2024.04.08 2025.01.07
この記事では、電子レンジの掃除方法について詳しく解説します。
使用頻度が高い電子レンジは、食品による汚れや油汚れが付着しやすいです。さらに、汚れが溜まったまま放置してしまうと、火災のリスクが高くなります。
電子レンジをキレイに保ち、火災のリスクを避けるためにも、今回は汚れ別・パーツ別・グレード別の掃除手順とコツをご紹介。記事後半では掃除頻度や注意点についても解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
電子レンジ掃除で落としたい「汚れの種類」【こべりつく原因】
電子レンジにこべりつく汚れの種類は、主に以下の3種類です。
- 油汚れ・焦げ付き
- 水垢
- カビ
汚れの種類と原因を理解することで、効率的な掃除が可能になります。それぞれの汚れについて、順に見ていきましょう。
油汚れ・焦げ付き
電子レンジで食品を温める過程で、食品に含まれる油分やタンパク質、糖分が振動し、庫内に飛び散っています。これが積み重なって、油汚れや焦げ付きに。
しかも、繰り返し加熱されることで徐々に固まっていき、電子レンジの側面や天井部分、ターンテーブルにこびりつくと、頑固な汚れがどんどん落としにくくなってしまいます。
水垢
食品に含まれる水分が電子レンジで加熱されると、水蒸気が発生。水蒸気が冷えて水滴に変わる過程で、水垢が形成されます。
時間が経つと水垢は硬くなり、取り除くのが難しくなるでしょう。また、水垢はアルカリ性の汚れで、頻繁に掃除しないと蓄積しやすくなります。
カビ
電子レンジの扉を閉じた状態で放置すると、内部が湿気を帯びてカビが発生しやすくなります。特に食品の汚れが残っている場合は、カビの成長が促進されやすいです。
健康上のリスクを避けるためにも、電子レンジ内にカビを発見したらすぐに掃除しましょう。
電子レンジの掃除方法【手軽なお手入れでピカピカに!汚れの種類別】
電子レンジの掃除は、汚れの種類により掃除方法が異なります。
ここでは、主な3種類の汚れを効果的に落とす掃除手順について解説します。
油汚れ・焦げの掃除手順
油汚れや焦げの掃除は、重曹やセスキ酸ソーダを使用します。以下の手順で進めていきましょう。
- 重曹水/セスキ炭酸ソーダ水を準備する
- 庫内を拭き取る
- 乾拭きする
まず、耐熱容器に水1カップと重曹、またはセスキ炭酸ソーダ大さじ1を入れ混ぜ合わせます。作った重曹水(セスキ炭酸ソーダ)を電子レンジに入れ、5分程度加熱してください。
加熱終了後、電源を切り扉を開けずに20分程度そのまま放置します。それから重曹水に布巾やキッチンペーパーを浸し、絞ってから電子レンジ内を拭き取りましょう。
最後に、水拭きして乾いた布巾で庫内を乾拭きすれば掃除完了です。
しつこい油汚れには中性洗剤を活用
なかなか落ちないしつこい油汚れには、中性洗剤を活用してみましょう。
台所用中性洗剤をキッチンペーパーや布巾に染み込ませ、汚れた部分を丁寧に拭き取ります。拭き取り後、乾いた布巾で内部を乾拭きし仕上げてください。
重曹がない場合は「歯磨き粉」を活用
重曹が手元にない場合、歯磨き粉が代替品として使用できます。歯磨き粉には研磨剤が含まれており、こびりついた焦げや汚れに効果的です。
歯磨き粉を歯ブラシや布巾に取り、汚れている部分をやさしくこすることで、電子レンジの焦げつきを落とせるでしょう。
水垢の掃除手順
水垢の掃除には、クエン酸や酢を活用します。
- クエン酸水/酢水を準備する
- 庫内を拭き取る
- 水拭きする
クエン酸か酢を大さじ1と水1カップを準備します。耐熱容器に入れて混ぜ合わせ、600Wの電子レンジで5分間加熱してください。この過程で、クエン酸水または酢水が蒸気となり、庫内の汚れを浮かせます。
加熱後は、電子レンジの扉を閉めたまま約15分間放置。このステップは、水蒸気が内部に充満し固くなった汚れを柔らかくするためです。放置後、布巾やキッチンペーパーを使い、内部の水垢を丁寧に拭き取りましょう。水垢は積み重なると落ちにくくなるため、必要に応じて加熱→放置の工程を繰り返しましょう。
最後に、庫内を水拭きして仕上げます。クエン酸を使用した場合は軽く拭き取るだけで十分ですが、酢を使った場合は糖分によるベタつきが残るため、念入りに水拭きしてください。
カビの掃除手順
電子レンジのカビは、アルコールスプレーを活用して落とします。手順は以下を参考にしてください。
- カビ部分にアルコールスプレーを吹きかける
- 布巾/キッチンペーパーでカビを拭き取る
- アルコールスプレーを再度吹きかけ全体を拭き取る
