駆除するべきハツカネズミ

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ハツカネズミの駆除方法まとめ【他種との見分け方・対策の違いも解説】

2023.11.07 2024.12.30

かわいらしい見た目のハツカネズミですが、家に住み着いてしまうとさまざまな被害をもたらします
ネズミの駆除方法は多数ありますが、ハツカネズミに効果的な方法を選ぶことが大切です。

この記事では、ハツカネズミの特徴や見分け方から、駆除方法まで詳しく解説します。

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本当にハツカネズミ?駆除前のチェックポイント3つ

駆除しなければならないハツカネズミ

ネズミは種類ごとに性質や退治法が異なるため、効果的に駆除するならどの種類なのかをまずは見極める必要があります
ここでは、ハツカネズミの特徴や、似た種類との見分け方を解説します。

  • ハツカネズミの特徴
  • ハツカネズミのラットサイン
  • ほかのネズミとの違い

ハツカネズミの特徴

ハツカネズミは、家に住み着くほかのネズミに比べると体が小さいことが特徴です。

見た目 5~10cmと小さく、焦げ茶~灰褐色
性格 好奇心旺盛で警戒心が低い
特徴 ジャンプ力が高い。乾燥に強い
食性 雑食。穀物や野菜、種子など
主な生息場所 家具の隙間などの狭い場所
侵入経路 ドアや床などの隙間
活動時間 主に夜
発生しやすい時期 1~2月がピーク
繁殖力 年に6~10回出産する
平均寿命 1~2年

ハツカネズミは、そのイメージ通り小さな体が一番の特徴です。

色は、全体的に焦げ茶~灰褐色ですが、腹部は色が薄く、尻尾はベージュ色をしています。白くて赤い目のハツカネズミもいますが、屋外から侵入してきて家に住み着くハツカネズミは暗い色で目は黒の場合がほとんどです

好奇心旺盛で警戒心が低いハツカネズミは、罠や毒餌などのトラップにかかりやすいことも特徴です。しかし、住処や餌の調達場所を頻繁に変えて家を活用し続けることも珍しくなく、一度住み着いてしまったら完全な駆除は難しいとされています。

最大45cmもジャンプできるとされており、運動能力は高いです。
雑食で、穀物や野菜など何でも食べます。

 

体が小さいのでどんな小さな隙間でも住処にすることができる上、1円玉ほどの隙間があればどこからでも侵入してきます。
ただし、水と寒さは苦手です。

郊外地域でよく見られ、暖かい時期は草むらや林などで暮らしています。
寒くなってくると、暖を取るためにドアや床などの隙間から家に侵入し、住み着きます。
ハツカネズミは10~3月に発生し始め、ピークは1~2月の寒い時期です。

生後35日から繁殖可能となり、年に6~10回出産します。
一度に約6頭を産むため、ハツカネズミ1頭あたり、1年で36~60頭を出産する計算です。
妊娠期間は約20日とされていて、この妊娠期間が「ハツカネズミ」の名前の由来であるという説もあります。

ハツカネズミのラットサイン

ネズミがいるかどうかを知るための手段である「ラットサイン」でも、ハツカネズミかどうかを見分けやすくなります。

  • わずかな隙間の周辺に、黒い汚れや足跡がある
  • 尿やフンから刺激臭がする
  • 4~7mmほどのフンで先がとがっている
  • かじり跡が1.5mmほどと小さい

ハツカネズミの尿は刺激臭が強いため、尿やフンだけでなく覚えのない天井のシミからのニオイが気になるなら、ハツカネズミの可能性が高いです。

さらに詳しく知りたい方はこちら

ほかのネズミとの違い

家に侵入するネズミは、ほかにドブネズミやクマネズミがいます。

ハツカネズミは、ほか2種のネズミと比べても体が大幅に小さいため、見分けやすいです。

また、ハツカネズミはほとんど鳴かず、捕獲されても比較的静かにしています。

一方、食性はどのネズミも似ているため、被害に遭った食材でネズミの種類を判断するのは難しいかもしれません。
ただし、ハツカネズミは狭い場所を好む傾向にあります。
段ボールに収納していた食材やほんのちょっとした隙間しかない棚に収納していた食材がかじられている場合は、ハツカネズミである可能性が高くなります。

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ハツカネズミの駆除方法まとめ

駆除が必要なハツカネズミ

ハツカネズミを駆除する方法は下記のようにいくつかありますが、完全な駆除がとても難しいとされています。
徹底的な駆除を目指すなら、業者への依頼を検討しましょう。

  • ハツカネズミが苦手なものを使う
  • 忌避剤を使う
  • 【効果的】毒餌や粘着シート、捕獲カゴを設置する
  • 【おすすめ】業者へ依頼する

ハツカネズミが苦手なものを使う

ハツカネズミが苦手なものを使えば、手軽に追い払うことができます。
たとえば、天敵である下記の動物です。

  • ネコ
  • フェレット
  • キツネ
  • ヘビ

ネコやフェレットなどを飼っていると、ハツカネズミが住み着きにくいとされています。
また、鳴き声をスマホなどで流して天敵の気配を感じさせることも有効です。
ただし、効果は一時的な場合があるので、ほかの方法と併用して活用しましょう。

