ドアノブは自分で交換できる!手順や注意点など解説

ドアノブは自分で交換できる!手順や注意点など解説

2024.08.26 2024.09.24

壊れてしまったドアノブは、自分で修理して交換できます。ここでは、自分でどのようにドアノブを交換すれば良いのか、その手順や注意点などについて詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。無事にドアノブの交換ができるよう、ドアノブの選び方についてもまとめています。
きちんと機能するドアノブを取り付けるため、一つひとつ慎重に進めていきましょう。ドアノブ交換のときに頼りになる鍵業者の魅力もご覧ください。この記事を読むと、無事に新しいドアノブを設置できるでしょう。

ドアノブを自分で交換する際に必要な道具

ドライバー

ドアノブを自分で交換するとき、まず必要な道具を揃えましょう。ドアノブの種類によって必要な道具が異なる場合がありますが、以下に挙げる物を用意しておくと困ることがありません。

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 千枚通し
  • ウォーターポンププライヤー
  • グリップ付き軍手
  • パテ
  • 木工用ボンド
  • 割りばし

ドライバーを選ぶときは、ネジ山に適したサイズのものを用意してください。ネジ山に合わないドライバーを使用すると、ネジ山がつぶれてしまう場合があります。インテグラル錠のドアノブを交換する際はネジが付いていないので、ドアノブを回すためにウォーターポンププライヤーやグリップ付き軍手があると良いです。

取り付け穴やフロントのすき間を調整するときには、パテや木工用ボンドがあると便利です。フロントの上下に隙間ができた場合には、パテで埋めると無事に固定できます。また、ドアノブ交換によって取り付け穴が広がってしまいビスがうまく締まらなくなった際には、木工用ボンドと割りばしが活躍します。

割りばしをビスの穴に入るサイズに削っておき、割りばしに木工用ボンドをつけて差し込んだら飛び出ている部分をカットしてみてください。この作業により、ビスがきちんと締まるようになります。

【2ステップで完了】ドアノブを自分で交換する方法

Stepの文字

ドアノブ交換にどのような道具が必要かわかったら、次に自分でドアノブを交換する方法について詳しくみていきましょう。1つずつの手順を押さえて、実際に交換作業へ移ってみてください。

Step1 ドアノブを取り外す

はじめに、古いドアノブを取り外す作業から行ないます。メーカーや種類によって多少違いはありますが、基本的には以下の順で取り外せます。

1.内側のノブ
2.外側のノブ
3.ラッチケース、錠ケース

ドアノブを交換する際には、ドアノブとビスの両方を取り外さなければなりません。このとき、硬くてうまく回せないことがあるので、そのような場合は潤滑スプレーを吹き付けてから外します。錠の種類ごとに詳しい取り外し方をご紹介するので、ご確認ください。

~円筒錠~
ドアノブの握る部分の根元に小さな穴があるのが、円筒錠です。円筒錠は、以下の流れで取り外せます。

  1. ドアノブの握る部分の根元にある小さな穴に、千枚通しや釘を差し込んで押し込む
  2. 何度か押し込んで、軽く沈む場所を見つかったら、押し込みながら握る部分を引っ張って引っかかりを外す
  3. 後に残った丸座の切り欠け部分にマイナスドライバーを差し込んで浮かして取り外す
  4. 台座に付いているビスを外して、外側のドアノブも取り外す
  5. 内側、外側どちらのドアノブも外せたら、ドアの側面にあるフロントプレートのビスを外してラッチボルトを引き抜く

~インテグラル錠~
ドアノブと丸座が一体となっているのがインテグラル錠です。比較的簡単に取り外せるのがメリットです。

  1. 内側のドアノブ根元に付いている丸座をつかんで、反時計回りに回す
  2. 硬くて回せない場合は、ウォーターポンププライヤーを使用する
  3. きちんと回せたら丸座ごと取り外す
  4. 台座に付いているビスもすべて外し、ドアノブを慎重に引き抜く
  5. ドア側面にあるフロントプレートのビスをすべて外して錠ケースを引き出す

