掃除が必要なガスコンロ

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ガスコンロにこびりついた汚れは掃除で落とせる?頑固な焦げ付きにも正しく対処!手順解説

2023.09.03 2024.08.30

ガスコンロにこびりついた頑固な汚れには、パーツや材質ごとに適切な掃除方法があります。

汚れの種類や洗浄剤の性質を知っていれば、自分自身で実践できるガスコンロ掃除。

この記事では、ガスコンロにこびりついた頑固な汚れに困っている方へ向け、おすすめの掃除方法を解説します。

ガスコンロにこびりついた頑固な汚れの種類【掃除しても落ちにくい!】

掃除で落ちにくい頑固な汚れがこびりついたガスコンロ

ガスコンロにこびりついた頑固汚れは様々ですが、主に以下の3種に大別できます。

油汚れ

油脂の付着による汚れです。調理中には多くの油が飛び散り、ガスコンロを汚します。最初こそサラサラした油汚れですが、時間の経過と共にベタベタ・カチカチ汚れへと変化し、最終的には頑固な汚れとなってこびりつきます。

食品汚れ

食材や調味料の残りが蓄積した汚れです。食品や調味料には様々な成分が配合されており、ガスコンロ上で酸化した食材カスや調味料の残りは、時間と共に頑固な汚れへと変化します。

焦げつき汚れ

熱せられて吹きこぼれた食材や調味料が、炭化した汚れです。時間の経過と共に焦げつき、ガスコンロ表面にこびりつきます。食材に含まれている成分の中には頑固な焦げつき汚れに変化するものが多く、油汚れと混ざり合い、より頑固な焦げつきとなります。

ガスコンロにこびりついた頑固汚れを落とす!【パーツ別の掃除手順】

頑固なガスコンロ汚れに使用する洗浄剤

ガスコンロにこびりついた頑固汚れは、パーツによって除去方法が異なります。

以下、ガスコンロのパーツを「天板」「取り外せるパーツ」「取り外せないパーツ」に分け、それぞれに適切な掃除方法・手順を解説します。

まずは、すべてのパーツに使用できる方法のご紹介から。

すべてのパーツに使用できる方法

こびりついた頑固汚れを落とすためにもっとも汎用性の高い方法は、強力なキッチン・コンロ用洗浄剤(業務用など)の使用です。

パーツを選ばずに使用できる製品が多く、まとめて掃除してしまいたい方に向いています。洗浄剤を選択する際には、頑固な汚れに適した製品(油汚れ用・焦げ汚れ用など)を選択しましょう。

キッチン・コンロ用洗浄剤を使用する掃除手順

  1. こびりついた頑固な汚れにキッチン・コンロ用洗浄剤を吹きかける
  2. 数十分程度時間を置く
  3. 雑巾やスポンジ、ブラシを利用してこびりついた汚れを除去する
  4. 雑巾や布で水拭きする
  5. 乾拭きで水気を取り除く

天板(トッププレート)

天板は油汚れ・食品汚れ・焦げつき汚れがもっとも蓄積しやすいパーツです。一般的な洗浄剤や水拭きで除去できない頑固な汚れには、クリームクレンザー(研磨剤が配合された液体洗剤)の使用がおすすめ。

クリームクレンザーを使用する掃除手順

  1. クリームクレンザーを雑巾やスポンジなどに含ませる(ラップなどでも代用可能)
  2. こびりついた頑固な汚れを、円を描くように擦って落とす(力加減に注意)
  3. 水拭きする
  4. 乾拭きで水気を取り除く

取り外せるパーツ(五徳・排気カバー・バーナーキャップ・汁受け・焼き網など)

頑固汚れがこびりついているパーツには、重曹を使用したつけ置き洗いや、お掃除棒による目詰まり除去が有効です。なお、ガスコンロを構成するパーツの一つである「五徳」の詳細な掃除方法については、以下の記事をご参照ください。

