タイルカーペットの掃除

タイルカーペットの掃除方法完全ガイド【手順・道具・料金相場も】

2024.04.08 2024.04.08

 

この記事では、タイルカーペットの掃除方法を徹底解説します。

オフィスや店舗で使用されることの多いタオルカーペットですが、最近は家庭用のタオルカーペットも急増中。タイルカーペットはメンテナンスが比較的容易ですが、初めて掃除する時はやり方に戸惑ってしまうもの!

本記事では、タイルカーペットの掃除の手順や必要な道具や、オフィスや店舗のタイルカーペットを掃除する際の注意点も解説しますので、ぜひお役立てください。

初めてタオルカーペットを掃除する方、掃除がうまくいかずお困りの方は必読です!

 

【タイルカーペット掃除の準備】必要な道具5選

タイルカーペットの掃除に使用する道具

タイルカーペットの掃除の方法を解説する前に、まずは掃除に必要な道具をご紹介します。

洗剤 タイルカーペットの汚れを分解して落としやすくする
粘着テープ 洗剤を使ったあとの水拭き・乾拭きに
雑巾 しつこい汚れをこすって落とす
スポンジ・ブラシ 手が届きにくい箇所の掃除に便利
手袋 手を洗剤や汚れから保護する

それでは、詳しく解説していきます。

洗剤

タイルカーペットは、汚れが軽度の場合は水洗いだけでキレイになります。しかし、食べこぼしなどがある場合は、水洗いだけでは不十分です。

洗剤は、住宅用・衣類用中性洗剤を使用します。界面活性剤が入っていないものを選びましょう。

お子さんがいるご家庭などで、安全性を優先したい方は、重曹がおすすめ。重曹を使った重曹スプレーがあれば、汚れている箇所をピンポイントで掃除でできますよ!

重曹スプレーの作り方は以下です。

  1. スプレーボトルに水100ml入れる
  2. 重曹の粉末を小さじ一杯くわえる
  3. よくかき混ぜる

重曹スプレーは、時間が経過すると、成分が分解されて効果が薄れるため、1週間以内に使い切りましょう。

粘着テープ

タイルカーペットの掃除の際は、粘着テープがあると非常に便利です。

掃除機では取り切れない埃も粘着テープがあれば、キレイに除去可能!ハンディワイパーやコロコロを使えば、かがまずに掃除ができて便利ですよ。

ハンディワイパーがない場合は、市販のガムテープで代用できますが、粘着力が強すぎるため、毛が長めのタイルカーペットは、けば立ってしまうこともあるため注意しましょう。

雑巾

雑巾は2枚用意しましょう。1枚は水拭きする際、もう1枚は最後の乾拭きに使用します。キレイな雑巾でないと、逆にタイルカーペットが汚れてしまうこともあるため注意しましょう。

雑巾がない場合は、古布でもOKです。

スポンジ・ブラシ

水洗いでは落ちない汚れには、スポンジやブラシを使用します。スポンジは食器洗い用のものがおすすめです。子供が食べこぼしたキャンディーなどは、使い古しの歯ブラシを使用すると落としやすいですよ!

手袋

タイルカーペットを掃除する際は、手袋も準備しましょう。キッチン・お風呂掃除の際に使用するゴム手袋がおすすめです。

洗剤を使う際、肌がデリケートな方は手荒れの恐れも。ナチュラル洗剤として人気の重曹もアルカリ性で手荒れの原因になるため、手袋を着用すると安心ですよ。

タイルカーペット掃除の手順を徹底解説

タイルカーペットの掃除方法を参考にした人が撮影した画像

それでは、さっそくタイルカーペットの掃除の手順を解説します。

タイルカーペットの普段の掃除にくわえ、月に1度これからご紹介する方法で掃除をすれば、常にキレイな状態をキープできますよ!

