引っ越しの見積もりをいつからするべきか案内する女性

引っ越し見積もりはいつからOK?適切なタイミングは?【準備すべきことも解説】

2024.02.05 2024.02.05

 

この記事では、引っ越しの見積もりはいつ頃とるべきかを詳しく解説していきます。

引っ越し直前になると、希望日に対応してくれる業者が見つからない場合も。費用も高くなりやすいので早めに準備を進めましょう。

とはいえ、すでに直前期という場合もありますよね。記事の後半では、すでに直前期で急ぎの場合の対処法もご紹介しています。

見積りをとって少しでも引っ越し費用を抑えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

引っ越し見積もりはいつからOK?適切なタイミングは?

引っ越しの見積もりをいつからするべきか考える女性

引っ越しの見積もりに適切なタイミングは、引っ越す時期によっても異なります。

引っ越し時期ごとの、適切な見積もりタイミングは以下の通りです。

通常期 1ヶ月以上前
繁忙期(3月~4月) 2ヶ月以上前
閑散期(12月~1月) 数週間~1ヶ月前

それぞれ簡単に解説していきます。

通常「1ヶ月以上前」の見積りがベスト!

一般的には、引っ越し予定日の1ヶ月以上前に見積もりをとっておくのがベストと言われています。

早めに見積もりを出しておくと、以下のようなメリットがあります。

  • 希望の日程を抑えやすい
  • 料金が安くなる日程を提案してもらえる
  • ダンボールを早めに送ってもらえる
  • 準備に余裕ができる

大手の引っ越し業者では、以下のように数ヶ月以上前からの見積もりを受けているところも多いです。

アート引越センター 3ヶ月前頃
アリさんマークの引越社 3ヶ月前
赤帽 45日前

また、家族連れでの引っ越しなど荷物の量が多い場合には、荷物の梱包など準備にも手間と時間がかかります。

家族連れの場合は、2ヶ月程度前から見積もりを依頼しておくと安心して引っ越しができるでしょう。

「3月〜4月の繁忙期なら2ヶ月以上前」に見積もりを

進学や転職などの影響で引っ越しの需要が増える3月から4月は、2ヶ月以上前に見積もりをしておくのがおすすめです。

繁忙期は、トラックや人手の手配が困難になることから、どうしても希望日を抑えづらくなってしまいます。

また、繁忙期に引っ越し直前に見積もりを出すと、費用がかなり高くなってしまう恐れもあるので注意しましょう。

引っ越しの日程が具体的に決まっていれば、半年以上前から見積もりに応じてくれる可能性もあります。

転勤などの都合による引っ越しで「◯月◯◯日に引っ越したい」と正確に決まっている場合には、日程がわかった段階で見積もりを依頼してみるといいでしょう。

閑散期なら引っ越し直前の見積もりでも対応してくれる

年末年始などの閑散期は、どこの引っ越し業者もトラックや人手に余裕があります。

少しでも早めに見積もりをとっておくのに越したことはないですが、直前の見積もりでも対応してくれる可能性はあります。業者によっては、引っ越し前日の見積もりも可能な場合もあります。

ただし、閑散期であっても直前の見積もりになると日程の確保もしづらくなりますし、料金が高くなる恐れもあります。

閑散期だからと油断せずに、2週間〜1ヶ月前には見積もりをしておくと安心でしょう。

引っ越し見積もり前の準備スケジュール【いつからどんな作業が必要?】

引っ越しの見積もりをいつからするべきか解説する男性引っ越しの見積もりは、引っ越し予定日の1ヶ月ほど前がベストです。

しかし、見積もり前に準備しておくべきこともあるので注意してください。

ここでは、引っ越しの見積もりを依頼する前に準備しておくべきことと、いつ頃から準備を開始するべきかについて詳しく解説していきます。

引っ越しに関する情報をまとめておく

引っ越しの見積もりを依頼する前に、引っ越しに関する情報をまとめておきましょう。

以下のような具体的な情報があれば、より正確な見積もりができるでしょう。

  • 引っ越し元と新居の住所
  • 引っ越しの日程
  • 荷物の量
  • 大型家電や家具の数
  • 楽器や観葉植物など特殊な荷物の有無
  • その他引っ越しに関する要望

