2024.11.07 2025.04.07
外壁塗装前に近所に挨拶へ行くべき理由をご紹介。
「リフォームやメンテナンスの際に近所への挨拶は必須」という意見をよく耳にしますが、近隣への事前の挨拶はなぜ大切なのでしょうか？またどう挨拶するべきか、何を話したらいいのか不安という方も。
この記事では、外壁塗装前に近所に挨拶へ行く理由と守るべき最低限のマナー、伝えておくとよい情報について詳しく解説します。
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目次
外壁塗装前に近所に挨拶に行くべき理由
外壁塗装前に近所に事前挨拶に行くべき理由をご紹介します。
「自分の家の塗装なのに近所に挨拶に行くべき？」と考えがちですが、外壁塗装工事は屋外での作業ですので、必然的に近所にも迷惑が掛かります。
塗装前に挨拶に行くべき理由を、今一度念頭に置いてください。
ご近所トラブルを避けるため
ご近所トラブルを避けるためにも、事前の挨拶は必要不可欠です。
そもそも多くのご近所トラブルは、コミュニケーション不足が理由で引き起こされるものです。「聞いていなかった」、「知らなかった」など、前もって話していれば不快な思いをさせずに済むことも。
もちろん塗装工事前に業者もあいさつに回りますが、近所の人からすれば家主が挨拶に来るのと来ないのでは大きな差があります。
事前に顔を見て言葉を交わしておくと、たとえイラッとする状況に面しても、家主の顔が浮かんで怒りが収まるものです。挨拶はトラブル事前回避の最適な方法なのです。
車両の融通など協力してもらうため
車両の融通などの協力を要請するためにも、事前の挨拶は大切です。
特に住宅が密集している場合、近隣の理解や協力が必要になる場面が少なくありません。工事車両の駐車スペースや資材置き場、騒音、見知らぬ人が出入りすることなどです。
外壁塗装前にひとことあれば、隣人も気持ちよく協力できますし、柔軟に対応しやすくなります。業者の挨拶だけでは頑なな人も、顔見知りの隣人にお願いされれば協力的になるはずです。
外壁塗装前に近所に挨拶する際の最低限マナー
外壁塗装前に近所に挨拶する際の最低限マナーをご紹介します。
ご近所への事前の挨拶には、幾つかの注意点があります。最低限のマナーを守らないと、良好な関係を築こうと思ったのに逆効果になってしまうことも。
挨拶を行う際、以下のマナーに留意してください。
- 挨拶のタイミング
- 挨拶の頻度
- 挨拶する範囲
- 粗品の持参
- 留守の家用の挨拶文
それぞれの点を詳しく解説していきます。
挨拶のタイミング
最低限のマナーとして、挨拶のタイミングを計るべきです。
最適なタイミングは、塗装工事に着手する1週間前～3日前です。早ければよいというものでもなく、ギリギリでもよくありません。
ただ平日や昼間は家族全員が留守の家庭も多いので、週末や祝日など、なるべく顔を合わせることができる日に行くようにしましょう。また早朝、ご飯前、夜遅くなど迷惑になる時間帯も避けてください。
タイミングが合わないことも考えられますので、事前にどの家にいつ挨拶に行くか計画して、スケジュール通りに進めましょう。
挨拶の頻度
近所への挨拶は、塗装工事前に一度だけすればよいというものではありません。塗装工事着手前の挨拶に加え、工事の段階に合わせて必要な頻度で挨拶を行いましょう。
- 足場の設置時
- 高圧洗浄を始める前
- 実際に塗装作業に入る前
- 足場の撤去時
- 完工の挨拶
このすべての挨拶を施主が行う必要はありません。一般的に、高圧洗浄や塗装前などの注意喚起の際には、業者が近所に挨拶に行きます。
塗装工事前の挨拶に加え、完工の挨拶には施主が顔を出したほうがよいでしょう。業者任せが不安なのであれば、担当者と話し合って一緒に行くことも可能です。
挨拶する範囲
住宅街に持ち家がある家主の場合、どの範囲まで挨拶するべきか迷うことでしょう。全ての住宅を回る必要はありませんが、ある程度の範囲は目星をつけておくべきです。
最低でも挨拶しておくとよいのは、両隣・向かいの住宅3～4軒、裏の3～4軒です。また業者の車両の出入り・駐車も考えて、自宅に面する道路を使用している住宅にも一言挨拶が必要です。
これはケースバイケースですので、その他にも迷惑をかけるかもしれない家があるなら、状況に応じて事前に挨拶しておきます。
粗品の持参
挨拶の際には、できれば粗品を持参しましょう。ご近所との友好的な関係を維持するためには必要な出費です。とはいえ高価なものにする必要はありません。
一般的には、すぐに無くなる消耗品や日用品がよいとされています。特別にこだわりがある家でない限りは、必ず必要な物なのであれば助かるからです。
避けたほうがよいものは、口にする食品や飲料類、好みが分かれやすい洗剤類、かなり高価な嗜好品などです。付き合いが長くよく知っている知人なら、好みのものを渡すことができます。
