カビキラーでお風呂の掃除をする女性

お風呂・浴室掃除ならカビキラー!安全な使い方・コツを徹底解説

2024.01.08 2024.04.15

この記事では、お風呂の掃除にカビキラーを使う方法を徹底解説します。

お風呂は、家の中でも汚れやすく、カビも発生しやすいため、特に掃除が必要な場所です。

そんなお風呂の掃除の強い味方であるカビキラーですが、強力な分刺激も強いため正しい方法で使う必要があります。

カビキラーを使った掃除の方法・コツ使用する際の注意点についてもご紹介しますので、ぜひお風呂の掃除をする際にお役立てください!

カビキラーの基本的知識【成分・効果・使える場所】

カビキラーで掃除をしたお風呂

カビキラーを使ったお風呂の掃除方法の前に、まずは、カビキラーがどんな商品なのかを簡単に解説します。

カビキラーの成分

カビキラーの主な成分は以下です。

  • 次亜鉛素酸塩
  • 水酸化ナトリウム
  • 界面活性剤
  • 安定化剤液

上記の成分の中でも、カビキラーの主成分となるのは次亜鉛塩素酸塩で、わかりやすく言うと「漂白剤」の一種です。

次亜鉛塩素酸塩は、漂白力に加え殺菌力を持つため、カビ取り洗剤の多くに配合されている成分です。鼻を刺激するツンとした刺激臭を伴うのも特徴の一つと言えるでしょう。

カビキラーの効果

カビキラーは、黒カビや雑菌の除去に効果的です。

カビキラーに含まれる、次亜塩素酸塩には、カビや雑菌の細胞内部に浸透し、組織を破壊、色素を分解する働きがあります。

そのため、カビキラーは、お風呂に発生した黒カビの除去に最適なのです!

お風呂でカビキラーが使える場所・使えない場所

黒カビの除去に非常に強い力を発揮するカビキラーですが、お風呂の場所すべてに使えるわけではありません。

そこで、お風呂の中で、カビキラーが使える場所・使えない場所を解説します。

カビキラーが使える場所

カビキラーが使えるお風呂の中の場所は以下です。

  • タイル
  • ゴムパッキン
  • 石鹸ケース
  • シャンプーなどのボトル
  • お風呂の椅子
  • 洗面器
  • 排水口

タイル、ゴム、プラスチックでできている場所・小物には、カビキラーが使えるということですね!

カビキラーが使えない場所

カビキラーは、以下の場所には使えません。

  • アルミなどの金属製のパーツ
  • 木製の製品
  • 布製品

次亜塩素酸塩は、金属につくとサビを発生させてしまいます。

そのため、お風呂のシャワーヘッド、蛇口などの掃除にはカビキラーは使えません。

また、木製・布製品は、カビキラーを使うと素材が劣化したり、色落ちしてしまう可能性があります。木製の石鹸置きや、ユニットバスのシャワーカーテンなどには使用しないようにしましょう。

カビキラーを使ったお風呂の掃除方法【浴槽・床・天井・壁】

カビキラーでお風呂の掃除をする方法を紹介する男性

ここでは、カビキラーを使ったお風呂の掃除方法を場所ごとにご紹介します。

浴槽の掃除

カビキラーは、浴槽の掃除に使うこともできます。

ただし、中性洗剤やクエン酸などのように、浴槽全体のお掃除にはおすすめしません。浴槽の内側の汚れの大部分は、水垢、石鹸カス、皮脂だからです。

黒カビには強い力を発揮するカビキラーですが、これらの汚れには効果がありません。

そのため、カビキラーを浴槽全体の掃除に使うのには限界があるのです。

カビキラーを浴槽内で使うなら、排水口の周りの黒カビにピンポイントで使いましょう!

  1. 排水口を分解する
  2. カビキラーを吹き付ける
  3. 10分ほど放置する
  4. よく洗い流す
  5. 黒カビが残っている場合は歯ブラシで擦る

浴槽内の排水口だけでなく、洗面台、浴室の排水口も同じ方法でキレイにしましょう。浴槽全体を掃除したい方は、クエン酸を使って丸ごと洗浄するのがおすすめです。

下記記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

床の掃除

お風呂の床掃除にもカビキラーが活躍します。

カビキラーが特におすすめなのは、お風呂のタイルです。

タイルの目の隙間は、黒カビが発生しやすいですが、中性洗剤ではなかなか落ちないため、カビキラーがおすすめなのです!