タイルカーペットの掃除手順

タイルカーペットの掃除手順は以下の通りです。

  1. タイルカーペット全体に掃除機をかける
  2. 粘着テープで埃を取る
  3. 汚れているタイルカーペットを取り外す
  4. シャワーをかけて汚れを落とす
  5. 汚れが落ちない場合は洗剤をつけたスポンジで軽くこする
  6. すすぎ洗いをする
  7. 風通しのよい場所で陰干しする
  8. 完全に乾いたら元の場所に戻す

タイルカーペットは、部分的に取り外してピンポイントで掃除できるのが魅力!水洗いできる素材を使用していることも多いため、ぜひ定期的に掃除をしましょう。

一方、一般家庭で通常使用される他のカーペットは、水洗い不可が多い上、サイズが大きいため自力での掃除は難しい場合も。他の部屋のタイルカーペット以外のカーペット掃除をされる方は、下記記事もあわせてご覧ください。

タイルカーペットの汚れがひどい時の掃除方法

タイルカーペットが変色している、食べこぼしがカチカチに固まった状態で付着しているなどの場合は、一度の掃除ではキレイにならないこともあります。

タイルカーペットの汚れがひどい場合は、以下の手順で掃除をしましょう。

  1. タイルカーペット全体に掃除機をかける
  2. 粘着テープで埃や髪の毛を除去する
  3. 汚れがひどいタイルカーペットを取り外す
  4. シャワーで水洗いする
  5. 洗剤とスポンジで大まかな汚れを落とす
  6. 汚れが落ちない場合は浴槽にぬるま湯に中性洗剤を混ぜたものに漬ける
  7. 1時間程度放置する
  8. 汚れが浮いてきたらスポンジや歯ブラシで擦る
  9. すすぎ洗いをする
  10. 陰干しする
  11. 完全に乾いたら元の場所に戻す

汚れが重度なケースでは、作業内容が増え時間もかかります。ガムやキャンディーが付着している場合は、しっかり汚れを浮かせてから除去しましょう。

上記の方法で掃除をしてもキレイにならない場合は、一度専門業者に依頼して汚れを落としてもらうことをおすすめします。

タイルカーペットの接着剤の跡を掃除する方法【オフィス・店舗向き】

店舗やオフィスのタイルカーペットの掃除の方法を解説する女性

タイルカーペットは、設置する時にボンドを使用するケースもあります。

特にオフィスや店舗では、ズレや浮き上がり防止のために接着剤を使って接着することが多いでしょう。しかし、タイルカーペットをはがした後に、床に接着剤の跡が残ってしまうことも!

そこでここでは、タイルカーペットの接着剤の跡を掃除する方法を接着剤の種類ごとに解説します。

両面テープ・シール

タイルカーペットを両面テープやシールで固定している場合は、テープやシールの一部が床に残ったり、ベタベタすることがあります。

その場合は、専用のスプレーやスマート糊剥がし剤を使用するのが一般的です。ネットやホームセンターで1000円前後で購入可能です。

節約したい方は、ぬるま湯(20~25度)に、中性洗剤を入れて混ぜたもので代用することができますよ!スポンジに洗浄液を含ませて、ベタ付き箇所に塗布して10程度放置しましょう。落ちない場合は、メラミンスポンジを使用するとキレイになります。

ただし、床の材質によってはメラミンスポンジは使用できないため注意しましょう。メラミンスポンジについては、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

ピールアップ糊

オフィスなどのテナントのタイルカーペットは、ピールアップ糊が使用されている場合が多いです。

ピールアップ糊は、粘着性が高いため、中性洗剤やアルカリ性洗剤だけではキレイにならないことも。その場合は、ピールアップ糊専用の乖離材を使用しましょう。

ピールアップ糊の跡を除去するには、1枚あたり5分程度かかることもあるため、タイルカーペットを敷いている範囲が広い場合は、業者に依頼することも視野に入れましょう。

タイルカーペット掃除の注意点4選

タイルカーペットの掃除をする際の注意点

タイルカーペットは一般的なカーペットに比べて、メンテナンス性が高く、掃除も簡単なことが多いでしょう。

そんなタイルカーペット掃除の際に気をつけたい点は以下4つです。

  1. 掃除機をかける方向に注意する
  2. 洗剤が残らないようにする
  3. 水洗いの後は完全に乾燥させる
  4. 剥がす時に床を傷つけない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

掃除機をかける方向に注意する

タイルカーペットに掃除機をかける際は、掃除をかける向きに注意しましょう。

家庭用のタイルカーペットなど、毛が長めのタイプは、毛並みと逆方向に掃除機をかけることで、毛足の根本に空気が流れて、入りこんだゴミもしっかり掃除することができます。

毛並みと同じ向きに掃除機をかけると、表面の汚れしか掃除できないため注意が必要です。

洗剤が残らないようにする

タイルカーペットの掃除に洗剤を使用した場合は、しっかり洗って成分が残らないようにしましょう。

洗剤が残っていると、タイルカーペットが変色する可能性があるからです。また、洗剤が残ることで、時間の経過とともに不快なニオイが発生することも!