- 乾拭きする
カビが発生している部分に、直接アルコールスプレーを吹きかけます。次に、布巾やキッチンペーパーでカビを拭き取ります。この時使用した布巾やキッチンペーパーはカビ胞子を含んでいるため、再利用せずに必ず処分してください。
その後、新たな布巾またはキッチンペーパーをアルコールスプレーで濡らし、電子レンジ全体を拭きます。最後に乾拭きして掃除完了です。
電子レンジの掃除方法【パーツ別】
基本的な掃除方法に加え、電子レンジのパーツ別による掃除方法を解説します。ニオイ対策についても紹介しているので、参考にしてください。
- 天板
- 給水タンク
- スチーム噴射口
- つゆ受け
- 電子レンジの外側
天板
電子レンジの天板は、使用後すぐにお湯で洗い流すと効果的です。その後、やわらかいスポンジと中性洗剤を使い汚れを落としましょう。
ただし、たわしや金属たわし、硬いナイロン面のスポンジは、フッ素コートの剥がれや底面の発熱体を傷つける可能性があるため、使用しないでください。
給水タンク
給水タンクは、フタを外して柔らかいスポンジで丁寧に水洗いします。水気をしっかり拭き取るのがポイント。定期的な掃除でカビの発生を防ぎましょう。
スチーム噴射口
スチーム機能をもつ電子レンジの噴射口は、使用後に白い跡が見られます。かたく絞った布巾でやさしく拭き取りましょう。ただし、酸性やアルカリ性の洗剤はサビの原因となるため、使用しないでください。
つゆ受け
つゆ受けに溜まる水蒸気や食品くずは、取り除いた後、スポンジで水洗いします。製品によってはつゆ受けが取り外せないため、取扱説明書を確認してから実施してください。
電子レンジの外側
電子レンジの外側は見落としがちですが、油汚れが付着しています。台所用中性洗剤を布に染み込ませて拭き取り、最後に乾拭きしてキレイにしましょう。
電子レンジ内のニオイ対策
電子レンジのニオイ対策は、オレンジやレモンの皮が効果的。皮に含まれる成分「リモネン」が、消臭作用をもつためです。
耐熱容器に皮を置き、600Wで約1分加熱してから、皮の白い部分で内部の汚れを拭き取りましょう。加熱することでリモネンを庫内に充満させ、消臭効果を高められます。
その後、水に濡らした布巾やキッチンペーパーで全体を拭き取れば、嫌なニオイが軽減されます。
電子レンジの掃除方法【グレード・仕様別】
電子レンジの中には、オーブン機能やスチーム機能付き、フラットテーブルなどいくつかの種類があります。ここでは、グレードや仕様の違いによる掃除方法を解説します。
オーブンレンジの場合
オーブンレンジの掃除方法は、一般的な電子レンジの掃除と同じです。汚れの程度に応じて、重曹やセスキ炭酸ソーダ水などを使用しましょう。
ただし、機種や素材によっては使用できない洗浄剤、掃除道具があるため、取扱説明書の指示に従いましょう。
スチームオーブンレンジの場合
スチームオーブンレンジは、重曹やクエン酸と蒸気を利用した掃除が効果的。水を沸騰させた後、30分程度放置してから布巾で拭き取ります。こうすることで、焦げ付き汚れが浮き、取り除きやすくなります。
重曹やクエン酸を直接汚れに塗布して擦るのもOK。また、自動お手入れ機能が付いていれば、スチームで汚れを浮かせられるため掃除がラクになるでしょう。
フラットテーブルの場合
フラットテーブルの電子レンジは、底面がフラットなので拭き掃除がしやすいです。ターンテーブルもないため、パーツを外して掃除する必要がありません。掃除方法は一般的な電子レンジと同様です。
また、フラットタイプにも自動お手入れ機能が備わっている機種があるため、掃除の面を考えるなら購入前・買い替え前にチェックすると良いでしょう。
電子レンジの適切な掃除頻度・タイミング
電子レンジをキレイに保つには、適切な掃除頻度とタイミングを押さえておきましょう。ここでは、適切な掃除頻度とタイミングについて解説します。
基本的に週1回は掃除する
理想としては、電子レンジを使用するたびに掃除するのがベスト。難しい場合は少なくとも週に一度の掃除を目安にしましょう。
週に一度電子レンジを掃除することで、衛生的な環境を保ちながら調理が可能です。
電子レンジの使用後温かいうちに掃除する
電子レンジを使用した直後、内部がまだ温かい時に掃除をすると、油分や水蒸気を簡単に拭き取れます。汚れが固まる前に落とす習慣を身につけると、掃除がずいぶんと楽になるでしょう。
ただし、掃除をする前に内部の熱さを確認し、やけどには十分注意しましょう。また、庫内が温まっていれば汚れが浮いた状態なので、レンジ使用直後の庫内掃除は洗剤も不要。ペーパータオルや布で拭き取るだけで十分です。
