トイレの床タイルを掃除をする前

トイレ床タイルの掃除方法!おすすめの洗剤や道具も【黒ずみ・黄ばみ】

2023.10.24 2024.03.30

トイレの床タイルは、水や尿などの汚れが付着しやすく、黒ずみやニオイの原因になります。そこで、今回はトイレの床タイルの汚れの種類と原因、キレイに掃除するための方法を解説します。

汚れたトイレ床をキレイにするためには、適切な掃除方法を知ることが重要です。汚れの種類に応じた適切な掃除方法を解説しますので、トイレの床タイルを掃除するときの参考にしてみてください。

トイレ床タイルの汚れ種類【キレイに掃除するために】

トイレ床をキレイに掃除するためには、トイレ床タイルに付着しやすい汚れの種類について理解することが大切です。

ここでは、トイレ床タイルに付く、3種類の主な汚れについて解説します。

黒ずみ

飛び散った尿、水を流す際にはねた水、手洗いをしたときに飛び散った水とホコリがまじることで、黒ずみになります。

長時間黒ずみを放置してしまうと、水道水に含まれているミネラルと結晶して、落としにくい水垢になります。水垢はアルカリ性の汚れです。

ホコリ

トイレで用を足すとき、衣類を脱いだり着たりするときなどに、衣類の繊維やホコリが舞い散ります。

また、トイレで髪の毛が抜け落ちたり、リビングや他の場所からホコリや髪の毛を持ってきたりすることもあります。ちなみに、髪の毛やホコリは酸性の汚れです。

黄ばみ

便器周辺には飛び散った尿が原因で黄ばみ汚れができやすくなります。この黄ばみの原因は尿石です。尿石は落としにくく、嫌な臭いの原因になります。尿石はアルカリ性の汚れになります。

トイレ床タイルをキレイにする掃除の基本

トイレ床のタイルを掃除する人

トイレの床タイルをキレイにするための基本の掃除は、拭き掃除です。汚れが定着してしまうと、落としづらくなってしまうので、小まめに拭き掃除するのがきれいに保つポイント

トイレクリーナーを掃除用のワイパーに付けて使用すると、かがまずに掃除できるので腰への負担を軽減できます。

トイレ床タイルの「黒ずみ」掃除手順

用意するもの

黒ずみ汚れを落とすのに用意するものは以下の通りです。

  • 重曹
  • スプレーボトル
  • 雑巾
  • キッチンペーパー
  • 歯ブラシ

これらを準備して、下記手順でトイレの床タイルの黒ずみをきれいにしていきましょう。

1.重曹水を用意する

まず、スプレーボトル水100mlに対して重曹小さじ1杯を入れた重曹水をつくります。重曹には消臭効果もあるので、タイルに染みついた臭いにも効果的に働いてくれます。

2.床に落ちた汚れやゴミを拭き取る

床に落ちているホコリや髪の毛を雑巾で拭き取ります。かがんだ姿勢を取るのがつらいときは、掃除用のワイパーを使うと、掃除が楽になります。

3.重曹スプレーを汚れにふきかける

重曹スプレーを汚れに吹きかけます。目地に汚れが溜まりやすいので、黒ずみ汚れが目立つ部分に重点的に重曹スプレーをかけましょう。

4.タイル目地の汚れを掻き出す

重曹スプレーを吹きかけてから、歯ブラシを使って目地の黒ずみ汚れを掻き出し、こすり落とします。

5.雑巾で拭き取る

汚れが浮き出てきたら、雑巾で拭き取ります。サッと拭いただけでは、重曹が残りやすいので、雑巾で何度か拭き取ることをおすすめします。

6.落ちにくい黒ずみ対策

重曹スプレーと歯ブラシでは落ちない頑固な黒ずみは、重曹パックで対策しましょう。

キッチンペーパーに先ほど作った重曹水をスプレーし、落ちにくい黒ずみ汚れに貼り付けて、5〜10分放置します。その後、先ほどと同じ手順で歯ブラシで汚れを掻き出し、雑巾で拭きます。

トイレ床タイルの「黄ばみ」掃除手順

トイレ床タイルに付着するしつこい汚れの一つである「黄ばみ」。

黄ばみ汚れを掃除するときの手順を紹介します。

用意するもの

黄ばみ汚れを効果的に掃除するために用意するものを以下にリストアップしています。

  • スプレーボトル
  • クエン酸
  • 雑巾
  • キッチンペーパー
  • 歯ブラシ

家にあるもの、100均で手に入るアイテムがほとんどです。

下記手順で掃除していきましょう。

1.クエン酸水を用意する

黄ばみ汚れはアルカリ性なので、酸性洗剤を使うとよく落ちます。そこで、200mlの水をスプレーボトルに入れて、小さじ1杯のクエン酸を入れ、クエン酸水をつくります。

2.床の髪の毛やホコリを拭き取る

まずは床に落ちている髪の毛やホコリを、雑巾を使って拭き取りましょう。トイレの狭い空間での雑巾がけは無理な姿勢をとることになるので、ワイパーを使うのがおすすめです。

