ダニだらけ?畳(たたみ)の掃除方法や退治法は?【日々の対策まで徹底解説】
2024.01.31 2024.12.05
本記事では、ダニが住んでいる畳(たたみ)の掃除方法や大量発生の予防策などを詳しくご紹介します。
- 最近、畳の上で寝転ぶとチクチクする気がする
- 和室の換気をつい忘れがち
- 子どもや赤ちゃんにダニの被害が及ばないか不安
上記のようなお悩みをお持ちの方に向けて、ダニが発生しやすい原因や人に及ぼす悪影響も交えて解説していきます。
今すぐダニ退治をしたい方、畳をできるだけ長持ちさせたい方などは、ぜひ参考にしてください。
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目次
畳の掃除を怠ると?ダニが大量発生する「3つの原因」
畳にダニが発生する原因には、大きく分けて室内環境の原因2つと衛生状況の原因1つがあります。
- 「温度」が20~30度
- 「湿度」が60%以上
- ダニの「栄養源」がある
それそれが原因となる根拠を見ていきましょう。
「温度」が20~30度&「湿度」が60%以上
ダニが繁殖しやすい室内環境は、高温多湿の「室温20~30℃かつ湿度60~80%」と言われています。
つまり、日本の夏はダニにとってパラダイス。湿度が上がる梅雨時期から気温が下がるまでの秋口までの間に、ダニが発生しやすくなります。
ダニの「栄養源」がある
畳の掃除が行き届いていない不衛生な状態も、ダニの温床となります。
最も発生しやすいヒョウダニは、埃や人のフケ・垢を好んで食べます。畳に落ちている食べかすを好むダニもいるため、不衛生な畳は、絶好の繁殖場所になってしまうのです。
梅雨の時期は温度や湿度の条件がそろうため、ダニにとって特に過ごしやすい、要注意な時期です。
畳で増えたダニの退治方法5選【掃除から業者依頼まで】
では早速、畳に潜むダニの退治方法を確認していきましょう。
ダニ退治の「効き目」 | |
---|---|
雑巾で拭き掃除をする | ★ |
畳を干して乾燥させる | ★★ |
ダニ駆除グッズを使用する | ★★★ |
ダニの発生しにくい畳に取り替える | ★★★★ |
ダニ駆除業者に依頼する | ★★★★★ |
毎日できる手軽な方法から強力な駆除方法などを、効き目順にご紹介します。
【効き目★】雑巾で拭き掃除をする
こまめに雑巾で拭き掃除をするだけでも、畳の上に発生したダニを除去できます。
拭き掃除をする前に、畳の目に沿って掃除機をかけましょう。掃除機をかけ終わったら、よく絞った雑巾で、やはり畳の目に沿って畳の表面を拭いていきます。
畳に雑巾の水気が残ってしまうと、湿気がたまり、結局ダニやカビを繁殖させる原因になります。雑巾で水拭きしたあとは、乾拭きで水気をしっかり拭き取りましょう。
【効き目★★】畳を干して乾燥させる
畳のダニ退治には、畳を干して乾燥させるのも効果的です。風通しの良い場所で畳干しを行なうことで、畳の湿気が飛び、ダニを死滅できます。
天気が良い日に天日干しをすべきではありますが、畳の変色や日焼けを防ぐために、直射日光が当たらない場所が無難です。
畳を干して乾燥させる際は、畳の下の掃除も同時に行ないましょう。畳の下にも、埃やダニの死骸が想像以上に蓄積されています。
【効き目★★★】ダニ駆除グッズを使用する
定期的な掃除、天日干しを行なっても退治しきれない場合は、市販のダニ駆除グッズを活用しましょう。
畳のダニ駆除グッズは、パウダータイプ、スプレータイプ、針を注入して駆除するタイプなど、さまざまな種類が販売されています。
ホームセンターやドラッグストアで入手できますので、手軽な方法としておすすめです。
【効き目★★★★】ダニの発生しにくい畳に取り替える
「定期的に掃除してもダニが死滅しない」「ダニだけでなくカビの被害も深刻」という場合は、畳自体を新しくする手もあります。
最近は、ダニが増殖しにくい和紙畳、防ダニ加工の畳も販売されています。ダニ・カビの発生を抑えるだけでなく、水濡れや日焼け、摩擦にも強い畳だと、日常の手入れもがメリットです。
【効き目★★★★★】ダニ駆除業者に依頼する
