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防犯対策に最適な鍵は?種類・選び方・おすすめ商品を徹底解説

2024.12.03 2024.12.07

最近、空き巣や強盗など物騒な事件が多いですよね。

ニュースや新聞などで見ると「うちの家は大丈夫かな?」と不安になるでしょう。大切な家と家族を守るためには、防犯性の高い鍵を選び、被害を未然に防ぐことが重要です。

本記事では、防犯対策に最適な鍵について詳しく解説します。種類や選び方、賃貸住宅にも取り付けられる補助錠なども紹介するので、ぜひ最後まで読んで鍵選びの参考にしてください。

侵入窃盗は1日約43件!防犯性の高い鍵を選ぶ重要性

防犯性の高い鍵を選ぶ重要性

警視庁の統計によると、令和4年における侵入窃盗の認知件数は15,732件で、1日あたり約43件発生しています。これは約33分に1回、どこかで侵入窃盗が発生しているという計算になります。

侵入窃盗犯の多くは、侵入に時間がかかる家は狙いません。そのため、防犯性の高い鍵を取り付けることは、彼らを諦めさせる効果的な手段となります。

家を守るためには、まず玄関ドアの鍵の見直しが重要です。ピッキングに強いシリンダー錠や、不正な解錠を防ぐ電子錠など、防犯性能の高い鍵を選びましょう。また、窓や勝手口など他の侵入口にも適切な鍵に設置すれば、より強固な防犯対策を実現できます。

※参照:警視庁「警視庁の統計(令和4年)

こんな鍵は要注意!防犯性の低い鍵

「家の鍵はかけているから大丈夫」そう思っていませんか。実は、鍵の種類によっては簡単に侵入を許してしまう可能性があります。

古い住宅でよく見かける、鍵穴が十字型や一字型のシリンダー錠はピッキングに弱く、侵入犯に狙われやすいので注意が必要です。

また、ドアノブと鍵穴が一体型のタイプや、サムターン回し対策がされていない鍵も、防犯性の面で不安があります。

さらに、窓のクレセント錠だけでは、ドライバーなどの工具で簡単にこじ開けられてしまう可能性があります。補助錠の設置など、対策を強化しましょう。

自宅の鍵に不安を感じたら専門業者に相談して、より防犯性の高い鍵への交換や、補助錠の設置を検討してみてください。

鍵のトラブル・セーフリーに相談する

防犯性の高い鍵とは?種類と選び方を解説

防犯性の高い鍵とは?種類と選び方を解説

防犯性の高い鍵は「ピッキングに強い」「破壊に強い」「サムターン回し対策ができている」「複製が難しい」といった特徴があります。鍵にもさまざまな種類があるため、選ぶときは迷うでしょう。そこで、防犯性の高さを誇るおすすめの鍵を3つ紹介します。

鍵の種類 メリット デメリット
ディンプルキー ・ピッキングに強い
・耐久性が高い
・合鍵の複製が難しい
・価格が比較的高い
・鍵が大きく、持ち運びにくい場合がある
電子錠・スマートロック ・鍵の紛失の心配がない
・鍵の開閉履歴を記録できる
・スマホで遠隔操作できる(スマートロックの場合)
・価格が高い
・電池切れや故障のリスクがある
・ハッキングのリスクがある(スマートロックの場合)
暗証番号式 ・鍵を持ち歩く必要がない
・鍵の紛失の心配がない
・合鍵を作る必要がない
・暗証番号を盗み見られるリスクがある
・暗証番号を忘れてしまうリスクがある
・火災などで停電が起こった際に、開閉できなくなる可能性がある

それぞれの鍵にはメリット・デメリットがあるため、ライフスタイルや住宅の状況に合わせて、最適な鍵を選びましょう。

ディンプルキー

ディンプルキーは、鍵の表面にディンプル(くぼみ)が多数ついているタイプの鍵です。

従来のピンシリンダー錠よりも複雑な構造をしているため、ピッキングに強く、防犯性が高いのが特徴です。耐久性も高く、合鍵の複製も難しいので、セキュリティ面で安心感があります。

しかし、価格が比較的高いことや、鍵が大きく持ち運びにくい場合がある点はデメリットといえるでしょう。

こちらの記事では、ディンプルキーへの交換方法や費用について解説しています。ディンプルキーへの交換を検討している方は、あわせて参考にしてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