Step2 新しいドアノブを取り付ける

ドアノブは種類によって取り外し方が異なりますが、無事に外せたら次は新しいドアノブを付けていきましょう。外すときとは逆の流れで進めると、新しいドアノブを取り付けられます。主な手順は、以下の通りです。

1.ラッチケース、錠ケース
2.外側のノブ
3.内側のノブ

続いて、ドアノブの種類ごとに新しく取り付ける方法をご紹介します。

~円筒錠~

  1. ラッチの向きを確認してラッチケースを入れる
  2. フロントプレートを差し込んで、上下2ヵ所をビスで留める
  3. 外側のドアノブを穴に差し込み、上下2ヵ所をビスで留める
  4. 内側のドアノブを差し込んで、上下2ヵ所をビスで留める

~インテグラル錠~

  1. ラッチの向きを確認しながら、錠ケースを取り付けてビスで留める
  2. 外側のノブを差し込んで、内側の丸座裏金をはめてビスで固定する
  3. 最後に、外側のノブの角芯に内側のノブの裏側にある四角い穴を合わせてはめ込む

ドアノブの選び方

ドアノブ

ドアノブは、交換する際の手順をよく確認して作業を進めることが大事です。また、きちんと合う製品を見つけて取り付けを行なわないと、うまく取り付けられません。そこでここでは、ドアノブの選び方について詳しく説明します。

今のドアノブの種類をよく確認する

最初に、今付いているドアノブの種類をよく確認することから始めます。今使っている物と同じドアノブに交換するのなら、メーカーと型番がわかればスムーズに新しいドアノブを用意できるでしょう。
ドアの側面にあるフロントプレートに刻印されている文字を調べると、メーカーや型番がわかります。ドアノブにはMIWAやWEST、GIKEN、YKKAPなどいろいろなメーカーがあるので、チェックしてみてください。
元々使っていたドアノブとは違う種類の物に交換する場合は、サイズを正確に測っておき、ドアに合うドアノブを見つける必要があります。

ドアノブのサイズを調べる

正しくドアノブを付けるためには、サイズを調べておくのも忘れないようにしましょう。ドアノブを交換しようとしたら廃盤になっていた、タイプの違うドアノブを取り付けたいなどの場合は、サイズをきちんと測った上で選ぶことが重要となります。以下に挙げるサイズを測って、メモにも残しておくと安心です。

  • ドアの厚み
  • フロントプレートのサイズ
  • バックセット(ドアの端からドアノブ中心までの長さ)
  • ビスピッチ(ビスとビスの間隔)
  • 丸座の穴の直径

取り付けたいドアノブの種類を選ぶ

どのようなドアノブを取り付けるかも、慎重に選ぶべきポイントです。今のドアノブと同じ仕組みの物に交換するのか、全く別の種類のドアノブに交換するのかによって選ぶべき製品が変わってきます。以下の点を参考にしながら、取り付けたいドアノブの種類を選んでみましょう。

取っ手の種類 特徴
レバーハンドル レバーを下げてドアを開けるタイプ
握り玉 握って回してドアを開けるタイプ

 

錠前の種類 特徴
円筒錠 ・握り玉の根元に小さな穴がある

・内側にはプッシュ式のボタンなどがある

チューブラ錠 ・丸座表面にビスが見えている

・ラッチのみで施錠ができる仕組みなので、室内錠に向いている

インテグラル錠 ・ドアの側面にラッチボルトとデッドボルトがある

・握り玉のところにビスなどがないので、ノブを反時計回りに回して取り外す

 

ドアノブを交換するときの注意点3つ

ビックリマークと虫眼鏡

ドアノブは、自分でも交換が可能です。新しいドアノブを用意して手順通りに進めると取り付けられますが、その際にいくつかの注意点があることも理解しておきましょう。注意点として、次の3点に気を付けてみてください。

