アース線をコンセントに設置する

border

コンセントへのアース線接続方法・作業手順とは?【端子がない/届かない場合の対処法や設置工事費用も】

2024.12.07 2024.12.07

この記事では、アース端子付きコンセントへのアース線設置方法から、アース端子がない場合の対処法・設置費用の目安まで徹底解説します。

アース端子付きコンセントにもいくつかのタイプがあり、付け方を押さえておく必要があります。電子レンジや冷蔵庫など、アース線付きプラグの家電を使用する際はアース接続が必要です。

記事後半では、アース線を繋がずに家電を使用した場合のリスクや対処法についてもご紹介。アース端子付きコンセントがなかったり、届かなくて困っている方も、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもコンセントにアース端子がないor届かない場合の対処法はこちら

PR

コンセント工事

今週No.1おすすめ優良業者!!

マツダ電気

合同会社マツダ電気は、2020年7月に合同会社として設立され、大阪府羽曳野市を拠点に地域に密着した電気工事を提供しています。電気工事、エアコン工事、LAN工事、防犯カメラ取付、オートロックインターホン設置、消防設備工事など、幅広いサービスを手掛けています。見積もりは無料、休日・祝日の割増料金もないため、安心して依頼できます。

この業者の口コミ・詳細を見る

アース端子付きコンセントへのアース線接続方法【3つのタイプ別】

アース端子付きコンセントアース付きコンセントのへのアース線接続方法は、以下3つのタイプごとに異なります

  • ワンタッチタイプ
  • つまみタイプ
  • ふたタイプ

なお、アース線を接続する前には以下のような事前準備が必要です。

  • 感電防止のため、電源を抜いておく
  • アース線が長い場合は、電源コードから20cmほど長さを残して切り、長さを調節する
  • アース線の先端部分は、銅線を覆っている部分を1.5cmほどよじって剥がす(剥がした部分をアース端子へ固定、芯を傷つけないよう注意する)

事前準備ができたら、各タイプごとの方法でアース線を接続しましょう。

ワンタッチタイプの場合

ワンタッチタイプのアース線接続方法は以下のとおりです。

  1. アース線を接続する部分のカバーを上に押し上げ、アース線を接続する穴を出す
  2. アース線の先端部分を、アース線を接続する穴の中に入れる(芯が見えている部分はすべて入れる)
  3. アース線が入った状態でカバーを閉める

ワンタッチタイプは、アース線以外に道具を必要とせず、接続方法も比較的簡単です。接続する際は、アース線を曲げたりせず、そのまま入れるようにしましょう。

つまみタイプの場合

つまみタイプのアース線は、コンセントのつまみ部分にアース線を引っかけて接続します。アース線はつまみに引っ掛けられるようカーブをつけ、以下の方法で接続しましょう。

  1. コンセントについているつまみをゆるめ、アース線が引っ掛けられる隙間を作る
  2. アース線の先端をコンセントのつまみに掛け、ゆるめたつまみを締めて固定する

アース線がより線の場合は、一束になるようまとめてからカーブを作り引っ掛けてください。

ふたタイプの場合

ふたタイプの場合は、アース線をネジで固定して接続するためドライバーを使用します。つまみタイプのようにネジに引っ掛けるため、アース線はカーブをつけておきましょう。準備ができたら以下の方法で接続します。

  1. コンセントのふたを開け、ドライバーで中のネジをゆるめる(アース線が接続できるくらいの隙間を作る)
  2. ネジをゆるめた部分に、カーブをつけたアース線を挟んで巻きつけ、ネジを締めて固定する
  3. コンセントのふたを閉める

ドライバーを使用するため、ワンタッチタイプやふたタイプよりも接続工程が多くなります。ネジをゆるめる際は外れないように気を付けて行いましょう。

アース端子付きコンセントへのアース線接続は必須?【安全性の違いやリスクとは】

アース端子付きコンセントには、必ずアース線を接続しなければならないのでしょうか。アース線を接続することで安全性やリスクはどのように変わるのか、以下の3つに分けて解説します。

  • アース線の役割
  • アース設置が必要な場所・家電
  • アース設置をしないリスク

それぞれ具体的にみていきましょう。

アース線の役割

アース線の「アース」とは、英語の「Earth(地面)」を指します。アース線は家電から電気が外部に漏れた際に、地面へ逃がす役割を持つことから、家電と地面をつなぐ意味でアース線と名がつけられました。