自力でのダニ駆除が面倒だったり、上記の方法を試しても改善の傾向が見られなかったりするなら、専門業者に依頼して駆除してもらうことが一番効果的な手段です。
掃除やダニ駆除グッズで対処しようとしても、掃除中のハウスダストやアレルギーが気になって作業ができないこともあるでしょう。赤ちゃんやペットがそばにいる場合は特に、最初からプロの手を借りたほうが安心です。
ダニ駆除の専門業者は、ダニ退治の効果的な方法を熟知し、使用する薬剤も取り揃えているため、効率良くダニ問題を解決できるでしょう。
畳に発生するダニの種類を確認しよう
ここで、畳に発生しがちのダニの種類をまとめておきましょう。
主に以下の2種類です。
- ヒョウヒダニ
- ツメダニ
それぞれの特徴について簡単に紹介します。
ヒョウヒダニ
ヒョウヒダニとは、チリダニとも呼ばれ、季節を問わず発生します。
大きさは0.2mm~0.5mm程度で肉眼では見えません。埃やフケ・食べこぼしなどをエサにしており、畳だけでなくカーペットや布団などにも生息しています。
ヒョウヒダニは、人を刺すなどの人体に直接的な危害を加えるダニではありません。
しかし、ヒョウヒダニのフンや抜け殻・死骸などを吸い込むと、アレルギーにつながる原因になります。
ツメダニ
ツメダニは、大きさ0.2mm~1.0mm程度の、ヒョウヒダニと同じように肉眼では捉えにくいダニです。
特に梅雨時期や8~9月に増加しやすいことが特徴です。
ツメダニは、なんとヒョウヒダニをエサとして食べるため、ヒョウヒダニが発生することで、ツメダニも繁殖しやすくなります。また、ツメダニはダニ類以外でも、畳に発生しやすいチャタテムシも好みます。
つまり、他の虫がいると相乗効果で繁殖するけっこうやっかいな種類です。
また、ツメダニは人と接触した際に人を刺すことがあります。皮膚に赤みが出る場合は、ツメダニの仕業の可能性が高いでしょう。
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掃除不足の畳でダニが増殖!人に及ぼす影響は?
ヒョウダニやツメダニが繁殖すると、人にどのような影響があるのでしょうか?
- アレルギーを引き起こす可能性がある
- 嚙まれるとかゆみに悩まされる可能性がある
上記の影響を順に見ていきましょう。
アレルギーを引き起こす可能性がある
ダニは、アトピーやぜんそくを引き起こすアレルゲンです。特に小さい子どもへの影響が強く、「アレルギー性喘息」や「鼻炎」を引き起こす原因です。
畳の上に布団を敷いて寝ている場合は、ダニが繁殖しないように特に注意しましょう。
アレルギーは、ダニの死骸やフンの影響が大きく、それが気管支に入って引き起こされます。ダニが繁殖するほどアレルゲンが増えることになりますので、赤ちゃんや小さい子どものいる家庭は、特に注意してください。
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嚙まれるとかゆみに悩まされる可能性がある
ダニといえば、かゆみが起こるという印象をもつ方も多いでしょう。
前項でご紹介したツメダニは人を噛む修正があり、噛まれると1週間ほどかゆみが続きます。人によっては水ぶくれなどができることもあり、かゆみが治ってもしばらく痕が残ります。
かゆみは数日で収まるものの、1週間程度はぶり返すことも少なくありません。赤ちゃんや子供だけでなく、大人も体温が高くなりやすい脇腹や太ももの内側は、ダニに刺されやすい箇所。症状が出たら、すぐに対策をとりましょう。
畳のダニ対策4選【掃除や換気の徹底がキホン】
退治方法をお伝えしてきましたが、そもそもダニの繁殖を減らす予防策を日頃から心掛けましょう。
- 畳の上にカーペットを敷かない
- 拭き掃除をする
- 掃除機をかける
- 定期的に換気する
順番に解説していきます。
畳の上にカーペットを敷かない
畳にカーペットを敷くことで畳に被害が及ばない、と考える方も少なくないでしょう。
しかし、カーペットを畳の上に敷くと、ダニのエサとなるフケや埃が畳の隙間にたまりやすくなります。さらに湿気もたまりやすくなり、ダニがより繁殖しやすい状態になるのです。