  • ミントやハッカ
  • ユリ
  • わさび
  • 防虫剤

上記もハツカネズミが苦手とするものなので、家のまわりに植えたりスプレーにしたりして活用すると効果的です。

忌避剤を使う

ハツカネズミが苦手なニオイを応用しているのが、忌避剤です。
市販されているので、すぐにでも対策をしたいという場合におすすめの方法です。
燻煙剤なら、部屋の隅々まで忌避剤を行き渡らせられるため、効率的にハツカネズミを追い出すことができます。
ただし、忌避剤は駆除ではなく、追い出すのみです。
追い出してもまた戻ってくる可能性があるので、注意しましょう。

【効果的】毒餌や粘着シート、捕獲カゴを設置する

好奇心旺盛で警戒心が低いハツカネズミは、毒餌や粘着シート、捕獲カゴの設置が効果的です。

特に、毒餌や粘着シートはハツカネズミにおすすめで、効率的に数を減らすことができます。

ただし、毒餌は小さな子どもやペットが誤飲しないよう注意しなければなりません。
また、死骸がどこにあるかわからず放置されることで、不衛生な環境になる可能性があることにも注意が必要です。
粘着シートなら捕獲したハツカネズミを確認することができますが、自分で処分する必要があります。

【おすすめ】業者へ依頼する

どんどんと数が増えるハツカネズミは、完全に駆除するのは難しいとされています。
そこで、専門的な知識と豊富な経験がある業者へ依頼して駆除するのが効果的です。

自分で駆除しても、数匹残ればまたすぐに数が増えてしまいます。

徹底的に駆除したいのなら、プロの手を借りる方法も検討してみましょう。

ハツカネズミ駆除にあたっての注意点

ハツカネズミを駆除する際は、必ずゴム手袋を着用しましょう。
ハツカネズミの体には、さまざまな病原菌が付着しているためです。
また、フンや死骸を触れることにも感染症のリスクがあります

駆除作業の際は、ゴム手袋やマスクを着用することが欠かせません。
完全装備をした上で駆除し、ハツカネズミがいた可能性がある場所はしっかりと除菌しておくと安心です。

ハツカネズミを駆除すべき理由

ハツカネズミを駆除するかどうか悩んでいる女性

小さな体のハツカネズミですが、駆除せずに放置することにはさまざまなリスクがあります。

  • 足音などで精神的ストレスを抱えるリスクがあるから
  • 食材が荒らされるリスクがあるから
  • 柱や配線などをかじられるリスクがあるから
  • 感染症などにかかるリスクがあるから

足音などで精神的ストレスを抱えるリスクがあるから

ハツカネズミは主に夜間に活動するため、人間が寝静まった頃に足音やかじる音が響きます。
ほんの小さな足音かもしれませんが、それが毎晩続けば満足に寝ることができず、精神的ストレスを抱えてしまうことも珍しくありません。

食材が荒らされるリスクがあるから

ハツカネズミにかじられた食材は、感染症のリスクがあるため破棄しなければなりません。
せっかく買ってきた食材をダメにされてしまうことが続くと、満足に食材を保管できなくなってしまいます。

柱や配線などをかじられるリスクがあるから

一生歯が伸び続けるハツカネズミは、固いものをかじって歯を削る習性があります。
柱や家具などをかじられると家の価値が下がるほか、配線をかじられると火災につながるリスクがあるため注意が必要です。

感染症などにかかるリスクがあるから

不衛生な場所を移動しながら生活しているハツカネズミの体には、さまざまな病原菌が付着しています。
サルモネラ症やレプトスピラ症に感染する危険があるほか、噛まれると鼠咬症になる危険もあります。

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ハツカネズミはなつく?駆除せず飼うことはできる?

ハツカネズミは、小さな体で愛らしい見た目をしているため、ペットとして飼う人も少なくありません。
ただし、ペットとして飼えるのは飼育用の個体のみです。

家に住み着く野生のハツカネズミには、病原菌が多く付着しているため「害獣」として扱われます。
飼育用のハツカネズミはなつくこともありますが、野生のハツカネズミは駆除するのが安全です。

駆除の後に!ハツカネズミを二度と家に入れないための対策

ハツカネズミを駆除したい家のイメージ

駆除が済んだら、二度とハツカネズミに悩まされないために対策をしておきましょう。

  • 家の隙間をすべて埋める
  • 食材を密閉保管する
  • 巣の材料となる段ボールや紙、布を放置しない

特に、進入路となる隙間は徹底的に埋めなければなりません
1円玉ほどの小さな隙間を探すのは簡単ではありませんが、ネズミの被害に遭わないためには徹底的な作業が必要です。

さらに詳しく知りたい方はこちら

ハツカネズミは早めの駆除がベスト!

体の小さなハツカネズミは、粘着シートを使うなどして効率的に駆除しましょう。
どんどんと数が増えてしまうため、ハツカネズミの存在に気付いたらすぐに駆除することが大切です。

徹底的な駆除を目指すなら、プロの業者に依頼しましょう。
自分で駆除する際には感染症の危険も伴うため、業者への依頼もぜひ選択肢に入れてみてください。

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ハツカネズミの駆除方法まとめ【他種との見分け方・対策の違いも解説】のよくある質問

  • Q. ハツカネズミの駆除方法は?

    A.

    ハツカネズミは、下記の方法で駆除できます。

    ・ハツカネズミが苦手なものを使う
    ・忌避剤を使う
    ・毒餌や粘着シート、捕獲カゴを設置する
    ・業者へ依頼する

    特に、毒餌や粘着シートの設置が効果的ですが、確実なのは業者へ依頼する方法です。

  • Q. ハツカネズミの弱点は?

    A.

    ハツカネズミは寒さに弱く、10度以下になると動けなくなります。
    また、数日食べるものがないと命を落とすとされています。

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