小便器

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小便器の掃除方法!【尿石の落とし方から適切な洗剤選びまで】

2023.11.09 2024.09.26

この記事では、家庭や店舗にある小便器の掃除方法を徹底解説します。

毎日使う小便器だからこそ、汚れるスピードは速いので、早めの対策が必要です。

今日からできるトイレ掃除の方法と、キレイを保つ3つのポイント、慣れれば簡単な小便器掃除のコツもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

小便器掃除の基礎知識「尿石って何?」

尿石とは尿に含まれるカルシウムが凝固した結晶のこと。

尿石は男性の尿ハネが原因で増えやすいので、特に小便器には多い汚れです。

尿石は便器のふち裏や隅など、尿が飛び散る場所に付きやすく、汚れが蓄積して固まってしまうと、なかなか落ちない厄介な汚れでもあります。

また、尿石は悪臭の発生源にもなるアンモニアを放出します。

さらに、化学変化を起こしアルカリ性に変化することにより、尿石が落ちにくく、中性洗剤やブラシでは簡単に取り除くことができなくなってしまいます。時間が経てば経つほど尿石は固くなって取り除くのが困難になる可能性も。

すぐに対処しなければ、蓄積した尿石が排水管を塞いでしまうこともあるので、自分で対処できなくなってしまうこともあります。ですから、尿石が付かないようにするには日頃のこまめな掃除で対策をしていくことが重要なのです。

小便器の掃除方法2選【尿石の落とし方】

ウォシュレット掃除に必要な道具

ここでは、トイレの尿石の落とし方を2つご紹介します。

間違った方法で掃除すると、便器に傷を付けてしまいます。ぜひ、以下の落とし方を参考にしてくださいね。

尿石除去剤を使った方法

比較的取り組みやすい、尿石除去剤を使った方法からご紹介します。

用意するもの

  • サンポールまたは尿石除去剤
  • バケツ
  • 灯油用ポンプ
  • 歯ブラシ
  • ゴム手袋

方法

  1. 目皿を取り出す
  2. トラップ内の水を灯油用ポンプなどで抜く
  3. トラップ内に洗剤をかけて30分放置
  4. 目皿はバケツに入れて洗剤をかけて30分放置
  5. 目皿を歯ブラシでこする
  6. 水でしっかり流す

トイレットペーパーやラップを使ったパックの方法も薬剤が垂れずおすすめです。この場合も30分放置します。

サンドペーパーを使った方法

洗剤でもスポンジでも取れない、便器にべったりとこびりついた状態の頑固な尿石汚れには、サンドペーパーで削り落とす方法がおすすめ。

ドラッグストアで尿石汚れ用のサンドペーパーも販売されています。

水をつけて湿らせたサンドペーパーを、直接尿石汚れに当ててこすりましょう。

この方法が一番簡単で、短時間で落とせる方法ですが、簡単だからと何度も削ると便器が傷ついてしまいます。

傷ついた便器にさらに汚れが溜まると、掃除が大変です。

スポンジでこすっても取れない場合にのみ使用しましょう。

小便器掃除に合った洗剤は?【選び方・使い分け】

使用の際に注意点のある塩素系漂白剤

トイレ掃除用の洗剤は大きく3つのタイプに分かれます。

中性タイプ洗剤と酸性タイプ、塩素系タイプほぼ全ての洗剤が使えますが、トイレの汚れに応じて洗剤を使い分けましょう

効果 安全性
中性洗剤 軽度の汚れ・消臭効果 高い・普段の掃除で使える
酸性洗剤 尿石・尿ハネ汚れに効果 塩素系洗剤と混ざらないように注意
塩素系洗剤 汚れ・カビ・ニオイを取る 重曹と同じ使い方で使用が可能
クエン酸 軽度の尿石やニオイに効果 タンク内の部品を痛めるので使用は不可

