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エアコンのドレンホース掃除方法は?必要性や作業手順がわかる!【7ステップ解説】

2024.06.06 2024.06.06

この記事では、エアコンのドレンホース掃除について、その必要性から作業手順まで徹底解説します。

ドレンホースの内径はかなり小さく、少量のゴミでも詰まりが発生します。そのまま放置すると、水が逆流してエアコンから水漏れすることも。漏電による火災事故や異臭など、さまざまなリスクも伴うので定期的な掃除が必須です。

記事後半では、汚れがたまりやすいドレンホースの汚れ対策もご紹介。長年のエアコン使用による本体の故障や不具合を避けたい方は、ぜひ参考にしてください。

エアコンのドレンホース掃除前に確認必須【設置場所や清掃道具】

ドレンホースは、エアコンの稼働時に発生する結露水を室外へと流すための排水管です。

室内機から流れてくる結露水には、空気と一緒に吸い込んだほこりやゴミ等が含まれています。ドレンホースの内径はかなり細いため、少量のほこりやゴミでも蓄積して詰まりを引き起こすことも。詰まりを起こすと結露水が通る道が塞がれ、水が逆流して水漏れしたり、カビが大量に発生して悪臭を放ちます

ドレンホースは、室外機の近くに設置されていることが多いです。室内機と室外機をつなぐ配管と一緒に束ねられ、壁に沿って配置されています。

ドレンホースの設置場所が確認できたら、掃除に必要な以下の道具を準備しましょう。

  • 掃除機
  • 布(ガーゼなど薄いもの)
  • 割り箸
  • ゴム
  • ホウキ
  • ブラシ

エアコンドレンホースの掃除方法【手順7ステップ】

ドレンホースの掃除

掃除の手順は、以下のとおりです。

  1. エアコンの電源を切る
  2. 室外機周辺を掃除する
  3. ホース内のゴミを取り除く
  4. 本体カバーを掃除する
  5. ホース先端をガムテープで留める
  6. 室内機側からパイプユニッシュを流す
  7. 高圧洗浄機で徹底洗浄する

掃除の手順を詳しく見ていきましょう。

1.エアコンの電源を切る

ドレンホースの掃除を始める前に、エアコンの電源を切りましょう。

掃除中に室内機が稼働すると、室外機内部に水が入り、漏電による火災事故が起こるおそれがあります。故障の原因にもなるので、エアコンの電源をオフした状態で掃除を始めましょう。

2.室外機周辺を掃除する

エアコンの電源を切ったら、室外機の周辺を掃除します。

ホウキやチリトリで大きなゴミや落ち葉などを取り除き、ゴミ袋に捨てましょう。ドレンホースを掃除する前に室外機周辺をきれいな状態に整えることで、排水管内に汚れが付着するのを防げます。

室外機を動かすのは絶対NG!接触不良や部品損傷でガス漏れするリスクがあります。

3.ホース内のゴミを取り除く

ドレンホースの穴はほこりやカビで汚れているので、丁寧にブラシで掃除しましょう。ただし、奥までブラシを入れすぎないように気をつけてください。ほこりやカビなどの汚れが排水管の奥に詰まるため、ホース先端だけを掃除しましょう

次は、ドレンホースクリーナーを排水管の穴先端に差し込みます。奥までしっかり差し込んだら、ドレンホースクリーナーのレバーを引いてください。ドレンホースクリーナーを引くことで、ホース内の詰まりを解消して汚れを一気に排出できます。

ドレンホースクリーナーのレバーを押すのは絶対NG!レバーを押すと、室内機に詰まりが逆流して水漏れが発生してしまいます。

4.本体カバーを掃除する

室外機の本体カバーを取り外しましょう。

本体カバーの裏側や上部は汚れていることが多いので、水を流しながら丁寧に汚れを落としていきます。きれいに掃除した後は、タオルでしっかり水気を取り、十分に乾燥させましょう。本体カバーはプラスチック製で割れやすいので注意して保管してください

5.ホース先端をガムテープで留める

ドレンホース先端をガムテープで留めましょう。用意できるのであれば、耐水性のものがおすすめ。次の工程で水を使用するので、耐水性のガムテープであれば、ホース先端から水が漏れるのをしっかり防ぐことが可能です。ガムテープで留めた後は、ホース先端に隙間がないか確認してください。

6.室内機側からパイプユニッシュを流す

室外機の本体カバーを取り外します。ドレンパンの付け根にドレンホースとの接続部分があるので、そこからパプフィニッシュを流し込みましょう。パプフィニッシュを流すと、ドレンホース内にこびりついた粘着汚れまできれいに除去できます。

