2025.08.03 2026.03.14
「遮熱塗料を塗っても室温は変わらないって本当?」
「高い費用を払って効果がなかったらどうしよう」
などと不安を感じている方もいるでしょう。
遮熱塗料は正しく使えば屋根の表面温度を10〜20℃下げる確かな効果があります。
しかし、建物の構造や断熱材の状態によっては、熱削減が室内に伝わらず「期待外れ」に終わってしまうケースがあるのも事実です。
本記事では、遮熱塗料が効果なしと言われる本当の理由や、後悔しやすい3つのパターンを解説。断熱塗料との決定的な違いをプロの視点で分かりやすく解説します。
わが家に遮熱塗料が必要かどうかを明確にし、無駄な出費を防いで本当に快適な住まいを実現しましょう。

目次
遮熱塗料が「効果なし」と誤解される3つの決定的な理由

遮熱塗料自体には熱を反射する機能がありますが、すべての家で劇的な変化が起きるわけではありません。「意味がなかった」と感じる背景には、3つの要因があります。
室温は「断熱材」や「換気」にも左右されるから
遮熱塗料の役割は、あくまで屋根材の表面温度を下げることです。しかし、屋根の下に高性能な断熱材が厚く敷き詰められている家では、もともと屋根の熱が室内に伝わりにくい構造になっています。
そのため、塗装で表面温度を下げても室内での体感温度に変化が出にくく、効果がないと感じてしまうのです。
日当たりや周辺環境の影響が大きいから
遮熱塗料は太陽光(近赤外線)を反射することで機能します。
そのため、隣家との距離が近く日陰になっている屋根や、北向きの面、日照時間の短い地域では、反射すべき光が当たらないため、期待したほどの効果は得られません。
塗装後の「色の選択」に依存するから
遮熱性能は、光を反射しやすい白や淡い色ほど高く、熱を吸収しやすい黒や濃い色ほど低くなります。
美観を重視して濃い色を選んでしまうと、通常の塗料よりはマシであっても、遮熱塗料本来のパワーを実感しにくくなります。
遮熱塗料で後悔する前に!「意味がある家・ない家」のチェックリスト

高い費用をかけて後悔しないために、わが家が遮熱塗料に適しているかを確認しましょう。
【遮熱塗料の効果を実感しやすい家(おすすめ)】
- 吹き抜けがあり屋根の熱が室内に届きやすい
- 夏場、2階やロフトが異常に暑くなる
- 金属屋根やプレハブなど断熱材が薄い建物
- 日当たりが良く直射日光を遮るものがない屋根
【遮熱塗料の効果を感じにくい家(慎重に検討)】
- 断熱改修済みで夏も比較的過ごしやすい
- 屋根が日陰にあるまたは1階の暑さを改善したい
- 夏の暑さより冬の寒さ対策を優先したい
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2025.01.29 2025.04.08
遮熱塗料が効果なしとはいえなくても!後悔しがちなデメリット3つ

事前に知っておくとよい遮熱塗料のデメリットについてご紹介します。
遮熱塗料の使用を考えているなら、まずはデメリットについてよく把握しておきましょう。以下のポイントを確認してください。
塗料価格が高くコスト面で不利になりやすい
遮熱塗料は特殊な反射顔料を使用しているため、そのぶん材料コストが高くなる傾向があります。
さらに、遮熱塗料の施工には専用の下塗り材や下地処理が求められることもあり、通常の塗装と比べて全体的な費用が高くなりやすいのが実情。予算が限られている場合は、ハードルが高いでしょう。
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色や仕上がりの選択肢が限定される
遮熱効果を最大限発揮するためには、色の選択肢が限定的になります。どの色でもよいというわけではなく、赤外線をよく反射する白系や明るい色が推奨されるのです。
ですから、デザイン性を重視するユーザーにとっては、色の選択が制限される点が大きなデメリット。濃色を選ぶと美観は向上するかもしれませんが、反射率が落ちて性能が下がるため注意が必要です。
建物の構造や季節条件に効果が影響される
遮熱塗料の効果の振り幅は、「太陽光の赤外線をどれだけ反射できるか」に依存します。そのため、断熱材が既に入っている建物や、日射量の少ない地域では体感的な変化が小さい可能性も。
また高湿度地域では、空気中の蒸気熱の影響が大きくなるため、塗料の性能が実感しにくくなることもあります。建物の構造や季節などの条件が効果に大きく左右されるのは、デメリットの一つです。

