エアコンのカビ取りは自分でもできる!おすすめの洗剤やスプレーも紹介
2023.06.04 2024.12.05
おすすめの洗剤やスプレーを使えば、気になるエアコンのニオイも取ることができます。
この記事では、エアコンのパーツ別に自分でできるカビ取り方法をご紹介するので、ぜひ実践してみてください。
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目次
エアコンのカビ取り方法をパーツ別に解説【自分でできる!】
エアコンのカビ取りをする際には、パーツ別の掃除方法を知っておくと安心です。
- フィルター
- 吹き出し口
- ルーバー
- 送風ファン
- ドレンパン
- アルミフィン
カビが発生しやすい上記パーツ、それぞれの掃除方法をご紹介します。
フィルター
フィルターは、本体カバーをあけるとすぐに確認できる場所に設置されています。
作業方法は、下記の通りです。
- フィルターを取り外す
- 掃除機でホコリを吸い取る
- シャワーで汚れを洗い流す
- ブラシで細かい汚れやカビをこすり取る
- しっかり乾燥させる
フィルター下部には取り外し用の突起があるので、無理な力を加えないように突起を使って外しましょう。
掃除機で取れるだけホコリを取ったら、シャワーで一気に水洗いします。
このとき熱湯を使うと変形することがあるため、常温の水を使うことがポイントです。
シャワーで落としきれなかった汚れやカビは、ブラシや使い古した歯ブラシなどを使ってこすり洗いします。
頑固な汚れは、中性洗剤を柔らかいブラシにつけて優しくこすると効果的です。
汚れや洗剤を水でしっかり洗い流したら、水気が完全になくなるまで乾燥させます。
ドライヤーを使うと変形するのでNG。半日以上自然乾燥させると良いでしょう。
吹き出し口
エアコンの吹き出し口は、内部のカビがたまりやすいためこまめに掃除する必要があります。
- エアコンの電源を抜く
- 手動でルーバーを開く
- 隙間からカビを拭き取る
- 水拭きをする
- 乾いたタオルで拭いて乾燥させる
吹き出し口を掃除する際は、感電や故障を避けるため、必ずエアコンの電源を抜いておきましょう。
電源を落とすとルーバーが閉まってしまうため、手動で開き、その後、隙間からカビを拭き取っていきます。
カビ取りには、中性洗剤を薄めたものかお湯に浸したタオルなどを使います。
吹き出し口には羽がついていて隙間が狭いため、お掃除棒を使うのもおすすめです。
エアコン専用のお掃除棒のほか、市販のお掃除棒、手作りのお掃除棒も大活躍します。
【お掃除棒の作り方】
- 割りばしにキッチンペーパーを巻く
- キッチンペーパーが外れないように輪ゴムで止める
上記の簡単な手順で作れるので、ぜひ試してみてください。
カビが取れたら、水に濡らしたタオルやキレイなお掃除棒で水拭きし、洗剤やカビが残らないようにします。
最後は乾いたタオルやお掃除棒で拭き上げ、しっかり乾燥させましょう。
ルーバー
ルーバーは、エアコンから出る風の向きを決める役割を果たします。
吹き出し口だけでなくルーバーもカビが発生しやすい場所のため、吹き出し口とあわせて掃除するのがおすすめです。
- エアコンの電源の抜く
- 手動でルーバーを開く
- カビを拭き取る
- 水拭きをする
- 乾いたタオルで拭いて乾燥させる
基本的には吹き出し口と同様の手順で、中性洗剤を薄めたものかお湯を使ってカビを拭き取ります。
しっかり水拭きと乾いたタオルで拭いて乾燥させれば、作業は完了です。
ルーバーは簡単に取り外せる機種もあるため、取り外してシャワーなどで水洗いもできます。
中央に留め具がついている機種なら、まずはここを外し、少したわませると両側の留め具も外せます。
ただし、慣れていないと壊してしまうので、触ってみて危なそうであれば無理に外さない方が良いでしょう。
特に使用年数が長いエアコンはプラスチックが経年劣化している可能性が高いため、外さずにできる範囲で掃除しましょう。
送風ファン
吹き出し口の奥に見える黒い筒状の送風ファンは、下記の手順でカビ取りができます。
- エアコンの電源を抜く
- エアコンと周辺に養生シートを設置する
- 養生シートの先がバケツに入るように設置する
- 本体のカバーをあける
- 手動でルーバーを開く
- 掃除機でホコリを吸い取る
- 送風ファンを回転させながらスプレーをかける
- 20~30分待ってブラシでこすり洗いする
- 水洗いしてスプレーを完全に洗い流す
- 完全に乾燥させる
送風ファンの掃除では、霧吹きなどで水洗いしたりするため、エアコン電装部および周辺の壁や床への養生シートの設置が欠かせません。
エアコン右側の電装部までしっかり養生したら、養生シートの先がバケツへ入るように設置してエアコンから流れる水がバケツへ入るようにしましょう。
送風ファンはエアコンの内部にあるため、スプレーを使って掃除します。
