2024.07.21 2024.08.03
この記事では、2階にエアコン用コンセントを増設する場合の費用相場について詳しく解説します。
戸建て物件などでは、エアコンを設置したい2階の部屋にコンセントがないケースも。「新たにコンセントを設置するとなると、結構費用がかかってしまうのでは?」と不安に感じる人もいるでしょう。
記事後半では、コンセント増設をなるべく安く依頼するコツも解説します。2階にエアコン導入を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
2階にエアコン用コンセントを増設する費用【相場はどのくらい?】
ここでは、以下のケースにおけるエアコン用コンセント増設工事の費用相場を紹介します。
- コンセントが2階、配電盤が1階にある場合
- コンセントと配電盤が同一フロア内にある場合
配電盤とは、発電所から送られてきた電気を分電盤に送る機器を指します。
形状としては、閉鎖型(キュービクル)と開放型の2つにわけられますが、保守性や安全性の面から閉鎖型になっている場合が多いです。
自分はどちらのケースになるのか見ていきましょう。
コンセントが2階、配電盤が1階にある場合
コンセントが2階、配電盤が1階にある場合の費用相場は、27,500円(税込)です。
この場合は、配電盤(1階)からエアコン設置場所(2階)まで専用回路を延長する必要があるため、費用は高くなります。
また、1階の中でも配電盤が遠い位置にあるほど、追加費用が発生し、さらに高額になるケースもあるでしょう。
コンセントと配電盤が同一フロア内にある場合
コンセントと配電盤が同一フロア内にある場合の費用相場は、15,400円(税込)です。
同一フロア内であれば、配線が短くなるため、配電盤が1階にある場合に比べて費用はやすくなります。
2階のエアコン設置で注意したい「標準工事」と「追加工事」の費用
2階にエアコンを設置する工事の種類は、以下の2つです。
- 標準工事
- 追加工事
ここでは、上記2種類の工事について費用相場を紹介していきます。
標準工事費用
標準工事を行う場合の費用相場は、以下のとおりです。
- 6〜12畳:10,000〜20,000円
- 14畳以上:13,000〜30,000円
基本的に標準工事は、以下の内容を含みます。
- 室内機の設置
- 室外機の設置
- 配管接続
- 真空引き
- アース端子への接続
- エアコン接続回路への接続
- 配管穴あけ・スリーブ処理1ヶ所
すでにエアコンを設置できる環境が揃っている場合は、標準工事のみで費用を抑えられます。
追加工事費用
追加工事を行う場合の費用相場は、以下のとおりです。
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
室外配管パイプ化粧カバー取り付け | 5,000〜15,000円 |
室内配管パイプ化粧カバー取り付け | 10,000〜20,000円 |
配管延長(1mごと) | 3,000円 |
コンセント新設 | 14,000〜20,000円 |
差し込み口の交換 | 7,000〜10,000円 |
配線の交換・分岐・延長 | 12,000〜15,000円 |
コンセントの電圧切り替え | 4,000〜30,000円 |
配管用穴あけ/軽量鉄骨 | 5,000円 |
配管用穴あけ/タイル・レンガ壁 | 6,000円 |
配管用穴あけ/コンクリート壁 | 10,000〜70,000円 |
隠ぺい配管工事 | 10,000~14,000円 |
室外機の吊り下げ/壁掛け/屋根置き | 16,500円 |
室外機の2段置き | 20,000円 |
階段上げ | 3,000円 |
断熱材 | 1mあたり1,000円 |
エアコン移設時運搬費 | 3,000~5,000円 |
標準工事だけではエアコンの設置が難しい場合は、追加工事が必要になり費用は高くなります。
また、以下のような場合では、2階にコンセントを増設する際に隠ぺい配線ができない可能性があります。
- 壁や天井が薄すぎて配線を通すスペースがない
- 鉄筋コンクリート造で壁に穴を開けられない
- 既存の配管や配線と干渉する
電気工事業者に自分の希望を伝えながら、最善の配線方法を提案してもらいましょう。
2階にエアコンを設置する際に費用が高くなるケース
2階にエアコンを設置する際に費用が高くなるケースは、以下のとおりです。
- 1階の室外機と接続する
- 2階の壁・軒下・屋根などに室外機を設置する
- 1階のブレーカーから電線を引く
- コンセントの新設・増設・交換が必要
室外機が特殊な位置にある場合や室外機からの距離が遠い場合は、つなぐ配管が長くなるため費用は高くなります。
2階へのエアコン設置費用を安くするコツ
2階へのエアコン設置費用を安くするコツは、以下の3つです。
- オフシーズンに購入する
- ネット通販でエアコンを購入する
- 複数の業者から見積りを取る
