2025.01.06 2025.01.06
この記事では、ヒイラギ(柊)の剪定について徹底解説していきます。
トゲトゲとした葉が特徴的なヒイラギは、広く親しまれている庭木。庭木としてだけでなく生垣として育てるケースも多いですが、正しい時期に正しくお手入れをするのが大切です。
剪定に慣れていない方でも作業できるよう、剪定時期やお手入れ手順について丁寧に説明していきます。記事後半では、お手入れのコツや注意点もご紹介。作業予定の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ヒイラギ(柊)の剪定時期【お手入れのタイミングは?】
ヒイラギは、梅雨頃と秋頃の剪定がおすすめです。
- 6月下旬~7月
- 10月
6月下旬~7月は、ヒイラギの生長が止まるためしっかり剪定できる時期です。一方10月頃は大幅な剪定はせず、伸びすぎた枝や不要な枝があればカットして、軽めに整える程度で問題ありません。
生垣の場合も、6月頃と10月頃の剪定がベストです。
庭木でも生垣でも、真夏や真冬に剪定するのは大きな負担となるため、避けたほうが良いでしょう。
ヒイラギ(柊)の剪定でそろえておきたい道具4選
ヒイラギを剪定するなら、ここでご紹介する4つの道具は揃えておきましょう。
- 剪定用手袋
- 剪定バサミ
- 剪定ノコギリ
- 刈り込みバサミ
庭木の剪定では欠かせない、剪定用手袋と剪定バサミ。ヒイラギの葉はギザギザしているので、厚手の手袋がおすすめです。あわせて、長袖長ズボンを着用し、肌を露出しないようにしましょう。
そのほか、太めの枝を剪定する時に備えて剪定ノコギリもあると安心です。庭木の樹形を整えるために刈り込んだり、生垣の剪定で刈り込んだりするなら、刈り込みバサミも用意しましょう。
庭木のヒイラギで手の届かない高さまで育っている場合、脚立も揃えておく必要があります。
ヒイラギ(柊)の剪定方法【正しいお手入れの仕方は?】
ヒイラギのお手入れ方法は、庭木として剪定するのか、生垣として剪定するのかによって変わります。
- 自然樹形なら【間引き剪定】
- 好みの樹形に仕上げる・生垣には【刈り込み】
ここからは、それぞれの剪定方法を詳しくご紹介します。
自然樹形なら「間引き剪定」
庭木のヒイラギを、自然樹形を活かしてお手入れするなら「間引き剪定」を行います。間引き剪定は、不要な枝を中心にカットし、全体的に日当たりや風通しを良くする目的があります。
- 弱っている枝
- 枯れている枝
- 内側向きに伸びている枝
- 下向きに伸びている枝
- 伸びすぎている枝
- 交差している枝
- 混み合っている枝
上記を中心に、全体的なバランスを見ながら剪定していきましょう。
樹高を低くしたい場合は、理想の高さでバッサリ剪定します。ただし、ヒイラギに大きなダメージを与えてしまうため、生長が止まっている梅雨時期に作業しましょう。
また、太めの枝を切った際は、切り口に癒合剤(ゆごうざい)を塗って保護しておくと安心です。癒合剤を塗布しておけば、切り口から病原菌が侵入したり栄養が流れ出したりするのを防げます。
好みの樹形に仕上げる・生垣には【刈り込み】
自然樹形ではなく、丸や四角など、自分好みの樹形に仕上げるなら、刈り込み剪定が効果的。刈り込み剪定は、刈り込みバサミで一気に樹形を整えていく方法です。
刈り込みをする場合も、間引き剪定のように不要な枝をカットして全体的に日当たりや風通しを良くしておきましょう。
また、生垣の剪定でも刈り込みを実施します。生垣の場合、刈り込みをしないと下部分の枝が枯れてしまうので注意しましょう。飛び出た枝や葉を刈り込みバサミで剪定していきますが、「まっすぐに剪定するのが難しい」という場合には、先に剪定する場所を決めて水糸を張っておくと分かりやすいです。
さらに詳しく知りたい方はこちら
生垣の剪定時期とお手入れ方法パーフェクトガイド【必須アイテムや美しく仕上がるコツも】
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ヒイラギ(柊)剪定時のポイント2つ
ヒイラギの剪定時は、下記2つのポイントを覚えておきましょう。
- 上を強めに、下は軽めに剪定する
- 葉でケガをしないよう注意する
剪定を成功させるために、また安全に作業するために、それぞれご紹介していきます。
上を強めに、下は軽めに剪定する
ヒイラギは、丈夫の枝がどんどん伸びていく性質があります。そのため、上を強めに剪定すると全体的にバランス良く仕上がります。下は上ほど伸びないため、軽めの剪定がオススメです。
葉でケガをしないよう注意する
ヒイラギの特徴でもあるギザギザした葉は、剪定時にケガの元になります。手などに、刺し傷や切り傷ができやすいため、肌をしっかり保護しましょう。
ヒイラギ(柊)の剪定は業者に任せる方法もアリ!
