合鍵の作成時間はどれくらい?手段や種類別に詳しく解説

合鍵の作成時間はどれくらい?手段や種類別に詳しく解説

2024.05.27 2024.09.03

本記事では、合鍵作成にかかる時間について、手段別・鍵の種類別に詳しく解説します。合鍵は、家族の人数分必要になったり、急に用意したいと思うときがあるでしょう。しかし、どこで作成してもらえるのかわからず、対応できないままの人もいるかもしれません。

合鍵を作成する方法や費用相場、注意点なども記載しているので、合鍵作成でお悩みの際はぜひ参考にしてください。この記事を読むと、安心して合鍵作成に取り掛かれるでしょう。

【手段別】合鍵作成にかかる時間

時計

合鍵を作成するのにかかる時間は、どこで作成するかによって変わってきます。合鍵作成が可能な場所ごとに、作成にかかる目安時間を確認しておきましょう。

鍵屋

合鍵の作成は、鍵屋に依頼すると純正品の合鍵を作成してもらえます。精度の高い合鍵を作りたい場合には、鍵屋に相談すると良いです。

鍵屋に合鍵作成を依頼した場合、純正品なら20日程度かかるため早めに依頼する必要があります。高品質な合鍵を作ってもらえる分時間がかかる傾向にある点を理解しておきましょう。

メーカー

ハウスメーカーなどに合鍵作成を頼むと、後日合鍵が渡される形です。依頼を受けてからメーカーの工場で合鍵の作製に取り掛かり、その後完成品を配送してもらう流れで入手できます。

工場で作成し配送する必要があるため、受け取るまでには鍵屋に依頼するときと同じく20日程度かかります。メーカーで合鍵作成をお願いした場合も、鍵屋と同じくらい時間がかかるのです。

ホームセンター

合鍵の作成は、ホームセンターでも行なっています。ホームセンターで合鍵を作成するときは、手持ちの鍵を型取りして複製する形で作成が可能です。

ホームセンターでは、即日で合鍵を作ってもらえます。後日受け取りに行ったり、自宅に合鍵が届くのを待つ必要がありません。ホームセンターの中で買い物をしたり、どこかで時間をつぶしてから受け取ることも可能です。

一方、鍵屋やメーカーで作ってもらうときのような、純正品の合鍵ではありません。手軽に作れる反面、純正品ではないため防犯性が気になるときにはあまりおすすめできません。

即日で合鍵を作成してもらえる分、デメリットがある点も押さえておきましょう。

インターネット

合鍵は、インターネットを利用して作成する方法もあります。通販サイトや鍵屋のサイトから申込ができ、メーカーと依頼者の間に入り発注を行なうので、純正品の合鍵を入手できます。

インターネットで合鍵作成を依頼した場合、早くて1週間、平均すると2~3週間程度の時間がかかるので押さえておきましょう。作ってもらう鍵の種類や配送状況などにより、かかる時間が変わってくるので、事前によく確認しておくことが大切です。

管理会社

マンションやアパートなどの集合住宅で合鍵を作成したい場合は、管理会社を経由して作ってもらえます。特に、非接触で解錠する機能が備わっている際は、登録工事が必要なので個人で依頼しても合鍵を作成できません。

管理会社経由で合鍵を作成するときは、2~4週間ほど時間がかかります。賃貸物件では合鍵作成の許可を管理人さんや管理会社から得なければなりません。そのときに、合鍵作成の依頼もしておくとスムーズでしょう。

鍵交換については、こちらの記事も参考にしてみてください。

【種類別】合鍵作成にかかる時間

時計

合鍵がどこで作成してもらえるのかについて確認した次に、鍵の種類ごとに合鍵が完成するまでどれくらいの時間がかかるのかチェックしておきましょう。

ピンシリンダー

鍵の片側がギザギザした山状になっている鍵のことを、ピンシリンダーといいます。室内や自転車、ロッカーの鍵など、様々な場所で使用されています。

ピンシリンダーの合鍵を作成する場合、およそ5分程度で合鍵の作成が可能です。比較的構造がシンプルな鍵なので、合鍵もすぐに作成できます。

※ピンシリンダー錠の仕組みや交換方法はこちらをご覧ください。

ディスクシリンダー

鍵の両端がギザギザしているディスクシリンダー錠は、賃貸物件を中心に多くの住宅で導入されています。同時に、手軽に合鍵を作れるのもディスクシリンダーの特徴です。

鍵やホームセンターに行き合鍵を作ってもらう場合、5分前後ですぐに完成します。どこで合鍵を作成してもらうかによって、必要な物が異なるので事前に尋ねておきましょう。店舗によっては、身分証明書の提示を求められる場合があります。

※ディスクシリンダーの仕組みや交換方法はこちらをご覧ください。

ロータリーディスクシリンダー

ディスクシリンダー同様、鍵の両端がギザギザしているものにロータリーディスクシリンダーがあります。より防犯性を高めたいときに多く選ばれているのが、こちらのロータリーディスクシリンダーです。

ロータリーディスクシリンダーの合鍵は、5分程度で作成してもらえます。ただし、構造が複雑なロータリーディスクシリンダーの場合は取り寄せになる可能性があるので、5分で作成してもらうのは難しいでしょう。