アース線を接続しておくと、電気が流れるコードに損傷などが生じた際に、外部に漏れた電気を地面へ逃がしてくれるため、漏電による感電や火災などの事故防止ができ、安全確保につながります。他に、家電から放たれる電磁波の影響を軽減する役割もあります。

アース設置が必要な場所・家電

アース設置が必要な場所・家電は、「湿気が多い場所や水回り、屋外、200V」で使用する家電です。

特に、以下のような家電を使用する場合は、漏電防止のためにもアース設置をして使用しましょう。

  • エアコン
  • 電子レンジ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 衣類乾燥機
  • 食洗機
  • トイレの温水洗浄便座
  • 電気給湯機
  • テレビ・パソコン

以下の記事では、エアコンのアース線設置について詳しく解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

アース設置をしないリスク

アース線を接続せずに家電を使用すると、電気が流れるはずのコードが損傷したり、老朽化したりした際に、コードの外に漏れ出る「漏電」が起こる恐れがあります

また、長期間プラグを差したままの家電などは、気づかないうちにコンセントとプラグの隙間に埃や湿気が溜まり、コンセントから漏れた電気で発火する「トラッキング現象」が起こる可能性も。

このように、アース線を接続せずに家電を使用すると、漏電による感電や火災事故が起きるリスクが高くなります。先に挙げた場所や家電を使用する際は、忘れずにアース設置をしましょう。

>> コンセント工事が依頼できる業者を探してみる

アース付きコンセントが足りない・届かないときの対処法4選

アース線設置のポイントアース線を接続したくても、アース付きコンセントが足りない、アース線がコンセントに届かないケースもあります。そのような場合には、以下4つの方法で対処しましょう。

  • 一つの接続口に複数のアース線をまとめて設置する
  • アース線が届かない場合は長いものに取り換える
  • アース付きの延長コードを使う
  • アース付きコンセントに交換する

それぞれ解説します。

一つの接続口に複数のアース線をまとめて設置する

電子レンジや冷蔵庫、食器洗い乾燥機など、キッチンではアース線の接続が必要な家電が多く、アース付きコンセントが足りない場合もあるでしょう。

アース付きコンセントが一つしかない場合は、一つの接続口に複数のアース線をまとめて設置することができます。アース線自体に電気は流れておらず、あくまでも電気を逃がす道になるため、複数つないで対応しても問題ありません。

ただし、一つの接続口にアース線をつなぎすぎてしまい、アース線が外れてしまう場合には、アース付きコンセントを増やして対応する必要があります。

アース線が届かない場合は長いものに取り換える

家電についているアース線がアース付きコンセントに届かない場合は、市販されている長いアース線に取り換えて接続しましょう。アース線はホームセンターなどで購入でき、自分で取り換えが可能です。

注意点として、家電についているアース線に長いアース線を付け足すのは、事故につながる恐れがあるため止めてください

アース付きの延長コードを使う

アース付き延長コードを購入して使う方法もあります。延長コードを購入して家電のアース線を接続するだけなので、アース線を取り換えるよりも難易度が低く済みます。

ただし、アース付き延長コードを使う際は、延長コードの許容電力量を超えないように注意しましょう。例えば、電子レンジは多くの電力を使用するため、他の家電と同時に使用すると延長コードの許容電力量を超える可能性があります。事故につながる恐れがあるため、延長コードの許容電力量を確認して使用してください。

アース付きコンセントに交換する

「既存のコンセントをアース付きコンセントに交換する」、または「アース付きコンセントを新しく設置して増やす」場合には、資格者による電気工事が必須です。コンセントの交換・増設は、無資格の方がDIYで行うことはできないため、必ず「電気工事士」の資格を持つ業者に依頼しましょう。

なお、賃貸の場合、コンセントの交換・増設を自己判断で依頼するのはトラブルの元です。事前に大家さんや管理会社に相談して検討しましょう。

コンセントにアース線がないときの対処法を詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ読んでみてください。

アース設置・接続時の注意点とは?【設置NGの場所がある?】

アース付きコンセント設置の注意点家電のアース線を接続する際は、必ずアース付きコンセントに接続しないと事故のリスクがあります。近くにアース付きコンセントがない場合に、以下のような場所につなぐのは絶対に避けてください。