小さいお子さんがいらっしゃる場合は、安全性の心配もあるため洗浄は徹底したいものです。

水洗いの後は完全に乾燥させる

タイルカーペットを水洗いした後は、完全に乾燥させましょう。生乾きの状態だと、不快なニオイが発生したり、最悪の場合、カビが発生してしまう恐れも!

また、直射日光が当たると変色の恐れもあるため、陰干しがおすすめです。素材によっては、乾燥の過程で反ってしまうこともあるため、洗濯ばさみで四隅を固定することをおすすめします。

ちなみに、タイルカーペットは完全に乾かすには最低3時間程度かかるため、時間に余裕を持って掃除しましょう。

剥がす時に床を傷つけない

タイルカーペットが接着剤で固定されている場合は、剥がす際の力加減にも注意が必要です。強く引き剥がすと、床の一部が損傷してしまう恐れもあるからです。

フローリングの床にタイルカーペットを敷いている方は、特に気を付けましょう。床に付着した接着剤を落とす時も、無理やり剥がすのはNGです。

フローリングの床の掃除方法については、下記記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

タイルカーペット掃除は結構難しい!?業者依頼がおすすめのケース3つ

タイルカーペットの掃除を業者に依頼した方がよいケースを紹介する女性

タイルカーペットの掃除は、業者に依頼した方がよいケースもあります。以下の3つのケースでは、自力で掃除するより、業者に依頼した方がよいでしょう。

  1. 掃除したけれど汚れが落ちない
  2. タイルカーペットの面積が広い
  3. オフィスや店舗

自力でタイルカーペットを掃除しても汚れが落ちない場合も、業者が使う業務用の洗剤や、バキューム作業でキレイに!面積が広い場合は、タイルカーペットの掃除は長時間に及びますが、業者であれば数人で作業に当たるためスピーディーです。

また、オフィスや店舗などは就業後に依頼することで、業務に影響が出ません。仕上がりも自力での掃除に比べて格段にキレイなため、会社やお店のイメージアップにもなりますよ!

タイルカーペット掃除の料金相場

タイルカーペットの掃除の料金相場を解説する女性

ここでは、タイルカーペットの掃除の料金相場を解説します。

タイルカーペットの掃除の料金は、一般的には広さで決まりますが、定期的な依頼をすると一回当たりの料金が安くなります。料金相場は下記を参考にしてください。

(タイルカーペットの広さ) スポット 定期(1回あたり)
~50㎡ 18000円 17000円
100㎡ 24000円 22000円
200㎡ 30000円 27000円
300㎡ 36000円 32000円

参照:ビルメン大使

少しでも料金を安くしたい方は、複数の業者に見積もりを依頼して料金を比べましょう。セーフリー」を利用すれば、簡単にいろんな業者の見積もりを請求できますよ!

タイルカーペットの掃除は比較的簡単!しかし自力で難しい場合は

タイルカーペットを掃除するハウスクリーニング業者

タイルカーペットの掃除方法を解説しました。

メンテナンス性の高さで人気のタイルカーペットですが、素材や汚れの度合によっては、自力での掃除が難しいケースも。また、オフィスや店舗などで掃除の範囲が広い場合は、掃除に時間がかかり業務に影響が出る可能性もあるでしょう。

そんな時は、ハウスクリーニング業者がおすすめです!

セーフリー掲載業者は、対応が迅速かつリーズナブルな料金設定の優良業者が多数。気になる業者を見つけたら、まずは気軽に問い合わせてみましょう!

タイルカーペットの掃除方法完全ガイド【手順・道具・料金相場も】のよくある質問

  • Q. タイルカーペットは自力で掃除できる?

    汚れレベルが軽い状態であれば、自力での掃除が可能です。

  • Q. タイルカーペットを掃除する時の注意点は?

    タイルカーペットを水洗いする際は、しっかり乾かして水気が残らないよう注意しましょう。

  • Q. タイルカーペットの掃除の料金相場は?

    タイルカーペットの大きさよって異なりますが、1万8千円~3万7千円前後です。