フローリングをワイパーで掃除する女性

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フローリングのベタベタ解消!掃除方法3選【原因別にベタつきの取り方を解説】

2023.06.17 2024.08.05

キレイなフローリングの上を歩くのは気分が良いものですよね。

ピカピカのフローリングは光を反射して、窓際の居心地の良さまで演出してくれます。

しかし、そんなフローリングも、ベタベタしていると、清潔感や心地よさがなくなってしまいます。

スリッパ越しにフローリングのベタベタを感じることはありませんか?フローリングのベタベタは、ベタつきの原因ごとに、適切な掃除を行うことで解消できます。

そこで、この記事では以下の内容を順に解説していきます。

  1. フローリングがベタベタする3つの原因
  2. 効果的な掃除方法がわかる
  3. フローリングをキレイに保つコツ

フローリングのベタベタを解消し、快適な生活空間を保ちましょう。

フローリングがベタベタする3つの原因

ベタベタしたフローリングとベタつきを取るため床に置かれたスプレーと掃除機

フローリングがベタベタする原因は3つあります。では、それぞれ原因を見ていきましょう。

皮脂や油汚れによるベタつき

フローリングがベタつく主な原因は皮脂や油汚れの付着です。食事中の食べこぼしや調理時に飛沫する油が床に付着し、表面がベタベタしていしまいます。皮脂や油汚れはベタつくだけでなく、床の清潔感を損ない、滑りやすくもなります。

小さなお子さんがいる家庭では怪我の原因にもなりかねないので、フローリングがベタベタする場合は早急に取り除きましょう。

→皮脂や汚れが原因の対処方法

部屋の湿気が多い

部屋の湿気もフローリングがベタベタする原因になり得ます。

湿度が高いと、部屋のホコリやゴミが、床に溜まった湿気に付着することでベタつきます。

特に、複合フローリングやクッションフロアなどは特に湿気の影響を受けやすいので気をつけましょう。

なお、無垢材のフローリングの場合、他の床材に比べ湿気の影響は少ない一方、張り替えが必要なほどひどくなってしまうと、他の床材よりも多額の費用がかかってしまいます。

→部屋の湿気による場合の対処方法

フローリングのワックスが劣化している

フローリングのワックス劣化もベタベタする原因の1つです。

ワックスは、フローリングの保護やツヤを出すことで、清潔感のある空間を演出してくれますが、時間の経過と共に劣化していしまいます。さらに、ワックスが劣化することで、皮脂や油汚れが浸透しやすくなってしまい、床がベタつく原因となります。

この場合、ワックスをかけ直す必要があります。自分でフローリングにワックスをかけるのは難しいため、専門業者に相談しましょう。

フローリングのベタベタを解消!掃除方法3選

フローリングのベタベタが取れる掃除グッズを持った女性

フローリングのベタベタを解消するためには、適切な掃除方法を実践しましょう。ここでは3つの掃除方法を紹介します。

重曹とクエン酸を使う

フローリングの掃除方法として、重曹とクエン酸を使って掃除をするのが効果的です。以下の手順で掃除を進めていきましょう。

  1. 重曹小さじ1杯を250mlの水で薄めて重曹水を作る
  2. クエン酸小さじ1杯を250mlの水で薄めてクエン酸水を作る
  3. 雑巾を重曹水につけて軽く絞り、気になる箇所を拭く
  4. 雑巾をすすぎ、クエン酸水につけて軽く絞り、重曹水で拭いた箇所を拭く

ここでポイントなのは、重曹水とクエン酸水を濃く作りすぎないことです。汚れがしつこいとつい濃くしたくなりますが、拭き残しや残った粒子がワックスを剥いでしまいます。

また、無垢材や生木の場合、重曹水で拭いてしまうと余計に黒ずんでしまうことがあるので、使わない方がいいでしょう。重曹やクエン酸は100円ショップでも販売されており、コスパもいいのでおすすめの掃除方法です。

食器用洗剤を使う

フローリングのベタベタを解消するには、食器用洗剤も効果的です。

以下の手順でオリジナルの洗剤を作ります。

  1. バケツを用意し、1Lの水に対して食器用洗剤を5〜6滴入れる
  2. 空のスプレーボトルに入れて振って混ぜる
  3. 気になる箇所にスプレーをし、拭きあげる

なお、スプレーボトルがない場合は、バケツに雑巾を浸して軽く絞り、気になる箇所を拭いてください。

傷が付かないように拭きあげることで、フローリングのベタベタが解消されます。

ここで注意したいのは、洗剤の種類。メーカーによっては「弱アルカリ性」のものがあります。弱アルカリ性はフローリングのワックスを傷つけてしまう可能性があるので十分に希釈するなどし、傷めないよう注意してください。

市販の床掃除用グッズを使う

フローリングのベタつきには市販の掃除グッズも効果的です。

各メーカーから、専用の床用洗剤やワックスシートなども販売されています。特に、ワイパーに装着して使用できるタイプのお掃除シートは、手軽に掃除ができ継続しやすいだけでなく、腰への負担も軽減できおすすめです。

また、家庭にあることも多い「ウタマロクリーナー」でも効果が期待できます。ただし、ウタマロクリーナーは界面活性剤の濃度が約5%と、一般的な床用洗剤の10倍ほど。使い過ぎると拭き残しができ、かえって床がベタつくので注意してくださいね。