ディンプルキー

鍵の表面にくぼみがあるのが、ディンプルキーです。玄関の鍵として使われるのが多く、防犯性に優れています。防犯性の高さから、自転車や金庫に使用される場合もある鍵です。

ディンプルキーの合鍵を作成する場合は、専用の機械と技術が必要です。難易度が高いので、早くて5分、平均すると15分~60分程度で合鍵を作成してもらえます。

鍵屋で依頼すると比較的早く、合鍵を作ってもらえるでしょう。対してホームセンターなどで合鍵を作成してもらう場合は、専門のスタッフがいなければ1時間程度かかる恐れがあります。

※ディンプルキーの仕組みや交換方法はこちらをご覧ください。

スマートキー

自身が鍵を持っている状態でドアノブにあるボタンを押すだけで解錠できるのが、スマートキーです。住宅だけでなく、車に搭載されていることが多いです。

スマートキーの合鍵を作るときは、鍵が手元にある場合10~30分ほどの時間がかかります。鍵を持っていない場合は、1~2時間ほどの時間がかかるので注意してください。

マグネットキー

磁力を活用して解錠する鍵が、マグネットキーです。住宅の他、バイクや金庫などの鍵として選ばれることが多いです。

マグネットキーの合鍵作成には、どこの鍵かによって作成にかかる時間が異なります。

  • 住宅:約30分
  • バイク:約10~20分
  • 金庫:約15分~30分

マグネットキーの合鍵を作るときは、ブランクキーと鍵にくぼみを開けるための機械が必要です。さらに、専門的な技術も必要になるので、合鍵作成を依頼する前によく確認しておきましょう。

合鍵を作成する方法は主に2種類ある

鍵

合鍵を作成できる場所と、鍵の種類ごとに出来上がるまでどれくらいの時間がかかるのかご紹介しました。続いて、合鍵を作成する方法について2種類説明します。

鍵を複製する

合鍵の作成は、今ある鍵の型を取って複製する方法があります。今持っている鍵のコピー版になり、ホームセンターなどで手軽に作成が可能です。型を取ったらすぐに合鍵を作れるので、取り急ぎ合鍵を作りたい場合に利用できます。

鍵穴から作成する

合鍵は、鍵穴から作成する方法もあります。元鍵を紛失したなどの際、合鍵を作成するときに必要なアルファベットと数字を組み合わせた鍵番号がわかりません。

そのような場合は、鍵屋に依頼して鍵穴から合鍵を作ってもらえます。鍵穴にブランクキーを挿して傷を確認しながら鍵を作成する、またはシリンダーを外して内部構造を確認しながら鍵を作成する、いずれかの方法で合鍵の作製も可能です。

合鍵の作成はどこに依頼すべき?

人形とクエスチョンマーク

合鍵を作りたいと考えるとき、作成してもらえる場所はいくつかあります。一方、状況によってどこに依頼して作ってもらうのが良いか異なるのも事実です。合鍵作成のシーンに合わせて、依頼先を考えてみましょう。

すぐに必要な場合は鍵屋へ

すぐに合鍵を作成する必要がある場合は、鍵屋に相談しましょう。スピーディーに合鍵を作成できるだけでなく、難しい鍵にも対応しているので頼もしいです。

鍵交換や作成に必要な機械やブランクキーを種類豊富に取り揃えているので、幅広い種類の鍵に対応しています。せっかく作ってもらったのに鍵が合わなかったというトラブルも避けられます。

合鍵であれば短時間で作ってもらえるので、仕事帰りや買い物ついでにも作成を依頼できるでしょう。

割安で合鍵を作成するならホームセンター

合鍵を作りたいけれど費用はできるだけ抑えたい、そんなときはホームセンターを利用してみましょう。ホームセンターでは、複製する形で合鍵作成を引き受けているので短時間で合鍵が完成します。

さらに、費用が1,000円以内と安く収まるのも魅力です。鍵の種類によって多少費用に差があるものの、他で作ってもらうよりも割安で合鍵を入手できます。

純正の合鍵が欲しいならメーカーやインターネット

合鍵の質にもこだわりたい、防犯性において安心できる合鍵が良い場合は、純正のものがおすすめです。純正の合鍵は、メーカーやインターネットを利用して依頼すると作成してもらえます。

ただし、届くまでに数週間かかるのと、費用が割高になる点には注意が必要です。

合鍵を作成するときの費用相場

電卓と小銭

合鍵を作成してもらえる場所や、鍵の種類ごとの作成時間などを説明しましたが、その際に気になるのが費用面です。以下に合鍵を作成する際の費用相場をまとめたので、参考にしてください。

  • ピンシリンダー:1,000円前後
  • ディスクシリンダー:300円~800円程度
  • ロータリーディスクシリンダー:1,000円前後
  • ディンプルキー:3,000円~5,000円程度
  • スマートキー:5,000円~40,000円程度
  • マグネットキー:3,000円程度

