マットレス・ベッドマットの掃除方法は?清掃をラクにするお手入れのコツも紹介
2025.01.11 2025.01.11
この記事では、マットレス・ベッドマットの掃除方法について徹底解説します。
毎日使用するベッドには、寝汗や皮脂などさまざまな汚れが付着しており、定期的な掃除が欠かせません。汚れを放置すれば、ダニやカビが増殖するおそれも。
また、掃除方法を間違えると劣化を早めてしまうので正しい知識が必須です!記事後半では、掃除を楽にする普段のお手入れもご紹介。
マットレスを長く使いたい方は、ぜひ最後まで確認してくださいね。
目次
マットレス・ベッドマットの掃除方法【基本手順を解説】
掃除の手順は、以下のとおりです。
- 換気する
- シーツ類を外す
- 掃除機をかける
- ベッドフレームを拭く
それぞれの概要を見ていきましょう。
1.換気する
窓を開けて空気を入れ替えましょう。
睡眠中はたくさん寝汗をかくので、寝室内に多くの湿気が発生します。個人差はありますが、健康な人であれば、寝ている間にコップ1杯分の寝汗をかくようです。
空気を入れ替えないと湿気は外に逃げません。湿気が多い状態では、カビが発生する可能性があるので掃除前の換気が必須です。
2.シーツ類を外す
寝室内を十分に換気したら、シーツや敷きパッドなど寝具類を外して洗濯しましょう。
寝具類は、就寝中に出る汗や皮脂を吸収する役割があります。洗濯しないと、汗や皮脂が寝具類に蓄積されて不衛生な状態に。
ダニやノミが繁殖する可能性もあるので、大掃除にかかわらず定期的な洗濯が必須です。
3.掃除機をかける
マットレスの上から掃除機をかけましょう。
マットレスの表面には、ほこりやダニなどさまざまな汚れが付着しています。とくに、角や縁の部分は凹凸が多く、汚れが溜まりやすいので念入りに掃除することが重要。
4.ベッドフレームを拭く
最後は、ベッドフレームを掃除しましょう。
マットレスとフレームの境目部分は、ほこりやゴミなどの汚れが溜まりやすいです。大掃除では本体からマットレスを外し、フレームを乾いた布で乾拭きしましょう。
頑固な汚れは、中性洗剤を薄めたもので拭き取るのが効果的。最後は、水気が残らないように乾いた布で拭き取りましょう。
マットレス・ベッドマットの掃除方法【汚れ別の清掃手順】
マットレス・ベッドマットには、以下のような汚れが付着しやすいです。
それぞれの掃除方法を見ていきましょう。
シミ
寝汗のシミを落とすには重曹が効果的です。
清掃手順は、以下のとおり。
- 重曹水を布に染み込ませて固く絞る
- 重曹水を含ませた布をシミに押し当てる
- 水を含ませた布でマットレスを拭く
- しっかり乾燥させたら掃除は完了
頑固なシミ汚れは簡単に落ちないことも。一度でマットレスのシミが落ちないときは、上記の作業を何度か繰り返しましょう。
重曹水の作り方は簡単で、お湯100mlに重曹5gを入れて混ぜるだけです!
