シロアリ駆除に効くスプレーを紹介【メリットやリスクも徹底解説】

シロアリ駆除に効くスプレーを紹介【メリットやリスクも徹底解説】

2024.05.04 2024.05.04

本記事では、市販のシロアリ対策用スプレーを厳選してご紹介します。

素人でも簡単に扱えるシロアリ対策用スプレーをリストアップしました。特徴や用途をふまえた、選ぶポイントも解説します。

記事後半では、スプレー対策のメリットやデメリットにも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

シロアリに効くスプレーを選ぶポイント【成分・特徴・用途】

シロアリに効くスプレーを選ぶポイント

シロアリに効くスプレーを選ぶポイントを確認しましょう。成分ごとの特徴や用途を、表にまとめました。

成分 特徴 用途
ネオニコチノイド系 忌避性はないが安全性が高い ペットや子どもがいる家庭
フェニルピロール系 呼吸を阻害させて退治 目に見えるシロアリの応急処置
ピレスロイド系 忌避成分が含まれる 駆除より予防がメイン

生活環境やシロアリを発見した状況にあわせて、効果的に使い分けましょう

シロアリの駆除については、以下の記事も参考にしてください。

シロアリ対策用スプレーのおすすめアイテム6選

シロアリ対策用スプレーおすすめアイテム

ここでは、シロアリ対策スプレーのおすすめアイテムを具体的にご紹介します。

  • 駆除・予防に効くスプレー
  • 木材を守るスプレー
  • 床下専用スプレー

順番に確認していきます。

駆除・予防に効くスプレー

駆除・予防に効くおすすめアイテムは、以下の2つです。

フマキラー シロアリジェットプロ

シロアリの予防効果が1年続くとされる、ロングセラー商品。常温蒸散性殺虫剤の「エムペントリン」が、木材の隙間や細い割れ目にしっかり浸透します。そのため、奥に隠れたシロアリに届く点が頼もしいポイント。

ジェット噴射ノズルは、逆さにしても使用できる上、約6m先まで届く優れもの。手の届きにくい床下や、飛んでいる羽アリにも散布できます

アース製薬 シロアリアース

速効性と持続性を兼ね備えた、シロアリ駆除成分「ビフェントリン」を配合しています。

薬剤に接触したシロアリと、共存する巣内のシロアリに影響を及ぼす「連鎖駆除効果」を発揮し、広い範囲で効果が見込めます。その後も、12ヵ月間食害効果が続くので、予防対策としても期待できます。

木材を守るスプレー

家の柱などの対策だけでなく、ガーデニングの木々も守れるアイテムも見ていきましょう。

アース製薬 アースガーデン シロアリ・羽アリ撃滅

直接スプレーすれば速攻駆除が可能、さらに予防対策としても最長6ヵ月効果が持続します。「木材防腐成分」「防カビ成分」をそれぞれ配合している水性タイプで、野外の木々をシロアリから守れます。他場所から庭に飛んでくる羽アリにも効果的。

スプレー状ノズルと5m先まで届くジェット噴射ノズルを、それぞれ選べるのも便利なポイントです。

シロアリアタッカーEX

シロアリアタッカーEXも「木材防腐成分」「防カビ成分」配合で、木材の腐朽を防ぎます。屋外に発生する羽アリや、キクイムシにも殺虫効果を発揮。自宅まわりの木製品やガーデニングに頼もしいアイテムです。

シロアリの駆除効果が12ヵ月持続するので、被害を受ける前から予防対策としても使えます。臭いが弱く、汚れにくい特徴もあります。

床下専用スプレー

シロアリの被害に遭いやすい床下には、以下の商品がおすすめです。

シロアリハンターエアゾール [シロアリ 床下発生予防スプレー]

床下に撒くだけで、シロアリの駆除だけでなく予防にも使えます。

床下の換気口から噴きかけるだけの手軽さが魅力で、床下全体にしっかり広がるメリットがあります。プロ目線でも効果が期待できると評判の頼もしいアイテム。定期的なシロアリ対策として、用意しておくと便利です。

イカリ消毒 ムシクリン シロアリ床下用エアゾール

特殊ノズルからマイクロ粒子状の有効成分が強力噴射されます。床下換気口からでも床下空間の奥まで広く拡散し、最長12ヶ月シロアリ予防として効果を発揮してくれます。

刺激の少ない仕様はメリットですが、室内の使用は推奨されていないため注意してください。

シロアリ用スプレーを使用するメリット

シロアリ用スプレーを使用するメリット

シロアリ用スプレーを使用するメリットは、以下3点です。

  • シロアリ被害が少ないときに効果が期待できる
  • 応急処置できる
  • シロアリ以外の害虫にも効果を発揮する

上記3つを、順に確認していきましょう。

シロアリ被害が少ないときに効果が期待できる

シロアリ用スプレーは、生息場所や出没ポイントに噴射すると、被害の拡大を抑えられる場合があります。広範囲に被害が広がっていない状況なら、駆除効果があるでしょう。

しかし、家の中で発生したシロアリは、柱など木材の内部に隠れてしまう可能性もあるので、家の外でシロアリの羽アリを見かけた時などに使用するのが得策です。

応急処置できる

スプレータイプのシロアリ駆除剤は手軽に散布できるので、シロアリを発見した時点ですぐに対応できます。即効性もあるため、シロアリを見かけた時の応急処置におすすめです。