以下、それぞれの洗剤が得意とする汚れを詳しく見ていきましょう。

中性洗剤

「軽度の尿ハネ汚れや、便器のふちの黒ずみ」には、中性洗剤がおすすめです。

人体に安全な成分を使用している洗剤が多いので、安全性は高く、小さな子どもがいる家庭も使えますよ。

最近では植物成分由来の洗剤もあるので環境にも、肌にも優しいです。

泡タイプとジェルタイプがあるので、使いやすいタイプを掃除に取り入れてみましょう。

準備物

  • 中性洗剤
  • ゴム手袋
  • スポンジ
  • トイレットペーパー

使い方

  1. 汚れに吹きかける
  2. スポンジで汚れを擦って水で流す

汚れた部分にスプレーをした後、トイレットペーパーを貼り付ける方法も汚れが落ちやすいですよ。
落ちにくい汚れには、メラニンスポンジの併用もおすすめです。

塩素系洗剤

塩素系洗剤は洗浄力が強い分、トイレの便器を傷める危険性があります。

普段から中性洗剤でこまめに掃除ができていれば、酸性洗剤やこの後の塩素系洗剤は必要ありません。

しかし、こまめに掃除ができない場合は、汚れが溜まってくるので強い洗剤に頼らなければいけないことも。

また、肌のも刺激性があるので、手などが荒れてしまう可能性も高くなります。

さらに、小さな子どもがいる家庭では直しておく場所にも気を使うので、できれば使いたくないでしょう。

酸性洗剤

尿石除去剤の多くが、この「酸性洗剤」です。

有毒なガスが発生するので、絶対に塩素系漂白剤などと混ざってはいけません。

中には危険物(毒物や劇物)を使用していない尿石除去剤もあり、安全性の観点からはおすすめです。

念のため、換気した状態で作業を始めましょう。

クエン酸

軽度の汚れにはクエン酸がおすすめです。

クエン酸スプレーを使って、尿ハネによる黄ばみやニオイを落とします。

クエン酸スプレーの作り方

  1. スプレーボトルにクエン酸大さじ一杯と水200㏄を入れて混ぜる
  2. ニオイの気になるところにスプレーし、水拭きをする
  3. 落ちにくいニオイには、トイレットペーパーにクエン酸水を浸み込ませたパックをする
  4. 20分ほど放置して、水拭きする

クエン酸は粉末タイプのほかに、スプレー式になった水溶液タイプもあります。

自分でクエン酸スプレーを作るのが面倒という方は、ドラッグストアでも販売しているので、ぜひ試してみてくださいね。

小便器掃除の際の「尿石除去剤」選びのコツ!

尿石除去剤には、「ジェルタイプ」と「液体タイプ」があります。

それぞれのメリット・デメリットと使い方のコツを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

ジェルタイプ

ジェルタイプは洗剤をかけてから数時間待たなくてはいけませんが、準備物の手間がかかりません。

また、チューブ式でつけ口が細い商品が多いので、フチ裏など狭い箇所につけやすくて便利です。

液体タイプ

液体タイプは即効性に優れています。

数分置いて洗い流すだけなので、掃除の時間があまり取れない方に最適です。

ただしブラシが必要となる場合もあるので、購入前に使い方を確認するようにしましょう。

小便器に1つ!尿石対策のおすすめ掃除アイテム3選

壁掃除の専門業者

尿石は見た目も悪く、雑菌が繁殖して悪臭の原因にもなります。

さらに、放置し過ぎて尿石が大きくなるとつまりの原因にも。尿石はカルシウム化合物なので普通の洗剤では落とすことができません。

ここでは、小便器の掃除の頻度を減らせる、尿石対策のおすすめアイテムを3つご紹介します。どれもトイレに用意しておきたいアイテムです。

サンポール

酸性タイプの定番トイレ洗剤です。

日々の掃除からガンコな汚れまで、幅広く掃除できますよ。ブラシが届きにくい便器のフチ裏まで液がかけやすいので、掃除が簡単にできます。

置き型尿石防止剤

目皿の上にポンと置くだけで徐々に尿石を分解し、尿石の発生も予防できます。

液体の尿石除去剤のように即効性はありませんが、徐々に尿石を溶かしていくアイテム。大量にこびりついてしまった尿石には効果がないので、尿石を除去した後の仕上げとして置いておきましょう。

ピカスティック

洗剤を使わずに、水をつけて軽くこするだけで頑固な汚れを落とします。

サンドペーパーなどとは違い、汚れのない箇所では摩擦が働かないため、便器を傷めにくい点もおすすめポイントです。トイレの尿石・黄ばみのほか、洗面台の黒ずみや汚れ・タイルの水垢にも使えます。