畳のみならず、カーペットも掃除しなければダニ対策にはならず、かかる労力を考えると得策とは言えません。
なるべく畳の上には何も敷かないようにしましょう。
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拭き掃除をする
ダニのエサとなるゴミや汚れを取り除くことこそが、ダニの根絶の基本となります。シンプルに畳を拭くだけでも、こびりついた汚れが落ち、ダニ自体も除去できます。
注意点として、畳は水分を吸収しやすい性質があります。
せっかく拭き掃除をしても、ぞうきんに水分が多く含まれていると、湿気が高まりダニが繁殖しやすくなります。水拭きする際は、ぞうきんをしっかりと固く絞り、水拭き後に乾拭きもするようにしてください。
掃除に加えてアルコール除菌も行うと、効果が倍増します。多少の手間がかかりますが、2週間に1度を目安に実施しましょう。
掃除機をかける
掃除機は、ゴミやホコリだけではなく生きたダニや死骸、フンなどを吸い取れることがメリット。
できれば毎日、こまめに掃除機をかけるように意識しておくと、ダニの繁殖を抑えやすくなります。
掃除機は、畳の目に沿って、一畳あたり1分ほどゆっくり丁寧にかけていきましょう。しっかり時間をかけることで、隙間のダニや埃を効率的に吸い取ることができます。
また、暗い場所を好むダニの習性を利用し、掃除をする1時間ほど前からカーテンを閉めるなどして部屋を暗くすると、より効率よくダニを除去できると言われています。
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定期的に換気する
ダニの繁殖を抑えるためには、ダニが好む湿気を普段から取り除く意識を持ちましょう。
定期的に換気することで、湿度が下がりダニの発生や繁殖を抑えられると同時に、カビの発生も抑えられます。
換気だけでなく、そもそも湿度を高めないことが重要です。例えば、洗濯物などを室内干しすると畳が湿気を吸収します。なるべくほかの部屋に干すようにしましょう。
畳の掃除やダニ対策は専門的!まずは業者に相談を
こちらの記事では、畳に発生しがちなダニ対策や掃除方法をお伝えしました。
湿気対策とこまめな掃除を徹底的に習慣付ければ、ダニ発生のリスクを最小限に抑えられます。
和室をこまめに掃除するのは大変、自分でメンテナンスする自信がない、などで不安をお持ちなら、ダニ対策の実績豊富な専門業者に問い合わせしましょう。
セーフリーでは、畳のダニ掃除を徹底してくれる専門業者を多数ご紹介しています。まずは見積もりから相談してみてはいかがでしょうか。
ダニだらけ?畳(たたみ)の掃除方法や退治法は?【日々の対策まで徹底解説】のよくある質問
-
Q. ダニにはどういう種類がありますか?
A.畳に発生しやすいダニは、主に以下の2種類です。
・ヒョウダニ
・ツメダニ
ヒョウダニは、フケや埃を餌にしてるダニで、季節問わず生息します。
かたや、ツメダニは湿気の多い梅雨時期に多く発生し、人を噛む場合があります。
ツメダニはヒョウダニなどを餌とするため、ヒョウダニが増えればツメダニも増えていくという悪循環が起こります。 -
Q. 畳のダニを放置するとどうなりますか?
A.ツメダニが間違えて人を刺し、かゆみを引き起こすこともありますが、ダニによる一番の被害は、ダニの死骸やフンを吸い込むことでおこるアレルギー症状と言えます。
ツメダニはダニ類を餌とするため、もしダニに刺されたようなかゆみが出たら、他のダニも存在するはず。アレルギー反応が出る前に、早めに対処が必要です。 -
Q. 和室の風通しが悪い場合はどうすれば?
A.換気が難しい間取りの場合は、畳に使えるダニ駆除グッズを活用してみましょう。
とは言え、通年湿気がこもりやすい和室は、自身で対策を行ってもダニを全滅させることが難しいことが現状です。ダニ駆除の専門業者に依頼して、根こそぎ清掃してもらうこともおすすめです。
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