2025.02.05 2025.02.05
この記事では、店舗の植栽について徹底解説していきます。
植栽を取り入れると、お店の雰囲気を柔らかくしてお客様がリラックスしやすい環境を整えられます。ただし、店舗にあった植物を選び、適切にお手入れしていくことも重要です。
ここではそんな店舗向けの植栽について、実際の効果やオススメの植物をご紹介します。記事後半では、植物を上手に育てていくために大切なことについても徹底解説。植物でお店を魅力的にしたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
店舗に植栽を導入する3つのメリット【緑を取り入れるすごい効果とは】
店舗に植栽を取り入れると、主に3つのメリットが得られます。
- リラックス効果がある
- 空気の浄化効果がある
- 集客効果が期待できる
自然の緑だからこそ得られる効果を、それぞれ詳しく見てみましょう。
リラックス効果がある
植物は、精神や自律神経が安定する脳波である「アルファ波」を増やす効果があることが科学的に分かっています。ストレスが軽減し、自然とリラックスできるのが大きな魅力です。
眼精疲労を軽減する効果もあるため、パソコンやスマホによって疲れた目を癒やす効果も。植物があるだけで、お客様や従業員の心や体を癒やせます。また、店舗内の雰囲気が柔らかくなるため、和やかに過ごせる空間を作れるのがメリットです。
空気の浄化効果がある
二酸化炭素を吸収して酸素を排出する植物があれば、店舗内の空気は酸素が多くなります。二酸化炭素が多いと集中力の低下や疲労感などの症状が出てくるため、植物による空気の浄化はお客様にとっても従業員にとってもありがたい効果です。
また、有害な化学物質を除去してくれるため、店内の空気をキレイにしてくれるのもポイントです。
集客効果が期待できる
植物が多い店舗は、お客様が多くなりやすいと言われます。これは、植物によるリラックス効果を求めてのことかもしれません。
たとえば仕事の合間の休憩時間なら、短時間でもリラックスできるカフェや飲食店を選びたくなるもの。限られた時間を有効に使うなら、心も体も休められる空間にいたいと思う人が多いでしょう。
店内に植物を配置するなら、外側からも見えるように窓際に飾ったり、ガラス張りにしたりするのも効果的です。
また、店舗の入口に植物を配置すると、お客様の目に留まりやすくなります。
店舗を植栽で魅力的に!お店向きの植物オススメ10選
植栽があるだけで、お店はより魅力的な空間に変わるケースが多いです。そこでここからは、店舗にオススメの植物を10選でご紹介します。
- フィカス ベンガレンシス
- エバーフレッシュ
- ガジュマル
- フィカス アルテシーマ
- パキラ
- ポトス
- モンステラ
- ドラセナ コンシンネ
- フランスゴムの木
- オーガスタ
それぞれで特徴が異なるため、店舗に合う植物を見つけましょう。
フィカス ベンガレンシス
針のように細い葉が特徴的なフィカス ベンガレンシスは、しっかりとした存在感が魅力です。お手入れに手間がかからなく乾燥にも強い反面、オシャレな店内を演出できるでしょう。
フィカス ベンガレンシスは「永久の幸せ」「望みをかなえる」などの花言葉があるのも魅力の1つ。「良い気を呼び込む木」とされることもあるため、店舗の入口に置くのもオススメです。
エバーフレッシュ
清涼感たっぷりな印象が魅力のエバーフレッシュは、日中には開いている葉が夜になると閉じるのが特徴です。カフェタイムには爽やかな印象に、ディナータイムにはスタイリッシュな印象に、と昼と夜で違った表情を楽しめます。
葉が細かいエバーフレッシュは、少しの風でも反応して葉をゆらします。花言葉の「胸のときめき」「歓喜」のように、お店にフレッシュな雰囲気をもたらしてくれるでしょう。
ガジュマル
太い幹が特徴的なガジュマルには、「幸せを呼ぶ木」「多幸の木」の花言葉があります。幸せの精霊が宿る木として知られていて、縁起が良く贈り物としても人気が高くなっています。
全体的に丸みがあるフォルムが優しい印象で、店舗全体を柔らかな雰囲気にしてくれる植物です。
フィカス アルテシーマ
フィカス アルテシーマの魅力は、鮮やかな緑に黄色の模様が入った大きな葉。幹は薄めの色をしていて、飾らないナチュラルな雰囲気が印象的な植物です。
フィカス アルテシーマは、ナチュラルな見た目ながら生命力が強いため、長く楽しみやすいのもメリットです。花言葉は「永遠の幸福」で、店内の雰囲気を和やかにしてくれるでしょう。
パキラ
日陰でも育ちやすいパキラは、植栽初心者でも導入しやすい植物。大きな葉が手を広げたようにつくパキラは、ポジティブな印象を与えるため、店舗で取り入れるのにもオススメです。