サイズを間違えないようにする

ドアノブの交換をやってみようというとき、サイズを間違えないよう新しいドアノブを購入しましょう。せっかく購入したものの、いざ取り付けようとするとサイズが合わず付けられないというトラブルが起きる場合があります。数多くのメーカーから様々なデザインやサイズのドアノブが登場しているので、間違えないよう慎重に選ぶことが重要です。
新しいドアノブを取り付ける際は、あらかじめサイズをしっかり測っておいてから用意しましょう。

ドアノブの種類を間違えて購入しない

ドアノブの種類をよく確認してから、新しいドアノブを購入する点にも注意しましょう。円筒錠やインテグラル錠など種類がある中で、どの種類かを調べずにホームセンターなどでパーツを購入するのはおすすめできません。見た目だけで適当にドアノブを選ぶと、持ち帰った後に使えないとわかる場合があります。
レバーハンドルか握り玉かによって間違えた種類のドアノブを購入してしまいやすいので、この部分についてもよく確認が必要です。
間違って部品を購入すると、無駄な出費も増えて困るでしょう。あらかじめ既存のドアノブの種類をしっかり調べておいてから、新しいドアノブを選ぶようにしてください。

正しく取り付けるようにする

無事にドアノブの種類は選べても、その後の取り付け方が間違っていれば交換はできません。このとき、ドアの側面にあるフロントプレートという部品に注目してみてください。
フロントプレートに付いている三角の部品をラッチといい、ドアノブが正しく取り付けられているとラッチがきちんと機能します。一方、ラッチが正しく取り付けられていないと、ドアを閉めるのが難しくなります。
ラッチの向きをよく確認して、手順通りに作業を進め、ドアノブを無事交換できるようにしましょう。

ドアノブの交換なら鍵業者がおすすめ!

goodの文字

自分でもできるドアノブの交換ですが、業者に頼んで対応してもらうことも可能です。ドアノブの交換について頼れるのは、鍵業者です。鍵業者にドアノブ交換を依頼するメリットを4つ挙げるので、ご覧ください。

確実・スピーディーにドアノブを交換してくれる

鍵業者は、すぐにドアノブを交換したいというときにスピーディーに対応してくれます。最短即日で現場に駆け付けてくれる業者も多いです。ドアノブについては、急なトラブルで交換が必要になる場合があります。
自身で交換しようとしてもすぐに部品が手に入らない、どう交換したら良いかわからないと焦ってしまうようなときも、鍵業者なら素早く対処してくれるのです。また、作業を確実にしてもらえるのもポイントです。様々な現場で作業を実施してきた鍵のプロがドアノブ交換をしてくれるため、きちんと機能するドアノブを取り付けてもらえます。

自身で部品を揃える必要がない

ドアノブを自分で交換する場合は、部品や工具を一通り揃えなければなりません。部品に関しては、メーカーや型番をチェックして間違えないよう揃える必要があります。工具については、普段使用する機会がないと思われる物に関しても必要となる場合があります。
鍵業者に相談すると、ドアノブを交換するにあたって自分で部品や工具を揃えなくて済むのがメリットです。普段使わない工具の保管場所に悩むこともなく、電話一本でプロによって確実にドアノブを交換してもらえます。効率よくドアノブの交換ができるのも、鍵業者の魅力です。

ドアノブ交換以外のトラブルにも対応している

鍵業者は、ドアノブの交換以外にも様々な鍵トラブルに対応しています。鍵の交換や合鍵作成、鍵の修理、鍵の解錠など、鍵の困り事に幅広く駆け付けてくれるのが鍵業者の特徴です。
ここから、一度きりだけでなく、鍵に関する問題が起きたときにいつでも相談できます。信頼できる鍵業者を見つけておけば、新たに鍵のトラブルが起きたときに、改めて業者を探す必要がありません。鍵業者を探す際は、具体的にどのようなサービスを提供しているかをあらかじめよく調べてから依頼するのがおすすめです。鍵に関する困り事が出てきたときに、すぐに業者に問い合わせて対処してもらえます。

失敗する心配がない

ドアノブ交換を鍵業者に頼むと、失敗の心配がありません。慣れていない人がドアノブを交換しようとすると、その仕組みなどが理解できていないときちんと取り付けられない場合があります。
その点、鍵業者なら日々多くの現場に出向いていろいろな種類のドアノブを取り付けているので安心して任せられます。交換が難しいドアノブについても対応してもらえるので、無事に機能するドアノブを取り付けられるのです。

