引っ越し見積もりのやり方はこれでバッチリ!訪問見積もりの流れや注意点
2024.02.05 2024.09.04
この記事では、引っ越し見積もりのやり方について徹底解説します。
引っ越し時、業者への見積もりが必要不可欠とは分かっていても、
「初めての引っ越しで、何から手を付けたらいいのかわからない」
「訪問見積もりって本当に必要?」
といった点でつまづく人は多いでしょう。
この記事では、見積もりの際の手順や、見積もり前後の準備などについて詳しく解説していきます。引っ越し準備を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
引っ越し見積もりのやり方は?申込先はどこ?【一括or1社】
引っ越しの見積もりは主に以下2つの方法があります。
- 「引っ越し見積もりサイト」を利用する(一括で複数業者から見積もり)
- 「特定の引っ越し業者に直接」見積もりを依頼する(1社ずつ見積もり)
一括で見積もりを行うことも、1社に直接見積もりを依頼することも、それぞれメリット・デメリットがあります。
それぞれのやり方について、どのような流れで行うのかも解説していきます。
引っ越し見積もりサイトを利用する
引っ越しの見積もりのやり方としては、引っ越し見積もりサイトを利用しての一括見積もりが一般的です。
見積もりサイトを利用して一括で見積もりするメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
このように、見積もりサイトでの一括見積もりにはさまざまなメリット・デメリットがあることを覚えておきましょう。
特に、営業電話や営業メールの多さはかなりのストレスになる可能性が高いです。普段使っているメールアドレスは利用せず、引っ越し見積もり専用にフリーアドレスを取得して見積もりを申し込むことも検討しましょう。
また、引っ越し見積もりサイトを利用しての一括見積もりは、以下のような流れで進んでいきます。
- 引っ越し見積もりサイトにアクセスし、指定された情報を入力する
- 複数の業者から電話やメールが届くので、その中から希望条件に近い業者を選定する
- 選んだ業者と、詳細な引っ越し内容や、訪問見積もりの日時についてやりとりをする
- 必要であれば訪問見積もりを行った上で、引っ越しを正式に依頼する
引っ越し見積もりサイトを利用すれば、まとめて複数の業者から見積もりをもらえるのは大きなメリットです。勧誘メールや電話さえ我慢すれば、見積もりサイトを利用する価値は非常に大きいといえます。
引っ越し業者に直接見積もりを依頼する
引っ越し見積もりサイトを利用せずに、一つまたは複数の業者を自分で選んで見積もりを依頼するという方法もあります。
引っ越し業者に直接見積もりを依頼するメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
引っ越し業者に直接見積もりを依頼する場合は、なんといっても営業電話やメールを避けられるのが大きなメリットです。
ただし、複数の業者に見積もりを出して費用を比較したい場合にはどうしても手間と時間がかかることを覚悟しなくてはいけません。
直接引っ越し業者へ見積もりの依頼をして引っ越しをする際には、以下のような流れで進んでいきます。
- 選んだ引っ越し業社の代表電話に問い合わせをして、引っ越しの内容を伝える
- 営業担当者からの折り返しを待ち、詳細な引っ越しの内容や訪問見積もりについてやり取りをする
- 必要であれば訪問見積もりを行い、正式に引っ越しを依頼する
引っ越し見積もりのやり方は訪問?電話?【正確さが異なる3つの方法】
実際に引っ越しの見積もりを進めていくと、訪問見積もりや電話のみの見積もりなど、業者によって手続きが異なります。
引っ越しの見積もりのやり方は、主に3つに分類できます。
それぞれのメリット・デメリットは、おもに以下のようなものです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
訪問見積もり | ・引っ越しにかかる費用を正確に把握できる
・道路状況や輸送スペースなどの周辺環境も確認してもらえるため引っ越しがスムーズに行える |
・自宅に業者を招くことになる
・立会いが必須のため、複数の業者に見積もりを依頼する場合は大きな手間となる |
電話・メール見積もり | ・訪問と比較して時間が取られずに済む
・オンライン見積もりよりは細かい見積もりができる ・女性の一人暮らしでも心配が少ない |