  1. 15㎝程度の距離からカビキラーを吹き付ける
  2. 10分程度放置する
  3. 歯ブラシやスポンジで軽く擦る
  4. よく洗い流す

上記の方法で黒カビを取り切れない場合は、もう1度カビキラーを吹きかけた後にキッチンペーパーでパックしましょう。上からキッチンペーパーを被せることで、カビキラーが黒カビにしっかり浸透しますよ!

床全体の汚れを落としたい方は、オキシクリーンを使った「オキシ漬け」もおすすめです。

下記記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください!

天井の掃除

お風呂の天井は、黒カビの温床になりやすい場所です。

しかし、天井に向かってカビキラーを吹き付けるのは難しい上、すぐに垂れてくるため、床掃除用のワイパーを使いましょう。

実際の掃除の手順は以下です。

  1. キッチンペーパーにカビキラーを吹き付ける
  2. ワイパーにキッチンペーパーを取り付ける
  3. 天井の黒カビが発生している部分に押し当てる
  4. 5分ほど放置する
  5. 固く絞った雑巾かスポンジでふき取る
  6. 乾拭きする

上記の方法であれば、カビキラーが垂れ落ちないため、効率よく天井の掃除をすることができます。

壁の掃除

お風呂の壁も黒カビが発生しやすい場所の一つですが、カビキラーでキレイに落とすことが可能です。

カビキラーでお風呂の壁を掃除する方法は以下です。

  1. お風呂用洗剤で表面の汚れを落とす
  2. 水でキレイに流す
  3. 完全に乾かす
  4. 15㎝程度離してカビキラーを吹きかける
  5. 5~10分程度放置する
  6. 水でよく流す
  7. 乾拭きする

お風呂の壁は、まずはお風呂用洗剤で掃除してから、ピンポイントでカビキラーを使うのがおすすめです。

この時、酸性の洗剤が壁に残っていると、有害なガスが発生する可能性があるため、しっかり水で流し乾かすのがポイントです。

カビキラーをお風呂の掃除に使う際の注意点は、この後詳しく解説しますので、ぜひご一読ください。

カビキラーでお風呂の掃除をする時の4つの注意点

カビキラーをお風呂の掃除で使う際の注意を喚起する画像

カビキラーは黒カビに対して非常に効果的な商品ですが、お風呂の掃除に使う際はいくつか注意点があります。

ここでは、カビキラーを使用する時の注意点を解説します。

カビキラーと他の洗剤を混ぜない

カビキラーを含む塩素系の洗剤は、単独で使いましょう。

カビキラーは、酸性の洗剤や、酢、アルコール、アンモニアと混ざると人体に有害なガスを発生させるためです。

カビキラーの前後に、他の洗剤を使う場合は、カビキラーをしっかり水で洗い流し乾燥させてからにしましょう。

換気をする

カビキラーは、塩素系の強い臭いを持つのが特徴です。

締め切った浴室でカビキラーを使用すると、刺激臭で体調が悪くなる恐れがあります。

お風呂掃除にカビキラーを使う場合は、窓を開けたり、換気扇をつけたりして、常に換気しましょう。

ゴム手袋やゴーグルで体を保護する

塩素系の洗剤であるカビキラーは、直接触れると肌が荒れてしまうことがあります。

お風呂掃除で使う際も、ゴム手袋を着用しましょう。

また、カビキラーが目に入ると危険なため、ゴーグルや保護メガネを使用して、目を守りましょう。万が一、カビキラーが目に入ってしまったら、こすらずに15分以上流水で洗浄してから、眼科医の診察を受けてください。

カビキラーが使えない素材を確認する

カビ取りに便利なカビキラーですが、使用前は使えない素材を確認しましょう。

  1. 金属製品
  2. 木製製品

上記の3つにはカビキラーは使えません。

素材を痛めたり、脱色してしまうため、お風呂の掃除をする時は、しっかりっ確認した上で、該当する小物などは遠ざけておくことをおすすめします!

お風呂の掃除におすすめのカビキラー3選【目的別】

お風呂の掃除におすすめのカビキラーを使った後の様子

カビキラーは、こすらずに黒カビを落とせるお風呂掃除の強い味方です!