効果を最大限に高めるため、パプフィニッシュを流し込んだら30〜40分はそのままの状態で放置するのがおすすめです。また、パプフィニッシュが目に入ると失明の危険性があるため、防護眼鏡を装着して、安全に配慮してから作業を進めてください。

7.高圧洗浄機で徹底洗浄する

パプフィニッシュを30〜40分ほど放置したら、先端に留めていたガムテープを外しましょう。

ホース先端から、高圧洗浄機を使用して、排水管内に溜まったパプフィニッシュを洗い流します。パプフィニッシュの残り液が無いように、きれいに洗い流せばドレンホースの洗浄は完了です。

エアコンドレンホースが汚れる原因【定期的な掃除が必須】

ドレンホースを掃除する男性

ドレンホースが汚れる原因は、以下の3つです。

  • 室内機から結露水と一緒に流れてくる汚れ
  • 室外機周辺の土ぼこりや落ち葉などの汚れ
  • ドレンホース内で繁殖したカビ

ドレンホースが汚れる原因で多いのが、ほこりや花粉など室内機が取り込んだ空気中の汚れです。

エアコンの汚れが結露水と一緒に流れ込むことで、ドレンホースの内部が徐々に汚れていきます。また、ホース内は結露水の通り道になるので、内部は湿度が高くなりやすい環境です。室内機から流れてきた汚れを栄養にしてカビが繁殖することがあります。

エアコンドレンホースを掃除する際の注意点

ドレンホースを掃除する際に注意すべきことはないか考える女性

ドレンホースを掃除する際の注意点は、以下の通りです。

  • ホース内の水を掃除機で吸わない
  • 専用道具は正しい方法で使用する
  • 無理な掃除は故障につながる

それぞれの注意点について詳しく解説します。

ホース内の水を掃除機で吸わない

ドレンホース内の汚れを吸い取る際、掃除機の使用はおすすめできません

吸い取るのがほこりやゴミだけであれば問題ありませんが、ドレンホース内は結露水が詰まっていることが多いので、詰まりを解消した瞬間に掃除機にドバッと水が入ることがあります。その際に水を吸い込んでしまうと、漏電による火災事故や故障につながることも。高圧洗浄機を使用して洗い流すのがおすすめです。

専用道具は正しい方法で使用する

排水管の詰まりには、ドレンホースクリーナーと呼ばれる専用道具を使用します。

効率よくホース内の汚れを除去できる便利な掃除道具ですが、家庭で取り扱うのはかなり難易度が高めです。使い方を間違えると、ホース内の水が逆流して室内機から水漏れする可能性があります。「使いこなせるか不安」という場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。

無理な掃除は故障につながる

細く長いドレンホースに溜まった汚れを、家庭できれいに掃除するのはかなり難易度が高いです。

無理に掃除しようとすると、エアコン自体が故障するリスクがあります。不適切な掃除で故障した場合、メーカーの保証対象外です。修理や買い替えに高額な費用がかかるので、ドレンホースを自分で掃除できるのか不安な場合は、エアコンクリーニング業者への依頼を検討しましょう。

>> セーフリーで業者徹底比較!エアコンクリーニング優良業者を見つけて依頼しよう

エアコンドレンホースの掃除を怠るリスク

ドレンホースを掃除する際のリスクを説明する女性

ドレンホースの掃除を怠るリスクは、以下の通りです。

  • 詰まりで水が逆流して水漏れする
  • 漏電に伴う火災事故が発生する
  • カビが繁殖して嫌な臭いが発生する
  • エアコン本体の故障につながる

それぞれのリスクについて詳しく解説します。

詰まりで水が逆流して水漏れする

ドレンホースに蓄積した汚れを放置すると、詰まりが起こります。

室内機から流れてきた結露水の通り道がふさがってしまい、水が逆流して室内機で水漏れが起こることもドレンホースの内径は2〜3cmとかなり小さいので、少量のほこりやゴミでも詰まりが発生してしまいます。詰まりを回避するには、定期的にドレンホースを掃除することが大切です。

漏電に伴う火災事故が発生する

ドレンホースの汚れを放置すると詰まりが発生して、流れ込んだ水が逆流することがあります。水の逆流で室内機に水漏れが発生すると、漏電に伴う火災事故が起きることも。最悪の事態を避けるためにも、ドレンホース内は定期的に掃除することが大切です。