・複数の業者とのやり取りは手間になる
・荷物量などを正確に把握できずに当日余計に費用がかかる可能性がある |
オンライン見積もり | ・手軽に複数の業者から見積もりを取れる
・24時間見積もりができる |
・見積もりサイトを利用すると勧誘電話やメールがしつこい
・荷物量などを正確に把握できずに当日余計に費用がかかる可能性がある
|
それぞれの見積もり方法について、どのような手続きなのかみていきましょう。
訪問見積もり
訪問見積もりとは、引っ越し業者の営業担当者に家まで来てもらい、荷物の量や運搬ルートを確認する見積もり方法です。
営業担当者が荷物量を確認するので、実際に引っ越しをした際の費用を正確に見積もってもらえます。
また、家族での引っ越しは荷物量が多くなりやすいので、訪問見積もりで正確に荷物量を確認してもらうのがおすすめです。
反対に、引っ越し前の自宅に人を入れたくないという女性の単身者などは、訪問見積もり以外の方法を検討すべきといえます。
電話・メール見積もり
電話やメールのみのやり取りで見積もりを済ませる方法もあります。
単身者などのように荷物量が少ない方の場合は、電話やメールのみの見積もりに対応してくれる業者を選ぶのもおすすめです。
訪問見積もりに比べて時間や手間をかけずに見積もりを済ませられます。
ただし、電話・メールのみの見積もりに対応している業者は限られるため、費用が高くついてしまう可能性もあるので注意してください。
オンライン見積もり
オンライン見積もりとは、引っ越し業社のサイトにある専用フォームに情報を入力して見積もりを行う方法です。
引っ越し先の住所と現住所、おおよその荷物量、希望日などの情報を入力すると、引っ越しにかかる費用の相場を算出してくれます。
電話やメールとは異なり、24時間見積もりができて、手間もかかりづらい点が大きなメリットといえます。
また、一括引っ越し見積もりサイトを利用すれば、複数の業者に対して一度に見積もりを出すことが可能です。
ただし、見積もりサイトを利用した場合には、業者からの勧誘電話やメールがたくさん届く恐れがある点は頭に入れて、心の準備をしておきましょう。
引っ越し見積もり方法の選び方【一括見積りやオンライン見積りの使い分け】
ここまで紹介してきた引っ越しの見積もり方法を、特徴ごとにまとめてみましょう。
手間や時間 | 見積もりの正確さ | 一括or1社ごと | |
---|---|---|---|
訪問見積もり | 多い | 高い | 1社ごと |
電話・メール見積もり | 中程度 | 中程度 | 1社ごと |
オンライン見積もり | 少ない | 低い | 一括 |
これらの特徴を参考に、人それぞれの事情に応じてどの引っ越し方法を選ぶべきか、具体例をあげながら解説していきます。
時間が限られているなら「一括オンライン」
一括見積もりサイトを利用した引っ越し見積もりは、なんといっても手軽に見積もりを出せるのが利点です。
転勤や部署異動などの影響で、急な引っ越しを迫られた場合には、まずはオンラインで一括見積もりを取ってみるのがおすすめです。
できるだけ費用を抑えたいなら「電話・メール見積もり」
あまり時間はかけたくないが、一括見積もりサイトでの見積もりだけでは不安という場合には電話・メールでの見積もりを検討しましょう。
電話やメールでの見積もりは、訪問見積もりに比べると正確さには劣ります。
しかし、やはり手間がかからずに済むのが大きなメリットでしょう。
見積もりサイトを利用して一括見積もりをした後に、個別に電話やメールで見積もりを進めるのもいいでしょう。
なるべく正確な見積もりが取りたいなら「訪問見積もり」
引っ越しにかかる費用を正確に把握したいのであれば、やはり訪問見積もりをしてもらうのが安心です。
また、荷物の量が多い家族連れの引っ越しなどの場合も、ズレの少ない訪問見積もりが良いでしょう。
引っ越しまでまだ時間があるなら、先述の一括見積もりや電話・メールでの見積もり後に、訪問見積もりをしてもらう進め方がおすすめです。
引っ越し見積もりを依頼する前に準備すること
引っ越しの見積もり方法がわかったら、早速準備に取りかかりましょう。
引っ越しの見積もりを依頼する前に準備しておくべきことは、以下の通りです。
- 引っ越し日程を決める
- 引っ越し業者に運んでもらう荷物を決めておく
- 引っ越し業者が運べない特殊なものがないか確認する
- 不用品の処分方法を決めておく
