2026.03.26 2026.03.26
本記事では、ウッドデッキの設置に使える国や自治体の補助金・助成金を紹介します。
ウッドデッキの設置や施工依頼を考えた際、
「できるだけ安く依頼したい」
「補助金を使いたいけど方法が分からない」
などと悩む方は多いでしょう。
そこで本記事では、対象条件、申請の流れ、注意点をわかりやすくまとめました。また、費用を安く抑えるコツもご紹介。ぜひ参考にしてください。
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目次
ウッドデッキの設置で活用できる国の助成金・補助金制度

国が実施する補助金の中で「ウッドデッキ設置のみ」を対象としたものは稀ですが、省エネ改修や木質化、バリアフリーなどの関連制度を組み合わせることで対象になる場合があります。
具体的に、ウッドデッキの施工で使える可能性のある補助金は、以下の通りです。
| 制度 | 補助額の目安 | 主な対象条件・特徴 |
|---|---|---|
| 外構部等の木質化の支援事業 | ・ウッドデッキ単体:上限150万円 ・木材1㎡あたり30〜50万円 |
・国内木材を使用したウッドデッキ設置や木塀に対する補助 ・建設業許可書などの条件を満たす業者に限定など ・予算早期達成の人気制度 |
| 長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 最大210万円 | ・住宅性能向上のリフォームにかかる費用を補助 ・長く安心して住める良質な住宅の普及が目的 |
| みらいエコ住宅2026事業 (子育てグリーン住宅支援事業) |
・新築:最大125万円 ・リフォーム:最大100万円 |
・省エネ基準を満たす新築住宅や省エネリフォームなどにかかる費用を補助 ・すべての世帯が対象だが、子育て世帯・若者夫婦世帯に優遇あり |
| 介護保険制度 (住宅改修費支給) |
最大20万円 | ・住宅改修費の一部を補助 ・原則バリアフリー工事などが対象 |
それぞれ詳しく解説します。
外構部等の木質化の支援事業
農林水産省林野庁による補助金で、塀やウッドデッキなどの外構に「国産木材」の使用を条件に支給されます。2026年も継続が期待される人気制度ですが、予算の消化が非常に早いため、募集開始直後の申請がおすすめです。
1㎡あたりの単価で計算されるため、広いデッキを設置するほどお得になります。ただし、国産木材は元の施工費が高くなりやすいため、補助金も含めた総額を確認してから検討しましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、住宅の寿命を延ばすリフォームを支援する制度です。
ウッドデッキ自体が主目的ではありませんが、「古くなって腐食した既存デッキを耐久性の高い素材へ交換する」といった耐久性向上、掃き出し窓からのバリアフリー化(スロープ設置など)を伴う改修において、全体工事の一部として認められる可能性があります。
補助金の対象となるかどうか、必ず事前に確認してから申請しましょう。2026年の募集はまだ始まっていませんが、時期が来れば募集が開始されると考えられます。
みらいエコ住宅2026年事業(子育てグリーン住宅支援事業)
みらいエコ住宅2026年事業は「子育てグリーン住宅支援事業」の後継となる事業で、省エネ基準を満たす新築住宅や、既存住宅を省エネリフォームする場合の工事費用を一部補助する制度です。
ウッドデッキ単体は対象となりませんが、必須工事(窓の断熱など)を含めることで補助対象となるケースがあります。
介護保険制度(住宅改修費支給)
要介護・要支援認定を受けている方が住む家で、段差解消のためにウッドデッキを設置する場合、「住宅改修費」として認められることがあります。
例えば、室内から車椅子で庭に出るためのスロープ代わりとしてデッキを作るケースです。上限20万円のうち、所得に応じて7〜9割が戻ってくるため、介護リフォームを検討中ならケアマネジャーに相談しましょう。
介護保険制度の対象となるかどうかはケアマネジャーに要確認!
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ウッドデッキに使える各自治体の補助金・助成金制度

国だけでなく、各自治体も独自に助成金を出しているケースがあります。これは「地域の木材(地産地消)の利用促進」や「街並みの緑化・景観維持」を目的としているものです。
以下で、補助金や助成金の探し方と各自治体の具体例を紹介します。
補助金・助成金の探し方
自治体の制度は公式ホームページや広報誌に掲載されます。インターネットで「お住まいの地域名 ウッドデッキ 助成金」や「お住まいの地域名 木材利用 補助金」と検索してみてください。
窓口は建築課や都市整備課、農林課など多岐にわたるため、電話で「木材を使った外構の補助はありますか?」と聞くのが確実です。
また、リフォームを依頼する業者に使える補助金があるか確認する方法もあります。
補助金・助成金の例
実際に、自治体が実施している主な制度の例をまとめました。なお、以下はウッドデッキ単体の設置ではなく、対象となるリフォーム工事や新築工事の一部として適用されるケースが一般的です。
| 補助額の目安 | 補助金制度の概要 | 対象条件・特徴 | |
|---|---|---|---|
| 埼玉県富士見市 「住宅リフォーム補助金制度」 |
最大10万円 | ・地域経済の活性化 ・市民の居住環境の向上 などを図るリフォーム費用を補助 |
・市内の施工業者を利用 ・市内在住の方 |
| 東京都足立区 「省エネリフォーム補助金」 |
最大5万円 | 省エネに関わるリフォーム費用を補助 | ・足立区内の既存の建物住宅 ・市内在住の方 |
| 神奈川県横浜市 「障害者住環境整備事業」 |
最大26万円 | バリアフリー化リフォームの費用を補助 | ・障害者がお住まいの住宅 ・市内在住の方 |
その他にも、各自治体が実施している補助金には、さまざまなものがあります。募集期間や条件を確認し、対象になるかチェックしましょう。
ウッドデッキ設置で補助金・助成金を利用する流れ