電子レンジを掃除するときの注意点3つ
電子レンジを掃除するときは、以下3つの点に注意してください。
- 使用できないアイテムがある
- 複数の洗剤を混ぜない
- ゴム手袋の着用を徹底する
どれも自身の安全に影響を及ぼす注意点なので、掃除前に必ず目を通してください。
使用できないアイテムがある
電子レンジの掃除には使用できないアイテムがいくつか存在します。
特にメラミンスポンジはレンジ内部の表面を傷つける可能性が高いため、基本、使用を避けるべきでしょう。使わざるを得ないにしても、優しく部分的な使用にとどめてください。
また、シンナーやベンジンなどの溶剤、スプレー式洗剤、住宅・家具用の合成洗剤も使用しないでください。電子レンジの表面を傷つけ、塗装を剥がしてしまう危険性があるためです。
複数の洗剤を混ぜない
異なる洗剤を混ぜ合わせて使用するのはNGです。
化学反応により、有害なガスが発生する可能性があるほか、予期せぬ化学反応によって電子レンジが損傷することも考えられます。
安全に掃除するためにも、洗剤は単体で使用し、正しい手順で掃除しましょう。
ゴム手袋の着用を徹底する
電子レンジの掃除中は、ゴム手袋の着用を徹底しましょう。手荒れや皮膚への刺激を防ぐためです。特に洗剤を使用するタイミングでは、直接肌に触れないよう注意しましょう。
電子レンジを掃除しないまま放置すると?
電子レンジの汚れを甘く見ると、思いがけないトラブルや電気代増加につながります。
- 汚れが溜まり火災に発展するリスクがある
- 熱効率が悪くなり電気代がかさむ
- カビ・悪臭の原因になる
汚れを放置するリスクについて解説します。
汚れが溜まり火災に発展するリスクがある
庫内の汚れが焦げ付いて硬化すると、火災のリスクを高める原因となります。長期間掃除を怠ると、焦げ付いた汚れが熱を蓄積し、最悪の場合発火してしまいます。
熱効率が悪くなり電気代がかさむ
庫内に汚れがこびりついていると、熱が分散され、電子レンジの熱効率が低下します。これにより、食品を温めるのに必要な時間が長くなり、結果的に電気代の増加につながります。
もし電子レンジの温まりが悪くなったと感じたら、庫内の汚れをチェックしてみましょう。
カビ・悪臭の原因になる
電子レンジの内部が汚れていると、湿気や食品のカスが雑菌やカビの温床になり、悪臭の原因に。カビや悪臭を防ぐためにも、電子レンジの定期的な掃除とメンテナンスは不可欠と言えます。
電子レンジの掃除をラクにしたい!【清潔にキープするコツ】
電子レンジの掃除をラクにするには、日々のお手入れと使い方がポイント。
清潔にキープするコツをご紹介します。
こまめに掃除する
庫内の汚れは使う度に蓄積され、時間と共に硬化してしまいます。硬くなった汚れや焦げ付きは、掃除が困難になる原因です。
したがって、食品が飛び散った直後に拭き取る習慣を身につけましょう。汚れを蓄積しないほか、不快な臭いの発生も防げます。
使用時にラップをかける
電子レンジで加熱する際、液体を含む食品や熱で膨張しやすい食品は、内部に飛び散る可能性が高いです。そのため、食品にラップをかけて汚れの飛散を防ぎましょう。
ただし、ラップを使用する際は電子レンジ用と表示されているものを使用してください。
電子レンジを掃除しても汚れが落ちないときはプロに依頼しよう
今回は電子レンジの掃除方法について、汚れの種類別に解説しました。清潔にキープするコツや、掃除時の注意点についてもお分かりいただけたと思います。
しかし、汚れの程度によっては、掃除してもなかなか落ちないケースもあるでしょう。そんなときは、ハウスクリーニング業者に依頼してみましょう。
セーフリー掲載の業者であれば、電子レンジのしつこい汚れはもちろん、キッチン周りを隅々まで掃除してくれます。気になった業者が見つかったら、まずは気軽に見積もりをとって相談してみましょう!
電子レンジの掃除方法!お手入れのコツ完全版【給水タンク・天板までピカピカに!ニオイ対策も】のよくある質問
-
Q. 電子レンジの汚れはどこに溜まりやすい?
A.電子レンジの汚れは庫内の壁面、天板などに溜まりやすいです。
-
Q. 電子レンジの掃除にアルコールスプレーは使用していい?
A.アルコールスプレーの使用は問題ありません。ただし、頑固な汚れは落とせない場合があります。
-
Q. 電子レンジの軽い汚れは水だけでも落とせる?
A.軽い汚れであれば、水だけでも落とせます。掃除後に水気を残さないよう注意しましょう。
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