- 作業時に見られたくないものは先に梱包しておく
それぞれ簡単に解説していきます。
引越し日程を決める
引っ越し業者に見積もりを出す際には、おおまかにでも引っ越し日程を決めておかなくてはいけません。
引っ越し業者には繁忙期・閑散期があるため、引っ越し時期によって費用が大きく変わるからです。
引っ越し費用を正確に把握するための見積もりなので、どの時期に引っ越すかがわからないことには話にならないので注意しましょう。
引っ越し業者に運んでもらう荷物を決めておく
引っ越し業者に運搬してもらうものと、自分自身で車や公共交通機関を使って運搬するものを区別しておきましょう。
引っ越し費用を抑えるためには、業者に運んでもらう荷物を減らすことが大切です。見積もりを出す段階で、自分で運べそうなものは見積もりから外しておけば、費用の削減が期待できるでしょう。
引っ越し業者が運べない特殊なものがないか確認する
引っ越し業社は荷物運搬のプロですが、実は一部運んでもらえないものがあるので注意しましょう。
国土交通省の「標準引越運送約款」という決まりによって、以下のような荷物は業者による運搬が禁止されています。
- 犬や猫、熱帯魚などのペット
- 観葉植物
- 自動車やオートバイ
- ピアノ
- 絵画や骨董品などの芸術品
- 現金や預金通帳などの貴重品
これらのように、運送時に事故があると特に責任が重いものなどは運搬してもらえません。
また、引っ越し業者ごとに独自の取り決めがあり、運搬を断られる荷物もあります。当日に「これは運べません」と言われて途方に暮れることのないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
不用品の処分方法を決めておく
今ある荷物すべてを新居に運ぶのではなく、まずは不用品を処分して、限られた荷物で引っ越すのがおすすめです。
大型の家具家電など、処分に手間がかかるものも多いので、なるべく手間のかからない方法を選択しましょう。特に処分が難しい不用品については、インターネットで譲渡・販売したり、不用品回収業者に依頼する方法があります。
また、引っ越し業者によっては有料で引き取ってくれるので、オプションサービスを事前に確認しておくといいでしょう。
訪問時に見られたくないものは先に梱包しておく
訪問見積もり時には、引っ越し業者の営業担当者が家の中をくまなく見て回ることになります。
業者に見られたくないものがある場合は、あらかじめ段ボールなどに積めておきましょう。引っ越しの見積もりに関係しないバスルームやトイレに隠しておくというのも一つの手です。
引っ越し時の「訪問見積もり」のやり方【どんな流れ?】
引越しにかかる費用が正確に把握できる「訪問見積もり」は、以下のような流れで進んでいきます。
- 引っ越し業者に訪問見積もりの問い合わせをする
- 引っ越し業者の営業担当と日程を調整する
- 指定日に引っ越し業者が訪問してくる
具体的にはどんな内容なのか、順番に確認していきましょう。
①業者に訪問見積もりの問い合わせをする
まずは、訪問見積もりを依頼したい引っ越し業者に問い合わせをしましょう。
問い合わせは、代表電話番号への電話またはメールで受け付けてもらえるはずです。
訪問見積もりの問い合わせ時は、以下のようなことが聞かれます。
- 現住所および引っ越し先の住所
- 引っ越しの時期
- 連絡先の電話番号
- 連絡のつきやすい時間帯
聞かれた時に慌てそうなら、メモしておくなどして情報を整理しておきましょう。
②引っ越し業者の営業担当と日程を調整する
訪問見積もりの依頼をした後は、営業担当者から折り返しの連絡が入ります。
この際に、訪問見積もりの日程を調整しましょう。
繁忙期の3~4月以外であれば、即日訪問見積もりの対応をしてくれる可能性もあります。
③指定日に引っ越し業者が訪問してくる
営業担当者との調整のもと決まった日程に、引っ越し業者の担当者が訪問してきます。
訪問見積もり時の作業は、基本的に業者に任せておけばOKです。
具体的には、以下のような作業をしてもらうことになります。
- 業者が荷物量を確認する
- 引っ越し内容(距離や新居の様子など)を確認する
- 運搬ができない特殊な荷物(観葉植物や絵画、ペットなど)の有無を確認する
- 見積書を作成
また、もしも想定していた相場よりも費用がかかりそうなら、値引き交渉をしてみてもいいでしょう。
一部の荷物の運搬を自分で行うなどの条件で、値引きに応じてもらえる可能性もあります。
