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雨戸はこまめな掃除が必須!戸袋や戸車などパーツ別の清掃方法や注意点を解説

2024.08.23 2024.09.15

この記事では、雨戸の掃除方法について徹底解説します。

雨戸の外側は、常に雨風にさらされており、ほこりや花粉等さまざまな汚れが溜まります。掃除を怠ると腐食が進んでしまい、交換が必要になることも。このようなリスクを抑えたいなら、定期的に掃除することが大切です。

記事内では、雨戸の取り外し方や業者清掃の費用相場もご紹介。「汚れを徹底除去したい!」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。

雨戸の掃除方法【手順を詳しく解説】

雨戸掃除の手順を確認するカップル

事前に準備するものは、以下のアイテムです。

  • 雑巾
  • バケツ
  • 中性洗剤
  • やわらかいブラシ
  • スプレーボトル
  • スポンジ
  • ゴム手袋

汚れがひどくない場合は、水拭きで十分です。ただ、なかなか落ちない頑固な汚れの場合は、中性洗剤を使用してください

それでは掃除手順を確認していきましょう。

雨戸

雨戸の掃除方法は、室内側と外側で異なります。それぞれの掃除手順を確認していきましょう。

室内側

室内側は、直接水を流せないので、水を含ませた雑巾等で汚れを落とす必要があります

【掃除手順】

  1. 中性洗剤を水で薄めたものを吹きかける
  2. 10分間放置して汚れを浮き上がらせる
  3. 柔らかいスポンジで擦り洗いする
  4. レール部分も忘れずに掃除する
  5. 最後は乾いた雑巾で水気を拭き取る

水気を残した状態で放置すると、カビが発生する可能性があります。とくに室内側の雨戸は乾きにくいので、仕上げは乾いた布で丁寧に水気を拭き取りましょう。

外側

雨戸の外側は、自然乾燥できるように、天気の良い日に掃除するのがおすすめです。

【掃除手順】

  • 水を入れたバケツを用意する
  • バケツの中に中性洗剤を1~2滴入れる
  • 濡らしたブラシで擦り洗いする
  • 歯ブラシ等でレール部分を洗う
  • 最後は自然乾燥で十分に乾燥させる

雨戸の外側は、水洗いで汚れが落ちる場合、中性洗剤は必要ありません

中性洗剤は、台所用中性洗剤でも使用可能です。ただし、台所用中性洗剤は数滴でもかなり泡立ちます。入れる過ぎると後始末が大変になるので、水を追加して調整しましょう。

戸袋

戸袋は、引き戸の扉を収納する箱状のものです。

戸袋は雨戸を重ねて収納できるように設計されており、日本特有の建築様式といわれています。ネジで固定されている戸袋の場合、簡単に取り外すことが可能です。

【掃除手順】

  1. 戸袋を取り外す
  2. 水をかけて汚れを洗い流す
  3. 乾いた雑巾で拭き取る

なかなか落ちない頑固な汚れがある場合、中性洗剤を使用しましょう

ただ、自宅に高圧洗浄機があれば、中性洗剤を使用する必要はありません。高圧洗浄機とは、高圧な水の噴射で汚れを落とす機械で、頑固な汚れも簡単に落とせます。

便利な高圧洗浄機ですが、使い方を間違えると戸袋を傷める恐れも!高圧洗浄機を使用するのが不安な場合は、業者への依頼を検討しましょう。

戸車

戸車は、レールを左右に動かすための車輪です

戸車にほこりやゴミ等が溜まると、雨戸の滑りが悪くなることも。戸車に溜まった汚れをきれいに掃き出しましょう。

【掃除手順】

  1. 養生テープを枠のレールに貼る
  2. 雨戸パネルを左右に移動させる
  3. 戸車の汚れやゴミ等を除去する

養生テープが自宅にない場合は、両面テープでも問題ありません。

養生・両面テープは、剥がれないようにレールの枠にしっかり貼りましょう。また、接着面を外側にして貼り付けてください。

シャッター

シャッターは、雨風にさらされており、汚れが溜まりやすいので定期的な掃除が必須

【掃除手順】

  1. レールの枠をホウキで掃く
  2. シャッターを閉める
  3. スラット部分に中性洗剤をかける
  4. 洗車ブラシや雑巾等で汚れを落とす
  5. 乾燥させてからシャッターを上げる