重曹水を使用する掃除手順

  1. バケツや桶にお湯を張る(お湯の温度は40℃〜50℃程度が目安、道具がない場合には、シンク内でゴミ袋を使用する)
  2. お湯に重曹を混ぜる(お湯1リットルに対し、重曹大さじ4杯程度)
  3. 重曹水にパーツを入れて1時間〜2時間程度つけ置きする
  4. 表面に浮き上がった汚れをブラシなどで除去する
  5. 水気を拭き取り、乾燥させる

お掃除棒などを使用する掃除手順

  1. 市販されているお掃除棒を用意する(爪楊枝や竹串で代用可能)
  2. バーナーキャップなど、小さなパーツの隙間の頑固汚れをお掃除棒で掻き出す
  3. 表面の汚れをキッチン用洗剤などで洗い流す
  4. 水気を拭き取り、乾燥させる

取り外せないパーツ(バーナー・点火プラグ・グリルなど)

取り外せないパーツの頑固汚れには、重曹ペースト(重曹と水を混ぜてペースト状にしたもの)が有効です。油汚れや焦げつき対策におすすめできる重曹ですが、ペースト状に加工すると、更なる効果を期待できます。

重曹ペーストを使用する掃除方法

  1. 重曹と水を用意して、重曹ペースト(重曹と水を2:1の割合で混ぜたもの)を作る
  2. こびりついた頑固な汚れに重曹ペーストを塗る
  3. 重曹ペーストの上からラップを被せて密閉する
  4. 1時間〜2時間程度様子を見る
  5. ヘラなどを使用して、重曹ペーストごと頑固な汚れを除去する
  6. 水拭きする
  7. 乾拭きで水気を取り除く

ガスコンロにこびりついた頑固汚れを落とすための掃除道具

頑固なガスコンロ掃除に使用する洗浄道具

ガスコンロにこびりついた頑固汚れを落とすために必要な道具をご紹介します。

どれも簡単に手に入る道具ばかりですので、掃除の際には準備しておきましょう。

洗浄剤 必須のお掃除グッズ あると便利なアイテム
キッチン・コンロ用洗浄剤
クリームクレンザー
重曹
キッチン用中性洗剤
雑巾・スポンジ
タオル・布類
ブラシ類
ゴム手袋
マスク
バケツ・桶
ラップ
ゴム袋
お掃除棒
楊枝や竹串類
ヘラ

汚れには「酸性」と「アルカリ性」があり、ガスコンロに蓄積する汚れの大半は酸性の汚れです。汚れを落とす際には、反対の性質を持つ洗浄剤を使用すると効果的に除去できます。

酸性の汚れに対して効果的な洗浄剤は、アルカリ性洗浄剤です。ガスコンロにこびりついた頑固な汚れを落とす際には、アルカリ性の洗浄剤を使用すると、高い効果を得られるでしょう。

ガスコンロにこびりついた頑固汚れを掃除する際の注意点3つ

頑固なガスコンロ汚れ掃除の注意点を促す看板

ガスコンロにこびりついた頑固な汚れを掃除する際には、知っておかなければならない注意点があります。

ここでは、3つご紹介します。

ガスコンロの素材・材質に適した掃除方法を選択する

ガスコンロの素材や材質は、メーカーにより異なります。天板(トッププレート)の素材には、ガラスコートやホーロー、フッ素コートなどが使用されています。

研磨剤が含まれていたり、洗浄力が強い洗浄剤を使用する際には、素材を痛めてしまうリスクに留意しなければなりません。力任せに擦ったり、必要以上に圧力をかけるなどの行為は避けてください。

