フローリングのカビを確認中

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フローリングのカビ取り掃除を手軽に!【頑固な黒ずみを落とすコツも解説】

2024.03.08 2024.03.08

この記事では、フローリングのカビ取り掃除について解説していきます。

「フローリングの黒いポツポツはカビ?」
「フローリングのカビは素人でも落とせるの?」

このように、フローリングに発生したカビに悩まされている方は多いのではないでしょうか。カビは放置すると繁殖し、人間に害を与えるため発見次第すぐに除去したいものです。

本記事では、カビの種類による掃除方法について、また再発防止策について徹底解説。発生原因や発生しやすい場所についても紹介しています。ぜひ参考にしてください。

フローリングに発生したカビの掃除方法!【黒カビ編】

フローリングの黒カビを掃除中

黒カビは、黒いポツポツした斑点状のカビです。条件が整えばどんどん繁殖し、そして根強く残ります。湿気の多い環境や結露している場所に発生しやすいのが特徴です。

初期段階であれば簡単に掃除できますが、放置すると菌糸が根を張り、取り除くのが困難になるでしょう。

自力での掃除では取り除けない頑固な黒カビは、専門業者の介入が必要です。以下の手順で試してみて落ちなかった場合は、業者依頼を視野に入れておきましょう。

用意するもの

自力で黒カビを掃除する際は、まず以下のアイテムを用意します。

・中性洗剤(スプレータイプ)
・新品の雑巾(2枚)
・ゴム手袋
・マスク
・つまようじ
・消毒用エタノール(80ml程度)
・水(20ml程度)
・スプレーボトル

中性洗剤はスプレータイプのものが適しています。消毒用エタノールは、スプレーボトルで水と混ぜて使用します。アルコール成分がカビのタンパク質を破壊し、効果的に除去してくれます。

掃除中は衛生面を考慮し、忘れずにゴム手袋とマスクを着用しましょう。

掃除の手順

フローリングの黒カビは、以下の手順で実施します。

  1. 作業前に窓を開けて換気する
  2. 中性洗剤でカビを浮かび上がらせる
  3. カビ部分を水拭きする
  4. 溝のカビをつまようじで除去する
  5. エタノールスプレーを吹きかける
  6. フローリングを乾拭きする

カビの胞子が舞い上がるのを防ぐため、作業前に部屋を十分に換気しましょう。準備が整ったら、フローリングのカビに直接中性洗剤を吹きかけ、5分程度放置します。そうすると、徐々にカビが浮き上がってきます。

カビが浮かび上がったら、雑巾で水拭きしましょう。フローリングの溝に溜まったカビは、つまようじを使って優しく取り除きます。さらに拭き取った箇所にエタノールスプレーを少しずつ吹きかけ、隠れたカビも除去してください。

最後に、エタノールスプレーを吹きかけた箇所を、新しい雑巾で乾拭きして完了です。

フローリングに発生したカビの掃除方法!【白カビ編】

フローリングの白カビを掃除中

白カビは、その名の通り白色のカビで、木材や畳などの自然素材に発生しやすいのが特徴です。フローリングや板の隙間などにも発生します。

湿度が高く、ホコリや汚れが多い場所に発生しやすい特性があります。梅雨の時期は特に注意が必要です。

黒カビと違って、素材の表面にのみ発生しやすいのは嬉しいポイントでしょう。根が深く入り込まないため、誰でもすぐに除去できます。

用意するもの

白カビの掃除は、以下のものを用意しましょう。

・アルコール除菌スプレー
・使い古しの布
・マスク
・ゴム手袋

木材や畳には強い洗剤が使えないため、アルコール除菌スプレーが適しています。アルコールは除菌効果が高く、素材に負担をかけずに迅速に蒸発してくれます。

また、黒カビの掃除と同様に、マスクやゴム手袋を装着した上で掃除しましょう。

掃除の手順

白カビの掃除は、以下の手順で実施します。

  1. 作業前に窓を開けて換気する
  2. アルコールを布に含ませる
  3. カビを拭き取る
  4. 換気しながら乾かす

換気を十分にし、作業開始します。使い古しの布など何でもいいので、不要な布にアルコールスプレーを数回吹きかけ、十分に湿らせます。それから白カビを拭き取りましょう。

広い範囲を拭き取ることで、カビの拡散を防ぎます。掃除が完了したら換気して素材を完全に乾かし、カビの再発を防いでください。

フローリングに発生したカビの掃除方法!【青カビ編】

フローリングの青カビを掃除中

青カビは日常生活でよく目にするカビの一種。食品に生えやすく、みかんやパンに見られる青っぽいカビが典型的です。青カビは常に空中に胞子を放出しており、食品のほかフローリングにも発生します。