留守の家用の挨拶文
もしスケジュール上直接顔を合わせることが難しく、いつも留守の家には「挨拶文」を用意してください。ポストに投函したり、粗品と共に玄関前に置いておくこともできます。
挨拶文は必要なポイントをおさえつつ、以下のような順番で記載してみましょう。
- 通常の挨拶
- 施主の氏名と住所
- 外壁塗装工事を行うことと迷惑をかける旨
- 具体的に迷惑をかけるかもしれない内容（高圧洗浄による水しぶき、塗料の飛散、車両の出入りなど）
- 高圧洗浄や塗装日の具体的な日時
- 施工業者の名前と連絡先
- 施工業者の担当氏名と連絡先
- 自分の氏名と連絡先
- 締めにお詫びとお願いの挨拶
もちろん、事前に業者も同じような挨拶をして回りますが、家主の名前が入った挨拶文があるのとないのでは、相手方の印象はかなり違います。
近くに住む方への礼儀・マナーとして挨拶文を用意しましょう。
外壁塗装前の近所への挨拶で伝える情報
外壁塗装前の近所への挨拶で伝える情報をご紹介します。
外壁塗装工事の約1週間前に挨拶をするのが一般的ですが、一体どんなことを話せばいいのでしょうか？もちろん業者も事前挨拶に回りますが、近隣の方との良好な関係を築くのは家主の責任です。
事前挨拶の時には、以下のポイントを参考にしてください。
- 外壁塗装の期間
- 施主の氏名と連絡先
- 施工業者と連絡先
- 外壁塗装工事の大まかな内容
外壁塗装の期間
まずは外壁塗装を予定している期間を正確に伝えておきましょう。
何月何日から何日までとスケジュールを伝え、その期間は洗濯物を干す場所や騒音、臭いなどで迷惑をかけるかもしれない旨を伝えてください。
特に足場設置や解体時には騒音があること、高圧洗浄時には水しぶきが飛ぶ可能性があることなどをお伝えして、洗濯物や所有物への注意喚起をしておくことをおすすめします。
施主の氏名と連絡先
多くの家が連なる住宅街の場合、近所の方は誰の家の外壁工事だったか忘れてしまうこともあるので、施主の氏名と連絡先を伝えてください。連絡をする時に必要なのでメモして渡してあげると親切。
できれば固定電話よりもつながりやすいスマホの番号の方がよいでしょう。近所の方が連絡するのは大抵緊急時ですから、すぐに対応できるようにしてください。
施工業者と連絡先
施主の連絡先以外に、施工業者の名前と連絡先、また担当者の名前も伝えておいてください。
不安な点やこうして欲しいという要望も、施工業者と担当者が分かっていれば言いやすいでしょう。もし担当者の名刺を手に入れることができれば、自分の連絡先と一緒に渡すとよいかもしれません。
塗装工事の大まかな内容
できれば外壁塗装工事の大まかな内容や流れも説明してください。
業者のように専門的に説明する必要はありませんが、何日目に足場を組み、高圧洗浄をはじめ、塗装作業に何日掛かるかなど、大まかな流れを話すのです。
もし業者からスケジュール表を受け取っていれば、それを示しながら説明できますし、コピーを渡しても問題ありません。
大まかな工程が分かっていれば、近所の方も自身のスケジュールを組みやすくなります。水しぶきや塗料が飛散しそうな時は子どもを外で遊ばせないとか、人を呼ばないなど融通が利きます。
近所への事前の挨拶を忘れて起きるトラブル
近所への事前挨拶を忘れて起こり得るトラブルをご紹介します。
戸建の家は特に、ご近所との良好な関係が大切です。ただ、メンテナンスやリフォームなどお互い様とはいえ、やはり事前に挨拶しておかなければ気分を害す方もいらっしゃることでしょう。
事前の挨拶を忘れてしまったゆえに起こり得るトラブルには、以下の点が挙げられます。
- 足場の設置・解体の騒音問題
- 足場のメッシュシートによる日光遮断問題
- 塗料や水しぶきの飛散問題
- 塗料の臭いの問題
- 日時の問題（休日は避けてほしいなど）
- 業者車両の駐車問題
このようなトラブルの芽は事前に摘むことができます。前もって工事内容や期間、お詫びの気持ちなどを伝えておけば、多少の不手際も見逃してくださる方がほとんどです。
後々大きなトラブルを起こさないためにも、面倒だと思わずに挨拶をしておきましょう。
外壁塗装前には近所への挨拶は忘れずに！
外壁塗装前に近所に挨拶へ行くべき理由についてご紹介しました。
外壁塗装は近隣の方々の協力や理解がどうしても必要なシチュエーションです。密接にそして長くお付き合いしていく隣人ですので、守るべき最低限のマナーや伝えておくべき情報にも留意してください。
とはいえ、ご近所への配慮は家主だけでなく、施工業者にも求められます。しっかりした対応を取ってくれる塗装業者に依頼したいものですが、自分だけでの業者探しはとても難しいもの。
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