電子錠・スマートロック

電子錠は電気的に作動する鍵で、カードキーや暗証番号、指紋認証などで開閉します。鍵の紛失の心配がなく、鍵の開閉履歴を記録できるなど、セキュリティ性が高いのが魅力です。

また、スマートロックはスマートフォンと連携して、鍵の開閉や管理ができるタイプの電子錠です。スマホで遠隔操作できるなど利便性が高い一方、価格が高い、電池切れや故障のリスクがある、ハッキングのリスクがあるといった点は注意が必要です。

こちらの記事では、自宅の鍵を電子錠に交換する方法や、業者に依頼した場合の費用相場について解説しています。電子錠への交換を検討している方は、あわせて参考にしてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

暗証番号式

暗証番号式は鍵穴がなく、数字のボタンを押して暗証番号を入力して開閉するタイプの鍵です。鍵を持ち歩く必要がなく、鍵の紛失や合鍵作製の心配がないのがメリットです。

しかし、暗証番号を盗み見られるリスクや、暗証番号を忘れてしまうリスクがある点は否めません。また、火災などで停電が起こった際に、開閉できなくなる可能性があるという点も注意する必要があります。

泥棒の侵入を防ぐ!鍵選びの3つのポイント

泥棒の侵入を防ぐ!鍵選びの3つのポイント

空き巣などの侵入窃盗犯は、侵入に手間取る家や、防犯対策がしっかりしている家は避ける傾向があります。つまり、彼らにとって「侵入しにくい」と思わせる鍵を選ぶことが、効果的な防犯対策といえます。

泥棒の侵入を防ぐためには、以下の3つのポイントを踏まえた鍵選びが重要です。

  • CP認定マークがついている
  • 鍵穴の構造が複雑
  • 鍵の材質が頑丈

これらのポイントを参考に、防犯性の高い鍵を選び、泥棒から家を守りましょう。

CP認定マークがついている

CP認定マークとは、警察庁が定める「防犯性能の高い建物部品」の基準をクリアした製品に付けられるマークです。CP認定マークが付いている鍵は、ピッキングや破壊に対して一定以上の抵抗力があることが保証されています。

鍵を選ぶ際には、このCP認定マークがついているかを確認しましょう。

CP認定には、以下の種類があります。

  • CP-A:ピッキングなどの不正開錠に5分以上耐えられる
  • CP-B:バールなどによる破壊に10分以上耐えられる
  • CP-C:CP-AとCP-Bの両方を満たす

鍵穴の構造が複雑

穴の構造が複雑であれば、ピッキングが難しくなります

そもそも、ピッキングとは専用の工具を使って鍵穴内部を操作し、本来の鍵を使わずに解錠してしまう手口です。鍵穴の構造が単純であれば、ピッキングツールで内部のピンを容易に操作できてしまいます。

しかし、鍵穴の構造が複雑であれば、ピッキングツールをうまく操作できなくなり、解錠に時間がかかります。そのため、侵入者を諦めさせる有効な手段といえるでしょう。

特に、ディンプルキーのように鍵の表面に複数のくぼみがあるタイプや、内部構造が複雑なシリンダー錠はピッキングに高い抵抗力をもちます

鍵の材質が頑丈

鍵の材質が頑丈であれば、破壊による侵入を防げます。泥棒は、ピッキングで解錠できない場合は、破壊行為によって侵入を試みる場合があります。バールのような工具で鍵をこじ開けたり、ドリルで鍵穴を破壊したりする手口です。

鍵の材質が頑丈であれば、さまざまな破壊行為に耐えられるため、侵入を防げます。

頑丈といわれる鍵の材質は、以下の通りです。

材質 特徴
真鍮 ・銅と亜鉛の合金で、強度と耐食性に優れている
・加工しやすいため、複雑な形状の鍵を作るのに適している
・比較的安価
ステンレス ・鉄にクロムなどを添加した合金で、錆びにくく、強度が高い
・耐久性に優れているため、屋外で使用される鍵にもよく使われている
・真鍮よりも高価
洋白 ・銅、ニッケル、亜鉛の合金で、強度と耐食性に優れている
・500円玉にも使われている素材

