2026.08.02 2026.08.02
緑化助成金は、自治体の条件を満たせば個人でも利用できる場合があります。ただし、制度を実施していない自治体もあり、対象となる工事や補助額、申請条件は地域ごとに異なります。
また、多くの制度で工事前の申請が必要になるため、契約や着工前に確認しましょう。
<この記事で分かること>
- 個人でも利用できる緑化助成金の仕組み
- 対象になりやすい工事・対象外になるケース
- 戸建て・マンション・賃貸それぞれの活用例
- 申請方法や注意点
- 助成金が利用できない場合に費用を抑える方法
この記事を読むことで、自分の住んでいる自治体で緑化助成金を利用できる可能性があるか、どのような条件を満たせば対象になるのかが分かります。
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目次
個人でも緑化助成金を利用できる?制度の仕組みと対象を確認

個人向けの緑化助成金を実施している自治体はあります。ただし、対象工事、補助額、申請条件、受付期間は自治体ごとに異なるため、自宅が対象か確認しましょう。
緑化助成金とは
緑化助成金とは、住宅や敷地の緑化を促進するため、自治体が工事費や植栽費の一部を支援する制度です。
生垣、庭木、芝生、屋上緑化、壁面緑化などが対象候補です。
制度名は自治体によって異なり、「緑化助成」「生垣助成」「屋上緑化補助」「みどりの助成」などの名称で案内されることがあります。
個人でも利用できる理由
個人宅の緑化でも、地域の景観形成、暑さ対策、防災、環境保全に役立つ場合があります。そのため、自治体によっては個人住宅の緑化も助成対象に含めています。
- ヒートアイランド対策につながる
- 道路沿いの景観形成に役立つ
- ブロック塀を生垣に変えることで防災性向上が期待できる
- CO2削減や生物多様性の保全に寄与する
工事前申請が必要な自治体が多い
緑化助成金は、工事前の申請を条件とする自治体がほとんどです。工事後に申請すると、対象になりそうな内容でも助成対象外になる場合があります。
契約・発注・材料購入・着工の前に、自治体へ制度の有無と申請条件を確認しましょう。
緑化助成金の個人対象になるか確認したい3つのポイント
緑化助成金を利用できるかどうかは、「どこに住んでいるか」「どのような住宅に住んでいるか」「どんな工事を予定しているか」の3つで決まります。
制度があっても対象者や工事内容の条件を満たさなければ申請できないため、まずは以下のポイントを確認しましょう。
| 確認項目 | 見るべき内容 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 自治体が制度を実施しているか | 居住地の自治体で緑化助成金を実施しているか | 自治体公式サイト・担当窓口 |
| 住宅が対象か | 戸建て・分譲マンション・賃貸住宅など、自分の住宅が対象か | 募集要綱の対象者欄・管理規約など |
| 予定している工事が対象か | 生垣・庭木・芝生・屋上緑化・ベランダ緑化などが対象か | 対象工事・対象経費の一覧 |
制度を探すときは、「自治体名 緑化助成金」「自治体名 生垣 助成」「自治体名 屋上緑化 補助」などで検索します。最終判断は、必ず最新年度の公式要綱と窓口確認でしましょう。
住宅別|個人が利用できる緑化助成金の対象工事

対象になりやすい緑化工事は、住宅の種類によって異なります。
戸建ては生垣や庭木、分譲マンションは共用部、賃貸住宅はベランダ緑化や緑のカーテンなどを確認します。
| 住宅の種類 | 利用しやすい制度 | 対象になりやすい工事 |
|---|---|---|
| 戸建て | 生垣緑化助成金・植栽助成など | 生垣・庭木・芝生・壁面緑化 詳細はコチラ |
| 分譲マンション | 共用部の緑化制度など | 屋上・壁面・共用部の植栽 詳細はコチラ |
| 賃貸住宅 | ベランダ緑化・緑のカーテン助成など | プランター・鉢植え・つる植物 詳細はコチラ |
戸建て住宅で対象になりやすい緑化工事
戸建て住宅では、道路から見える植栽や生垣が対象候補になりやすいです。敷地境界、接道状況、施工前写真を申請前に確認します。
- シンボルツリーの植樹
- ブロック塀から生垣へのリフォーム
- 芝生・グランドカバーの施工
- 壁面緑化・屋上緑化
分譲マンションで対象になりやすい緑化工事
