壁紙掃除でヤニ落とし!簡単手順を徹底解説【日頃の注意点や手入れのコツも】
2024.04.07 2024.04.07
この記事では、ヤニを落とす壁紙掃除の方法や手順をご紹介します。
喫煙者の部屋をきれいに保つために気をつけたいのが、壁紙に付着するヤニ汚れ。付着後すぐに拭き取れば落とせますが、長年放置した頑固なヤニ汚れはなかなか落ちません。頑固なヤニ汚れはプロでも落とすのが難しく、賃貸物件の場合は、入居者負担で壁紙の張り替えが必要な場合があります。退去費用の負担を減らしたいなら、日頃からのお手入れが大切です。
記事後半では、ヤニの付着を防ぐコツや落ちないヤニ汚れの対処法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ヤニを落とす壁紙掃除の方法・手順
ヤニを落とす壁紙掃除や手順について解説していきます。
<用意するもの>
- 雑巾2枚(水拭き用・乾拭き用)
- スポンジやブラシ
- 霧吹き
- 洗剤(重曹・漂白系洗剤・セスキ炭酸ソーダなど)
掃除する手順は、以下の通りです。
- 壁紙のホコリやゴミを拭き取る
- 壁のヤニ汚れに洗剤を吹きつける
- スポンジやブラシで軽くこする
- 水拭きで洗剤とヤニを拭き取る
それぞれの手順について詳しく確認していきましょう。
壁紙のホコリやゴミを拭き取る
ヤニ汚れを落とす前に、壁紙のホコリやゴミを拭き取りましょう。
ほこりが付着した状態で洗剤をつけると、湿ったほこりが壁紙にへばり付いてしまいます。ほこりの除去が大変になるため、はたきや掃除機を使用しましょう。
壁のヤニ汚れに洗剤を吹きつける
壁紙のほこりを落としたら、ヤニを落としたい部分に洗剤を直接吹きかけましょう。油性の強いヤニ汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダなどアルカリ性の洗剤が効果的です。
白い壁紙に黄色いヤニ汚れが目立つ場合は、漂白系洗剤を使用しましょう。ただし、白色以外の壁紙で漂白剤系洗剤を使用すると、変色や色ムラができる可能性があります。目立たない場所で変色しないか確かめてから使用しましょう。
スポンジやブラシで軽くこする
洗剤を吹きかけた場所を、スポンジやブラシでこすってヤニ汚れを落としましょう。力を入れすぎると壁紙が傷む場合があるので、状態を見ながら優しくこするのがポイントです。
また、壁紙から浮いたヤニ汚れは、液だれして筋状に染み込んでしまうこともあります。汚れが浮いたらすぐに拭き取れるよう、近くに雑巾を用意しておきましょう。
水拭きで洗剤とヤニを拭き取る
仕上げは、水拭きで洗剤とヤニを拭き取ります。水拭きした後は、乾いた雑巾で余分な水分を拭き取りましょう。壁紙に水分や洗剤が残った状態で放置すると、シミや変色の原因になるため、しっかり拭き取ることが大切です。
ヤニで壁紙が汚れる原因【壁紙掃除で落ちる?】
壁紙がヤニで汚れるのは、喫煙による黄ばみによるものです。タバコには有害物質「タール」が含まれています。タールは粘着性のある植物性樹脂で、これが「ヤニ」と呼ばれるものです。タバコの煙によってタールが室内に運ばれ、壁紙に少しずつ蓄積することでヤニ汚れが発生してしまいます。
基本的に、一度付着したタバコのヤニ汚れは掃除しても完全に落とせません。またタールには独特のにおいがあり、ヤニと一緒に壁紙に染み付くと消臭スプレーで消すのが難しいです。賃貸物件の場合は、入居者に原状回復義務があるため、クリーニング費用を負担する必要があります。
ヤニ汚れの壁紙掃除で注意したいこと
主な注意点には、以下のようなものがあります。
- 掃除する前に洗剤の試し拭きをする
- 壁紙のつなぎ目に洗剤を吹きかけない
- 壁紙は力を入れて強くこり過ぎない
- 賃貸物件は原状回復義務が生じる
それぞれの注意点について詳しく解説します。
掃除する前に洗剤の試し拭きをする
洗浄力の強い洗剤は、ヤニ汚れを落とすのに高い効果が期待できます。
しかし、成分が強すぎる洗剤を使用すると、壁紙を変色させてしまうことも多いです。洗剤を壁紙に吹きかける前に、目立たない場所で試し、変色などの変化がないことを確認してから使用することをおすすめします。
重曹やセスキ炭酸ソーダ、塩素系漂白剤は変色しやすい!