引っ越し時の「訪問見積もり」の所要時間は20〜30分程度
訪問見積もりの所要時間は20~30分程度です。
訪問して荷物量を確認するとなると、かなり時間がかかりそうと心配する方も多いかもしれません。
しかし、訪問見積もりは段取りがあらかじめ決められているので、よほど荷物量が多いなどの事情がなければ意外とあっさり終わります。
引っ越し「訪問見積もり」を依頼する際の注意点
人によっては、訪問見積もりをせずに引っ越し業者を選択する方もいます。
しかし、引っ越しにかかる費用を事前に把握するため、「訪問見積もり」までしっかりやってもらうことをおすすめします。
ここでは、引っ越し業者に訪問見積もりを依頼するさいの注意点を紹介していきます。
複数の業者に見積もりを依頼した方がいい
引っ越しにかかる費用をできる限り抑えるためには、1社だけでなく複数社に訪問見積もりを依頼するのがおすすめです。
引っ越し業者によって見積もり金額に差が出る可能性があるからです。
また、他にも見積もりを依頼している業者がいると知れば、値引き交渉に応じてくれる業者もいるでしょう。
ただし、訪問見積もりはどうしても1社ごとに時間が取られてしまいます。引っ越し前にあまり時間がとれないと、複数の業者に訪問見積もりを依頼するのは難しいでしょう。
少しでも余裕を持って、引っ越しの準備を進める必要があります。
事前に引っ越し費用の相場を確認しておく
訪問見積もりの依頼をする前に、引っ越し費用の相場を調べておくのがおすすめです。
相場を把握しておかないと、訪問見積もりの結果、相場よりも高い金額を提示された際にそのまま受け入れてしまう恐れがあるからです。
引っ越し費用の相場を調べるには、一括見積もりサイトを利用したオンライン見積もりがおすすめです。
最初から訪問見積もりを考えている方も、まずは一括見積もりサイトで見積もりを出しておくと安心でしょう。
金額以外もしっかり聞く
訪問見積もりの際に、引越しにかかる費用だけを聞くのは避けましょう。
業者としても、荷物量や運搬ルートを確認しないことには金額を提示てきません。
また、運搬できない荷物がある可能性もあるので、せっかく訪問見積もりに来てもらったのであれば引っ越しにかかる不安点をすべて解消しておくべきです。
もしも時間が限られる場合には、営業担当者に「〜〜時までには終わらせてください」としっかり希望を伝えておきましょう。
複数の業者を同時に呼ぶのは避ける
複数の業者の訪問見積もりを同じ時間帯に入れてしまうのは避けるべきといえます。
実は、「複数の引っ越し業者を同時に家に招いてはいけない」といった決まりはありません。
しかし、同時に複数の業者を家に招くのは以下のようなリスクがあります。
- 訪問見積もり自体を断られる可能性がある
- ゆっくりと話を聞けないので不明点が残る
- 単純に対応が大変
せっかく訪問見積もりの段取りを決めたのに、当日に断られてしまったら骨折り損です。時間を惜しむ気持ちももっともですが、基本的には1社ずつ対応するようにしましょう。
引っ越しの見積もりは複数の業者に依頼しよう!
引っ越しの準備には手間や時間がかかります。
だからといって、見積もりをおろそかにすると想定外の費用がかかってしまうおそれもあります。少しでも引っ越し費用を抑えるためには、複数の信頼できる引っ越し業者に見積もりを依頼しましょう!
「セーフリー」では、優良な引っ越し業者を多数紹介しています。希望の条件に合う引っ越し業者がきっと見つかるはずです!ぜひご利用ください。
引っ越し見積もりのやり方はこれでバッチリ!訪問見積もりの流れや注意点のよくある質問
-
Q. 引っ越しの見積もりはどうやってとればいい?
A.引っ越し見積もりサイトでの一括見積もりを利用するか、引っ越し業者に直接問い合わせるという2通りの方法があります。
-
Q. 引っ越しの見積もりはいつ頃からできる?
A.引っ越し予定日の2ヶ月ほど前から見積もりが可能です。
また、3~4月の繁忙期での引っ越しを検討している場合には、半年ほど前から見積もりを受けてくれるケースもあります。 -
Q. 訪問見積もりは実際おすすめ?やるべき?
A.引っ越しにかかる費用を抑えるためには、訪問見積もりは行っておくべきです。
また、訪問見積もりをしていないと、費用がかさむだけでなく、当日になって運搬できないものが出てくるなどのリスクもあります。
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