分譲マンションでは、区分所有者が個人で申請できるケースと、管理組合が主体となって申請するケースがあります。
ベランダや専用庭など自室に付属する場所は個人申請の候補になりますが、自治体の対象者要件とマンションの管理規約を両方満たさなければなりません。
バルコニーや専用庭は、居住者が専用で使っていても共用部分として扱われることがあります。大型プランターの固定や壁面緑化、防水層に影響する工事などは自己判断で進めず、理事会や管理会社へ事前に確認してください。
| 場所 | 確認する相手 | 注意点 |
|---|---|---|
| エントランス | 管理組合 | 共用部としての決議が必要な場合がある |
| 共用庭 | 管理組合 | 維持管理者と費用負担を明確にする |
| 屋上・壁面 | 管理組合・専門業者 | 防水、荷重、排水、固定方法の確認が必要 |
賃貸住宅でも利用できるケース
賃貸住宅でも、自治体によっては入居者が利用できる緑化支援制度があります。ただし、戸建て住宅と比べると対象となる工事は限られ、建物に固定する工事や外観を変更する緑化は対象外となるケースが一般的です。
また、ベランダや専用庭であっても、管理規約や賃貸借契約によって設置できる設備に制限があります。
ベランダ緑化
自治体によっては、プランターや大型植木鉢を使ったベランダ緑化が助成対象になる場合があります。建物を傷つけない方法で緑化できるため、賃貸住宅でも取り組みやすい制度です。
ただし、対象となる緑化面積や設置方法には条件が設けられていることがあります。また、避難経路をふさいだり、壁や手すりへ固定したりする設置方法は認められないケースがほとんどです。
- プランター・大型植木鉢を使った緑化
- 一定面積以上のベランダ緑化
- 道路など外部から見える位置の緑化
- 管理規約や貸主同意を満たした緑化
実際に、福岡市など集合住宅のベランダ緑化を応援し助成金が申請しやすい自治体もあるようです。
緑のカーテン助成金・苗木配布制度
自治体によっては、購入費補助だけでなく、緑のカーテン用の苗やネット、記念樹、苗木を配布する制度があります。小規模に始めたい場合は、助成金以外の支援制度も確認しましょう。
- ゴーヤやアサガオなどのつる植物
- 緑のカーテン用ネット
- 苗や種の配布
- 記念樹・苗木の無料配布
緑化助成金はいくらもらえる?補助金額の目安
助成額は、補助率、上限金額、対象経費によって決まります。工事総額のすべてが対象になるとは限らないため、見積書の内訳を分けて確認しましょう。
| 確認項目 | 内容 | 自己負担への影響 |
|---|---|---|
| 対象経費 | 助成計算に含められる費用 | 対象外経費が多いと自己負担が増える |
| 補助率 | 対象経費に対して助成される割合 | 助成見込み額を左右する |
| 上限額 | 支給される最大額 | 高額工事では上限に達する場合がある |
| 対象外経費 | 助成計算に含められない費用 | 全額自己負担になる |
補助率の目安
緑化助成金の支給額は、自治体ごとに異なります。補助率で計算する制度もあれば、「1mあたり」「1㎡あたり」「1本あたり」のように単価で補助額が決まる制度もあります。
例えば、実際の自治体では次のような補助制度があります。
| 自治体 | 対象工事 | 補助内容の例 |
|---|---|---|
| 東京都江東区 | 屋上・壁面緑化 | 工事費の1/2(上限あり) |
| 東京都江東区 | 生垣・植樹帯 | 1mあたり最大16,000円 |
| 滋賀県東近江市 | 生垣設置 | 1mあたり1,250円(上限25,000円) |
| 石川県野々市市 | 生け垣設置 | 1mあたり8,000円(上限80,000円) |
上限金額の目安
緑化助成金には、多くの自治体で支給上限額が設定されています。そのため、高額な工事でも上限額を超えた分は自己負担になります。
実際の制度では、次のような上限額が設定されています。
| 自治体 | 制度例 | 上限額の例 |
|---|---|---|
| 滋賀県東近江市 | 緑の街づくり補助 | 最大10万円 |
| 石川県野々市市 | ののいち緑のまちなみ補助金 | 最大8万円 |
| 東京都江東区 | 道路に面した緑化 | 最大200万円(工事内容による) |
| 東京都江東区 | 屋上・壁面緑化 | 最大30万円 |
自己負担せずに補助金だけ工事できる?