パキラは生命力が強く、挿し木でもどんどん増えていきます。その生命力の高さから縁起物「発財樹」として重宝されることも。商売繁盛の縁起物ともされるため、お店のインテリアに最適です。
ポトス
ハート型の葉が可愛らしいポトスは、運気を上げる植物とされています。ツルが伸びていので、天井や棚の上など、高い場所に設置するのもオススメです。
ポトスは、小さな卓上サイズから、床置きの大きめサイズもあるため、置く場所によって違うサイズを選ぶと違った表情が楽しめます。
モンステラ
切れ目がある大きな葉が印象的なモンステラには、「深い関係」の花言葉があります。大きな葉の鮮やかな緑色は、店内を落ち着いた雰囲気にしてくれるでしょう。
レトロな雰囲気にもオシャレな雰囲気にもマッチするモンステラは、存在感も抜群。どんどん成長するので、成長過程に合わせて置く場所を変えていくのがオススメです。
ドラセナ コンシンネ
ドラセナ コンシンネの特徴は、細い葉のうちに赤紫色の縁取りがあること。一見すると全体的に緑色ですが、よく見るとオシャレな色合いなのが魅力です。
また、緑色の他、赤色や白色、3色のトリコロールなど、さまざまなカラーの品種があるのも、ドラセナ コンシンネならでは。お店の雰囲気に合った色を選べば、店内をより魅力的にしてくれます。
フランスゴムの木
フランスゴムの木は、曲線を描くように伸びる幹が美しく、ユニークで洗練された印象を与える植物です。葉は小さめですが鮮やかな緑色で、主張しすぎない反面、唯一無二の存在感があります。
繊細さも感じさせるフランスゴムの木は、見る人を魅了しリラックスさせてくれる効果があります。
オーガスタ
ツヤツヤとした大きな葉をつけるオーガスタは、上品な印象を与えます。オーガスタは日常とは少し離れた雰囲気を演出できるので、インテリアのアクセントにもなるでしょう。
南国をイメージさせるオーガスタは、純白の美しい花をつけるのも魅力です。
店舗に導入する植栽・植物の選び方【7つのポイント】
店舗に植栽を導入するなら、お店に適した種類を厳選しなければなりません。
- お店のコンセプトに合った植物を選ぶ
- 落葉しない植物なら掃除がラク
- お手入れの手間が少ない植物なら管理もラク
- 虫を引き寄せにくい植物がベスト
- 香りが強すぎないほうが安心
- アレルギーにも配慮して選ぶ
- 季節に合わせて植栽を変えるのも効果的
ここでご紹介する7つのポイントを踏まえ、最適な植物を選びましょう。
お店のコンセプトに合った植物を選ぶ
植物は、それぞれで雰囲気が全く異なります。可愛らしい印象のものもあれば、南国をイメージさせるものもあるため、店舗の雰囲気やコンセプトに合った種類を選びましょう。
植栽によって店舗の雰囲気を作っていくのもオススメです。
落葉しない植物なら掃除がラク
植物は、落葉しやすいものとしにくいものがあります。落葉しやすい植物は、適宜掃除をしてキレイにしなければなりません。店舗の場合は、落ちた葉によって清潔感が損なわれる場合があるため、配慮する必要があります。
なるべく手間をかけたくないなら、落葉しにくい植物を選びましょう。
お手入れの手間が少ない植物なら管理もラク
植栽はあくまでもお店の魅力をアップさせるものであるため、手間がかかりすぎると店舗の運営に影響してしまう場合があります。
そこで、水やりの頻度や必要な日照時間などを考慮し、なるべく手間がかからない植物を選ぶと管理もラクになります。
虫を引き寄せにくい植物がベスト
お店に虫がいると、それだけで印象が悪くなってしまいます。特に飲食店の場合、たった1匹でも虫がいれば、衛生面で悪い印象を与えてしまうので注意しなければなりません。
植栽は、虫を引き寄せにくい種類を選ぶのがベスト。あわせて、通気性や排水性などが優れている土を使用すると効果的です。
香りが強すぎないほうが安心
雑貨店などであれば植物の香りが魅力になることもありますが、飲食店の場合は食事がメインとなるため香りには十分配慮しなければなりません。食事の香りに影響しない植物を選びましょう。
アレルギーにも配慮して選ぶ
リラックス効果が得られる植栽ですが、樹液で肌がかぶれてしまうなどのアレルギーが起こりやすい種類もあります。
お客様や従業員が安心して過ごせる空間を作るためには、アレルギー面にも配慮して安全な植物を選びましょう。
アレルギーが心配な植物を導入する際は、お客様や従業員が触れにくい場所に配置するなどの工夫が必要です。
季節に合わせて植栽を変えるのも効果的