少しでも費用を抑えるために、上記のコツを実践してみましょう。
オフシーズンに購入する
オフシーズンにエアコンを購入することで、費用を安く抑えられます。
エアコンは時期によって値段が変わりやすい機械であり、特に6〜7月は暑い夏場に向けて需要が増えるため、価格が高くなりやすいです。
一方、8〜9月は、モデルチェンジを見越してセールを開催する家電量販店が多いため、価格が安くなっていきます。
また、モデルチェンジが終わったあとの10~11月は、型落ち品が多く販売されているため、さらに費用を抑えられるでしょう。
ネット通販でエアコンを購入する
エアコンの設置費用を安くするためには、ネット通販で購入すると良いです。
家電量販店でエアコンを購入して取り付けまで行ってもらうより、ネット通販で購入して取り付けを他の業者に頼む方が安いです。
家電量販店ではエアコンの取り付けだけではなく、古い機種の撤去も同時に行ってくれるため手間はかかりませんが、トータルでの費用は高くなってしまいます。
エアコン設置の費用を抑えるために、ネット通販も活用しましょう。
複数の業者から見積りを取る
2階へのエアコン設置費用を安くするためには、複数の業者から見積りを取るのがおすすめ。
エアコンの取り付け費用や作業内容・アフターサービスは、業者によってまったく異なります。また、高額な出張費用を請求してきたり、サービス内容が悪かったりする悪徳業者も中には存在します。
エアコンの設置を依頼する業者は、価格やサービス内容、口コミなどを比較してから決めると良いでしょう。
2階のコンセント増設とエアコン設置の際の業者選びのコツ
2階のコンセント増設とエアコン設置を依頼する業者選びに失敗しないためには、以下4つのポイントを意識すると良いです。
- 問い合わせに丁寧に対応してくれる
- 見積もりを細かく出してくれる
- 難しい工事の実績がある
- 保証期間がある
トラブルを避けるためにもしっかり把握しておきましょう。
問い合わせに丁寧に対応してくれる
問い合わせへの対応が丁寧な業者を選ぶのがおすすめです。
窓口スタッフの対応が丁寧な業者は教育がしっかりされているため、工事担当の作業員も丁寧な可能性が高いです。
また、問い合わせへの対応が丁寧だと、万が一トラブルが起こった際でも、すぐに対処してくれやすく安心できます。
工事を依頼する業者を選ぶ際は、問い合わせへの対応で判断しましょう。
見積もりを細かく出してくれる
コンセント増設やエアコン設置は、見積もりを細かく出してくれる業者に依頼すると良いです。
見積もりは工事内容に対する価格が適正なのかを判断するために、欠かせません。見積もりをなかなか出してくれない、雑に記載されておりわかりにくい場合は、安心して工事を任せられる業者とは言えないでしょう。
大雑把な見積もりを提示してくる業者は、トラブルを避けるためにも選ばないのが無難です。
難しい工事の実績がある
コンセント増設やエアコン設置を依頼するのは、難しい工事の実績がある業者がおすすめです。
隠ぺい配管や室外機の吊り下げ、壁掛けなどの追加工事は、経験がない業者は対応できないケースがあります。
家電量販店で購入する場合、実際に工事を担当するのは下請け業者です。そのため、勘違いや情報の伝達不足などによって、当日になって急に追加工事は難しいと言われる可能性も考えられます。
標準工事だけでなく追加工事も依頼する場合は、難しい工事の実績がある業者を選びましょう。
保証期間がある
トラブルを避けるためには、保証期間がある業者に工事を依頼すると良いです。
どんなに実績がある業者でも、100%トラブルが起こらないとは限りません。保証期間がない場合、業者側の不手際でトラブルが起こったとしても、追加で費用がかかる可能性もあります。
コンセント増設やエアコン設置を依頼する前に、保証期間があるかを確認しましょう。
2階のエアコン用にコンセントを増設する際は費用が大きく異なる
2階にエアコン用コンセントを増設する際は、状態や依頼する季節によって費用が異なります。細かな費用については業者によって異なるので、いくつか見積もりをとっておくと良いでしょう。
業者探しの際は、条件を絞り込んで納得の業者が見つかる
セーフリーをご利用ください。コンセント増設工事を依頼したい業者が見つかったら、まずは見積もりを依頼してみましょう。
2階にエアコン用コンセントを増設する際の費用は?【相場や追加工事料金について解説】のよくある質問
-
Q. 一軒家の2階にエアコンを取り付ける費用はいくらですか?
A.状況によって異なりますが、10,000円~50,000円ほどです。
-
Q. エアコンのコンセント増設工事費用はいくらですか?
A.状況によって異なりますが、4,000円~30,000円ほどです。
-
Q. エアコンのコンセントがない部屋ではどうすればいいですか?
A.エアコンをつける場合は、コンセントの増設工事が必要になります。
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