが散らばっているようであれば、ダニが大量にいると考えてよいでしょう。
また、確実に確認するなら、市販のキットを使う方法がオススメです。
ダニはどの家にも住み着いているため、「ダニがいるかどうか」よりも「増殖しているかどうか」に重きを置くことが大切です。
ベッドのダニ退治【基本の対策】
ベッドのダニ退治は、下記2つのステップで進めます。
- 退治する
- 除去する
基本の対策となるため、しっかりチェックしておきましょう。
退治する
生きているダニは繊維内に絡みついたり移動したりと、簡単に除去することができません。
そこで、まずは弱点である熱を使ってダニを退治しましょう。
ただし、全体的に熱を与えないとダニが逃げてしまうため、アイテムによって退治方法を検討することが大切です。
特にダニが増殖しやすいマットレスは、布団乾燥機を使うと効率的です。
分厚い布団は、コインランドリーの乾燥機を使うと効果的に退治できます。
ダニとりシートも、設置するだけでダニ退治できますが、速効性はありません。
ダニスプレーも殺虫財が含まれるため退治が可能ですが、肌に優しい成分を使っている商品を選ぶなどの配慮も必要です。
除去する
熱によってダニ退治ができたら、死骸を除去することも忘れてはいけません。
マットレスの場合は、掃除機や布団クリーナーを使いましょう。
1箇所あたり数秒かけて、ゆっくり丁寧にかけていくことがポイントです。
水洗いできるアイテムであれば、洗濯することで死骸などを除去できます。
水洗いできないものは、マットレス同様に掃除機などを使いましょう。
ベッドのダニ対策のポイント【アイテム別】
ベッドのダニ対策をするなら、寝具アイテムごとのポイントを押さえておきましょう。
また、寝具だけでなく寝室全体をこまめに換気し掃除することも大切です。ダニはベッド以外にも生息しているため、ベッドだけをキレイにしても他から移動してくるためです。
ここでご紹介するアイテム別のポイントに加え、寝室を丸ごとダニ対策していきましょう。
- マットレス
- 敷布団
- シーツ・カバー
- 毛布
- 羽毛布団
- 枕
マットレス
特にダニの温床になりやすいマットレスは、定期的にダニ退治をしていくと安心です。
ただし、熱に弱い素材を使っているマットレスもあるため、熱を加えても問題ないかを事前にチェックしておきましょう。
また、マットレスはベッドフレームや布団と接している面が乾燥しにくいため、定期的に立てかけて通気させるとダニ予防に役立ちます。
敷布団
寝汗を吸収する敷布団も、マットレス同様に定期的なダニ退治が必要です。
湿度を下げないとダニはどんどん増殖してしまうため、朝起きたら敷布団の上に何も置かず、しばらくそのまま乾燥させましょう。
シーツ・カバー
シーツやカバーには、ダニの栄養源となる垢やフケがたくさん付着します。
ダニを増殖させないためには、シーツやカバーをこまめに洗濯し、常に清潔にしておくことが重要です。
毛布
毛布は、分厚ければ分厚いほどダニの温床になりやすいです。
そこで、定期的に洗濯するほか、分厚い毛布は布団乾燥機を使ってダニ退治することも大切です。
羽毛布団
羽毛布団は基本的にダニが入り込みにくい構造ですが、そのカバーでは増殖することがよくあります。
カバーは定期的に洗って、キレイな状態を保ちましょう。
また、安価な羽毛布団の場合はダニが増殖することも多いため、布団乾燥機などでの対処も必要です。
枕
枕も、ダニにとって好条件となります。
洗える枕であれば定期的に洗い、洗えないものであれば布団乾燥機などを使ってダニ退治をしましょう。
また、カバーはこまめに洗って交換することが大切です。
ベッドにダニがいるとかゆい?!主な症状
ベッドにダニがいると、アレルギー症状を起こすことがあります。
- かゆみ
- 目の充血
- 咳
- くしゃみ
- 鼻づまり
主に上記のような症状から、悪化すると気管支炎などになることもあるため注意が必要です。
また、ヒョウヒダニが増えてツメダニも生息している場合、刺されて感染症にかかる危険もあるため、早めの対策が欠かせません。
ダニが発生したベッドは捨てるべき?
ダニは熱に弱いため、50度以上の熱を適切に与えれば死滅させて除去できます。
そのため、ダニが発生したからと言って必ずしもベッド自体を捨てなければならないということではありません。
そうは言っても、ダニがいるようなベッドを使い続けるのは嫌な人が多いでしょう。かゆみなどが気になるなら、専門の業者へ一度相談してみることをおすすめします。
一度しっかり退治してもらえば、その後のダニ予防もしやすくなるため、業者依頼はオススメです。
ダニ対策にはベッドと布団どちらが良い?
ベッドと布団は、どちらもダニが増殖するリスクがあります。
リスクの高さは比べるのが難しいですが、ベッドの場合はマットレスが丸洗いできないため、布団乾燥機を使って念入りにダニ対策をしなければなりません。
布団は、厚さによってはコインランドリーの乾燥機を使えたり丸洗いできたりするため、ダニ対策がしやすい場合もあります。
ただし、布団を床にじかに敷いている場合は、通気しにくくダニが増殖しやすいです。
ベッドの場合も、通気しにくいフレームだとダニの温床になることがあるので、どちらの場合も定期的なダニ対策が必要です。
ベッドのダニ対策なら!業者利用も検討しよう
ベッドの中でもマットレスは特にダニの温床になりやすいため、定期的な対策が欠かせません。
「かゆい」などの症状が出ているのなら、まず業者へ依頼して徹底的にダニ退治するのがオススメです。
自分では取り切れない部分まで入念に退治してもらえるので、快適な眠りのためにぜひ業者もご利用ください。
ベッドはダニが増殖しやすい?!どこが危険?具体的な対策をご紹介!のよくある質問
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Q. ベッドにダニがいるか見極める方法は?
マットレスを上げると白い粉のようなものが落ちているのなら、ダニが増殖している可能性が高いです。
また、ベッドに横になるとくしゃみや鼻づまりなどのアレルギー症状が出るのなら、ダニがいる可能性が考えられます。
その他、市販のキットを使うとダニがいるかどうかを確認できます。 -
Q. ダニはベッドのどこにいることが多い?
ダニはベッドのどの部分にもいる可能性がありますが、一番増殖しやすいのはマットレスや分厚い布団です。
-
Q. ベッドにダニがいるとどんな症状が出る?
ベッドにダニがいると、さまざまな症状が出ることがあります。
・かゆみ
・目の充血
・咳
・くしゃみ
・鼻づまり
人によって症状はさまざまですが、主に上記のような症状が出ているのなら、ダニがいる可能性が高いです。