青カビ自体に病原性はないものの、付着するとアレルギーや喘息を引き起こす可能性があるため、注意が必要でしょう。また、表面に生えるため除去しやすいですが、胞子が舞いやすく、繁殖が早いのが特徴です。

用意するもの

青カビの掃除、以下のアイテムを用意してください。

・消毒用エタノール
・歯ブラシ
・雑巾
・スプレーボトル
・マスク
・ゴム手袋

マスクやゴム手袋の着用は必須です。消毒用エタノールは、濃度が高すぎると逆に殺菌効果が低下するため、70%前後の濃度が最も効果的です。

掃除の手順

青カビは、以下の手順で掃除を進めていきます。

  1. 作業前に窓を開けて換気する
  2. フローリングの汚れを拭き取る
  3. 消毒用エタノールを吹きかける
  4. 歯ブラシで隙間のカビを除去する
  5. 雑巾でエタノールを拭き取る

作業前に窓を開けて換気してください。準備が整ったら、まず雑巾を硬く絞り、フローリングの表面の汚れを拭き取ります。その後、スプレーボトルに消毒用エタノールを入れ、カビが発生している部分とその周辺に吹きかけましょう。

目地など細かい部分に入り込んだカビは、歯ブラシを使って掻き出します。カビを除去した後は、雑巾でエタノールを拭き取ってください。

フローリングのカビ掃除でやってはいけない【NG集5選】

フローリングのカビを掃除しているところ

フローリングに発生したカビを掃除するときは、カビの拡散を防ぎ、フローリングを傷めないことが重要です。しかし、間違った方法を実践するとカビを広げる、フローリングにダメージを与える恐れがあります。

  • カビ部分に掃除機をかける
  • 塩素系漂白剤の使用
  • 重曹/酢の使用
  • 無造作な雑巾掛け
  • ワックスを剥がしての掃除

ここでは、フローリングのカビ掃除で避けるべき、NG行為について解説します。

カビ部分に掃除機をかける

カビのある部分に掃除機を使用するのは避けましょう。カビの胞子は掃除機のフィルターを通過し、排気とともに部屋中に拡散する可能性があります。

これにより、カビが他の場所に広がり、健康リスクが高まるでしょう。カビを見つけた際は、掃除機を使用せず正しい掃除方法で除去してください。

塩素系漂白剤の使用

フローリングに塩素系の漂白剤を使用するのは推奨されません。木材やワックスの表面を傷め、変色や腐食の原因となる場合があります。

ワックスが傷むと修復が大変ですし、その分コストもかかります。フローリングの修復については、以下の記事も参考にしてください。

浴室やキッチン用の漂白剤は、フローリングのカビ掃除に適さないことを覚えておきましょう。ただし、木材に使用しても安全な製品も存在するため、使用前に必ず製品の説明書を確認してください。

重曹/酢の使用

家庭での掃除によく使われる重曹や酢も、フローリングのカビ掃除には適していません。重曹は粉状の性質上、研磨剤として機能し、フローリングの表面を傷つけてしまいます。

また、酢は白カビ発生の原因となるほか、使用後にフローリングがベタつき、さらに臭いも残ります。

無造作な雑巾掛け

カビが発生したフローリングを、無造作に雑巾で拭くのは避けましょう。カビの胞子が拡散し、他の場所にもカビが生える原因となります。また、湿った雑巾はカビの繁殖を助けるため、拭き掃除のときは硬く絞って掃除してください。

ワックスを剥がしての掃除

ワックスの下にカビが発生している場合もあるでしょう。素人がワックスを剥がして掃除すると、フローリング自体を傷つけ、さらなる被害を発生させてしまいます。

ワックスの下に繁殖したカビ掃除は、ハウスクリーニングの専門業者に任せ、再度コーティングもまとめて依頼しましょう。

フローリングにカビが発生しやすい条件【5つの原因と場所】

フローリングのカビをチェック中

フローリングにカビが発生するのは、以下の5つが原因として考えられます。

  • 気温と湿度がカビ発生の条件を満たしている
  • フローリングの水分を放置している
  • 窓際の結露を放置している
  • マット/カーペットを長期間放置している
  • 観葉植物を置いている