フローリングの素材や状態によっては、十分に効果が得られないこともあるので、その場合は使用をやめ、他の方法を試してみてください。

床掃除用グッズを使い、フローリングを清潔に保ちましょう。

ベタベタを解消するための裏ワザ

フローリングのベタつきを解消する方法を解説してきましたが、しつこいフローリングのベタベタをとる裏ワザがあります。

それは、「お米の研ぎ汁」を使った掃除です。

ほぼ毎日お米を炊くと思いますが、お米を洗ったときに出る研ぎ汁は、フローリング掃除にも使えます。研ぎ汁には米ぬかが含まれており、米ぬかには油汚れを落とす効果やワックス成分が含まれています。フローリングの掃除には最適です。

ただし、合板フローリングの場合は米ぬかの成分が染み込まず、ツヤの効果はあまり期待できないので注意してください。

毎日捨てていた研ぎ汁を有効活用することで、環境にも貢献できますね。

フローリングの掃除手順

ベタつきをとるための掃除方法を知ったところで、次は日常的なフローリングの掃除手順を簡単に見ていきましょう。

主な手順は以下の通りです。

  1. フローリングのゴミを取る
  2. 水拭きをする
  3. 重曹水や洗剤で拭く

まず、掃除機やクイックルワイパーなどでフローリングのゴミを取り除きましょう。次に軽く水拭きをします。

ベタつきが酷い箇所には、重曹水や洗剤を用いて拭いてください。最後に、乾拭きして床の水気を取り除きます。

付着した皮脂や汚れを放置する期間が長ければ長いほど、汚れが落ちにくくなります。汚れがこびりつかないように、週に1度ぐらいはフローリングを水拭きしておくと良いでしょう。

フローリングをベタつかせない3つの対策

フローリングを洗剤で拭く女性

フローリングのベタつきを解消する方法を解説してきましたが、フローリングをベタつかせないように、あらかじめ対策することも大切です。

この項目では、フローリングをベタつかせないための3つの対策を解説していきましょう。

スリッパを履く

まず、フローリングを歩くときはスリッパを履きましょう。フローリングのベタつきで多い原因は、皮脂の付着です。スリッパを履き、足の裏が直接フローリングに触れないようにすることで、ベタつきを抑えます。

しかし、スリッパを履いていれば大丈夫というわけではありません。スリッパの裏にも他の油汚れなどが付着することがあるので、定期的にスリッパは洗濯しましょう。

湿気を取り除く

フローリングをベタつかせないために、普段から部屋の湿度を適切に管理することが大切です。湿度が高いときは除湿機で湿度を下げましょう。

部屋の換気を十分に行うことも大切です。ホコリはフローリングに溜まった湿気を吸収してしまうため、ベタつく原因となります。

普段から掃除機やクイックルワイパーなどで掃除し、ホコリがない状態にしておきましょう。

定期的に水拭きをする

フローリングをベタつかせないために、定期的に水拭きをしましょう。「ベタベタを解消するフローリングの掃除方法」で紹介した掃除方法を用いるとさらに効果的です。

日頃から床に付着した皮脂や油汚れを除去しておくことでフローリングも長持ちし、清潔感を保つことができます。

フローリングのベタベタを放っておくとどうなる?

フローリングとワイパー

フローリングのベタベタを放っておくと、さまざまな問題が発生します。

  • ベタついたフローリングに汚れやホコリが付着しこべりつく
  • 雑菌が繁殖し、カビの原因に
  • 安全・健康面にも影響が出る

まず、ベタベタした箇所には汚れやホコリが付きやすくなります。その上を歩くことで、他の箇所にも皮脂や油汚れを撒き散らすことにもなり、悪循環が始まります。

ベタベタが酷くなると、フローリングの黒ずみの原因にも。さらに雑菌が繁殖することで、カビが生えてしまうこともあります。ゴキブリなどの栄養分にもつながるので要注意です。

また、床にこべりついた皮脂や油汚れは臭いを発生源にも。この部屋の臭いは換気しただけでは簡単には取れません。臭いがこべりつく前に対処することが重要です。

安全面にも影響が出てきます。ベタついた箇所は滑りやすくなってしまい、転倒のリスクも高くなります。

小さいお子さんやペットを飼っている場合、床からの距離が近いので衛生面でもよくありません。熱い鍋などの食事を運んでいるときに、ベタついた箇所でつまずけば、大怪我・大火傷につながります。

長い間ベタつきを放置していると、最悪の場合、傷んだ箇所から床がめくれあがってしまうこともあります。ここまでくると、張り替えるしかありません。張り替えとなると、かなりの費用が発生します。

普段から定期的にメンテナンスしておくことが大切ですね。

まとめ

この記事ではフローリングがベタベタする3つの原因と掃除方法を解説してきました。

フローリングのベタベタが酷い場合は一度プロの業者に掃除してもらいましょう。プロの業者にベタつきを取ってもらうと自分でやるよりキレイに仕上がりますし、当然フローリングも長持ちします。

いろいろな洗剤や方法を試したけど、結局は効果を感じられなかったということもあります。その場合はプロの業者にお任せするのがおすすめです。

フローリングのベタベタを解消し、快適なお部屋で過ごしてくださいね。

フローリングのベタベタ解消!掃除方法3選【原因別にベタつきの取り方を解説】のよくある質問

  • Q. フローリングのベタベタの原因は?

    A.

    床に付着した皮脂や油汚れや湿気、ワックスの劣化などが原因です。

  • Q. フローリングのベタベタを解消するための掃除方法は?

    A.

    重曹水やクエン酸水を用いて水拭きします。
    フローリングワイパーなど、市販の床掃除用グッズも効果的です。ベタベタが酷くなるまでに、定期的に水拭きしておきましょう。

  • Q. フローリングをベタつかせないための対策は?

    A.

    皮脂や油汚れを床に付着させないよう、定期的な床掃除が効果的です。また、湿気が溜まらないよう、頻繁に除湿や換気をするといいでしょう。

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