ガスコンロの素材や材質が曖昧な際には、メーカーの取扱説明書などを確認しましょう。

電源およびガスの元栓を閉じる

掃除の前には、ガスコンロ本体の電源を落とし、コンセントを抜きます。電源やコンセントが見当たらない際には、ブレーカーを落としましょう。

ガスの元栓は、一般的にガスコンロ本体の背面に設置されています。閉める際には、上部のつまみを時計回りに止まるまで回してください。

無理な掃除はしない

ガスコンロ掃除に不安を感じる際には、無理な掃除を避けましょう。強引な手段や間違った手順は、思わぬトラブルや事故を招きかねません。

ガスコンロ汚れの予防法【頑固汚れがこびりつくのはもう嫌】

頑固汚れの予防法を講じたガスコンロ

ガスコンロにこびりついた頑固な汚れの除去には、相応の手間が掛かります。できるだけ掃除の労力を軽減するためには、効果的な予防法を知っておきましょう。

以下に、ガスコンロにこびりついた頑固汚れを予防するための、おすすめ方法を3つご紹介します。

ガスコンロ用シートで拭き掃除

こびりつく頑固汚れ対策として欠かせない方法は、日常的な掃除です。中でも、労力を掛けることなく実践できるのは、市販されているガスコンロ用ウェットシートの使用です。

最近では、セスキ炭酸ナトリウムやアルカリ電解水を配合したものなど、ガスコンロ汚れに効果的な製品が多数展開されています。

シートはそのまま使用できます。部屋の掃除や食器洗いのついでに、サッと使用できる手軽さが魅力です。一日に一度使用するだけでも、ガスコンロ汚れ対策として有効でしょう。

台所用中性洗剤で水拭き

食器洗い用洗剤を使用する方法も有効です。頑固にこびりついたガスコンロ汚れには、相応の洗浄力を持った洗浄剤が必要ですが、汚れが軽度の場合には中性洗剤で十分に対応できます。

酸性やアルカリ性洗剤に比べ洗浄力の低い中性洗剤ですが、環境や人体に優しく、素材や材質を選ばずに使用可能です。(一部使用できない素材あり)

雑巾やスポンジに含ませ、ガスコンロ全体の汚れを拭き取りましょう。掃除の最後には、洗浄剤の成分や水気を丁寧に拭き取ってください。

天板カバーや隙間ボードを使用する

天板カバーや隙間ボードとは、天板(トッププレート)やガスコンロ周辺の隙間の汚れを防止するためのカバーです。

天板(トッププレート)やガスコンロの隙間に使用すれば、調理中の油汚れや鍋の吹きこぼれによる汚れの蓄積を防止できます。

天板カバーや隙間ボードは様々なメーカーから製品化されており、水洗いできるタイプや使い捨てタイプなど、ニーズに合わせて展開されています。日々の掃除が面倒であれば、使用してみるのも良いでしょう。

自力ではかなり難しいこびりついたガスコンロ汚れの掃除は専門業者へ

掃除の専門業者

ガスコンロにこびりついた頑固汚れは、正しい方法と手順を実践すれば自力で除去できます。ただし、ガスコンロの素材や材質、汚れの度合いなど、注意しなければならない要素もあります。

ガスコンロの自力掃除に不安がある場合や、気が進まない際には、専門の掃除業者を利用する方法がおすすめです。専門の業者であれば、正しい知識と正確な技術によって、ガスコンロの頑固汚れを除去できます。

ガスコンロの掃除以外にも、窓やエアコン、浴室やトイレまで、汚れが蓄積しやすい箇所の掃除もまとめて依頼可能です。ガスコンロにこびりついた頑固汚れに困っているなら、一度専門業者に相談してみてはいかがでしょうか?

ガスコンロにこびりついた汚れは掃除で落とせる?頑固な焦げ付きにも正しく対処!手順解説のよくある質問

  • Q. ガスコンロ掃除に重曹は使用できますか?

    A.

    使用可能です。頑固な汚れの場合には、重曹水につけ置き洗いする方法もおすすめです。

  • Q. ガスコンロ天板の頑固汚れはどうやって落とせばいいですか?

    A.

    キッチン・コンロ用の洗浄剤や、重曹ペーストを使用する方法が効果的です。

  • Q. ガスコンロの部品は重曹でつけ置きできますか?

    A.

    可能です。五徳やバーナーキャップ、排気口カバーなど、つけ置き洗いがおすすめです。

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