カビが繁殖して嫌な臭いが発生する

ドレンホース内は結露水の排出経路であるため、常に湿度が高い状態が続きます。

結露水と一緒に流れてくるほこりやゴミなどの汚れを栄養分にして、カビが繁殖することも。大量にカビが繁殖すると粘着質性の膜を形成し、それが悪臭の原因になることがあります。

エアコン本体の故障につながる

ドレンホースの掃除が原因で水漏れが起きた場合、室内機に負荷がかかるので故障のリスクが高まります。

また、部品の消耗や損傷が過度に進んでしまい、室内機の寿命が短くなることも。修理や買い替えに多額の費用がかかるので、故障のリスクを抑えたいなら、ドレンホースの掃除はエアコンクリーニング業者に任せるのがおすすめです。

エアコンドレンホースの汚れ防止策【掃除が楽になる】

ドレンホースと一緒にフィルターも掃除する男性

ドレンホースの防止策は、以下の通りです。

  • 防虫キャップを取り付ける
  • 室外機周辺を定期的に掃除する
  • エアコンのフィルターを掃除する

それぞれの防止策について詳しく解説します。

防虫キャップを取り付ける

ドレンホースの汚れを防止したいなら、防虫キャップを装着するのがおすすめ。本来は害虫がドレンホース内に侵入するのを防ぐためのものですが、汚れ防止にも役立ちます。ただし、付けっ放しにすると排出の邪魔になるので定期的な確認が必要です。

室外機周辺を定期的に掃除する

ドレンホースの汚れを防止するには、定期的に室外機周辺を掃除することが大切

室外機周辺の掃除は、ドレンホースの汚れ防止だけでなく、室外機裏のアルミフィンも清潔に維持できます。本体カバーの表面についた汚れも一緒に拭き取りましょう。

エアコンのフィルターを掃除する

ドレンホースの汚れ防止に最適なのが、エアコンのフィルター掃除です。

フィルターには空気中に含まれているほこりや花粉などの汚れを取り除く役割があります。エアコンの使用頻度が増える時期は、その分汚れの付着も早いため、お手入れの頻度を高める必要があります。

その汚れが結露水と一緒に排出されるので、ホース内に大量のほこりやゴミが溜まります。定期的にフィルターを掃除すれば、ドレンホースに流れてくるほこりやゴミを減少できる詰まり対策として最適。フィルターの掃除頻度は、2週間に1回が目安です。

エアコンドレンホースの汚れは掃除のプロに任せるのが一番!

ドレンホースを掃除する男性スタッフ

今回は、ドレンホースの掃除方法や手順について解説してきました。

ポイントは、以下の3つです。

  • 掃除を怠ると水漏れや火災事故につながる
  • ドレンホースの掃除頻度は年2~3回が理想
  • ドレンホースの掃除はプロに任せるのが一番

ドレンホース内はかなり狭く、エアコンから出るゴミやほこりが溜まりやすいです。掃除を怠ると、詰まりで水が逆流して水漏れしたり、漏電による火災事故が発生したりする危険性も。ただ、自分で完璧に汚れを落とすのは難易度が高いです。

ドレンホースの汚れを徹底的に除去したいなら、掃除のプロに任せましょう。依頼先に迷うなら、業者との出会いをサポートしてくれる「セーフリー」の活用がおすすめ。エアコン掃除とセットにする業者も多いので、お得に依頼できることも多いです。口コミも多数掲載されているので、業者探しに活用してくださいね!

>> ドレンホース掃除を含めたエアコンクリーニングならプロの優良業者へ

エアコンのドレンホース掃除方法は?必要性や作業手順がわかる!【7ステップ解説】のよくある質問

  • Q. ドレンホースの掃除を怠るとどうなる?

    A.ドレンホースの掃除を怠ると、詰まりで水が逆流して水漏れしたり漏電に伴う火災事故が発生したりするリスクがあります。最悪の場合、エアコン本体の故障につながるので定期的なお手入れが欠かせません。
  • Q. ドレンホースの適切な掃除頻度は?業者に依頼すべき?

    A.自分でできる範囲の掃除は、2週間に1回程度が理想です。ただし、室外機を無理に動かそうとすると配管が外れて損傷することも。室外機内部の汚れを取りたい場合は、エアコンクリーニング業者に任せることをおすすめします。
  • Q. ドレンホースの掃除だけ業者に依頼できる?

    A.ドレンホースの掃除だけ、単発依頼を受ける業者は多くありません。オプションで室外機の掃除を依頼すると、ドレンホース内まできれいに洗浄してくれます。

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