ファンを回転させながら全体的にスプレーをかけたら20~30分そのまま放置し汚れを浮かせます。
浮いてきた汚れはブラシなどを使ってこすり洗いし、霧吹きなどで洗剤が残らないように水洗いしましょう。
水気を拭き取ったら自然乾燥させ、まだ乾燥しきらないようであれば送風運転をして完全に乾燥させます。
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ドレンパン
エアコン内部で結露した水を溜めるためのパーツが、ドレンパンです。
フィンの下部分に位置していて結露した水が集まるため、カビが発生しやすくなっています。
ただし、ドレンパンはエアコンを分解しないと掃除ができないため、専門業者への依頼が基本です。
無理に分解して掃除しても故障してしまうリスクが高いため、自分では掃除は行わずに業者へ依頼して掃除してもらいましょう。
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アルミフィン(熱交換器)
フィルターの後ろに設置されている金属板が並んでいる部分が、アルミフィンです。
自分で掃除する際は、下記の手順で行います。
- エアコンの電源を抜く
- エアコンと周辺、電飾部分に養生シートを設置する
- 養生シートの先がバケツに入るように設置する
- 本体のカバーをあける
- 手動でルーバーを開く
- 掃除機でホコリを吸い取る
- ブラシでホコリを取る
- 専用のスプレーを吹きかける
- 10~15分待って水分を軽く拭き取る
- 完全に乾燥させる
水濡れや感電を防ぐために電源を抜き、必ず養生シートを設置します。
養生シートの先がバケツに入るようにセットしたら、本体カバー、ルーバーをあけ、掃除機でフィンに付着したホコリを吸い取りましょう。
ある程度取れたらブラシでさらにホコリを除去し、フィン専用のスプレーを全体に吹きかけます。
10~15分そのままにしたら雑巾で水分を軽く拭き取り、あとは自然乾燥させます。
最後は1時間ほど送風運転し、完全に乾燥したら作業は完了です。
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2023.06.03 2024.12.05
エアコンのカビ取りで使える洗剤やスプレー
簡単には取れないカビや、送風ファン、アルミフィンの掃除には、洗剤やスプレーを使っての掃除がおすすめです。
- 中性洗剤
- アルカリ洗剤
- 酸素系漂白剤
- アルカリ電解水
- セスキ炭酸ソーダ
- 重曹
- フィルター用のエアコンクリーナー
- 送風ファン用のエアコンクリーナー
- フィン用のエアコンクリーナー
エアコンのカビ取りでよく使われる上記について、それぞれご紹介します。
中性洗剤
キッチン用洗剤や洗濯用洗剤、お風呂用洗剤などを使うと、カビをキレイに取ることができます。
- アタック
- アリエール
- ウタマロ
- マジックリン
- キュキュット
上記を始め、家で使う洗剤には中性洗剤が多くあります。
エアコンのカビ取りでは、中性洗剤をぬるま湯で溶かして使いましょう。
中性洗剤は肌への刺激が少ないことが安心ポイントですが、家で使う洗剤の中には中性ではないものもあるため事前に確認する必要があります。
アルカリ洗剤
中性洗剤では落ちないカビには、アルカリ洗剤がおすすめです。
アルカリ性のほうが汚れ落ちは良いですが、肌への刺激は強くなります。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤もアルカリ洗剤の一種で、洗浄力が強く漂白剤としての役割も果たすことが特徴です。
オキシクリーンやワイドハイターなどが酸素系漂白剤で、頑固なカビ取りにピンポイントで使うと良いでしょう。
アルカリ電解水
アルカリ電解水は、油やタバコによる汚れにも有効で、強いアルカリ性です。
消臭効果も期待できるのでエアコンのファン掃除などにおすすめですが、肌への刺激が強いため扱いには注意しましょう。
セスキ炭酸ソーダ
油汚れなどに強いセスキ炭酸ソーダも、アルカリ性洗剤の一種です。
カビ取りだけでなく、油汚れが気になる際にも有効なアイテムといえます。
重曹
お掃除アイテムとして身近な重曹も、アルカリ性洗剤です。
弱アルカリ性なので酸素系漂白剤などよりも扱いやすく、消臭効果も期待できます。
フィルター用のエアコンクリーナー
フィルター掃除専用のエアコンクリーナーです。
中性洗剤やアルカリ性洗剤で落とせない汚れやカビには、フィルター用のエアコンクリーナーを使いましょう。
クリーナーの中には、除菌やカビ除去効果が期待できる商品もあります。
送風ファン用のエアコンクリーナー
送風ファン用のエアコンクリーナーを使うと、なかなか手が届かないエアコン内部の送風ファンもキレイにカビ取りできます。
長いノズルのクリーナーを使えば、より奥までしっかりクリーナー成分を届けられるでしょう。