しかし、シロアリの被害は目に見える場所だけではない点に注意してください。スプレーで応急処置した後は、必ずプロの業者に被害状況を確認してもらいましょう。

シロアリ以外の害虫にも効果を発揮する

シロアリの駆除効果があるスプレーは、その他の害虫駆除に使える可能性があります。スプレー缶に記載されている、駆除可能な害虫一覧を確認してみてください。

一方で、通常の殺虫スプレーでは、シロアリ駆除の効果は薄いです。シロアリ駆除では、必ずシロアリ用スプレーを選びましょう。

シロアリ用スプレーを使用するデメリット

シロアリ用スプレーを使用するデメリット

シロアリスプレーのメリットだけではなく、デメリットも確認していきましょう。

  • 持続性は期待できない
  • 散布できる範囲が限られる
  • シロアリの駆除が難しくなる

それぞれ解説していきます。

持続性は期待できない

シロアリ駆除用の薬剤には、スプレータイプの他に、液体タイプや設置するタイプ、固定するタイプなどが販売されています。スプレータイプはほかのタイプに比べ、駆除・予防効果の持続性が低い傾向にあります。

中には、予防効果が1年以上続く商品もありますが、シロアリ駆除をプロの業者に依頼すれば、予防効果は約5年。市販のスプレーだけで対策する場合、5倍以上散布する必要があります。

散布できる範囲が限られる

スプレー型の薬剤は、シロアリに直接噴射できる即効性が魅力です。しかし、壁の裏側などに潜むシロアリには意味がありません

シロアリの大半は外に現れないまま、床下や屋根裏など人が入りにくい場所に生息しています。シロアリが目視できるタイミングか、シロアリの生息する場所を特定しないと、スプレータイプは使用する意味がないのです。

対処できる範囲や使い道が限られている点は、スプレータイプの大きなデメリットといえるでしょう。

シロアリの駆除が難しくなる

シロアリの巣を目視で確認できた場合も、全てのシロアリを駆除できるわけではありません。

巣に向かってスプレーを噴射すると、駆除できなかったシロアリたちが逃げ出します。つまり、せっかく特定した巣から、より見つけづらい場所へ移動してしまう恐れがあるのです。

スプレーを噴射できない場所に隠れてしまったシロアリは、駆除が困難になってしまいます。

シロアリ対策はスプレーだけでは危険!【3つのリスク】

シロアリ対策はスプレーだけでは危険

シロアリ対策用のスプレーについて、メリットやデメリットも含めご紹介してきました。改めて、スプレーだけのシロアリ対策はおすすめできません

  • スプレーへの耐性がついてしまう
  • 気付かぬうちに被害が進行している可能性がある
  • 持続効果が弱く根絶が難しい

ここでは、上記3つのリスクについて解説していきます。

スプレーへの耐性がついてしまう

シロアリの繁殖力の高さは害虫の中でもトップクラス。市販の殺虫スプレーでは、忌避効果が意味をなさない、耐性ができてしまう可能性も。

そのため、市販の殺虫スプレーは、あくまでも一時的な応急処置として使用すべきです。一方で、プロの業者は、持続性が高いシロアリ駆除専門の薬剤を使用しています。シロアリ対策は、プロに相談すべきだと言えます。

気付かぬうちに被害が進行している可能性がある

シロアリ被害は、基本的に目に見えない箇所から進行します。外から見て問題ない木材が、シロアリに食い荒らされて中身がすかすかになるケースは、典型的なシロアリ被害です。目に見えるシロアリだけ駆除して安心しているのは、大変危険です。

自宅が取り返しのつかない状態になる前に、シロアリを早期に発見し、徹底的に駆除する必要があります。目に見えるシロアリだけを対策しても、裏側で繁殖を繰り返しているシロアリが存在することを覚えておきましょう。

シロアリ駆除は、5年周期でプロの業者に依頼するのがベストです。

持続効果が弱く根絶が難しい

シロアリ駆除は目に見える範囲だけでなく、建物全体の内部に潜むシロアリまで徹底的に駆除して、被害の拡大を抑えられます。

市販のスプレーの持続効果は半年から1年ほど。しかも、目に届かないところや建物の内部には散布できません。持続性が低く、継続的な防除対策には程遠いと言えるでしょう。

一度でもシロアリが発生したら、継続的に防除対策を実施すべきです。シロアリ被害に気付いていない場合もあるので、一度しっかりと建物全体の点検を専門業者に依頼しましょう。

専門業者に駆除や予防を依頼する時の費用相場は、以下の記事からも確認できます。

シロアリにはスプレーだけでなく徹底的な防除対策を

シロアリ駆除や予防効果のある市販スプレーをご紹介しました。

シロアリ防除スプレーを使えば、目に見えるシロアリをすぐに駆除でき、短期間であれば予防効果も期待できます。しかし、スプレーだけではシロアリの徹底駆除は難しいのが現実。応急処置を済ませたら、プロの駆除業者に徹底的な駆除対策を依頼しましょう。

セーフリーなら、年中無休でシロアリ駆除に対応する専門業者を探せます。無料見積もりもスムーズですので、お気軽に問い合わせてみましょう!

シロアリ駆除に効くスプレーを紹介【メリットやリスクも徹底解説】のよくある質問

  • Q. シロアリは一般的な殺虫スプレーでも駆除できますか?

    シロアリ対策用のスプレーは他の害虫にも使用できる場合が多いですが、一般的な殺虫スプレーでは、シロアリ対策の効果は期待できません。

  • Q. シロアリ用のスプレーは人体への害はないですか?

    人体に無害とは言い切れませんが、子どもやペットにも優しい成分が含まれている商品も多く存在します。「ネオニコチノイド系」のスプレーを選ぶと良いでしょう。

  • Q. シロアリ駆除業者の選び方を教えてください。

    ホームページや口コミから、実績の多い業者を選びましょう。「セーフリー」では、厳選されたシロアリ駆除の優良業者を多数掲載しています。

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