カーテンの掃除方法完全ガイド!カビやシミ汚れは落とせる?【レースやレールまで】

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カーテンの掃除方法完全ガイド!カビやシミ汚れは落とせる?【レースやレールまで】

2024.07.06 2024.07.06

本記事では、カーテンの掃除方法について詳しく解説します。

カーテンは汚れが目立ちにくく、あまり掃除を意識しない方も多いのではないでしょうか。しかし、カーテンには想像以上にさまざまな汚れが付着しているもの。

  • 今まで一度も掃除していないけれど洗うべき?
  • カーテンレールやフックはどうやって掃除するの?

上記のような疑問に向けて、日頃から実施できる手軽な掃除方法をご紹介します。カビの除去方法や予防策などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

掃除不足のカーテンにつく5大汚れ

掃除不足のカーテンにつく5大汚れ

掃除していないカーテンには、さまざまな汚れが付着します。まずはどのような汚れがついているのか、確認しておきましょう。

  • 手垢
  • ほこり
  • 油汚れ
  • 花粉や砂埃
  • 結露からくるカビ

上記の5つの汚れを確認していきます。

手垢

カーテンは、毎日開け閉めする時や窓の外を確認する時などに、都度手で触れるもの。

人数が多ければ多いほど、必然的に手垢が蓄積されていきます。同じく毎回触るタッセルも、実は手垢が溜まりがちです。

ほこり

きちんと掃除している家でも、室内にはほこりが発生します。ほこりは静電気によってカーテンに付着するため、頻繁に開閉しないカーテンは特に、かなりほこりが付着しているはず。

リビングのような家族が集まる場所のカーテンや、厚手のドレープカーテンも、ほこりが溜まりやすい傾向があります。

油汚れ

料理中に出る油の煙は、換気扇が吸い込みきれずに部屋に充満すると、そのままカーテンに吸収されます。特に、キッチンやダイニングのカーテンは、油や臭いを吸収して黄ばんでしまう可能性があります

花粉や砂埃

窓を開けている時は、砂埃や花粉などの外気の汚れがカーテンに付着します。網戸にしていても、細かい粒子は網戸を通り抜けるので、カーテンが汚れる原因になるのです。

結露からくるカビ

冬は外気と室内の温度差が大きいため、窓に結露が発生しやすくります。窓についた結露がカーテンを湿らせると、溜まったほこりとあわさってカビが繁殖してしまいます。

カーテンだけでなく、窓パッキンにもカビがたまりやすくなるため、定期的な掃除が必要です。窓パッキンの掃除方法は、以下の記事から確認できます。

さらに詳しく知りたい方はこちら

カーテンの掃除方法【キホンのお手入れ】

カーテンの掃除方法

では、具体的なカーテンの掃除方法を見ていきましょう。

  • 【随時実施】ほこりを落とす
  • 【月1回程度】掃除機で吸う
  • 【年1回程度】洗濯する

上記の方法を、頻度別に確認していきます。

【随時実施】ほこりを落とす

日々の掃除のついでに、カーテンのほこりをブラシで落とす習慣を付けましょう

ほこりがたまりやすい部分は、カーテンの上部や裾の裏など。小まめにほこりを取り除くだけで、表面の汚れやカビの繁殖を防げます。

カーテンレールもホコリがたまりやすいので、カーテンにほこりが移動しないようなハンディモップを利用して、頻繁にほこりを除去しましょう。

【月1回程度】掃除機で吸う

月に1回程度は、掃除機でカーテン全体の汚れを吸い取りましょう。わざわざカーテンレールから外さなくても、吊るしたままほこりが取れる便利な方法です。

手順は以下の通りです。

  1. カーテンを閉める
  2. フックの部分のほこりを掃除機で吸い取る
  3. カーテンを押さえながら上から下に向かって掃除機をかける

掃除機はブラシ型のノズルに取り換えると、掃除がしやすくなるのでおすすめ。レースカーテンと重ねている場合は、レースカーテンにも掃除機をかけましょう

【年1回程度】洗濯する

こまめにほこりを取っていても、シミや臭いはどうしても蓄積するもの。年に1回程度を目安に、洗濯するのがおすすめです。

カーテンを洗濯する手順は以下の通りです。

  1. 洗濯表示を確認
  2. レールからはずし、シミがあったら処理しておく
  3. ジャバラに折る
  4. 洗濯機で洗う
  5. カーテンフックやカーテンレールを拭く
  6. 干す