小便器を掃除する際のコツ【家庭用と店舗用で異なる掃除頻度】

マンションの鍵交換するときの注意点

ご家庭と店舗で頻度などが変わってくるので、それぞれ分けて掃除のコツを解説していきます。

ご家庭の場合のコツ

家庭用小便器は、比較的メンテナンスがしやすいです。

こまめに掃除をする必要はなく、週に一度の拭き掃除、中性洗剤でこすり洗いを基本とします。

汚れが気になったり、ニオイが気になったりしたときは丁寧に掃除をしましょう。

また、尿ハネを少しでも減らすために便器に近くなるように小便器に覆いかぶさる姿勢で、一歩前に進んで用を足すことも忘れずに!

店舗の場合のコツ

店舗用の小便器は、不特定多数の人が使用するので、とても汚れやすいです。

さらに、感染症が流行する時期などは特に注意して掃除をしなければなりません。

基本的に洗剤は強力な酸性洗剤か塩素系洗剤を使用しましょう。

また、小便器だけではなく側面や上部の汚れ、ドアノブ、壁などもしっかり拭くことも重要です。

毎日掃除するので、便器や目皿が洗剤などによって割れやすくなっています。
ひび割れなどがないかもチェックしましょう。

ちょこちょこ掃除としっかり掃除を使い分ける

毎日のこまめな掃除を続けつつ、床と壁、便器の内部、手洗い部分があるタンクなどは、週1回しっかりと掃除をしましょう。

衛生的にも掃除を少しでも楽にするためにも、汚れた時や気づいた時に拭いておくことを習慣づけておくことも大切です。

さらに詳しく知りたい方はこちら

小便器掃除で予防できるトイレのトラブル3つ

ウォシュレット分解掃除をする両手

ここでは、小便器の掃除で予防できるトイレのありがちなトラブルを3つご紹介します。

つまり・悪臭

小便器のつまりはあまり聞かないと思いますが、水の流れた先が小さいことから意外とつまりやすいのです。

水の流れが悪い、ニオイが気になる場合は、尿石を除去すると解消される場合がありますよ。

まずは、 尿石の蓄積しやすい小便器のフチは週に一度程度拭き取り掃除をしましょう。

また、軽度の尿石汚れはサンポールで落とせます。

排水管の中の尿石も、サンポールを直接流し入れることで除去でくるので、週に一度は掃除しましょう。

尿ハネ

小便器での尿ハネはどうしても避けられない汚れです。

家庭ならまだしも、店舗等の施設だと、尿ハネしないように小便器を使ってくださいとまでは言えません。

小便器の中だけではなく、床や壁を汚してしまうので、週に一度はトイレ掃除用シートなどでこまめに拭き掃除をしましょう。

小便器掃除でお困りなら!まずは業者に相談を

トイレ

ここでは、小便器掃除のコツや洗剤の使い分けなどを詳しくご紹介しました。

汚れを放置して排水管に尿石が溜まると、水の流れが悪くなります。

また、つまりの原因にもなるため、放置せずに定期的に除去することが大切です。

自分で掃除をしても臭いや尿石が取れない、専用の洗剤や掃除方法を試しても尿石が除去できないときは、専門業者に対処してもらいましょう。

小便器の掃除方法!【尿石の落とし方から適切な洗剤選びまで】のよくある質問

  • Q. 小便器掃除でおすすめの洗剤は何?

    A.

    酸性タイプの定番トイレ洗剤「サンポール」がおすすめです。黄ばみやニオイを取る掃除からガンコな尿石汚れまで、幅広く掃除できますよ。ブラシが届きにくい便器のフチ裏まで液がかけやすいので、簡単に掃除できます。

  • Q. 小便器掃除の頻度はどれくらい?

    A.

    床と壁、便器の内部、小便器の受け皿などは、週1回程度の頻度で掃除しましょう。 汚れに気づいた時に拭いておくと汚れの蓄積を抑えられて、掃除が楽になります。

  • Q. 小便器つまりの対策は?

    A.

    小便器のトイレつまりを防ぐためには、尿石の蓄積を抑えることが重要です。まずは、 尿石の蓄積しやすい便器のフタ裏やフチは1週間に1度程度拭き取り掃除をしましょう。また、軽度の尿石汚れはサンポールで落とせます。

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