防犯対策が施されているシャッターは、スラットを完全に降ろすと屋外側から開けられません

とくに、ベランダの雨戸を掃除する場合、完全にスラットを下ろすと閉じ込められてしまうことも。シャッターを掃除する際は、家族に一声かけたり、完全に閉まらないように物を挟んだりするなどの対策が必要です。

雨戸の取り外し方【掃除の前に要確認】

掃が必要な雨戸

雨戸の取り外し方は、主に以下の2つです。

  • 戸袋から取り出す
  • レール上で外す

それぞれの方法を確認していきましょう。

戸袋から取り出す方法

レールから雨戸を取り外せない場合は、戸袋ガイドを外してから取り出します

【取り外す手順】

  1. 戸袋ガイドのネジを抜く
  2. ガイドを上下ともに外す
  3. 雨戸を横にスライドさせて取り出す

ネジが錆びて戸袋ガイドが外れない場合は、潤滑剤を差してしばらく放置しましょう

強引に取り外そうとすると、ネジ山が壊れてしまう可能性があります。最悪の場合、戸袋ガイドの交換が必要になることも。取れない場合は、業者に相談してみましょう。

レール上で外す方法

雨戸を軽く持ち上げてから、手前に引くと簡単に外せる方法です。

【取り外す手順】

  1. 雨戸を戸袋から取り出す
  2. レール中央付近に移動する
  3. 上に持ち上げて手前に外す

戸車が当たって外れない場合は、ドライバーを雨戸とレールの間に差し込みましょう

雨戸とレールの間に空間が生まれるため、戸車を少し押し上げると外れやすくなります。あとは室外側に立ち、障子を外す要領で雨戸を持ち上げて手前に外すだけです。

雨戸が汚れる原因【定期的な掃除が必須】

雨戸掃除の手順を確認する男性

雨戸の汚れは、室内側と外側で異なります。

室内側 外側 サッシ
・油汚れ
・ヤニ汚れ
・皮脂汚れ
・手垢汚れ
・土埃
・花粉
・黄砂
・排気ガス
・砂埃
・花粉
・ほこり
・カビ

汚れの原因を確認していきましょう。

室内側の汚れ

室内側が汚れるのは、以下の原因が考えられます。

  • 油汚れ
  • ヤニ汚れ
  • 皮脂汚れ
  • 手垢汚れ

ほこりは日常的に発生しますが、乾いた状態で付着するので簡単な掃除で除去可能です。

ただし、簡単に取れる汚れでも、手垢や皮脂、油汚れ等と混ざり合うと頑固な汚れになることも。これらを栄養分としてカビが発生する場合もあるので、年に数回は業者に依頼し徹底的に汚れを落とすのがおすすめです。

外側の汚れ

外側が汚れるのは、以下の原因が考えられます。

  • 土埃
  • 花粉
  • 黄砂
  • 排気ガス

外側の汚れは、簡単に落ちない頑固な汚れになる場合があります

とくに、雨の日の翌日など濡れたままで放置した場合は、ほこりやゴミ等と混ざって頑固な汚れになることが多いです。汚れが溜まった部分にカビが発生することもあります。

サッシの汚れ

サッシが汚れるのは、以下の原因が考えられます。

  • 砂埃
  • 花粉
  • ほこり
  • カビ

サッシ部分は洗剤を使わず、水のみで掃除するのがおすすめ

サッシのレール部分は、アルミニウム製のものが多くアルカリに弱い素材です。掃除の際に、アルカリ性洗剤や酸性洗剤、塩素系漂白剤など刺激が強い洗剤を使用すると、変色や腐食につながる恐れがあります

メラミンスポンジはサッシ部分に細かい傷を付ける危険性があるので、使用を避けるのが無難です!

参考までに、メラミンスポンジの使い方は以下でご覧になれます。

雨戸を掃除する際の注意点

雨戸掃除する女性

主な注意点は、以下の通りです。

  • たわしの使用は避ける
  • 水気しっかり拭き取る
  • 高圧洗浄機の使用に注意する
  • 適切な洗剤を使用する
  • 雨戸を外す際は注意する

掃除のポイントを確認していきましょう。

たわしの使用は避ける

雨戸掃除でたわしの使用は避けましょう

雨戸の素材はさまざまな種類がありますが、とくに注意が必要なのはスチールやアルミ製の雨戸です。硬いたわしで強く擦ると傷が付くことも。その部分から錆びる場合があるため、柔らかいスポンジを使用しましょう。