1,000円前後で作れる合鍵もあれば、数千円から数万円程度の費用が発生する合鍵もあるのがわかります。合鍵を作成する際は、鍵の種類を確認し費用相場をチェックしてから行動に移すと良いでしょう。

合鍵を作成するときの注意点5つ

注意点

合鍵を作成する時間や種類ごとの費用などに加え、作成時の注意点もしっかり把握しておきましょう。特に、以下に挙げる5つの注意点をよく理解しておくことが大事です。

合鍵作成困難な特殊キーがある

合鍵は、種類によっては作成できない場合があります。作成が難しい特殊な鍵については、複製ができません。たとえば、カードキーなどは構造が複雑なので特殊キーとして扱われ、合鍵の作成が困難です。

特殊キーは、専用の機械がないと合鍵を作成できません。個人の鍵屋では対応していないケースが多く、メーカーから取り寄せる必要があります。

合鍵はマスターキーで作成する

合鍵は、原則マスターキーから作成するものです。そのため、合鍵を作成するために合鍵を持って行かないようにしましょう。

鍵にメーカー名と鍵番号が刻印してあるものであれば、それがマスターキーです。合鍵を作る際は、このマスターキーを持って行きましょう。

合鍵から合鍵を作ることも可能ですが、いざ挿してみたときに機能しない場合があるのでおすすめできません。

賃貸物件では管理人の許可が必要

賃貸物件で合鍵を作成したい場合は、事前に管理人に許可を得ておく必要があります。連絡を入れずに合鍵を作成し、盗難などのトラブルに遭った場合は損害賠償を請求される恐れがあるので覚えておきましょう。

許可を得た上で合鍵を作成しても、退去する際は合鍵も含めて返却する流れになります。合鍵は自身の都合で作成するものなので、費用が返ってこない点も理解しておきましょう。

普段は合鍵を使用する

合鍵を作成したら、普段はその合鍵を使って生活しましょう。合鍵とは別にして、金庫などで大切に保管してください。

鍵は、何年も使っているうちに傷が付きます。徐々に形が変わってしまう場合もあります。

合鍵で不具合が起きたとき、マスターキーをきちんと保管していると、マスターキーをもとに再び合鍵を作成できるので安心です。マスターキーは傷が付かないよう、また困ったときに使えるよう普段は決まった場所に保管しておくのがおすすめです。

作成する場所によって必要な物を揃える

合鍵の作成を依頼する場所によっては、必要な物があります。マスターキーはもちろん、身分証明書が必要なときがあるので忘れずに持って行きましょう。

運転免許証やマイナンバーカードなど、公的な身分証明書を用意しておいてください。どこで合鍵を作ってもらうか決まったら、必要な物が何かを調べ、きちんと揃えておきましょう。

合鍵の作成なら『鍵のトラブル・セーフリー』へ!

合鍵の作成にかかる時間について、手段と鍵の種類別にご紹介しました。合鍵は、どこで作成できるのかを知り、種類ごとの費用感も事前によく確認しておきましょう。合わせて、合鍵を作る際の注意点も押さえ、きちんと機能する合鍵を手に入れられるようにしてください。

合鍵作成に関しては、『鍵のトラブル・セーフリー』も対応しています。幅広い鍵の困り事やトラブルに対応しており、お悩みやエリアから最適な業者を提案いたします。業者の特徴や口コミがわかりやすく表示されているので、効率よく自分に合う鍵業者が見つかるのもポイントです。

合鍵の作成時間はどれくらい?手段や種類別に詳しく解説のよくある質問

  • Q. 合鍵は依頼する場所によって作成時間が変わりますか?

    はい、合鍵はどこに作成してもらうかで次のようにかかる時間が変わります。

    ・鍵屋、メーカー:20程度
    ・ホームセンター:即日
    ・インターネット:1週間~2、3週間
    ・管理会社:2~4週間

  • Q. 合鍵は、鍵の種類によって作成時間が異なりますか?

    はい、合鍵は鍵の種類によっても作成にかかる時間が異なります。

    ・ピンシリンダー、ディスクシリンダー、ロータリーディスクシリンダー:5分程度
    ・ディンプルキー:15分~60分ほど
    ・スマートキー:10分~2時間ほど
    ・マグネットキー:10分~30分ほど

  • Q. 合鍵はどのようにして作成するのですか?

    合鍵は、以下に挙げる2つの方法で作成できます。

    ・鍵を複製する
    ・鍵穴から新しく作成する

    作りたい合鍵の種類に応じて、どちらが適しているか考えてみましょう。

  • Q. 合鍵の作成はどこに依頼したら良いですか?

    合鍵の作成は、状況に応じて依頼先を選ぶと良いです。たとえば、以下を参考にしてみてください。

    ・すぐに必要なときは鍵屋へ
    ・費用を抑えたいならホームセンターへ
    ・純正の合鍵が欲しいならメーカーやインターネットで

  • Q. 合鍵を作成する際の費用相場を教えてください。

    合鍵は、鍵の種類によってかかる費用が異なります。一部ご紹介するので、ご覧ください。

    ・ピンシリンダー:1,000円前後
    ・ディスクシリンダー:300円~800円ほど
    ・ディンプルキー:3,000円~5,000円ほど

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