カビ
マットレスのカビを落としたい場合は、消毒用エタノールを使用するのがおすすめ。
清掃手順は、以下のとおり。
- 消毒用エタノールをスプレーボトルに入れる
- カビ部分に消毒用エタノールを吹きかける
- カビに浸透させるために1時間ほど放置する
- ぬるま湯で湿らせた布で叩くように拭き取る
- カビを除去して乾燥させたら掃除は完了
消毒用エタノールはドラッグストアで購入可能。無水エタノールの場合は、消毒用エタノールと同じ濃度にしてから使用しましょう。
茶色のカビを落とす方法を知りたい方は、以下の記事を確認してください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
茶色いカビ?汚れの落とし方を徹底解説【シミ・カスの正体から除去方法まで】
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ダニ
ダニは熱と乾燥に弱いので、布団乾燥機を使用して除去するのが有効。
清掃手順は、以下のとおり。
- マットレスと布団の間にセットする
- 布団乾燥機のホースを伸ばす
- 布団乾燥機のスイッチを入れる
布団乾燥機でダニを除去したら、掃除機をかけてダニの死骸を吸い取ります。
縦横斜めなど方向を変えながら、マットレスの表裏と両面に掃除機をかけましょう。掃除機前に表面を軽くたたくと、中に潜んでいたダニが表面に浮いてくるので効率的です。
マットレスのダニ対策について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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血液
血液が乾燥している場合は、セスキ炭酸ソーダを使用すると落ちやすいです。
清掃手順は、以下のとおり。
- セスキ炭酸ソーダ水(水250mlにセスキ炭酸ソーダ15g)を作る
- 血液にセスキ炭酸ソーダ水を吹きかける
- 血液が浮いてきたら布で叩くように拭き取る
- 血液が消えるまで(2)~(3)を繰り返す
血液が乾いていない場合、濡れタオルで叩くように拭き取ると落ちる可能性があります。マットレスに血がついていたら、放置せずに早めに掃除しましょう。
おねしょ
おねしょは、アンモニアに効果のあるクエン酸を使用しましょう。
- 乾いた雑巾を押し当てて水分を取り除く
- クエン酸水(水200mlにクエン酸5g)を作る
- クエン酸水を含ませた布を固く絞る
- おねしょ部分に押し当てて汚れを吸収する
- 水を含ませた布でクエン酸を拭き取る
- しっかり乾燥させたら掃除は完了
クエン酸水でおねしょのシミが取れない場合は、水で薄めた中性洗剤を使用しましょう。中性洗剤はクエン酸水より洗浄力が高いので、頑固なシミも落ちる可能性があります。
マットレス・ベッドマット清掃の対応業者【費用相場を徹底比較】
マットレス・ベッドマットの掃除は大変なので、掃除のプロに任せる方が多いです。
業者に任せれば表面だけでなく、内部まで掃除してくれるので汚れを徹底除去できます。マットレス・ベッドマット清掃の費用相場は、サイズによって異なるので要注意!
- シングルの場合:8,000~1万5,000円
- セミダブルの場合:9,000~1万8,000円
また、口コミ評判が高い清掃業者の費用相場を、以下の表にまとめました。清掃業者への依頼を検討する方は参考にしてくださいね!
費用相場 | |
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ダスキン | ■ふとん丸洗い宅配サービス【通常】 1枚パック 1万1,462円 2枚パック 1万3,992円 3枚パック 1万6,060円 ■ふとん丸洗い宅配サービス【羽毛】 1枚パック 9,163円 2枚パック 1万1,880円 3枚パック 1万3,860円 >>参考記事:ダスキンの口コミ評判を確認する |
ベアーズ | 【シングル】2万4,000円 【セミダブル】2万6,000円 【ダブル】2万9,000円 【ワイドダブル】3万2,000円 |
ユアマイスター | 【シングル】8,000〜1万5,000円 【セミダブル】1万〜2万円 【ダブル】1万〜2万円 【ワイドダブル】1万2,000〜2万2,000円 |
マットレス・ベッドマット掃除の作業内容や業者の選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
マットレスベッドクリーニングの費用相場!作業内容や業者の選び方も解説
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マットレス・ベッドマット掃除の注意点【寿命を早める!?】
掃除する際の注意点は、以下のとおりです。
- 取扱説明書を事前に確認する
- 濡れた布で水拭きしない
- アイロンのスチーム機能は使用NG
それぞれの概要を見ていきましょう。
取扱説明書を事前に確認する
マットレス・ベッドマット掃除の前に、取扱説明書を確認しましょう。
マットレス・ベッドマットの素材には、羊毛やポリエステルなどさまざまな種類があります。素材によって取扱方法が異なるので、掃除方法の禁止事項が記載されていることも。
間違った方法で掃除すると、マットレス・ベッドマットが劣化する可能性があるので、取扱説明書を確認しておくと安心です。
濡れた布で水拭きしない
マットレス・ベッドマットは、濡れた布で水拭きするのは避けましょう。
濡れ布巾で拭き掃除すると汚れは落ちるかもしれませんが、湿気が残るとカビが発生する原因になることも。やむを得ないときは、固く絞ってから拭き掃除しましょう。
最後は、マットレス・ベッドマットに湿気が残らないように十分に乾燥させてください!