セーフリーWEB担当
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遮熱塗料が効果なしのケースは状況次第!期待できる3大メリット

遮熱塗料を使うメリットについてご紹介します。
デメリットがあることは十分承知の上でも、そのぶん多くのメリットがあれば、使用を決定する上で大きな判断材料の一つとなるでしょう。詳しく解説していきます。
室内の暑さを軽減できる
遮熱塗料の最大の利点は、日射による屋根表面の温度上昇を抑える点です。屋根表面の温度が10〜20℃下がれば、天井裏の熱気が軽減されて、室内温度も緩やかに抑えられる可能性があります。
これによって、特に夏場の時期の2階やロフトの暑さが緩和されることが期待できます。
省エネや電気代の節約につながる
省エネや電気代の節約につながるというメリットもあります。
屋根や外壁の表面温度が下がれば、室温の上昇も緩やかに抑えられるため、結果エアコンの稼働頻度が減るケースがあります。長期的に見ると光熱費の削減につながり、節電に貢献できるでしょう。
特に、夏場につけっぱなしの冷房を少し減らせるだけでも、電気代はかなり下がるはずです。
屋根材や外壁の劣化を抑える効果がある
遮熱塗料によって屋根表面の温度が抑えられると、熱による影響で膨張・収縮を繰り返す頻度が減り、建材の劣化スピードも緩やかになります。
また、紫外線の反射率が高い塗料を使えば、色あせや劣化の進行を抑制する効果も得られるため、外装材の寿命を延ばしたり、メンテナンス頻度を減らすサポートにもなるはずです。
遮熱塗料と断熱塗料で効果が高いのはどっち?主な違いと選び方のポイント

遮熱塗料と断熱塗料の違い、選び方のポイントをご紹介します。
よく間違われやすい「遮熱塗料」と「断熱塗料」ですが、名前は似ていても機能は全く異なります。どのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
遮熱塗料と断熱塗料の基本的な違い
遮熱塗料と断熱塗料は、基本的に特徴も目的も異なります。
まず遮熱塗料は、日射の反射が主な働きで、熱を内部に「入れない」ことに特化した塗料です。特に日射が強い地域では、屋根施工によって表面温度を大幅に下げるため、夏場の暑さ対策に有効。
一方、断熱塗料は熱を内部に「伝えにくくする」ことに特化しており、その特性を生かして外部からの熱の侵入も内部からの暖気の放出も抑制し、室内外の温度の移動を防ぎます。
ですから、夏冬どちらの季節でも室内の温度を一定に保ちやすく、冷暖房費の節約にもつながります。以下の表で分かりやすく比較できますので、参考にしてください。
| 比較項目 | 遮熱塗料 | 断熱塗料 |
|---|---|---|
| 塗装の目的 | 日射熱(赤外線)を反射 | 熱の伝導・移動を抑える |
| 作用 | 赤外線反射によって表面温度を下げる | 空気層や特殊素材で熱伝導率を下げる |
| 適した季節 | 夏の暑さ対策に最適 | 夏と冬どちらにも効果あり |
| 主な施工箇所 | 屋根・日光の当たる部分 | 屋根・外壁など広範囲に対応可能 |
このように、遮熱塗料と断熱塗料では用途も効果も異なるため、目的や地域に合った塗料を選ぶことが重要です。
それぞれの塗料に最適なシチュエーション
遮熱塗料と断熱塗料、それぞれの塗料に最適なシチュエーションは以下の通りです。
〇遮熱塗料
- 屋根中心、もしくは屋根のみの施工
- 関東以西など日射が強い地域
- 築年数が浅く、断熱材が入っている建物
〇断熱塗料
- 外壁も屋根も同時に施工する場合
- 東北や山間部など寒暖差の大きい地域
- 断熱材が不十分な古い建物
誤解されがちな「遮熱&断熱ダブル効果」塗料の真相
近年出回っている「遮熱と断熱のダブル効果がある」と言われる塗料。もちろん、ダブル効果があれば一番よいのですが、実際には過度な期待を寄せたことで「思ったより効果がない」と感じるケースもあります。
ですが先ほども触れてきた通り、遮熱と断熱は全く異なる原理で機能し、しかも目的も異なります。現実問題、どちらの効果も一つの塗料で完全に両立させるのは技術的に難しいのです。
実際には、どちらの効果もというよりは「遮熱に優れた断熱塗料」もしくは「断熱性を備えた遮熱塗料」と表現した方が正確な性能かもしれません。
ですから大切なのは、目的や環境に応じた性能重視で塗料選びを行うことです。どんなに万能な塗料でも、適材適所でなければ無駄になることも少なくないという事実を覚えておきましょう。
遮熱塗料と断熱塗料はどちらを選ぶべきか?
では結果として、遮熱塗料と断熱塗料のどちらを選ぶべきなのでしょうか?以下のポイントを参考にして決定することをおすすめします。
使用環境に応じて選ぶ
- 遮熱塗料:夏の暑さ対策に特化しているため、日射の強い地域や屋根中心の施工向き
- 断熱塗料:夏・冬どちらにも対応でき、寒暖差の激しい地域や外壁も含めた塗装に最適
建物や地域条件から判断
- 遮熱塗料:関東以西・屋根中心施工・断熱材ありの建物
- 断熱塗料:東北・山間部エリア・外壁も塗装・築年数の古い住宅
費用・施工面から考慮
- 遮熱塗料:比較的安価で手軽に始めやすい
- 断熱塗料:コスト高めだが、節電効果により長期的なリターンが期待可能
遮熱塗料の特性や費用に関しては、以下の記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2025.01.29 2025.04.08