鍵業者にドアノブ交換を依頼した際の費用相場

料金の文字とお金

最後に、鍵業者にドアノブ交換を依頼した際の費用相場について表にまとめました。今回は、ドアノブの種類ごとに料金相場を記載しているので参考にしてください。

ドアノブの種類 料金相場
円筒錠 20,000円~40,000円
インテグラル錠 20,000円~40,000円
チューブラ錠 15,000円~30,000円

 

どの種類のドアノブを取り付けるかによって、料金に幅があるのがわかります。相場を確認し、自身で取り付ける場合はいくらくらいかかりそうか比較してみましょう。できるだけ早く確実にドアノブを交換したいときは、専門である鍵業者に相談するのがおすすめです。

鍵交換の完全ガイドはこちら!

ドアノブ交換を検討中なら『鍵のトラブル・セーフリー』へ!

ドアノブを自分で交換する方法について、種類ごとに手順を解説しました。自分で交換する場合は、部品や工具を揃えた上で手順をしっかり守って進めなければなりません。間違って部品を選ぶと、うまく取り付けられなくなります。そのため、ドアノブの種類やサイズを確認し、慎重に選ぶ必要があります。
自分でドアノブを交換することに不安を感じる場合は、鍵のプロが揃う鍵業者に相談してみましょう。『鍵のトラブル・セーフリー』では、ドアノブ交換にも対応している鍵業者を数多く掲載しています。エリアやトラブル内容から業者を絞れるので、効率よく鍵業者が見つかります。長く使用できるドアノブに交換しておくためにも、鍵業者に任せてみてください。

ドアノブは自分で交換できる!手順や注意点など解説のよくある質問

  • Q. ドアノブを自分で交換するときの手順を教えてください。

    ドアノブは、以下に挙げる手順で交換することが可能です。

    1 ドアノブを取り外す(内側のノブ、外側のノブ、ラッチケース、錠ケース)
    2 新しいドアノブを取り付ける(ラッチケース、錠ケース、外側のノブ、内側のノブ)

    ドアノブの種類によって、交換手順には多少の違いがあります。まずは、交換する予定のドアノブの種類を把握し、その上で交換手順を確認してみてください。

  • Q. ドアノブはどのように選べば良いですか?

    ドアノブを交換するにあたって、新しいドアノブを正しく選ぶ必要があります。主に、以下の点に気を付けながら、新しいドアノブを選んでみましょう。

    ・今のドアノブの種類をよく確認する
    ・ドアノブのサイズを測る(ドアの厚みやビスピッチなど)
    ・新しく取り付けたいドアノブの種類を選ぶ

  • Q. ドアノブを交換するときの注意点を教えてください。

    ドアノブを交換する際、次の点に注意しながら無事に作業を終えられるようにしましょう。事前に注意点を押さえておくと、交換作業中にトラブルが発生するのを防げます。

    ・サイズを間違えないよう部品を揃える
    ・ドアノブの種類を間違えないように購入する
    ・正しくドアノブを取り付けるようにする

  • Q. ドアノブ交換を鍵業者に依頼するメリットは何ですか?

    ドアノブの交換は、プロである鍵業者に依頼するのがおすすめです。鍵業者に頼むメリットを挙げるので、ご覧ください。

    ・確実、スピーディーにドアノブを交換してくれる
    ・自分で部品を揃える必要がない
    ・ドアノブ交換以外の鍵トラブルに幅広く対応している
    ・失敗する心配がない

  • Q. 鍵業者にドアノブ交換を依頼した際の費用相場を教えてください。

    鍵業者には、ドアノブ交換についても相談できます。ドアノブ交換にかかる費用相場については、以下を参考にしてください。ドアノブの種類ごとに費用相場を記載します。

    ・円筒錠:20,000円~40,000円
    ・チューブラ錠:15,000円~30,000円

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