季節に合わせて植栽を変えていくと、季節感を存分に味わえる店舗にできます。同じお店でも季節によって表情が変わるので、常連のお客様でも飽きさせにくくできます。
また、季節だけでなくイベント開催時にいつもとは違う植栽を飾るのもオススメです。
植栽で店舗をより素敵に!レイアウトのコツ4つ
店舗へ植栽を取り入れる時には、レイアウトもしっかり考えておきたいもの。お店をより魅力的にするためのレイアウトのコツは、下記4つです。
- 自然光が当たる場所に設置する
- お客様が移動しやすいように配慮する
- 見せたくないものをカバーする
- 植物の成長に合わせて置く場所を変える
自然光が当たる場所に設置するのは光合成のためでもありますが、植物をより魅力的に見せる効果もあります。ただし、直射日光が苦手な植物もあるので、特性に合わせて置く場所を選ぶのが大切です。
植栽は視界に入る場所に置くとリラックス効果を得やすいですが、お客様や従業員が移動する際に邪魔にならないよう気をつけなければなりません。
邪魔にならないようにしつつ、あまり見せたくない従業員入口やお手洗いなどはさりげなく隠せるようなレイアウトもオススメです。
また、最初は小さな植物でも、育てていくと大きく成長する種類があります。小型の時期は卓上で、大きくなったら床置きでエントランスなどに置くなど、成長に合わせて設置場所も変えていきましょう。
店舗の植栽を上手に育てるために大切な3つのポイント
植栽を上手に育てていくためのポイントでは、以下3つが挙げられます。
- 植物ごとに必要なだけ日光が当たるようにする
- 室温や湿度は常に気に掛ける
- 水やりなどのお手入れを欠かさない
植物を長く大切に育てていくために大切なポイントなので、1つずつチェックしておきましょう。
植物ごとに必要なだけ日光が当たるようにする
植物は、それぞれで必要な日照時間が異なります。ほんの少しの日光で十分な種類もあれば、たっぷり日光を浴びなければならない種類もあるので、導入前にリサーチしておきましょう。
また、日陰を好む植物もあるので、どこにどの植物を置くのかをしっかり計画するのが重要です。
室温や湿度は常に気に掛ける
人間同様、植物も快適な室温と湿度が保たれた環境を好みます。植物それぞれで好む環境は異なりますが、一般的には室温15~25度、湿度50~60%にしておくのがオススメです。
なお、室温や湿度が急激に変化すると植物が弱ってしまう場合があるので注意しましょう。
水やりなどのお手入れを欠かさない
水やりや枯れた葉を除去するなど、必要なお手入れを欠かさないのも重要なポイント。水やりの頻度や量は植物それぞれで違うため、導入する種類に必要なお手入れについて知っておかなければなりません。
また、店舗運営に気を取られて植栽のお手入れを欠かしてしまうことがないよう、お手入れを習慣化しておくのも大切です。
店舗の植栽には大きなメリットあり!お店にピッタリの植物を選ぼう!
植物があると、お店はさらに居心地の良い空間になります。虫を寄せ付けない種類にするなど、店舗ならではの植物選びが必要ですが、レイアウトにもこだわればお店は唯一無二のスペースになるでしょう。
店舗の植栽は、プロに相談して導入するのもオススメです。セーフリーには、植栽について相談できる業者も掲載されています。プロの力も借りて、お店をより魅力的に仕上げていきましょう!
- お店に植栽を導入したい!
- より魅力的な店舗になる植栽は?
- 植栽導入で集客力を上げたい!
植栽で魅力アップ!
お店をオシャレにするなら
プロに相談してみよう!
店舗の植栽に関するよくある質問
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Q. 店舗への植栽導入で得られる効果は?
A.店舗への植栽導入で得られる効果は、主に下記3つです。
・リラックス効果がある
・空気の浄化効果がある
・集客効果が期待できる -
Q. 店舗にオススメの植栽は?
A.店舗にオススメの植栽は、以下のとおりです。
・フィカス ベンガレンシス
・エバーフレッシュ
・ガジュマル
・フィカス アルテシーマ
・パキラ
・ポトス
・モンステラ
・ドラセナ コンシンネ
・フランスゴムの木
・オーガスタ他にもさまざまな種類があるので、お店の雰囲気に合ったものを見つけましょう。
-
Q. 店舗向けの植栽選びのポイントは?
A.店舗向けの植栽選びのポイントは、以下の7点です。
・お店のコンセプトに合った植物を選ぶ
・落葉しない植物なら掃除がラク
・お手入れの手間が少ない植物なら管理もラク
・虫を引き寄せにくい植物がベスト
・香りが強すぎないほうが安心
・アレルギーにも配慮して選ぶ
・季節に合わせて植栽を変えるのも効果的