引っ越しにかかる費用は、基本的に「移動距離」「引っ越しの時期」「荷物の量」によって決まります。

引っ越しの需要が高まる繁忙期ですと、費用は大きくなります。

また、移動距離が長くなるほど費用は大きくなりますし、荷物や大型家電が多ければ追加の作業員が必要になり、やはり費用もかさむことになります。

加えて、以下のような特殊なものは、引っ越し業者に運搬を依頼できません

  • 犬や猫、熱帯魚などのペット
  • 観葉植物
  • 自動車やオートバイ
  • ピアノ
  • 絵画や骨董品などの芸術品
  • 現金や預金通帳などの貴重品

国土交通省の「標準引越運送約款」という決まりによって、業者による運搬が禁止されているので、他の方法を検討しましょう。

家電の取り外しや運搬について不安がある場合も、見積もりの段階で業者に質問しておくと安心して引っ越しが進められるでしょう。

引っ越し予算を決めておく

見積もりを出す際には、大体で良いので引っ越しにかけられる予算をあらかじめ決めておきましょう。

一人暮らしか家族連れか、また引っ越しの時期などによって、費用相場はおおまかに決まっています。事前に検索をして、自身の引っ越しの条件での相場を調べた上で、予算を決めておくのがおすすめです。

予算が決まっていれば、見積もり時に業者から提示された金額が適正かどうかの判断がつきやすいです。

荷物を少しでも減らしておく

訪問見積もりを依頼する場合には、部屋の中を片付けて少しでも荷物を減らしておきましょう。

引っ越し業者は、部屋の中にある荷物を確認した上で費用の見積もりを算出します。

不用品などをあらかじめ処分しておけば費用も安くなりますし、運搬する荷物が確定していれば、より正確な見積もりが出せます。

部屋の中を完全にきれいにしておく必要はありませんが、ある程度荷物を整理しておくのがおすすめです。

訪問見積もりの日程を決めておく

引っ越しの見積もりを正確に算出するためには、訪問見積もりを依頼するのがおすすめです。

訪問見積もりは30分~1時間程度で終わりますが、基本的に本人の立ち会いが必要となります。

基本的には引っ越す世帯が希望する日程で訪問見積もりができますが、業者の都合がつかなかった時のためにいくつか候補日を用意しておくといいでしょう。

引っ越し見積もりが遅れてしまった場合のデメリット【いつから高くなる?】

引っ越し見積もりが遅れてしまうと、以下のようなデメリットが生じます。

  • 直前の見積もりだと料金が高くなりやすい
  • 荷造りなどの準備期間が不足する
  • 希望日に引っ越しができない

それぞれ簡単に解説していきます。

直前の見積もりだと料金が高くなりやすい

引っ越しの見積もりが直前になってしまうと、以下のような理由から料金が高くなりやすくなります。

  • 訪問見積もりができない
  • 料金が安い日を指定できない

見積もり依頼が直前になってしまうと、正確な費用を算出するための訪問見積もりができなくなってしまいます。訪問見積もりをしない場合には、業者は少し余裕をもって積載量の多いトラックを使うケースもあり、料金が高くなりやすいです。

また、引っ越しにかかる料金は、日によって異なります。

直前の見積もりとなると、料金が安い日を指定するのは難しくなるため、どうしても料金が高くなる傾向があります。

荷造りなどの準備期間が不足する

余裕を持って見積もりを出しておかないと、荷造りなどの準備期間が不足してしまいます。

引っ越しの荷物を梱包するためのダンボールは、引っ越し業者が手配してくれるケースも多いです。しかし、見積もりが直前になれば、その分ダンボールの受け取りが遅くなり荷造りの時間が限られてしまうでしょう。

また、実際に見積もりを出してみてから、運搬してもらえない荷物などが発覚するケースもあります。その際には、不用品として処分したり、自身で運搬する必要があります。

見積もりが直前になると、不用品処分や自身での運搬のための準備にも追われることになってしまいます。一般的には、引っ越しの荷造りに1〜2週間ほどかかります。

また、家族連れの引越しでは、荷物量も多くなるため、さらに多くの時間が必要になるでしょう。スムーズに荷造りを終えるためにも、余裕を持って見積もりを出しておきましょう。

