2025.02.12 2025.02.12
この記事では、コウモリ対策のすべてを徹底解説します。
「夜になるとバサバサと羽の音が聞こえる」
「家の周りをコウモリがよく飛んでいる」
このような状況であれば、家にコウモリが住み着いている可能性も。今のところ羽音が聞こえるくらいで、特に被害がないからといって放置しているとコウモリはみるみる繁殖していきます。場合によっては駆除が必要になります。
コウモリの存在を身近に感じた時点で早急に対策しましょう。コウモリが家の周りからいなくなるよう丁寧に解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
コウモリ対策の基本【巣があるかの確認〜寄せ付けない方法】
コウモリが家の敷地内に現れると、フンによる健康被害や騒音が発生し、不快な状況が続きます。ただし、必ずしも巣を作って住み着いているとは限らず、ナイトルースト(コウモリの休憩所)として利用されるケースも多く見られます。
現状巣をを作っていない場合でも、定期的に飛来する環境が整っていれば、いずれ住み着くリスクが高いので注意!
早い段階で適切に対処しておきましょう。コウモリを寄せ付けない対策の基本は、以下の3つです。
- 侵入経路と巣の確認
- 家・建物から追い出す作業
- 寄せ付けない環境の整備
上記3点について、具体的に解説していきます。
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コウモリ対策STEP1:侵入経路・巣があるかの確認
まずはコウモリがどこから侵入しているのか、あるいはすでに巣を作って住み着いているのか確認します。
家の中だけでなく、ベランダや外壁、倉庫、納屋、蔵といった建物の周辺もコウモリが休憩場所として利用している可能性があります
コウモリ対策を効果的に進めるために、まずは侵入経路と巣の有無をチェックしましょう。
主な侵入経路
コウモリは体が小さく、わずか1〜2センチの隙間があれば侵入できるため、「こんなところから…」といった場所から家の中や倉庫などに入り込むことがあります。特に換気口や屋根の隙間はコウモリが好む環境であり、長期間放置すると住み着いてしまう可能性が高くなります。
換気口・通気口
換気口や通気口は、屋内と外をつなぐ開口部であり、コウモリにとっては格好の隠れ家になります。特に使用頻度の低い換気口は注意が必要です。
雨戸・シャッターの裏側
また、雨戸やシャッターの裏側も暗くて風を避けられるため、コウモリが身を潜めるのに適した場所。普段から点検し、長期間閉めたままにしている部分はチェックしましょう。
屋根の隙間・瓦屋根
また、屋根の隙間はコウモリが住み着きやすい場所の一つです。特に瓦屋根は構造上隙間ができやすく、破損やズレがあるとそこから侵入する可能性があります。雨漏りの原因にもなるため、定期的に点検し、隙間があれば早めに修繕しておきましょう。
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窓やドアの閉め忘れ
窓やドアの閉め忘れにも注意が必要です。夜間に窓を開けたままにしていたり、網戸が破れていたりすると、コウモリが迷い込んでしまうことがあります。防犯対策の観点からも、就寝前にしっかりと施錠を確認しましょう。
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巣がある・住み着いているサイン
コウモリが休憩場所として利用しているのか、それともすでに巣を作って住み着いているのか判断するには、いくつかのサインをチェックします。
まず、夕方から夜にかけて頻繁にコウモリを見かけるようになった場合、その周辺に休憩場所がある可能性が高いです。また、屋根裏やベランダ付近で「バサバサ」と羽音が聞こえたり、「キィキィ」「チチチチ…」といった鳴き声がする場合、すでに住み着いている可能性があります。
さらに、フンが特定の場所に落ちているかどうかも重要な確認ポイント。コウモリのフンは5〜10mm程度の黒くてボロボロと崩れるものが特徴です。天井裏や床下、雨戸の裏側、倉庫や納屋の中などにまとまって落ちている場合は、そこを巣として利用している可能性が高いでしょう。
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コウモリ対策STEP2:家・建物から追い出す
コウモリは特定の匂いや音を嫌う性質をもつため、忌避剤や超音波機器を利用することで、寄せ付けない環境を作れます。ベランダや倉庫、納屋のような半屋外の空間では、設置型の忌避剤や超音波機器を活用するのが効果的でしょう。
ここでは、コウモリを寄せ付けない具体的な方法を紹介します。
忌避剤・燻煙剤を使用する
忌避剤にはスプレータイプ、ジェルタイプ、燻煙剤タイプなどがあり、それぞれ使用する環境や持続時間が異なります。
半屋外では、風の影響を受けにくいジェルタイプや設置型のものがおすすめ。密閉された屋根裏などには燻煙剤が効果的です
タイプ別の特徴を以下の表にまとめました。
即効性 | 持続性 | 使いやすい場所 | |