葉でケガをしやすいヒイラギは、プロの業者に剪定してもらう方法もオススメです。また、放置すると4~8mほどにまで生長する樹木なので、作業時に落下のリスクを伴う樹高の高いヒイラギは、プロに依頼すると良いでしょう。
ここでは、業者に依頼した場合の費用相場や業者選びのポイントをご紹介します。
- 費用相場
- 業者選びのポイント
納得できる業者へ依頼するために、ぜひチェックしておきましょう。
費用相場
ヒイラギの剪定を業者へ依頼した場合、下記の費用がかかるのが一般的です。
- ~3m:3,000~5,000円ほど
- 3~5m:6,000~8,000円ほど
- 5~7m:15,000~20,000円ほど
また、生垣の場合は幅1mあたり1,000~3,000円ほどの費用がかかります。
このように、木の大きさや生垣の幅で費用を算出する業者のほか、職人1人あたりの料金で費用を算出する業者もあります。職人1人あたりの費用相場は、下記のとおりです。
- 時給制の場合:2,000~3,000円/時
- 日当制の場合:15,000~30,000円/日
費用は、庭木の状況や地域などによって変動するだけでなく、ゴミ処分費などがかかる場合もあります。
実際の料金は、見積もりを取って確認してみましょう。
業者選びのポイント
ヒイラギの剪定業者を選ぶ際には、下記のポイントをチェックすると安心です。
- 実績は豊富か
- 口コミの評判は良いか
- 費用は相場から逸脱していないか
- 料金やサービス内容は明瞭か
- 対応は丁寧か
これらのポイントを踏まえ、複数社から見積もりを取ってみましょう。相見積もりを取ると、各社を比較しやすくなります。納得できる依頼先を見つけるために、まずはいくつか自宅近くの業者をピックアップしてみましょう。
ヒイラギ(柊)の剪定は安全に配慮して進めよう!
育てやすく丈夫なヒイラギですが、定期的にお手入れをすると美しい姿を維持しやすくなります。ただし、葉のトゲでケガしないよう、十分注意してお手入れするのが大切です。
ヒイラギの剪定に不安があったり、お手入れの時間がない場合、専門の業者へ依頼しましょう。
セーフリーには、ヒイラギをはじめとした庭木の剪定を依頼できる業者が数多く掲載されています。条件検索で希望に合う業者を見つけやすくなっているのも特徴です。
セーフリーで複数の業者から見積もりを取り、比較検討してみましょう。
- ヒイラギを剪定する時間がない!
- ラクしてヒイラギを楽しみたい!
- ヒイラギの剪定に手間をかけたくない…
ヒイラギは安全に配慮して剪定を!
プロに頼めば
危険なくヒイラギを楽しめる!
ヒイラギ(柊)の剪定に関するよくある質問
-
Q. ヒイラギの剪定に適した時期は?
A.ヒイラギの剪定に適した時期は、下記です。
・6月下旬~7月
・10月 -
Q. ヒイラギはどうやって剪定する?
A.ヒイラギの剪定方法は、下記2つです。
・自然樹形なら【間引き剪定】
・好みの樹形に仕上げる・生垣には【刈り込み】 -
Q. ヒイラギ剪定でのポイントは?
A.ヒイラギ剪定でのポイントは、下記2つです。
・上を強めに、下は軽めに剪定する
・葉でケガをしないよう注意する