クエン酸作り方を参考にトイレ掃除をした後の写真

トイレ掃除で便利なクエン酸!スプレーやペーストの作り方を解説

2023.09.19 2024.02.20

 

家の中で、もっとも汚れが目立つ場所の一つであるトイレ。

頑固な便器の汚れに苦戦している方も多いのではないでしょうか?

市販のトイレ用洗剤で落ちない汚れには、クエン酸が効果的な場合が多いです。

今回は、そんなトイレ掃除におすすめのクエン酸の使い方、スプレーやペーストの作り方を徹底解説します。

クエン酸で掃除する際のコツや、クエン酸でも落ちない汚れの落とし方までご紹介しますので、ぜひご活用ください!

 

トイレ掃除で大活躍!クエン酸スプレーとペーストの作り方

クエン酸スプレーとクエン酸ペーストの作り方

それでは、さっそくトイレ掃除にもおすすめ「クエン酸スプレー」と「クエン酸ペースト」の作り方をご紹介します。

  1. クエン酸スプレー
  2. クエン酸ペースト

スプレーは、便器の黄ばみなど汚れが目立つ箇所に吹き付けて使います。一方、クエン酸ペーストは、スプレーでは落ちない頑固な黄ばみに効果的です。

それぞれ、作り方を見ていきましょう。

クエン酸スプレー

まずは、クエン酸スプレーの作り方です。

用意するもの

クエン酸スプレーに必要な材料は以下の通り。

  • クエン酸:小さじ1〜2杯
  • 水:200ml
  • スプレーボトル

作り方

クエン酸スプレーの作り方は、いたってシンプルです。

スプレーボトルにクエン酸と水を入れ、よく振って混ぜ合わせるだけ。ポイントは、クエン酸がダマにならないよう、しっかり溶かすことです。

ちなみに、クエン酸スプレーは、作った日から2~3週間を目安に使いきるようにしましょう。

クエン酸ペースト

次は、クエン酸ペーストの作り方です。

用意するもの

クエン酸ペーストの材料は以下の通り。

  • クエン酸:大さじ3杯
  • 水:小さじ1杯

クエン酸ペーストの材料は、クエン酸スプレーと同じです。しかし、スプレーより保管が難しいため、作った日に使い切ることをおすすめします。

クエン酸をトイレ掃除に使うメリット2選

クエン酸をトイレ掃除に使うメリットを説明する女性

クエン酸の作り方はいたってシンプルなことがわかりました。

そして、作り方が簡単な割にメリットが多いため、クエン酸を使うメリットを簡単にご紹介します。

トイレの消臭

クエン酸には、消臭作用があります。

そのため、定期的にクエン酸を使ってトイレ掃除をすると、独特のアンモニア臭を抑えることが可能です。

また、排水管のドブのようなにおいを消臭するには、クエン酸+重曹が効果的ですよ!

カビの発生を抑制する

クエン酸には、雑菌の繁殖を抑える効果があります。

そのため、トイレを始めとして、洗面所やお風呂などの水回りのカビの発生を抑制することが可能です。

ただ、すでに発生してしまっている黒カビ・赤カビを完全に除去するには、クエン酸だけでは不十分でしょう。

トイレ掃除に効く!クエン酸を使ったおすすめの掃除方法

クエン酸の作り方を参考にトイレ掃除をする人

次は、実際にクエン酸を使ってトイレ掃除をする方法をご紹介していきます。

ここでも、クエン酸スプレーとクエン酸ペーストに分けてご紹介しますね!

クエン酸スプレー

クエン酸スプレーは、以下の使い方がおすすめです。

  1. トイレの黄ばみ・汚れが目立つ部分にクエン酸水スプレーを吹き付ける
  2. スプレーした部分にトイレットペーパーを貼り付ける
  3. トイレットペーパーの上から再びクエン酸水スプレーを吹き付ける
  4. 30分ほど放置する
  5. トイレットペーパーで汚れを拭き取る
  6. トイレットペーパーを流す

このように、クエン酸スプレーを使った掃除方法は非常に簡単!

掃除に使ったトイレットペーパーそのまま流せるため、ゴミが出ず、負担が少ないのもポイントですね。

クエン酸ペースト

クエン酸スプレーで落としきれなった頑固な黄ばみや汚れは、クエン酸ペーストがおすすめです。

クエン酸ペーストを使った掃除のやり方は以下を参考にしてください。

  1. 汚れが残っている箇所にクエン酸ペーストを塗り込む
  2. 30分ほど放置する
  3. トイレブラシでペーストを塗った箇所を擦る
  4. 水で洗い流す

クエン酸スプレーで落ちない頑固な汚れも、上記の方法でキレイになりますよ!