壁紙のつなぎ目に洗剤を吹きかけない
壁紙は、クロスを複数枚つなぎ合わせて壁全体に張られています。つなぎ目に洗剤を吹きかけると水分が染み込み、壁紙が剥がれる原因になることが多いです。
つなぎ目はよく見ないと把握できないことも多いため、洗剤を吹きかける前につなぎ目の位置を確認しておきましょう。洗剤を吹きかけた後は、浮き上がった汚れを拭き取りますが、雑巾はつなぎ目と平行方向に動かすのがポイントです。
壁紙は力を入れて強くこり過ぎない
ヤニ汚れを落とす時、力を入れてこすり過ぎないように気をつけましょう。
壁紙は力を入れて強くこすると、傷ついたり破れたりする可能性があります。ヤニ汚れを落とす時は、円を描くように軽くこするのがポイントです。洗剤を使用してもヤニが落ちない時は、自分で無理に落とそうとせず、信頼できる業者に任せることをおすすめします。
賃貸物件は原状回復義務が生じる
賃貸物件の場合、入居者には原状回復義務が生じます。入居者が原状回復義務を負う範囲は、故意や不注意、お手入れ不足で汚したり壊したりした部分が該当します。
タバコを吸ったことにより付着したヤニ汚れは、入居時のように元の状態に戻さなければいけません。ひどいヤニ汚れの場合、壁紙の張り替えが必要になり、退去時に高い費用を請求されることがあります。
ヤニの付着を防ぐコツ3選【壁紙掃除を楽にしたい方必見!】
主なコツには、以下のようなものがあります。
- タバコはできる限り室内で吸わない
- ヤニ汚れが目立たない壁紙を選ぶ
- 保護フィルムが張られた壁紙を貼る
それぞれのコツについて詳しく解説します。
タバコはできる限り室内で吸わない
ヤニの付着を防ぐには、できる限り室内でタバコを吸わないことが大切です。
タバコを吸う時は、庭やベランダに出て部屋の中に煙が入らないようにしましょう。雨の日や寒い日は、換気扇の下や窓の近くで吸うのがおすすめです。少しのことですが、壁紙にヤニが付着しづらくなります。
ヤニ汚れが目立たない壁紙を選ぶ
ヤニ汚れが目立たない壁紙を選ぶのもひとつの方法です。
壁紙はインテリアの邪魔にならない白を選びがちですが、真っ白ではヤニ汚れが目立ちます。壁紙の色にこだわらないのであれは、ベージュやアイボリーを選びましょう。
広いリビングやダイニングであれば、一面だけ濃い色の壁紙を選ぶのもおすすめです。ヤニ汚れが目立たないうえに、おしゃれな空間を演出できます。ただし、壁紙にヤニが目立たないからといって掃除を怠ると、しつこい汚れになることも多いので掃除はこまめに行いましょう。
保護フィルムが張られた壁紙を貼る
壁紙は多様な種類が販売されており、なかには表面に薄い透明の保護フィルムが張られている商品があります。保護フィルムのおかげで、ヤニが付着しづらくなるので掃除が楽です。
たとえヤニ汚れが付いても、濡れた雑巾でサッと拭けばきれいに取り除けます。また、水拭きしても壁紙はほとんど傷まないため、劣化を防いで長く使えるのも魅力です。
ただし賃貸物件の場合、大家さんに確認せずに壁紙を張り替えるとトラブルに発展してしまいます。大家さんの許可を得てから、保護フィルム付きの壁紙に張り替えましょう。
壁紙掃除でヤニ汚れが落ちないときはどうする?