しかし、意外と種類が多くて、どのカビキラーが良いの?と思っている方もいるかもしれませんね。

そこで、ここでは、目的別におすすめのカビキラーを3種類ご紹介します。

特徴 おすすめの場所 価格
カビキラー電動スプレー 電動噴射機能付き お風呂の壁 729円~
防ぐカビキラー カビの発生を予防 お風呂全体 465円~
ゴムパッキン用カビキラー パッキン部分の黒カビ除去 パッキン部分・天井・壁 316円~

【広い範囲のカビ取りがしたい】カビキラー電動スプレー

電動噴射タイプのカビキラーです。

お風呂の壁や床など、広い範囲のカビ取りは、スプレーする手が徐々疲れてくることがあります。こちらのカビキラーなら自動噴射してくれるため、お風呂掃除の負担が軽減しますよ!

【カビの予防】防ぐカビキラー

大変な思いをして黒カビをとっても、しばらくするとまた黒カビが発生…という事態は避けたいもの。

この防ぐカビキラーを使えば、約2か月間カビの発生を抑えることができますよ!

【パッキンのカビ取り】ゴムパッキン用カビキラー

お風呂のパッキン部分には、ゴムパッキン用カビキラーがおすすめです。

スプレーではなくジェルタイプなため、ゴムにしっかり密着して、しつこい黒カビを確実に落としてくれますよ!

ゴムパッキンの他、天井や壁などスプレーが難しい場所にできた黒カビに、ピンポイントで使うのもおすすめです。

カビキラーが効かないお風呂の掃除!対処法3選

カビキラーでは難しいお風呂の掃除を業者に依頼した様子

カビキラーを使ったお風呂の掃除の方法をご紹介しましたが、カビキラーだけは難しいケースも。

ここでは、カビキラーが効かない時の対処法をご紹介します。

汚れに合った洗剤を使う

カビキラーを使って落ちる汚れは、黒カビを主体として汚れです。

水垢、皮脂などが固まった頑固な汚れは、カビキラーでは落とすことができません。

  • 水垢:中性洗剤・クエン酸
  • 皮脂:弱酸性洗剤・重曹・セスキ

汚れの原因にあわせて、上記の洗剤を使ってみましょう。

ただし、長期間放置したお風呂は、さまざまな汚れがミックスされていて、自力では掃除が難しいケースもあります。

小分けして掃除する

黒カビや汚れがひどいお風呂は、1回の掃除ではキレイにするのが難しいこともあるでしょう。

その場合は、床、壁、浴槽、壁など小分けして掃除するのがおすすめです。頑固な黒カビは、カビキラーを塗布した後に放置する時間を増やしましょう。

業者に依頼する

お風呂の状態によっては、黒カビの発生範囲が広すぎる、天井や壁にまで手がまわらない、などお風呂掃除が自力では難しいケースもあるはずです。

そんな時は、業者に依頼することも検討しましょう。

黒カビだけでなく、さまざまな汚れをスピーディーに落としてくれるため、お風呂がまるで引っ越し当初の状態に!

1度リセットされれば、あとは、2,3日ごとの簡単なお風呂掃除でキレイな状態をキープできます。多忙で掃除の時間が取れない方は、定期的にハウスクリーニングを利用するのもおすすめですよ!

カビキラーだけではキレイにならないお風呂の掃除には…

カビキラーでは難しいお風呂の掃除を業者に依頼した様子

今回は、お風呂の掃除にカビキラーを使う方法や注意点を解説しました。

カビキラーは、お風呂の黒カビにはぴったりの商品です。

しかし、お風呂には、カビキラーだけでは落ちない汚れも多数あります。洗剤を使い分けて掃除をするのは時間がかかるものです。

多忙な方や、自分では難しいと感じた方は、ハウスクリーニング業者への依頼がおすすめ

セーフリー掲載のハウスクリーニング業者なら、カビ、水垢、湯垢、ピンク汚れなど、お風呂の汚れをまとめてキレイに掃除してくれます。お風呂掃除でお困りの方は、ぜひ相談から始めてみてください。

お風呂・浴室掃除ならカビキラー!安全な使い方・コツを徹底解説のよくある質問

  • Q. カビキラーだけでお風呂の掃除はできますか?

    カビキラーだけでは、水垢や皮脂の汚れは落ちません。汚れの種類に応じた洗剤を使いましょう。

  • Q. カビキラーをお風呂の掃除に使う際の注意点はある?

    他の洗剤と混ぜないこと、換気すること、手や目を防護することの3つに注意しましょう。

  • Q. お風呂の掃除でカビキラーが使えない場所はある?

    カビキラーは金属製品・木製製品・布製品には使えません。劣化を招く恐れがあるため気をつけましょう。