真珠の本物の見分け方を学び中

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本物の真珠か?4つの見分け方と価値や特徴・偽物パールについて徹底解説

2024.05.29 2024.06.21

今回は、真珠が本物かどうかの見分け方を詳しく解説します。

「真珠を売却したいけど、本物?偽物?どうやって判断する?」
「本物と偽物の真珠、それぞれの特徴が知りたい」

このようなお悩みを解決するため、真珠の種類や質感、名前などで判断する方法を紹介します。

記事後半では、本物の真珠の価値について触れているため、ぜひ最後までご覧ください。

真珠が本物であるか見分ける方法①【見た目と質感】

真珠の本物の見分け方を調査中

真珠が本物かどうかを見極めるためには、単一の方法に頼るのではなく、複数の観点から総合的に判断することが重要です。

  • 質感
  • 温度
  • 断面
  • キズ
  • 重さ
  • ブラックライトを当ててみる
  • 査定に出す

ここでは、見た目と質感に焦点を当てた方法について詳しく説明します。

質感

本物の真珠と人工真珠を見分けるときに最も簡単で効果的な方法の一つが、質感の違いを確認することです。本物の真珠は自然の産物であり、微細な凹凸や独特の手触りがあります。

具体的には、真珠同士を軽くこすり合わせると、ざらざらとした感触が感じられるでしょう。この感触は、本物の真珠が何千年もの間、貝の中で生成される過程で形成された特有のものです。

一方で、プラスチックやガラスなどから作られる人工真珠は、滑らかでツルッとした手触りが特徴。真珠同士をこすってみると、滑らかさが際立ち、本物とは異なる感触が得られます。

温度

真珠の温度も、本物と人工を見分けるための有効な手段です。本物の真珠は熱伝導率が高いため、触れると冷たく感じます。金属のフライパンや銀の皿に触れた時の感覚に似ているでしょう。

反対に、プラスチックやガラスで作られた人工真珠は、熱伝導率が低いため、触った時に冷たさを感じにくくなっています。そのため、手に取ったときの温度感覚も、本物と偽物を見分ける方法なのです。

断面

穴口の断面を観察する方法も、見分け方の一つ。真珠はネックレスやブレスレットなどの装飾品として使用されるとき、通常は穴が開けられています。

本物の真珠なら穴の断面は、滑らかで整った形状をしています。これは、真珠が貝の中で自然に形成された層をもっているためです。

一方で、人工真珠の場合、コーティングが施されているため、穴を開けた際に断面が不均一でぼこぼこした形状になっています。ルーペなどの拡大鏡で観察すると分かりやすいでしょう。

キズ

真珠の表面に存在するキズやエクボも、本物と偽物を見分けるときの重要なポイント。自然に生成された本物の真珠は、必ずと言っていいほど微細な突起やくぼみが見られます

これらは、真珠が貝の中で長い年月をかけて生成される過程で生じるもので、自然の不均一性を示しているのです。そのため、表面が完全に滑らかで無傷な真珠は、非常に高品質な本物の真珠であるか、あるいは人工的に作られた偽物のどちらかです。

拡大鏡を使って観察すると、自然の真珠には微細な不規則性が確認できるでしょう。

重さ

真珠の重さも、本物と人工真珠を見分けるための手掛かりとなります。本物の真珠は、内部にミシシッピー産のドブガイを核としてもつため、手に取ったときにずっしりとした重さを感じるでしょう。

一方、人工真珠はプラスチックや圧縮したコットンを核にして作られる場合が多く、表面にパール塗料を吹き付けているため、軽く感じられます。

そこで、注意が必要なのは「貝パール」と呼ばれる人工真珠。貝を原料として使用しており、本物の真珠に近い重さであるため、他の方法と組み合わせて判断すると良いでしょう。

ブラックライトを当ててみる

ブラックライトを用いた検査も、真珠の本物と偽物を見分ける方法の一つ。ブラックライトは紫外線を強く出すライトで、真珠に当てると、本物の真珠は青や緑の蛍光を発します。蛍光は、真珠が生物由来の有機物であることを示しています。