主な対策には、以下のようなものがあります。
- 壁紙を好きな色の塗料で塗る
- 新しい壁紙に張り替える
- ハウスクリーニング業者を利用する
それぞれの対策について詳しく解説します。
壁紙を好きな色の塗料で塗る
掃除しても落ちないヤニ汚れは、塗装で生まれ変わらせることが可能です。ヤニで汚れた壁紙の上に塗れる下塗り剤「シーラー」を塗布し、その上から好きな塗料を塗りましょう。
「塗料を塗る手間や負担を減らしたい」「きれいに仕上げたい」という場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。また賃貸物件の場合、個人の判断で塗料を塗ると大家さんとトラブルに発展する可能性があります。大家さんに事情を説明し、塗装の許可を得てから作業を進めましょう。
新しい壁紙に張り替える
掃除してもヤニが落ちない時は、新しい壁紙に張り替える方法もあります。とくに、長い期間張り替えていない場合は、思い切って壁紙を張り替えるのがおすすめです。「自分で壁紙を張り替えるのが難しい」「きれいに張り替えたい」という場合は、業者への依頼を検討しましょう。
ただし賃貸物件の場合、個人の判断で壁紙の張り替えはできません。必ず大家さんに事情を説明し、壁紙の張り替えの許可を得ましょう。長い期間張り替えていない場合は、大家さんが費用を負担してくれる可能性があります。
ハウスクリーニング業者を利用する
ヤニが落ちない時は、ハウスクリーニング業者に依頼しましょう。ハウスクリーニング業者は、豊富な知識や経験を兼ね備えており、頑固なヤニ汚れもきれいに洗浄可能です。
また広範囲にわたってヤニ汚れが発生している場合も、ハウスクリーニング業者に依頼することをおすすめします。自分で掃除すると費用は抑えられますが、時間がかかるので大変です。また色ムラが発生する場合があるので、きれいな仕上げられません。ハウスクリーニング業者であれば、効率的、かつきれいにヤニ汚れを取り除いてくれます。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ハウスクリーニングの料金相場を徹底解説!費用を抑える方法や業者の選び方も
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ヤニ汚れの壁紙掃除でお困りなら!業者依頼もご検討を!
この記事では、ヤニを落とす壁紙掃除の方法や手順について解説してきました。
主なポイントは、以下の通りです。
- 壁紙は強くこり過ぎると傷がついて劣化する
- 壁紙の凹凸や細かい部分は歯ブラシがあると便利
- しつこいヤニ汚れの除去や定期的なお手入れは、ハウスクリーニング業者に依頼するのがおすすめ
喫煙者が入居する部屋は、壁紙にヤニが蓄積して黄ばみが発生することが多いです。付着後すぐに拭き取ればきれいに落ちますが、長年放置したヤニ汚れはそう簡単には落ちません。
賃貸物件は入居者に原状回復義務があるので、退去時に入居者負担で壁紙の張り替えが必要になることも。「掃除する時間が取れない」「頑固なヤニ汚れが落ちない」という方は、掃除のプロにお手入れを任せるのもひとつの方法です。
依頼先を決めかねているなら、信頼できる業者が見つかる「セーフリー」をご活用ください。豊富な口コミから優良業者を探せるうえに、複数の業者を比較検討できます。依頼したい業者を見つけたら、まずは問い合わせてみましょう!
壁紙掃除でヤニ落とし!簡単手順を徹底解説【日頃の注意点や手入れのコツも】のよくある質問
-
Q. ヤニ汚れの壁紙掃除で注意したいポイントは?
A.壁紙の掃除は、「つなぎ目に洗剤を吹きかけない」「力を入れて強くこり過ぎない」ことが大切です。また洗剤を使用する時は、目立たない部分で試し拭きしましょう。変色しないことを確認してから、使用するのがおすすめです。
-
Q. ヤニ汚れの壁紙掃除を怠るリスクはある?
A.賃貸物件の場合、入居者には原状回復義務が生じます。ヤニ汚れが付着した状態で退去すると、クリーニング代や張り替え費用を請求される可能性があるので気をつけましょう。
-
Q. ヤニ汚れがなかなか落ちない時はどうする?
A.ヤニ汚れが落ちない時は、ハウスクリーニング業者を利用するのがおすすめです。無理に自分で掃除しようとすると壁紙に傷がつき、張り替えが必要になることがあります。
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