補助金を利用する上で最も重要なのは、「必ず工事着手前に申請する」ことです。施工後の申請は、原則として認められません。
補助金・助成金の要項を確認する
まずは自分が対象となるか、募集期間内かを確認します。2026年度の予算は4月にスタートすることが多いため、春先のチェックが重要です。
確認の際は、募集要項や金額などをチェックしましょう。
施工業者に見積もりを出してもらう
検討している業者が「補助金の事業者登録」をしているか確認しましょう。見積もり時には必ず「補助金を使いたい」と伝え、条件に合う設計にしてもらいます。
補助金の代理申請に対応している業者を選ぶことがポイントです。
書類を準備して申請する
申請書に図面や見積書、施工前の写真を添えて提出します。自治体によっては、この段階で審査が行われ、数週間から1ヶ月ほどかかるため、早めに手続きをしましょう。
申請を承認されなければ、実際の工事が進められません。
申請承認後に施工を進めてもらう
「交付決定通知」が届いてから着工します。先に着工してしまうと補助金が受け取れなくなるため、スケジュール管理を業者と密に行いましょう。施工が完了したら、仕上がりに問題ないか確認します。
なお、みらいエコ住宅2026事業では、原則として工事の着工・完了後に申請を行いますが、予算上限に達する前に確保するため、着工後に「予約申請」を行うことが推奨されています。
業者に費用を全額支払う
工事完了後、一度全額を業者に支払うのが一般的です。完了報告書(写真付き)を提出し、自治体側の確認を待ちます。
先に費用を支払う必要があるため、予算を用意しておくことが大切です。
なお、みらいエコ住宅2026事業は、工事が終わり引き渡しが完了した後に、業者が「交付申請」を行います。
補助金を受け取る
審査を通過すると、指定の口座に補助金が振り込まれます。業者による代行申請の場合は、一旦業者に振り込まれ、その後に精算されるケースもあるため、支払いフローを事前に確認しておきましょう。
依頼前の見積もりの段階で、申請の手順まで確認しておくと安心です。
振込金額と内容を照らし合わせてチェック!
ウッドデッキ設置に補助金を利用する際の注意点

補助金・助成金を利用する際は、以下のデメリットや制限も考慮する必要があります。
- DIYは対象外が多い
- ウッドデッキ単体では対象になりにくい
- 申請から交付まで時間がかかる
- 補助金と助成金には違いがある
材料を自分で買って設置するDIYの場合、施工業者の領収書や証明が出せないため、ほとんどの制度で対象外です。
また、補助金と助成金は似ている言葉ですが、実は意味が異なります。助成金は条件を満たせば原則受け取れますが、補助金は基本的に審査制です。予算枠に達すると「早い者勝ち」で締め切られたり、抽選になったりするため、早めに申し込みましょう。
補助金以外でウッドデッキの施工費用を抑えるコツ

補助金の条件に当てはまらない、予算が終わっていたといった場合でも、工夫次第でウッドデッキの施工費用は抑えられます。以下で、詳しく見ていきましょう。
材料のグレードを見直す
ウッドデッキの価格を左右する最大の要因は「床材」です。天然木のハードウッド(ウリンやイペなど)は耐久性が高い分、材料費が高額になります。
一方、安価なソフトウッド(杉やSPF材)は初期費用を抑えられますが、数年ごとの塗り替えが必要です。樹脂製の人工木なら、天然木に近い質感ながら腐食に強く、塗り替えも必要ありません。
デッキの形状や構造をシンプルにする
ウッドデッキの形が複雑になればなるほど、職人の加工手間と材料のロスが増え、価格が跳ね上がります。コスト優先なら、長方形や正方形のシンプルな形状にするのが鉄則です。
また、リビング全面ではなく掃き出し窓1つ分のステップ程度に抑えたり、フェンスの高さを低くしたり、ステップの段数を減らすだけでも、数万〜十数万円単位でのコストダウンが見込めます。
複数の業者を比較する
同じ仕様であっても、業者によって見積額には大きな差が出ます。特に、営業のみを行い工事を下請けに流す会社ではなく、自社の職人が直接施工する自社施工の業者を選ぶのがポイントです。
中間マージンが発生しないため、同じ予算でもワンランク上の材料を使えるケースがあります。
補助金制度に精通している業者であれば、施工費そのものを抑える工夫、独自の仕入れルートによる割引を提案してくれることも多いため、必ず複数社から見積もりを取って比較しましょう。
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今回は、ウッドデッキの設置で活用できる補助金・助成金制度について詳しく解説しました。
補助金はウッドデッキ単体で利用できる制度は多くありませんが、施工費用の一部が補助される場合があります。制度の内容・条件や申請手続きは地域によって異なるため事前に確認することが大切です。
また、制度は時間もかかるため、補助金制度に詳しく申請まで任せられる業者への相談も検討しましょう。
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