結論からいうと、補助金だけで工事費をまかなえるケースは少なく、多くの場合は自己負担が発生します。
例えば、個人住宅で植栽を行う場合、樹木1本あたりの費用は種類や大きさによって約3〜12万円が目安です。しかし、多くの自治体では1本だけの植栽は補助対象にならず、「緑化面積○㎡以上」や「一定本数以上」といった条件が設けられています。
そのため、補助金を利用するにはある程度まとまった工事が必要になり、補助金で全額を賄うことは難しく、自己負担が生じるケースが一般的です。工事を検討する際は、補助率や補助上限額を事前に確認し、自己負担額も含めて予算を立てましょう。
緑化助成金の申請方法

申請は工事前から準備するのが基本です。
- 自治体へ相談し対象条件を確認する
- 見積もり・必要書類を準備する
- 工事前に申請して交付決定を受ける
- 工事完了後に実績報告する
- 交付額確定後に助成金を請求する
自治体へ相談し対象条件を確認する
居住地の自治体へ緑化助成制度の実施状況を確認します。予定している植栽や工事が対象になるか、個人でも申請できるか、現地立会いが必要かを担当窓口へ相談してください。
自治体によっては、申請書を提出する前に現地調査を実施します。施工予定場所の写真や簡単な計画を用意しておくと、対象条件を確認しやすくなります。
見積もり・必要書類を準備する
対象になることを確認したら、植栽業者や外構業者から見積もりを取り、申請書類を準備します。
依頼する業者は自治体によって異なりますが、多くの自治体では、「当該自治体内に本社や事業所を置く造園業者・外構業者・建設業者であること」を条件にしていることがあります。依頼する前に登録業者かどうかも確認しておきましょう。
工事見積書、施工場所の案内図、工事内容が分かる図面、施工前の写真などが必要です。
土地や建物の所有者と申請者が異なる場合は、所有者の同意書を求められることもあります。
工事前に申請して交付決定を受ける
必要書類をそろえたら、工事を始める前に申請します。申請内容の審査後、自治体から交付決定通知が届くため、それを受け取ってから契約・発注・着工へ進んでください。
申請直後に工事を始めるのではなく、交付決定を待つのがポイントです。
工事完了後に実績報告する
工事が終わったら、期限内に完了報告書や実績報告書を提出します。領収書または請求書、完成図面、施工前後の写真などが必要になるため、工事中から書類を保管しておきましょう。
自治体によっては、職員が完成状況を現地で確認します。申請時の計画と異なる工事をしなければいけない場合、勝手に変更せず、施工前に変更申請や相談が必要です。
交付額確定後に助成金を請求する
実績報告と完了確認が終わると、自治体から助成金の交付額が通知されます。その後、請求書や口座情報を提出し、指定口座への振込を受ける流れです。
工事完了と同時に自動で入金されるわけではありません。最後の請求手続きを忘れると受け取れないため、提出期限まで管理してください。
緑化助成金を利用するときの注意点

緑化助成金では、申請時期、施工方法、対象植物、予算枠、維持管理義務に注意しましょう。条件を満たさない場合、不交付や返還につながりかねません。
工事後では申請できない
工事後申請は基本的に助成対象外です。契約日、発注日、材料購入日、着工日が交付決定前にならないよう、申請前から日付を管理しましょう。
DIYは対象外になることが多い
DIY施工や材料購入のみの緑化は、対象外になる場合があります。業者施工が条件になっている制度もあるため、材料を買う前に要綱と窓口で確認してください。
対象となる植物や最低面積のルールがある
緑化助成金には、樹木の高さや本数、植栽の長さ・面積などの基準があります。小さな鉢植えを数個置くだけでは、助成対象にならない制度も少なくありません。
例えば、滋賀県東近江市の個人向け生垣設置補助では、公共用道路に面して延長5m以上、樹木は1mにつき2本以上、高さ0.8m以上が条件です。
垂直緑化も延長5m以上、壁やフェンスの高さ1m以上、つる性植物を1mにつき2株以上植える必要があります。
予算上限に達すると受付終了することがある
緑化助成金は、年度予算に達すると受付終了になる場合があります。制度があっても申請できないことがあるため、工事時期が決まったら早めに受付状況を確認しましょう。
マンションの「管理規約」と「避難経路」をクリアする