---|---|---|---|
スプレータイプ | ◎ | △(数時間) | 換気扇の隙間・雨戸の裏 |
ジェルタイプ | ◯ | ◎(数ヶ月〜1年) | ベランダ・納屋の隅 |
燻煙剤 | ◯ | ◯(数週間〜1ヶ月) | 屋根裏・床下・倉庫 |
置き型タイプ | △ | ◯(約2ヶ月) | 軒下・倉庫・倉庫の隅 |
ハッカ油はコウモリが特に嫌う成分の一つであり、市販の忌避スプレーにも多く使われています。自作する場合は、精製水にハッカ油を数滴混ぜるだけで完成します。
また、ナフタリンの強い匂いもコウモリを遠ざけるため、衣類用の防虫剤を巣の周辺に置くのも有効でしょう。ただし、屋外では効果が薄れやすいため、風を受けにくい場所に設置しましょう。
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嫌がる音を活用する
コウモリは夜行性の動物で、超音波を使って周囲の環境を把握しています。この性質を利用し、不快な音を発生させる超音波発生機を設置すれば、コウモリを寄せ付けない対策となります。
超音波機器は屋根裏や倉庫内、軒下などに設置し、一定の範囲内にいるコウモリを遠ざけてくれます。ベランダのような半屋外では音が拡散しやすいため、反響しやすい場所に設置することで効果を高められるでしょう。
ただし、コウモリは環境の変化に適応しやすいため、長期間同じ周波数の超音波を発生させ続けると慣れてしまいます。そのため、周波数を変えられるタイプの超音波機器を選ぶのが理想的でしょう。
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コウモリ対策STEP3:寄せ付けない環境整備
コウモリを追い出した後、そのままにしておくと再び戻ってくる可能性があります。侵入経路を封鎖し、清潔な環境を維持しながら再発を防ぎましょう。
ここでは、コウモリを追い出したあとに寄せ付けない環境整備について解説します。
巣やフンを処理する
コウモリの巣やフンは細菌やカビを含み、処理するときに健康リスクがあるため、感染対策を徹底しましょう。マスクやゴム手袋を着用し、湿らせたペーパータオルでフンを取り除いた後、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。
屋根裏や倉庫などの密閉空間では、換気しながら作業してください。作業後は手洗いとアルコール消毒を徹底しましょう。
侵入経路を塞ぐ
コウモリは1〜2センチの隙間があれば侵入できるため、細かい部分までしっかり封鎖しましょう。換気口や配管の隙間は金網やパテで塞ぎ、屋根の隙間や瓦のずれは点検・補修が必要です。
雨戸やシャッターは定期的に開閉し、換気扇はこまめに動かしてコウモリが寄りつかない環境を作りましょう。
屋外の倉庫や納屋には、ハッカ油やナフタリンを使った忌避剤を活用するとさらに効果的です
コウモリ対策は業者依頼が基本!自力での駆除が難しい4つの理由
コウモリが屋根裏や壁の隙間に住み着いてしまうと、鳴き声やフン害に悩まされるだけでなく、健康被害のリスクも伴います。
しかし、コウモリは鳥獣保護法によって勝手に捕獲・駆除することが禁止されており、個人で完全に対策するのは非常に困難です。
侵入経路の特定や衛生対策など、専門知識が求められる作業が多いため、基本的には業者に依頼するのが安全かつ確実な方法と言えます。
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自力で駆除するのが難しい理由について、見ていきましょう。
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高所や壁の中の作業が困難
コウモリが住み着きやすいのは、屋根裏や通気口、外壁の隙間といった高所や狭い空間です。素人がこれらの場所にアクセスして作業しようとすると、脚立やはしごを使用する必要があり、落下のリスクが伴います。
また、壁の中や天井裏に潜んでいる場合は、外から見ても発見が難しく、無理に点検しようとすると建物を傷つけてしまう恐れも。業者であれば、専用の機材や点検カメラを使って安全かつ的確にコウモリの巣を確認できます。
素人の手で侵入経路を全て塞ぐのは難しい
コウモリは体が小さく、1〜2センチほどの隙間があれば簡単に侵入できます。そのため、一度追い出したとしても、わずかな隙間を見逃していると再び戻ってくる可能性があります。
屋根の瓦のずれや外壁のわずかな隙間、エアコンの配管周りなど、意外な場所から侵入することも多いため、素人が完全に封鎖するのは至難の業です。専門業者であれば、コウモリの侵入経路を徹底的に調査し、専用の資材を使って隙間をしっかり塞いでくれます。
コウモリがもつ菌に接触する可能性がある
コウモリのフンには、カビや細菌が多く含まれており、乾燥すると空気中に舞いやすくなります。フンを吸い込んでしまうと、アレルギー症状や呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があり、特に子どもや高齢者は注意が必要です。