  • ガス管
  • 水道管
  • 電話用のアース線
  • 避雷針

上記の場所は、火災などの事故を招くリスクが高く、法令でも禁止されています

アース端子付きコンセントに交換するならプロに相談【増設もお任せ】

コンセント交換の電気工事業者

アース端子付きコンセントへの交換は、専門業者に依頼しましょう。交換の他、増設したいときも対応可能です。

ここでは、アース付きコンセントに交換する際の流れ、コンセント交換・増設費用の相場を紹介します。

アース付きコンセントに交換する際の流れ

アース付きコンセントに交換する流れは以下の通りです。無資格では事故の恐れがあるため交換NGですが、電気工事士の資格を持っている場合は以下の方法で交換できます。

  1. ブレーカーを落とす
  2. コンセントプレートを外し、コンセント本体が見えるようにする
  3. コンセント上下のネジをゆるめて取り出し、電線も手前に出す
  4. 埋め込み連用枠とコンセントの隙間にマイナスドライバーを入れ、必要に応じたものを交換
  5. 元の部品をはめ込む

なお、交換するコンセントの内側にアース線が通っていない場合は、分電盤からアース線を引き込む工事も必要です。

コンセント交換・増設費用の相場

コンセント交換費用の相場は、コンセントの内側にアース線が通っているかいないかで以下のように変わります

  • コンセントの内側にアース線が通っている場合:5,000円~10,000円
  • コンセントの内側にアース線が通っていない場合:15,000円~40,000円

コンセントを増設する場合の費用は、工事場所の状況によって10,000円~30,000円が相場です。

コンセントの交換・増設費用については、以下の2記事でより詳細に紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

コンセントアース工事を依頼する優良業者の選び方【2つのチェックポイント】

アース付きコンセントを設置する際のポイントを、以下に簡単にまとめています

  • 電気工事士の資格があるか確認する
  • 複数業者の口コミをチェック・見積もりを取る

上記2点を忘れずにチェックし、信頼できる業者を選んで依頼しましょう。

>> 近くの電気工事業者を探す

電気工事業者を選ぶポイントは、以下の記事で詳しく解説していますので、依頼前にぜひチェックしてみてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

アース線付き家電はアース接続して安全な使用を!コンセント交換・増設工事ならご相談から

コンセントのアース設置は、アース付きコンセントのタイプによって正しい付け方が異なります。アース線をつなぐコンセントが足りない場合には、アース付きコンセントに交換するのもおすすめです。

コンセントの交換をする際は電気工事士の資格が必要なため、専門業者に依頼しましょう。セーフリーでは、数多くの業者の中から自宅近くや実績の豊富さなどから、あなたの希望に合う業者を絞り込めます。コンセント工事を依頼にあたって、ぜひご利用ください。

>> コンセント工事が依頼できる業者を探してみる

  • アース接続の仕方が合っているか不安
  • アース付きコンセントの設置を頼みたい

家電の使用は安全に!
プロに相談して不安を解消しよう!

近くのコンセント工事業者を探す

コンセントのアース線接続に関するよくある質問

  • Q. アース線を使用しないと危ないですか?

    A.

    漏電した際に感電や火災につながる恐れがあるため、アース線を接続せずに家電を使用するのは危険です。

  • Q. 自分でアース付きコンセントに交換することは可能ですか?

    A.

    壁コンセントをアース端子付きのコンセントに交換する際は、電気工事士の資格が必須です。無資格で交換は事故の恐れがあり危険なため止めましょう。

  • Q. 交換を依頼するなら近くの業者がよい?

    A.

    近くの業者の中から選ぶ方が、出張費用を抑えることができます。費用を抑えたい方は近くの業者がおすすめです。

コンセント工事の

地域からおすすめ業者を探す

北海道・東北 北海道 | 青森 | 秋田 | 岩手 | 宮城 | 山形 | 福島
首都圏 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 栃木 | 群馬
北陸・甲信越 富山 | 石川 | 福井 | 新潟 | 山梨 | 長野
東海 愛知 | 岐阜 | 三重 | 静岡
近畿 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山
中国・四国 広島 | 鳥取 | 島根 | 岡山 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知
九州・沖縄 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄

危険なコンセント周りはプロにお任せ!

  • 即対応可能な
    業者アリ

  • 近所の業者を
    探せる

  • 口コミから
    評価比較