マンションのベランダや専用庭は、専用部分ではなく共用部分として扱われるケースがあります。大型プランターの設置や壁・手すりへの固定を伴う緑化は、管理規約を確認し、管理組合や管理会社の承認を得てください。
また、隔て板や避難ハッチの周辺に植木鉢や棚を置くと、避難の妨げになります。助成要件を満たしていても、避難経路を確保できない計画は進められません。
助成後は「維持管理義務」が発生する
緑化助成金は、受給後も植栽を適切に管理する必要があります。江東区のように、一定期間は撤去や変更をせず維持することを条件にしている自治体もあります。
水やりや剪定、枯れた植物の補植など、維持にかかる手間や費用も含めて計画してください。
助成金を利用できない場合に費用を抑える方法
助成金が使えない場合に、費用を抑える方法はいくつかあります。
- 他の補助金制度を確認する
- 成長が早い植物や挿し木を活用する
- 外構・植栽業者の見積もりを比較する
他の補助金制度を確認する
緑化助成金が使えない場合でも、ブロック塀撤去、防災、景観、省エネ、雨水対策などの補助制度が関係する場合があります。併用可否や経費重複は自治体に確認してください。
成長が早い植物や挿し木を活用する
初期費用を抑えたい場合は、成長しやすい植物、挿し木で増やしやすい植物、管理しやすいグランドカバーなども検討してください。ただし、将来の剪定費や管理手間も含めて選びましょう。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 成長速度 | 早く緑量が出るか |
| 管理手間 | 水やり、剪定、病害虫対策が続けられるか |
| 初期費用 | 苗木、土壌、施工費の総額 |
| 将来費用 | 剪定、補植、撤去の費用 |
外構・植栽業者の見積もりを比較する
費用を抑えるには、複数の外構・植栽業者に同じ条件で見積もりを依頼します。価格だけでなく、助成金対応の経験、見積内訳の分かりやすさ、写真や図面の対応力も比較しましょう。
| 比較項目 | 確認する質問 |
|---|---|
| 助成金対応 | 申請用の見積書や写真に対応できるか |
| 見積内訳 | 対象経費と対象外経費を分けられるか |
| 施工提案 | 予算に合わせた緑化範囲を提案できるか |
| 維持管理 | 剪定や補植などの管理方法を相談できるか |
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まとめ|まずは自治体の制度を確認して対象か判断しよう
緑化助成金は、自治体の条件を満たせば個人でも利用できる制度です。ただし、自治体ごとに対象工事や補助額、申請方法が異なるため、以下の点をしっかり確認してください。
申請前には、次のポイントを確認しておきましょう。
- 自治体で緑化助成金を実施しているか
- 個人や住宅が助成対象に含まれているか
- 工事前申請が必要か
- 対象工事・補助額・上限額
- 必要書類や維持管理の条件
助成金を活用し緑化工事するなら、複数業者から見積もりを取り、費用や施工内容を比較しましょう。
セーフリーなら、外構・植栽業者の料金や口コミをまとめて比較できるため、自分に合った業者を効率よく探せます。まずは無料見積もりから始めてみましょう。
- 安く自宅に緑を増やしたい
- 使える制度があるなら使いたい
- 植栽業者もしっかり探したい

住宅の緑化は
専門業者に相談し
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緑化助成金に関するよくある質問
-
Q. 緑化助成金は、同じ住宅で何度でも申請できますか?
A.同じ土地や住宅への再申請を制限している自治体もあるかもしれません。過去の利用歴や前回の交付時期を確認し、申請前に担当窓口へ問い合わせてください。
-
Q. 緑化助成金の申請を施工業者に代行してもらえますか?
A.委任状を出すことで、業者が代理で申請できます。手続きに不安がある場合は、業者へ相談しましょう。
-
Q. 助成を受けた住宅を売却・退去する場合はどうなりますか?
A.維持管理期間中に売却や退去、植栽の撤去を行うと、自治体への届出や助成金の返還を求められる場合があります。将来の引っ越し予定がある方は、申請前に維持期間と承継条件を確認してください。
