クエン酸でトイレ掃除する時の注意点5選【スプレーやペーストの作り方を覚えたら】

クエン酸の作り方の後にトイレ掃除の注意点を解説する女性

ここでは、クエン酸でトイレ掃除をする時の注意点をご紹介します。

クエン酸が使える素材がチェックする

 

クエン酸を使って掃除をする前には、自分の家のトイレの材質を確認しましょう。

クエン酸は酸性なので、酸で劣化してしまう以下の素材には使えません。

  • アルミ
  • 真鍮
  • 漆器
  • 大理石

不安な方は、事前に目立たない箇所に、クエン酸スプレーを吹き付けてみましょう。

塗布した箇所が変色したり、発砲する場合は、クエン酸は使えません。

また、防汚加工がしてあるトイレは、中性用洗剤しか使えないこともあるため、事前にトイレの取り扱い説明書を読んだほうが安心です。

クエン酸の使い方で重要な使用NG素材一覧

塩素系漂白剤との併用はNG

クエン酸と、塩素系漂白剤との併用はしないのが鉄則です。

塩素系漂白剤はアルカリ性、クエン酸は酸性なため混ざると、有毒ガスが発生することがあるため厳守しましょう。

クエン酸とまぜるな危険の塩素系漂白剤

掃除をする時は手袋を着用する

クエン酸を使ってトイレ掃除をする時は、手袋を着用することをおすすめします。

クエン酸は酸性のため、手荒れの原因になってしまうこともあるためです。

また、スプレーを使う際に、誤って目に入ってしまった場合は、すぐ水で洗い流せば問題ありませんが、痛みが引かない場合は眼科を受診したほうが良いでしょう。

長時間のつけ置きは避ける

クエン酸は、長時間つけ置きすると素材が劣化してしまう可能性があります。

今回ご紹介した方法では「30分」を推奨していますが、最長でも2時間程度にしましょう。

クエン酸が残らないようしっかりふき取る

クエン酸でトイレ掃除をした後は、水で流してしっかりふき取ることも大切です。

クエン酸が付着したままだと、その箇所だけ白い跡が残ってしまうこともあるため注意しましょう。

クエン酸では落ちないトイレ汚れ3選【おすすめの方法も紹介】

トイレの汚れに使える適切なナチュラル洗剤の選び方

ここでは、クエン酸では落とすことが難しいトイレ汚れを3ケースご紹介します。

あわせて、おすすめの掃除方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

黒ずみ・ヌメり

トイレの水淵にできやすい黒ずみやヌメりの主成分は酸性です。

そのため、同じく酸性であるクエン酸では、完全に落とすのは難しいでしょう。

その場合は、弱アルカリ性の性質を持つ重曹や、セスキ炭酸ソーダなどを使うのがベストです。

セスキを使った掃除方法については、下記記事を参考にしてくださいね!

カビ汚れ

トイレの淵や、便座と床の隙間に発生している黒カビ・赤カビには、クエン酸は効果が期待できません。

パッと見ではカビを除去できたように見える場合であっても、クエン酸ではカビの胞子までは除去できないためです。

カビには、キッチンハイターやカビキラーなどの、塩素系漂白剤を使いましょう。

ただし、クエン酸と塩素系漂白剤を併用するのは非常に危険なため、カビ汚れの掃除は単独で行ってください。

頑固な尿石

尿汚れや水垢などアルカリ性の汚れにはクエン酸が効果的ですが、便器に付着した頑固な尿石にまでなると、クエン酸だけでは不十分です。

クエン酸ペーストに加え、重曹も用いるのが一般的ですが、それでも落ちない場合は、サンドペーパーで削ります。

ただし、便器は陶器でできているため、サンドペーパーを使う際に、傷つけてしまう可能性も!傷がつくと、その箇所が着色して汚れが目立つようになってしまうため注意が必要です。

トライしてみて、取れないようなら無理をせず、業者に依頼することも検討しましょう。

クエン酸の作り方は簡単!でも落ちないトイレ汚れには…

クエン酸の作り方を実践した後にトイレ掃除を業者に依頼した人

今回は、トイレ掃除におすすめのクエン酸の作り方をご紹介しました。

クエン酸はトイレの黄ばみや汚れを、効率よく落とすことができます。しかし、頑固な汚れや、トイレの湯垢や錆などはクエン酸だけでは難しいことも。

自分では難しいと感じたら、ハウスクリーニング業者への依頼がおすすめです。セーフリー掲載のハウスクリーニング業者なら、頑固なトイレの汚れや、水回りの掃除全般に対応していますので、まずは、お気軽にご相談ください!

トイレ掃除で便利なクエン酸!スプレーやペーストの作り方を解説のよくある質問

  • Q. クエン酸で落ちないトイレ汚れもあるの?

    頑固な尿石は、クエン酸だけでは除去が難しいでしょう。また、黒カビや赤カビもクエン酸だけでは完全に除去することはできません。

  • Q. クエン酸は刺激の強い成分ではないの?

    クエン酸は、食用としても販売されているほど安全性の高い成分です。ただし、塩素系漂白剤と一緒に使うと、有毒ガスを発生する恐れがあるため注意が必要です。