一方、人工真珠はブラックライトを当てても白っぽいままで変化しないか、表面だけが光を反射するにとどまります。しかし、精巧な偽物の中には蛍光性の塗料が使用されていたり、反対に蛍光性をもたない真珠も存在するため、ブラックライトの検査だけでは完全に判別できないこともあります。

そのため、他の見分け方と併用し、より確実に判断するようにしましょう。

真珠が本物であるか見分ける方法②【フェイクパールの名前】

本物の真珠と人工真珠を見分けるには、人工真珠の特性も理解しておきましょう。ここでは、さまざまな人工真珠の種類と本物の真珠が、どう違うのか詳しく説明します。

  • 貝パール
  • 花珠貝パール
  • マジョリカパール
  • コットンパール
  • ガラスパール(グラスパール)
  • プラスチックパール

貝パールの特徴

貝パール(シェルパール)は、天然の貝殻を核に使用した人工真珠の一種です。このタイプの人工真珠は、貝殻の上に真珠の光沢を再現するためのパール塗料や、合成真珠箔を重ねて作られます。

貝パールは、本物の真珠に非常に似た光沢と輝きをもつことから、見分けるのが難しい場合があります。しかし、本物の真珠がもつ奥深い光沢や透明感には及ばないでしょう。名前からも誤認されやすいため、注意しましょう。

花珠貝パールの特徴

花珠貝パールは、国産の花珠アコヤ本真珠と同じ貝核を使用して作られる高品質な人工真珠です。アコヤ真珠の特性を長年にわたり研究した結果、生まれました。

通常の真珠と比較し、幾重にもパールエッセンスを重ねる工程を経ているため、光沢や輝きにおいて際立った品質を誇ります。見た目だけでなく、質感や輝きにおいても本物の真珠に匹敵するため、見分けるのは難しいでしょう。

マジョリカパールの特徴

マジョリカパールは、地中海に含まれる天然成分を基にした素材に、パールエッセンスを幾重にも重ねて作られる人工真珠です。この工程により、マジョリカパールは、天然真珠に匹敵する内側から輝くような光沢と色合い、そして巻の厚みを再現しています。

本物の真珠と見間違うほどの美しい輝きをもつため、花珠貝パール同様に見分けるのは困難です。

コットンパールの特徴

コットンパールは、圧縮した綿を核にして作られた人工真珠です。このタイプの人工真珠は、非常に軽量であることが特徴。綿を圧縮して使用するため、形が完全な丸ではなく、わずかな歪みが見られます。

また、コットンパールの表面はパール塗料でコーティングされており、柔らかな光沢がありますが、本物の真珠のような奥深い輝きはありません

ガラスパール(グラスパール)の特徴

ガラスパールは、ガラスを核として、その上にパール塗料や合成真珠箔をコーティングした人工真珠です。ガラスパールの最大の特徴は強い光沢感。ガラスのベースにより、非常に滑らかな表面と強い輝きをもちます。

そのため、アクセサリーとして人気があります。また、ガラスは加工しやすいため、丸型だけでなく、オーバル型や他のさまざまな形に作られています。

プラスチックパールの特徴

プラスチックパールは、プラスチックを核として作られた人工真珠です。軽量で、合成真珠箔やパール塗料でコーティングされています。

プラスチックパールはアクセサリーとして使用されるケースが多く、名前からも分かるように、さまざまな種類やブランド名で販売されています。見た目は本物の真珠に似せていますが、質感や重量感が異なるため、識別は比較的容易でしょう。

真珠が本物であるか見分ける方法③【真珠の特徴】

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フェイクパールの特徴を把握したところで、次は本物の真珠の特徴を確認しましょう。以下に、真珠の代表的な4種類の特徴をまとめました。