希望日に引っ越しができない

見積もりが直前になると、希望日に引っ越しができない恐れもあります。

引っ越し業者の作業日は、土日などの休日や料金の安い日など人気のある日から埋まっていきます。

希望日に引っ越しができないとなると、賃貸物件の明け渡しができないなどのリスクも生じます。後ろの日程にずらすと、家賃が余計に発生してしまうケースもあるでしょう。

特に繁忙期などは希望日での引っ越しが難しくなるので、少しでも早く見積もりを依頼しておかなくてはいけません。

引っ越し見積もりが遅れてしまった場合の対処法4選

引っ越しの見積もりをいつからするべきか案内する女性

引っ越しの見積もりが遅れてしまった場合には、希望日に引っ越しができなかったり、費用が高くなったりといったリスクが生じます。

やむを得ない事情で見積もりが遅れてしまった際には、以下の対処法を考えましょう。

  • 一括見積もりサービスを利用する
  • 一部の荷物を自身で運搬して費用を抑える
  • 宅配便などで荷物を新居に送る
  • トランクルームや一時預かりサービスを利用する

それぞれ簡単に解説していきます。

一括見積もりサービスを利用する

見積もりが遅れてしまった際は、まずは一括見積もりサービスを利用しましょう。

一括見積もりサービスであれば、自分の引越し希望日や希望条件に合う業者が見つけやすくなります。

一括見積もりサービスを利用するには、以下のような情報を専用のフォームに入力する必要があります。

  • 引っ越し元と新居の住所
  • 荷物の量
  • 引っ越しの希望時期

一括見積もりサービスを利用すれば、複数の業者が費用や条件を提示してくれます。直前の見積もりになってしまっても、希望に合う業者が見つかる可能性は高いといえるでしょう。

一部の荷物を自身で運搬して費用を抑える

見積もりが直前になってしまうと「訪問見積もりができない」「料金の安い日が空いていない」などの事情から費用が高くなりがちです。

そこで、一部の荷物を自身で運搬して費用を抑えることも検討するべきです。

引っ越しにかかる費用は荷物の量で決まるので、自身で荷物を運搬すればその分費用を浮かせられます。

特に、車を持っている方であれば、新居へ車を移すついでに少しでも荷物を運んで費用を抑えることができるでしょう。車を持っていない方は、知人に頼んだり、レンタカーを借りたりして、自身で荷物を運搬することを検討するのがおすすめです。

宅配便などで荷物を新居に送る

引っ越し業者が見つからなかった場合には、宅配便などの利用も検討しましょう。

もしも運搬する荷物がダンボール10個程度に納まるのであれば、ヤマト運輸やゆうパックなどの宅配便のみの利用でも十分引っ越しは可能です。

引っ越し業者に依頼するよりも安く済む可能性も十分あります。

トランクルームや一時預かりサービスを利用する

引っ越し業者が見つからないにもかかわらず現住居の退去時期が迫ってしまった場合には、一時的に荷物を避難させる必要があります。

そんな時には、トランクルームや一時預かりサービスを利用するのがおすすめです。梱包さえしておけば自宅まで荷物を受け取りに来てくれるサービスも。

多少の利用料金はかかってしまいますが、自分のタイミングで受け取りができるメリットがあります。引っ越し業者が見つからない時には、トランクルームや一時預かりサービスの利用価値があるといえるでしょう。

引っ越し見積もりはお早めに!【いつから…と思ったタイミングでまず相談】

引っ越しの見積もりは引っ越し日の1ヶ月以上前に行うのがベストです。

特に、3〜4月の繁忙期は引っ越し業者の日程も埋まりやすいため、余裕を持って見積もりを出しておきましょう。

引っ越し先の物件が決まっていたら、すみやかに引っ越し業者の見積もりを取りましょう。

セーフリー」では、優良な引越し業者を多数紹介しています。希望の条件に合った引越し業者が見つかったら、まずは問い合わせてみましょう。

引っ越し見積もりはいつからOK?適切なタイミングは?【準備すべきことも解説】のよくある質問

  • Q. 繁忙期(3〜4月)の引っ越しの見積もりはいつからするべき?

    引っ越し予定日の2ヶ月以上前の見積もりがおすすめです。

  • Q. 閑散期や通常期の引っ越しの見積もりはいつからするべき?

    引っ越し予定日の1ヶ月程度前の見積もりがおすすめです。

  • Q. 引っ越しの見積もりが遅れるとどんなデメリットがある?

    費用が高くなりやすい・希望日に引っ越しができないなどのデメリットがあります。