具体的に解説していきます。

Step1:洗濯表示を確認

カーテンを洗濯する前に、タグを見て洗濯できるか確認しましょう。洗濯表示が確認できない場合は、以下表を参考にしてください。

カーテンの種類 洗濯方法の見極め方
ドレープカーテン・厚手カーテン コーティングされていなければ洗濯可能
レースカーテン 基本的に洗濯機での洗濯可能だが、コーティングされている場合はドライクリーニングへ
遮光カーテン カーテン生地の裏地に加工されているなら洗濯不可
黒い糸を織り交ぜた生地なら洗濯可能
ロールカーテン・シェードカーテン ロールスクリーンなどを取り外して布状にして洗濯
コーティング素材はクリーニングへ

もし水洗いできない場合はクリーニングに出しましょう。

Step2:レールからはずし、シミがあったら処理しておく

洗濯が可能であれば、カーテンをレール及びフックから外しましょう。この時点でカーテンのシミやカビが目立つ場合は、酸素系漂白剤にしばらく浸けおき、汚れを落としてから洗濯してください。

Step3:カーテンを蛇腹に折る

洗濯機の中で傷んだりしわがついたりするのを防ぐため、カーテンを蛇腹に折ってから洗濯機に入れるのがポイントです。

汚れが多い脇の部分を表に出すようにして、縦方向に、次に横方向に折りましょう。特に裾部分は汚れているので、その部分が表にくるようにずらしてください。

Step4:洗濯機で洗う

蛇腹に折ったカーテンを洗濯ネットに入れて、柔軟剤を併用しておしゃれ着洗いコース(ドライコース、手洗いコースなど)で洗濯してください。脱水時間が長いとカーテンのしわが取れにくくなるので、1分前後にとどめておきましょう。

ファブリック素材のタッセルを使用している時は、一緒に洗うと効率的です。

柔軟剤は、静電気防止効果や脱水時にシワがつきにくくなるというメリットがあります。

Step5:カーテンフックやカーテンレールを拭く

カーテンのフックやカーテンレールにもほこりがたまっています。カーテンを洗濯している間に、しっかり水拭きしてください。

金属やプラスティック製のフックのベトつきは油汚れ。お湯に酸素系漂白剤を表示通りに入れ、15分ほど浸けて洗い流すとすっきりするでしょう。

Step6:干す

脱水後はカーテンレールに取り付けて、そのまま乾かします。カーテンの重みでしわになりにくいだけでなく、干したカーテンを取り込んで取り付ける手間が省けます

ただし厚みのあるカーテンは水を含むことで重くなり、カーテンレールに負担がかかります。重量があるカーテンは物干し竿に陰干しして乾かしましょう。

洗濯機で1度に洗うカーテンは、ドレープカーテンは1枚、レースカーテンは2枚までに抑えましょう。多く入れすぎると、しわが取れにくくなったり傷んだりする原因になります。

カーテン掃除必須!しつこいカビの落とし方

窓まわりの結露で多湿になると、カーテンにもカビが発生します。カーテンのカビを放置しておくと、アレルギー症状を引き起こす可能性があります

自宅で洗える場合は次の手順で洗濯しましょう。

  1. 40〜50度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、カーテンをつけ置きする
  2. お湯が冷めたら、ゴム手袋をしてもみ洗いする
  3. カビ汚れが落ちたら洗濯機で洗濯する

頑固なカビには塩素系漂白剤の方が効果的ですが、色や柄が落ちてしまう恐れがあるので注意してください。

カーテン掃除の際に取り組むべき!防カビ対策【カビやすい窓まわりに注意】

カーテン掃除の際に取り組むべき防カビ対策

カーテンにカビを繁殖させないための、防カビ対策を解説します。

  • 常に換気を心がける
  • 結露をこまめに拭き取る
  • ほこりをこまめに除去する
  • 防カビ効果のあるレースカーテンに換える

日頃の簡単なケアで防カビ対策ができるので、それぞれ参考にしてください。

常に換気を心がける

カビは湿気のあるところに繁殖します。定期的に換気して、室内の湿気を逃しましょう。夏場や結露が溜まりやすい場所には、除湿器を設置するのもおすすめです。

結露をこまめに拭き取る

結露はこまめに拭き取りましょう。結露で窓についた水滴にカーテンのほこりが付着し、カビが繁殖しやすくなります。

カーテンの開閉時に窓の結露をチェックし、こまめに拭き取ったり結露防止用のグッズを活用したりして、結露対策を徹底してください。

ほこりをこまめに除去する

できるだけこまめに、ブラシや掃除機を使ってほこりを取りましょう

ほこりは汚れの原因となるだけでなくカビのエサにもなります。厚手のドレープカーテンは特に、ヒダ部分にほこりがたまりがちなので、ゆっくり丁寧に掃除機をかけたり、コロコロの粘着テープを使用したりしましょう。