セーフリーWEB担当
>株式会社エコファイン・ジャパンを見てみる
遮熱塗料は効果なしのケースも!後悔しない塗装プランはプロに相談!

遮熱塗料の効果性、また知っておくべきデメリットや断熱塗料との違いをご紹介しました。
先述の通り、遮熱塗料には立派な特性や効果がありますが、充分な効果を感じるためには建物や施工条件に応じた判断が欠かせません。
メーカーやSNSなどの情報をすべて鵜呑みにせず、事前に建物診断や条件を考慮し、適材適所の塗料を選ぶことで失敗を回避できます。
とはいえ遮熱塗料の性能を最大限引き出すためには、信頼できる施工業者への依頼が不可欠。もし遮熱塗料についてのアドバイスが必要な場合は、優良塗装業者を探せる「セーフリー」がおすすめです。
セーフリーには、多数の外壁・屋根の塗装業者が掲載されており、その中から遮熱塗装の実績がある業者を比較検討して探すことが可能。
施工実績や口コミ、料金目安なども確認できるため、初めての方でも安心して比較できます。
近くの信頼できる業者を探したい方は、ぜひ「セーフリー」で比較して、後悔しない選択をしましょう。
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遮熱塗装に関するよくある質問
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Q. 遮熱塗装の注意点は何ですか?
A.遮熱塗装をする際に大切なのは、色選びです。遮熱塗料は色によって効果が大きく異なるため、好みの物だけを選べばよいというわけにはいきません。
また遮熱塗料は色褪せしやすい傾向もあるため、定期的なメンテナンスも必要です。
-
Q. 遮熱塗料のツヤ調整はできるのですか?
A.取り扱いのメーカー、もしくは塗料の種類によっては可能なものもあれば、不可の物もあります。ツヤありが多いですが、中には3分ツヤ、ツヤ消しタイプなどもあり、好みや景観などを考慮して決めることができます。
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Q. 遮熱効果以外にどんなメリットがありますか?
A.遮熱塗料は、被塗物の温度上昇も抑えるため、建築材の膨張や収縮を軽減し、劣化を遅らせる効果も期待できます。
そのため、メンテナンスの頻度を減らすことができるなどのメリットは、実に嬉しいポイントです。




