また、日本では少ないものの、コウモリ由来の病気としてヒストプラズマ症(肺や全身の感染症)などが報告されているため、素手でフンを処理したり、不適切な方法で掃除するのは非常に危険です。
業者に依頼すればノーリスクでフンの後始末もお願いできます。
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コウモリかネズミか判断するのが難しい
屋根裏から聞こえる鳴き声や物音が、コウモリなのかネズミなのかを見極めるのは簡単ではありません。アブラコウモリの鳴き声はネズミの鳴き声と非常によく似ており、「キーキー」「チチチチ…」といった甲高い音を発するため、音だけで判別するのは難しいでしょう。
また、屋根裏にフンが落ちている場合でも、ネズミのフンとコウモリのフンは見た目が似ているため、素人では区別しにくいです。
ネズミとコウモリが同時に住み着いているケースも!その場合は両方の対策が必要です
専門業者に依頼すれば、正確な判断かつ適切な方法で対応してくれるため、無駄な労力をかけずに済みます。
コウモリ対策で業者依頼するときのチェックポイント
コウモリの被害を防ぐには、専門の業者に依頼するのが最も確実な方法です。業者を探すときは、以下の点を押さえておきましょう。
- 口コミや実績を確認する
- 資格の有無を確認する
- 見積もりは必ずとる
- アフターフォロがあるか確認する
見積もりは最低でも3社からとると、料金や対応力の面で最も条件の良い業者に依頼できます。
安すぎる業者は対応が不十分な可能性!高額な請求をする業者に対しては冷静な対処が必要です
アフターフォローの有無も確認し、駆除後に問題が再発した場合の対応についても確認してください。
コウモリ対策の最重要ポイント【できるだけ早めに駆除する!】
コウモリの被害は、放置すればするほど深刻になります。特にアブラコウモリは繁殖力が高く、1匹しかいなかったのに気づいた頃には数十匹に増えてしまうことも珍しくありません。
物流倉庫や飲食店では衛生面での被害が大きくなるため、発見次第すぐに対策しましょう。
おさらいしておくと、コウモリは夜行性で夜になると活動を始めます。夕方以降に鳴き声や羽音が聞こえた場合、すでに住み着いている可能性が高いです。
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賃貸物件でのコウモリ対策は?自力駆除?
賃貸物件でコウモリの被害が発生した場合、借主と貸主のどちらが対応するべきか気になっている方も多いでしょう。以下に判断基準をまとめました。
- 建物の構造に関わる部分(屋根や外壁の隙間など)からの侵入→貸主が対処
- ベランダや窓の開け閉めなど借主が管理できる部分に関する問題→自分で対策する
まずは管理会社や大家に連絡し、どのように対応するかを相談しましょう。集合住宅の場合、他の部屋にも影響が出る可能性があるため、共有部分での被害については早急な対策が必要です。
自力で対策しなければいけない場合、再発防止も兼ねて専門業者に依頼するのが確実です。
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コウモリ対策はプロに相談しよう!業者比較はセーフリーで
巣の特定方法から侵入経路、追い出してからの対策までお分かりいただけたかと思います。
コウモリの羽音や家の周囲でよく見かけるなど、存在が身近になった時点で家に住み着いている可能性が高いです。コウモリが媒介する病気に感染するリスクもあるため、業者依頼して早急に駆除してもらうのが得策です。
コウモリ駆除業者を探すときは、セーフリーをご活用ください!口コミや実績、料金を確認しながら業者の比較が簡単にできます。いくつかピックアップして、無料見積もり依頼してみましょう!
- 家で何かの羽音が聞こえる
- 最近家の周りにコウモリがよく飛んでいる
- 軒下やベランダに大量のフンが…
コウモリ対策はプロに依頼!
繁殖して被害が大きくなる前に
早めの相談を!
コウモリ対策についてのよくある質問
-
Q. コウモリが住み着いているのは一匹だけとは限らない?
A.目にしたのが一匹だけでも、他にいる可能性は十分考えられます。また、一匹しかいないコウモリが気づいたら数十匹と繁殖することもあるので、なるべく早く駆除業者に相談しましょう。
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-
Q. コウモリ対策しても時間が経つとまた寄ってくる原因は?
A.まだ完璧に侵入経路を塞げていない可能性があるでしょう。プロに見てもらい、確実にコウモリが入ってこないようにしましょう。
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Q. コウモリ対策は市役所にお願いできる?
A.市役所の職員がコウモリを駆除することは基本的にありません。対策方法のレクチャーや、業者の紹介といったサポートのみです。
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