洗い流すためのリンスがセットになっている商品もあります。
フィン用のエアコンクリーナー
フィンを掃除する際にぜひ使いたいのが、フィン用のエアコンクリーナーです。
フィン部分は金属板が並んでいるため、フィンの奥まで届く仕様になっている専用のスプレーを使いましょう。
エアコンのカビ取りで注意したいポイント
エアコンのカビ取り作業をする際には、以下3つのポイントに注意しましょう。
- 電子パーツを濡らさない
- パーツを無理に外さない
- 洗剤やスプレーに直接触らない
それぞれ、細かく解説します。
電子パーツを濡らさない
カビはエアコン内部に発生することも多いため、カビ取りでは奥まで掃除しなければならないこともあります。
ただし、エアコン内部には電子パーツも多くあるため、これを濡らさないようにしなければなりません。
電子部品が濡れてしまうと、ショートしたり感電したりするリスクがあります。
せっかくカビ取りをしても、最悪エアコンが故障して使えなくなってしまうこともあるため、十分な注意が必要です。
事前に養生シートでカバーするなどの対策が必要ですが、少しでも不安が残る場合は業者依頼したほうが良いでしょう。
パーツを無理に外さない
カビをしっかり取るなら、ルーバーなどを外して奥まで掃除したいと思う人も多いでしょう。
ルーバーなどのパーツは機種によって簡単に外せるものもありますが、作業に際して破損してしまうことも珍しくありません。
パーツが破損するとエアコンが正常に機能しなくなる場合もあるため、無理な分解は避けたほうが安心です。
洗剤やスプレーに直接触らない
カビ取りの際に使う洗剤やスプレーは、肌に強い刺激を与えるものも多くあります。
作業をする際はゴム手袋をするなどして、直接肌に触れないように対策をしておきましょう。
また換気をしながら作業し、マスクをするなどして、成分を吸い込まないようにすることも大切です。
エアコンのカビ取り後は予防まで!
エアコンのカビ取りをしたら、以後なるべくカビが増殖しないように予防をしていきましょう。
予防のために、エアコンにカビが発生しやすい条件と予防のポイントをご紹介します。
エアコンにカビが発生しやすい条件とは?
エアコン内部は、下記の要因によってカビが発生しやすい環境が作られます。
- 湿度が高い
- 気温が高い
- ホコリが集まりやすい
カビは、湿度と気温が高い場所で増殖します。
エアコン内部は空気の循環により湿度も温度も高い状況なので、カビにとっては好条件です。
また、室内の空気に含まれるホコリもエアコン内部に吸い込まれるため、ホコリを栄養素としてカビは増殖してしまいます。
エアコンのカビを予防するためのポイント
エアコンのカビを予防するなら、下記のポイントを押さえておきましょう。
- こまめに換気をする
- エアコン使用後は送風運転をする
- フィルターは定期的に掃除をする
こまめに換気することで、室内とエアコンの湿度と温度を下げられます。
エアコン使用後は特に湿度と温度が高くなり結露も多い状態になるため、送風運転をして内部を乾燥させると良いでしょう。
ホコリがたまりやすいフィルターは、定期的に掃除をしてキレイな状態を維持することが大切です。
エアコンの頑固なカビ取りは業者依頼がおすすめ!
エアコンのカビ取りは、洗剤やスプレーを使うことで基本的に自分でもできます。
ただし、頑固なカビや内部のカビは自分では取り切れないため、プロへの依頼がおすすめです。
自分でエアコンのカビ取りをする際は、電子パーツを濡らさないことや洗剤に直接触らないなどの注意点を押さえましょう。
また、エアコンを快適に使うために、カビ取りは定期的に行うようにしましょう。
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エアコンのカビ取りは自分でもできる!おすすめの洗剤やスプレーも紹介のよくある質問
-
Q. エアコンフィルターのカビはどうしたら良い?
A.エアコンフィルターのカビは、以下の手順で除去しましょう。
・フィルターを取り外す
・掃除機でホコリを吸い取る
・シャワーで汚れを洗い流す
・ブラシで細かい汚れやカビをこすり取る
・しっかり乾燥させる -
Q. エアコンがカビだらけになってしまったらどうしたら良い?
A.フィルターや吹き出し口のカビは自分でも簡単に掃除できますが、エアコン内部のカビ取りは分解しないとしっかり取ることができません。
エアコンがカビだらけになってしまったら、業者に頼んで内部から徹底的に掃除してもらうのがおすすめです。 -
Q. エアコンの中にカビが生えたのはなぜ?
A.エアコンの内部はカビが発生しやすい状況です。
・湿度が高い
・温度が高い
・ホコリなどが集まりやすい上記の条件がそろっているため、エアコンを使っていれば自然とカビが生えてしまいます。
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