順番に見ていきましょう。

気温と湿度がカビ発生の条件を満たしている

カビは気温が20~25℃の範囲、湿度が60%以上の環境で発生しやすいです。これらの条件が揃うとカビが繁殖し始め、フローリングなどの表面に現れる場合があります。

フローリングの水分を放置している

子供やペットが飲み物をこぼしたり、水回り周辺で水滴が飛び散ると、フローリングに水分が残ります。水分が放置されると、カビが発生しやすくなります。フローリングで水分を見つけた場合は、すぐに拭き取ることでカビ予防につながるでしょう。

窓際の結露を放置している

窓ガラスの結露も、フローリングにカビが発生する一因です。結露が窓際のフローリングに落ち、その水分がカビの栄養源となります。窓の掃除と結露の拭き取りは定期的に実施しましょう。

マット/カーペットを長期間放置している

リビングで特に注意したいのは、カーペットやラグの下の環境です。特に厚みのある重たいカーペットは通気性が低く、下のフローリングが湿気を帯びやすくなります。この現象が高温多湿の環境を作り出し、カビの成長を促します。

夏場に汗をかいた足でカーペットを歩くと、状況はさらに悪化するでしょう。さらに、動かすことが少ないタイルカーペットやジョイントマット、畳の下も、カビが発生しやすい環境となります。

さらに詳しく知りたい方はこちら

観葉植物を置いている

観葉植物を室内に置いている場合は、フローリングのカビ発生に注意しましょう。植木鉢からの水漏れ、水分を含んだ土が湿気の源となり得ます。受け皿に注意を払っていても、植物や土自体が湿気を生じさせ、フローリングに影響を与えてしまいます。

植木鉢の水やりは特に注意が必要で、水受け皿から水があふれないよう意識してください。

賃貸住宅のフローリングでカビが発生したら?

マンションで発生したフローリングのカビを掃除するとき

賃貸住宅でフローリングにカビが発生した場合、借り手として適切な対応を取りましょう。カビの掃除に失敗してフローリングを傷つけてしまうリスクや、余計な修繕費用の支払いは避けたいです。

ここでは、正しい対応と退去費用について解説します。

まずは大家・管理会社に連絡

賃貸物件でフローリングにカビが発生した場合、自己判断で強引にカビを取り除こうとせず、まずは大家や管理会社に相談してください。自力でカビを取り除こうとしてフローリングにダメージを与えてしまうと、その後の修繕責任が借り手側に問われる可能性が考えられます。

退去費用について

退去時に、カビが原因でフローリングの張り替えが必要になったときは、2パターンに分かれます。通常の使用による経年劣化としてカビが発生した場合、修繕費用は請求されないのが一般的。

しかし、借り手の過失によりカビが増殖した場合、退去時に修繕費用を請求されるかもしれません。

どのような状況であれ、カビの発生を発見したら大家や管理会社に報告し、適切な対応を求めてください。賃貸のハウスクリーニングについては、以下の記事も参考にしてください。

フローリングのカビはプロに依頼するのが確実

今回は、フローリングに発生したカビの落とし方についてご紹介してきました。適切な準備と掃除方法を実践すれば、自力でもカビは落とせます。

しかし、なかなか落ちないしつこいカビや、ワックスの下に繁殖したカビもあるでしょう。そんなときは、ハウスクリーニング業者に依頼するのも一つの手です。

セーフリー掲載のハウスクリーニング業者なら、自力ではどうにもできないカビでも確実に対処してくれますよ。また、カビ除去後はフローリングのワックスがけまでセットで依頼できます。

気になった業者があれば、まずは相談してみましょう!

フローリングのカビ取り掃除を手軽に!【頑固な黒ずみを落とすコツも解説】のよくある質問

  • Q. フローリングのカビを放置するとどうなる?

    A.

    カビは繁殖していき、広範囲に及んでいきます。アレルギーなどのリスクも高まります。

  • Q. 無垢フリーリングはカビが発生しやすい?

    A.

    自然素材の無垢フローリングは、一般的なフローリングよりもカビが発生しやすいと言われています。

  • Q. フリーリングに布団を敷くとカビやすい?

    A.

    布団を敷いたまま長期間放置すると、カビが発生しやすくなるでしょう。

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