防カビ効果のあるレースカーテンに換える

窓側のレースカーテンを防カビ効果や抗菌効果があるものにすると、厚手のカーテン側もカビが発生しにくくなります。

窓枠のカビ対策には、以下の記事を参考にしてください。

カーテン掃除の際に!防カビ以外の窓まわり対策

カーテン防カビ以外の窓まわり対策

防カビ以外にも、カーテン掃除に必要な対策があります。

  • カーテンレールやフックも掃除する
  • 臭い対策
  • 虫対策

カーテンレールやフックも掃除する

忘れがちなカーテンレールやフックも定期的に掃除しましょう。カーテンをきれいに洗っても、カーテンの周りが汚れたままでは、汚れが取れ切れません。

日常のほこり取りだけでなく、カーテンを外して洗濯しているタイミングでしっかり水拭きする習慣をつけてください。

臭い対策

表面積の大きいカーテンは臭いを吸収しやすいため、調理や喫煙のタイミングで臭いがついてしまいます。布用の消臭スプレーで臭い対策もしておきましょう

喫煙する部屋は、臭いだけでなくヤニ汚れもたまりやすくなります。以下の記事では、ヤニ汚れの除去方法を詳しく解説しています。

さらに詳しく知りたい方はこちら

虫対策

直接の汚れの原因にはなりませんが、窓の外から入った虫がカーテンの裏に付着し、そのまま部屋の中に入ってくることも。室内に虫を入れないために、防臭だけでなく防虫効果のあるスプレーも使用すると安心です。

窓自体の掃除方法が知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

カーテン掃除のポイント【キレイに保つコツ3つ】

カーテン掃除のポイント

最後に、カーテンをキレイなまま長持ちさせる掃除のポイントをお伝えします。

  • たくさん洗いすぎない
  • こまめにほこりを取る
  • 洗濯するなら夏がベストシーズン

順番に解説していきましょう。

たくさん洗いすぎない

カーテンを頻繁に洗濯しすぎると劣化してしまうため、ドレープカーテンは年に1回程度、レースカーテンは半年に1回程度を目安にしましょう。

生地が弱っているカーテンは、洗濯機ではなく手洗いすると長持ちします。

こまめにほこりを取る

頻繁に洗濯しなくていいように、日頃からブラシや掃除機を活用してほこりなどを吸い取っておくのが得策です。

コロコロを活用すると、こびりついたほこりも取りやすくなります。コロコロの効果的な使い方を、以下記事でご紹介しているので、気になる方はあわせてご覧ください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

洗濯するなら夏がベストシーズン

カーテンは、気温が低く乾きにくい冬場ではなく、汚れが落ちやすく乾きやすい夏に洗う方が断然効率的です。

乾くまでの時間が長いと、湿気が溜まって結局カビの繁殖につながり、わざわざ洗濯したのが逆効果に。梅雨が明けたころの7月~9月をめどに、年に1度のカーテン洗いを恒例にしてみてはいかがでしょうか。

カーテン掃除はプロの掃除業者へ依頼もおすすめ

カーテンの具体的な掃除方法やキレイに保つためのポイントなどをご紹介しました。

外部からの汚れを広範囲で吸収するカーテンは、予想以上に汚れが付着しています。目に留まりにくいほこりや花粉、カビなどのこまめな対策を忘れずに実施しましょう。
セーフリー掲載のプロのハウスクリーニング専門業者なら、自分で洗濯するには面倒なカーテンの掃除も迅速に対応してくれます。
無料見積もりなどでまずは相談してみましょう

カーテンの掃除方法完全ガイド!カビやシミ汚れは落とせる?【レースやレールまで】のよくある質問

  • Q. 全く洗ったことがないカーテンはどのくらい汚いですか?

    A.

    一度も洗っていないカーテンには、シミや汚れだけでなく、健康被害につながるカビが繁殖している恐れも。
    最低でも年に1回は洗濯、もしくはクリーニングに出すようにしましょう。

  • Q. カーテンに生えたカビは落とせますか?

    A.

    はい、落とせます。洗濯表示を確認して、洗濯が問題なければ、酸素系漂白剤などを使用して洗濯しましょう。頑固なカビには塩素系漂白剤も効果的ですが、色落ちなどの恐れもあるので、注意してください。

  • Q. カーテンもハウスクリーニングでしっかり掃除してもらえますか?

    A.

    はい、カーテンもハウスクリーニングサービスでしっかり掃除してもらえます。カーテンの汚れやカビを効果的に取り除いてくれるプロ業者は、「セーフリー」で探してみましょう。

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