アイロンのスチーム機能は使用NG
マットレス・ベッドマットに、アイロンのスチーム機能を使うのはやめましょう。
ウレタンやラテックスは、高温に弱い素材です。高温のアイロンを使うと素材の質が変わるので、寝心地が悪くなる場合があります。また、ダニ除去のためにアイロンのスチーム機能を使う方もいますが、マットレス・ベッドマットの寿命を縮めるNG行為です。
マットレス・ベッドマットは、直射日光を避けて風通しの良い場所で乾燥させましょう。
マットレス・ベッドマットを長持ちさせる方法【掃除以外のお手入れも!】
マットレス・ベッドマットを長持ちさせる方法は、以下のとおりです。
- 定期的に表裏・上下入れ替える
- こまめに掃除機をかける
- 天気の良い日に陰干しする
- プロに清掃を依頼する
それぞれの掃除方法を見ていきましょう。
定期的に表裏・上下入れ替える
マットレス・ベッドマットは、表裏・上下を定期的に入れ替えましょう。
常に敷いた状態にすると、頭や腰などの重みがかかる部分だけが凹んでしまいます。3カ月〜半年に1回程度の頻度で問題ないので、上下・裏表を入れ替えるのが理想です。
こまめに掃除機をかける
マットレス・ベッドマットは、こまめに掃除機をかけることが大切。
マットレス・ベッドマットの表面には、ほこりやゴミなどさまざまな汚れが付着しています。汚れが溜まった状態を放置すると、カビやダニが発生しやすくなるので不衛生です。
1カ月に1回の頻度で十分なので、定期的に掃除機をかけるのがおすすめ!
天気の良い日に陰干しする
マットレス・ベッドマットは、寝汗を吸収しているので湿気が溜まりやすいです。
そのまま放置するとカビの原因になるので、定期的に乾燥させることが大切。天日干しすると生地が傷んでしまうので、乾燥方法は直接日光を避けた陰干しが基本です。
マットレス・ベッドマットは、2週間に1回の頻度で陰干しするのが理想です。
プロに清掃を依頼する
大きくて重いマットレス・ベッドマットを、自分で取り外して掃除するのは大変です。
「掃除が大変…」と思う方は、掃除のプロに任せるのがおすすめ。マットレス・ベッドマット清掃を業者に依頼すれば、内部の汚れまで徹底洗浄できるので清潔に保てます。
マットレス・ベッドマットを買い替える適切な時期はいつ?
マットレス・ベッドマットの適切な買い替え時期は、以下の症状が見られるような場合です。
- マットレスに凹みが目立つ
- 寝た時にスプリングを感じる
- 寝ている時にきしむ音がする
これらの症状が見られる場合、マットレス・ベッドマットの寿命が近づいている証拠です。
無理して使い続けると、スプリングがマットを突き破って怪我するおそれも。また、異変があるマットレス・ベッドマットで寝ていると、体の歪みにつながる場合もあります。
異変に気づいたら、早めに買い替えを検討するのがよいかもしれません!
マットレス・ベッドマット掃除は業者にお任せ!
この記事では、マットレス・ベッドマットの掃除方法について解説してきました。
マットレス・ベッドマットは、寝汗や皮脂などさまざまな汚れが付着するので定期的なお手入れが欠かせません。ただし、自力清掃で完璧に汚れを落とすのはかなり難しいです。内部の汚れまで徹底除去したい方は、掃除のプロに依頼しましょう。
効率的に業者を探したいなら、業者との出会いをサポートしてくれるマッチングサービス「セーフリー」がおすすめ。利用者の口コミ評判も掲載されており、自分に適した業者を見つけられるはずです。
気になる業者を見つけたら、まずは無料見積もりを!
- シミなどの頑固な汚れが落ちない
- カビを発見!取り方がわからない…
- 掃除するのが大変で誰かに任せたい
マットレス・ベッドマット掃除は
知識と高度な技術が必要!
プロに任せるのが安心!
マットレス・ベッドマット掃除でよくある質問
-
Q. 自力でどこまできれいに掃除できる?クリーニング業者との違いは?
A.マットレス・ベッドマットの表面は、自分できれいに清掃できます。ただし、表面だけでなく内部の汚れまで徹底除去したい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
-
Q. ベッドマット汚れを防止する方法は?
A.ベッドマットの汚れ防止には、除湿シートや防水シートを使うのが便利です。ベッドマットに湿気がこもるのを防げるので、カビやダニ予防に適しています。
-
Q. 古いマットレスにはどのくらいダニが増えているもの?
A.古いマットレスには、1㎡あたり25~4,000匹以上のダニが発生するといわれています。ダニは高温多湿で暗い場所を好むので、掃除しないと広範囲に繁殖するので不衛生です。