鍵を選ぶ際には材質にも注目し、強度が高い素材で作られたものを選びましょう。

警察庁も推奨!1ドア2ロックで防犯性アップ

1ドア2ロックで防犯性アップ

玄関ドアの鍵は、家を守るための最初の砦です。その砦をより強固にするために、警察庁が推奨しているのが「1ドア2ロック」です。

1ドア2ロックとは、1つのドアに2つの鍵を取り付けることです。こうすることで、1つの鍵が破られても、もう1つの鍵が侵入を防ぐ役割を果たします。

2つ目の鍵として、補助錠が採用されるのが一般的です。補助錠は取り付け方によって、大きく3つのタイプに分けられます。

取り付け方法 メリット デメリット
外付けタイプ
(ドアの外側に取り付けるタイプの補助錠)
・侵入抑止効果が高い
・不在時の防犯対策になる
・ドアの外観を損なう可能性がある
・取り付けに手間がかかる場合がある
内付けタイプ
(ドアの内側に取り付けるタイプの補助錠)
・サムターン回し対策に有効
・ドアの外観を損なわない
・侵入抑止効果は外付けタイプより低い
・不在時の防犯対策にはならない
面付けタイプ
(ドアに穴を開けて両側から挟み込むように取り付けるタイプの補助錠)
・侵入抑止効果が高い
・サムターン回し対策に有効
・取り付けにドアへの穴あけ加工が必要

補助錠は、それぞれにメリット・デメリットがあります。自宅の状況や目的に合わせて、適切なタイプの補助錠を選びましょう。

賃貸住宅でもOK!工事不要の補助錠を紹介

賃貸住宅でもOK!工事不要の補助錠を紹介

賃貸住宅の場合、壁やドアに穴を開ける工事ができないケースがほとんどです。それでも防犯対策はしっかりしたい、そんな方におすすめなのが工事不要の補助錠です。

工事不要の補助錠は、手軽に取り付けられるのに加え、退去時に原状回復しやすいのも大きなメリットです。今回は、賃貸住宅でも安心して使える、工事不要の補助錠を3つのタイプに分けて紹介します。

両面テープで貼るタイプ

両面テープでドアに直接貼り付けるタイプの補助錠です。工具不要で取り付けが簡単なので、女性や高齢者の方でも手軽に設置できます。

ただし、粘着力が弱い製品だと剥がれてしまう可能性があるので、選ぶ際には注意が必要です。強力な粘着テープを使用している製品を選びましょう。

メリット デメリット
・取り付けが簡単
・工具不要
・価格が安い
・粘着力が弱い製品だと剥がれやすい
・ドアの材質によっては取り付けられない場合がある

ドア枠に挟むタイプ

ドア枠に補助錠を挟み込むようにして取り付けるタイプです。ドアに穴を開ける必要がなく、工具も不要なので、賃貸住宅でも安心して設置できます。

ただし、ドア枠の形状によっては取り付けられない場合があるので、事前に確認が必要です。また、外れてしまう可能性もあるため、設置する際はしっかりと固定されているか確認しましょう。

メリット デメリット
・取り付けが簡単
・工具不要
・ドアに穴を開けない
・ドア枠の形状によっては取り付けられない場合がある
・外れてしまう可能性がある

既存の鍵穴に差し込むタイプ

既存の鍵穴に補助錠を差し込んで使用するタイプです。鍵穴に差し込むだけで簡単に取り付けられます。また、サムターン回し対策に有効な製品が多いのも特徴です。

ただし、鍵穴の形状によっては取り付けられない場合があり、他の補助錠に比べて価格が高い場合がある点は考慮しておきましょう。

メリット デメリット
・取り付けが簡単
・工具不要
・サムターン回し対策に有効
・鍵穴の形状によっては取り付けられない場合がある
・他の補助錠に比べて価格が高い場合がある

窓は空き巣の侵入口になりやすい!鍵選びで防犯対策

窓は空き巣の侵入口になりやすい

泥棒は、侵入しやすい場所を狙います。玄関の防犯対策を強化すると、今度は窓から侵入を試みるケースが増える傾向があります。窓は、玄関に比べて鍵の構造が単純で、ガラスを割って侵入されるリスクもあるため、防犯対策が特に重要です。