3.キッチンペーパーをクエン酸水を浸す

黄ばみ汚れは定着すると落としづらいので、キッチンペーパーを使ってクエン酸を黄ばみ汚れに浸透させます。そのために、キッチンペーパーにクエン酸水をたっぷりと吹きかけます。

4.汚れにキッチンペーパーを貼り付けて放置

クエン酸水をたっぷりと染み込ませたキッチンペーパーを黄ばみ汚れに貼り付けて、10分程度放置します。

汚れが落ちにくいと放置時間を長くしたくなるでしょう。しかし、タイルの目地は酸でダメージを受けやすいので、10分以上の放置は控えておくのが無難です。

5.目地に詰まった汚れを掻き出す

キッチンペーパーを外したら、タイルの目地に詰まっている黄ばみ汚れやタイルに付いている黄ばみを、歯ブラシを使ってこすり落とします

6.雑巾で汚れを拭き取る

水につけて固く絞った雑巾で、汚れを拭き取ります。

タイル目地は酸に弱く、劣化してしまう可能性があるので、クエン酸が残らないようにしっかりと拭き取ることがポイントです。

トイレ床タイルの「黒カビ」対処法

トイレ床タイルに付着した黒カビをきれいにする方法について紹介します。

用意するもの

黒カビを掃除するのに用意しておきたいものを以下にリストアップしています。

  • 塩素系カビ取り剤
  • 雑巾
  • キッチンペーパー
  • ゴム手袋

黒カビを落とすときには、皮膚への影響が出やすいのでゴム手袋を用意しましょう。

カビは下記手順で落としていきます。

1.床の汚れを拭き取る

トイレの床は髪やホコリで汚れています。まずは、それらの汚れを雑巾できれいに拭き取りましょう。

2.黒カビ部分に塩素系漂白剤を塗布して放置

次に、黒カビ部分に塩素系漂白剤を塗布し、しばらく放置します。塩素系漂白剤のパッケージに書かれている放置時間に従いましょう

3.雑巾で洗剤を拭き取る

洗剤が手に付かないように、ゴム手袋を付けます。しばらく放置した塩素系洗剤を雑巾をつかってきれいに拭き取ります。塩素系洗剤が残らないように、しっかりと拭き取ることが大切です。

トイレ床タイルを掃除するときの注意点2つ

トイレの便器や床タイルの掃除

トイレの床タイルを掃除するときに、いくつか注意しておきたい点があります。場合によっては大きな事故につながることがあるので、気を付けましょう。

酸性洗剤の使用に注意

酸性洗剤の使い方に注意が必要です。タイル目地に詰まった汚れがアルカリ性の尿石の場合、酸性洗剤を使うことで汚れが落ちやすくなります。

しかし、タイルの目地に使われているコンクリートは酸性に弱く、酸性洗剤の使用でダメージを受けてしまいます。

そこで、酸性洗剤やクエン酸水を使うときは、放置時間を長くしないこと、使用後は素早く拭き取る、拭き残しがないようにすることを徹底しましょう。

研磨剤入り洗剤は使用しない

トイレの床タイルをきれいにするために、研磨剤入りの洗剤の使用は控えましょう。研磨剤が入っている洗剤を使うと、タイルの表面に傷を付けてしまうからです。

もし、どうしても使用したいときは、強くこすらないこと、使用後は研磨剤が残らないように、しっかりと洗剤を拭き取ることです。

酸性と塩素系洗剤の使用に注意

酸性の洗剤やクエン酸水と塩素系の洗剤が混ざると、有毒ガスが発生して大変危険です。

黄ばみ汚れと黒カビといったように異なる種類の汚れを掃除したいときは、それぞれ適切な洗剤が異なります。

洗剤を拭きとっても成分が残っている可能性があります。そこで、黒カビと黄ばみ汚れの掃除は別の日に行うようにしましょう。

また、安全に掃除をするためにも、トイレを喚起し、マスクや手袋を付けて掃除することをおすすめします。

トイレ床タイルの汚れを掃除してキレイな空間に!

ここでは、トイレ床タイルの汚れをキレイに掃除する方法について解説しました。

トイレ床タイルの主な汚れである黒ずみ、黄ばみ、黒カビの汚れの種類によって、適切な洗剤が異なります。

汚れの種類に合わせた洗剤と適切な掃除方法で、トイレ床のタイルをきれいにし、清潔感のあるトイレ空間を目指しましょう。

トイレ床タイルの掃除方法!おすすめの洗剤や道具も【黒ずみ・黄ばみ】のよくある質問

  • Q. トイレ床タイルの汚れの種類は?

    黒ずみ、黄ばみ、黒カビが主な3種類の汚れです。

  • Q. トイレ床タイルの汚れは落とせる?

    汚れの種類に応じた洗剤を使うと、効果的に汚れを落とせます。

  • Q. トイレ床タイルを掃除するときの注意点は?

    タイルの目地が酸に弱いので酸性洗剤の取り扱いに注意すること、研磨剤入りの洗剤はできるだけ避けることです。