水気しっかり拭き取る

掃除後は、水気が残らないようにしっかり拭き取りましょう

雨戸の外側は汚れを落とすために、水を流しながら洗浄することも多いです。表面に水分が残ると、カビが繁殖したり錆びが発生したりすることも。とくに、自動開閉式の雨戸の場合は要注意で、晴れた日の自然乾燥でも十分に水気が取れないこともあります。

雨戸に水分が残っている場合は、乾いた雑巾や古布等でしっかり拭き上げましょう。

高圧洗浄機の使用に注意する

高圧洗浄機を使用すれば、洗剤を使用しなくても汚れがきれいに落ちます

ただし、雨戸が木製の場合、高圧洗浄機を使用すると腐食する可能性があります。また、使い方に慣れていないと怪我や事故につながるリスクも。通行人に水がかかるトラブルも起こりがちなので、周囲に迷惑をかける恐れもあります。

高圧洗浄機や中性洗剤の使用が心配な場合は、業者に任せるのがおすすめです。

適切な洗剤を使用する

雨戸によっては、表面に特殊な塗装が施されています

洗浄力が高い洗剤を使用すると塗装が剥がれてしまうため、刺激の弱い中性洗剤を使いましょう。また、洗剤を使う場合は、必ず目立たない部分に塗布して、変色等の問題がないか確認してから使用してください。

ちなみに、雨戸掃除で避けるべき洗剤には、以下のようなものがあります。

  • 酸性洗剤
  • アルカリ洗剤
  • 有機洗剤
  • 塩素系漂白剤

雨戸を外す際は注意する

雨戸の汚れを徹底的に落としたい場合は、取り外して丸洗いするのがおすすめです。

ただし、自力清掃では、「雨戸が取り外せない」「左右に動かしづらい」といった問題が起きることも。掃除を怠っていた場合、さまざまな汚れが混ざり合ってレール部分にこびり付き、動かなくなることがあります。

雨戸が動かない場合は、ドライバーを雨戸とレールの間に差し込みましょう。雨戸とレールの間に空間が生まれるため、取り外しやすくなります。それでも動かない場合は、無理に取り外そうとせず業者に相談しましょう。

>>雨戸を動かせないとき、対応可能な業者を探す

高所作業で危険なとき、頑固な汚れが落とせないときの業者依頼に関しては、以下の記事もおすすめです。

雨戸掃除を業者に依頼した場合の費用相場

雨戸掃除の手順を説明する女性

雨戸掃除の費用相場は、以下の通りです。

費用相場
0.5m²未満 1,650円(税込)~
1m²未満 1,650円(税込)~
2m²未満 1,980円(税込)~
3m²未満 2,420円(税込)~

参考元:ダスキン公式サイト

雨戸掃除はオプションとして提供する業者が多く、単体で依頼できないことがあります

雨戸掃除は定期的にプロに依頼しよう!

雨戸掃除の手順を確認する女性

この記事では、雨戸の掃除方法について解説してきました。

雨戸の汚れを放置すると、知らない間に腐食が進んでしまうことも。ただ、自力清掃では隅々まで汚れを落とすのは限界があります。雨戸の汚れを徹底的に落としたいなら、掃除のプロである業者に依頼するのがおすすめ。

依頼先を探しているなら、業者との出会いをサポートしてくれるマッチングサイト「セーフリー」を利用しましょう!複数の業者と提携しており、希望条件で納得の業者を見つけられます。気になる業者を見つけたら、まずは無料見積もりを!

>>セーフリーで雨戸清掃の業者に相談してみる

雨戸はこまめな掃除が必須!戸袋や戸車などパーツ別の清掃方法や注意点を解説のよくある質問

  • Q. 雨戸掃除に適した時期は?掃除時間はどれくらい?

    A.

    雨戸掃除に適した時期は、暑すぎず寒すぎない春、または秋です。ただし、湿度が高くなる雨が降った翌日や視界が悪くなる曇りの日は避けるのが無難。業者清掃の場合、掃除は30分〜1時間ほどで終わります。

  • Q. 雨戸掃除に適した洗剤は?水だけでも汚れは落ちる?

    A.

    雨戸掃除に適した洗剤は、肌への刺激が少ない中性洗剤です。洗浄力が高い酸性やアルカリ性の洗剤等を使用すると変色や腐食の原因に。汚れが落ちない場合は、業者への依頼を検討しましょう。

  • Q. 雨戸の自力清掃と業者清掃の違いは?

    A.

    雨戸掃除は自分で行えますが、隅々まできれいに掃除するのは難しいです。洗い残しが出る場合も多いので、徹底的に汚れを落としたいなら業者清掃が一番です。

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