アコヤ真珠 淡水真珠 南洋白蝶真珠 タヒチ黒蝶真珠
サイズ 3〜11mm 1mm〜 8〜20mm 7〜18mm
形状 まん丸 変形している 変形、天然のキズが見られる 基本的に大粒
ホワイト
イエロー
ブルーなど
ホワイト
濃いピンク

オレンジなど
ホワイト
グレーっぽい
ブラック
グレー
グリーンなど

真珠によって色や形状、サイズが異なります。自分が持っている真珠と照らし合わせて、本物かどうか判断してみましょう。

真珠が本物であるか見分ける方法④【鑑別書と査定が確実】

真珠の本物かどうかを確実に判断するには、専門的な鑑別書や査定に頼る方法が最も信頼できます。ここでは、2つの方法について詳しく説明します。

真珠の鑑別書を確認する

鑑別書は、真珠の種類、サイズ、形状、色、光沢、そして品質評価など、細かい情報が記載された公式な証明書です。購入したときの鑑別書を保管してあれば、その真珠が本物であることが保証されます。

鑑別書には、専門家による厳密な検査結果が反映されており、検査方法や分析結果も含まれています。そのため、真珠の産地や加工の有無など、細かな情報も確認できるのです。

査定に出す

手元にある真珠が本物か確かめたい場合、専門業者に査定に出すのも有効。専門業者は、熟練の鑑定士が真珠を詳しく検査し、真贋や価値を評価します。

査定結果に基づいて、真珠が本物かどうかだけでなく、市場価値や品質についても情報が得られるでしょう。特に買取を検討している場合、専門的な査定は非常に有益です。

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本物の真珠を見分けたら査定に!価値はどれくらい?

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真珠を査定に出す前に、相場を把握しておきましょう。適正価格で買い取ってもらうためにも、相場を知ることは大切です。

サイズ/ランク Sランク Aランク Bランク Cランク Dランク
6.5〜7mm 〜4,000円 〜3,000円 〜800円 〜500円 〜500円
7〜7.5mm 〜7,000円 〜5,000円 〜1,000円 〜1,000円 〜1,000円
7.5〜8mm 〜30,000円 〜13,000円 〜2,000円 〜1,500円 〜1,000円
8〜8.5mm 〜50,000円 〜25,000円 〜3,000円 〜2,000円 〜1,500円
8.5〜9mm 〜80,000円 〜45,000円 〜5,000円 〜4,000円 〜2,000円
9〜9.5mm 〜10万円 〜70,000円 〜10,000円 〜7,000円 〜5,000円

(参照元:色石BANK)

サイズが大きければ買取価格も比例して高くなりますが、Bランクまでは、サイズによる買取額の差はそこまで大きくありません

Aランク以上、9mm程度の真珠になると高価買取が期待できるでしょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

真珠が本物か見分ける方法は業者に見せるのが確実!

今回は、真珠が本物か偽物か、見分ける方法を4つのパターンで解説しました。本物の真珠の価値についてもお分かりいただけたかと思います。

鑑別書があれば確実に見分けられますが、ない場合は業者に見てもらうのが最も確実でしょう。そのまま査定額も教えてもらえます。

真珠を本物か見分けるには、セーフリー掲載の業者に依頼してみましょう。買取までスムーズにできるほか、真珠の買取に強い優良業者が揃っています。無料見積もりからはじめてみてください!

本物の真珠か?4つの見分け方と価値や特徴・偽物パールについて徹底解説のよくある質問

  • Q. 真珠の鑑別書がない場合、100%本物だとは言い切れない?

    A.

    鑑別書がないと、自力で100%本物であると判断するのは危険です。専門業者に査定に出しましょう。

  • Q. 人工真珠だったら買取できない?

    A.

    人工真珠でも買取している業者はあります。まずは無料査定に出してみましょう。

  • Q. 何色の真珠が価値が高い?

    A.

    真珠の種類にもよりますが、価値が高いのは一般的に淡いピンクやグリーン、ブルー系、ゴールデンパールなどです。

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