窓からの侵入を防ぐためには、補助錠の設置が有効です。窓の種類やサイズ、設置場所に適した補助錠を選ぶことで、防犯性を大幅に高められます。

窓に後付けできる鍵の種類

窓の防犯性を高めるためには、補助錠の設置が効果的です。

後付けできる鍵には、さまざまな種類があるので、窓の種類や設置場所に合わせて適切なものを選びましょう。

鍵付きクレセント錠

既存のクレセント錠を、鍵付きのものに交換するタイプです。

鍵をかけることで、クレセント錠を外部から操作できなくなり、窓からの侵入を防げます。比較的簡単に交換できるため、DIY初心者の方でも安心です。

ダイヤル式クレセント錠

クレセント錠にダイヤル式の鍵を追加するタイプです。

鍵を持ち歩く必要がなく、番号を覚えるだけで開閉できるのが特徴です。ただし、暗証番号を忘れてしまう可能性があるので、注意が必要です。

ネジで固定するタイプの補助錠

窓枠にネジで固定するタイプの補助錠です。

窓の開閉を制限したり、完全にロックしたりできます。防犯性が高い一方、窓枠に穴を開ける必要があるため、賃貸住宅では設置が難しい場合があります。

窓用ロック

窓枠とサッシ枠を固定するタイプの補助錠です。

窓を少し開けた状態でロックできるので、換気をしながら防犯対策ができます。取り付けが簡単で、さまざまな窓に設置できるのがメリットです。

自宅の鍵の防犯性を高めたい方は『鍵のトラブル・セーフリー』にご相談を

鍵は、家を守るための最初の砦です。防犯性の低い鍵を使っていると、泥棒に侵入を許してしまうリスクが高まります。自宅の鍵を見直し、必要があれば交換や補助錠の設置を検討しましょう。

鍵のトラブル・セーフリーでは、鍵の交換や後付けなど、鍵に関するあらゆる要望に対応する鍵屋を多数紹介しています。安心して任せられる鍵屋をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

防犯対策に最適な鍵は?種類・選び方・おすすめ商品を徹底解説のよくある質問

  • Q. 鍵の交換は自分でできますか?

    A.

    鍵の交換は、専門的な知識や技術が必要となるため、専門業者への依頼がおすすめです。
    自分で交換する場合でも、鍵の種類やドアの構造によっては、うまく取り付けられない場合があります。無理に交換しようとすると、鍵が壊れたりドアを傷つけたりする可能性があるので注意が必要です。

  • Q. 補助錠はどんな種類がありますか?

    A.

    補助錠には、さまざまな種類があります。
    主な種類としては、外付けタイプ・内付けタイプ・面付けタイプがあります。
    外付けタイプは、ドアの外側に取り付けるタイプで、視覚的な防犯効果も期待できます。内付けタイプは、ドアの内側に取り付けるタイプで、ドアの外観を損ないません。面付けタイプは、ドアに穴を開けて、両側から挟み込むように取り付けるタイプで、防犯性が高いのが特徴です。
    自宅の状況や目的に合わせて、適切なタイプの補助錠を選びましょう。

  • Q. 賃貸住宅でも鍵を交換できますか?

    A.

    賃貸住宅の場合、鍵の交換は大家さんや管理会社の許可が必要な場合があります。
    契約内容をよく確認し、不明な点は大家さんや管理会社に問い合わせましょう。
    無断で鍵を交換すると、トラブルになる可能性があります。

  • Q. スマートロックは安全ですか?

    A.

    スマートロックは、従来の鍵に比べてセキュリティ性が高いといえます。
    しかし、不正アクセスやハッキングのリスクがゼロではありません。信頼できるメーカーの製品を選び、セキュリティ対策をしっかりおこなうのが重要です。

  • Q. 窓の防犯対策にはどんなものがありますか?

    A.

    窓の防犯対策には、補助錠の設置が有効です。
    鍵付きクレセント錠や、窓枠にネジで固定するタイプの補助錠など、さまざまな種類があります。窓の種類やサイズ、設置場所に適した補助錠を選びましょう。
    また、防犯フィルムを貼ったり、防犯ガラスに交換したりするのも効果的です。

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