冷蔵庫の引っ越しを自分でしている最中

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冷蔵庫を引越し時に自分で運ぶ方法!運搬時のコツや安全上の注意点も解説

2024.02.08 2024.02.08

 

この記事では、引越し時に冷蔵庫を自分で運ぶ方法について徹底解説していきます。

「他の家電は現地で買うけど、冷蔵庫だけ持って行きたい」
「節約したいし冷蔵庫だけ自力で何とか運べないか…」
「すぐ近くの引越しだから自分で運べるんじゃないか」

などいろいろな理由で、冷蔵庫を自分で運びたい人がいるでしょう。

しかし、冷蔵庫はかなりの重量物。無理して腰を痛めたり、ふらついて周囲にぶつけてしまう危険もあります。そこで記事後半では、自力で運ぶ際の注意点や、より安全な運び方まで詳しくご紹介します。

本体の故障や骨折などの大ケガを避けるためにも、ぜひ最後までご覧ください。

引越し時に冷蔵庫を自分で運ぶ際の準備【前日までに】

冷蔵庫の引っ越しを自分でする準備中

冷蔵庫の引越しは、前日までにいくつかやることがあります。以下3点は、引越し前日までにやるべき冷蔵庫の準備となります。

  • 中身を空にする/掃除しておく
  • 前日に電源を切っておく
  • 霜取り/水抜きしておく

事前の準備を怠ると、運搬中のトラブルや新居での設置時に問題が発生する可能性が考えられます。以下、詳しく見ていきましょう。

中身を空にする/掃除しておく

引越し当日までに、冷蔵庫の中身は完全に空にしておきましょう。引越しの数日前から食材の購入を控え、既存の食材を計画的に消費していくとよいでしょう。

万が一、食材が残ってしまった場合は、クーラーボックスを利用して運べます。ただし、生鮮食品は運搬時間が長い場合と、高温時は腐敗のリスクがあるため注意が必要です。また、調味料などの液体は密閉し、漏れ防止のため新聞紙で包むなどの対策をしておきましょう。

前日に電源を切っておく

冷蔵庫は前日までに必ず電源を切り、内部の霜を溶かしておく必要があります。前もって電源を切らないと、運搬中に水漏れする可能性があるためです。

冷蔵庫の霜取り機能がある場合は、それを活用すると良いでしょう。また、電源を切った後は、ドアを開けて内部を風通しをよくしておきます。

霜取り・水抜きしておく

冷蔵庫を空にし、電源を抜いたら霜取りと水抜き作業を実施します。冷蔵庫の電源を抜いたあとの流れは、以下の通りです。

  1. 冷蔵庫の周りにタオルや雑巾を敷く
  2. 冷蔵庫のドアを開けて内部の温度を上げる
  3. 霜が完全に溶けるのを待つ

霜が取れると、冷蔵庫の蒸発皿に水が溜まります。その水を運搬までに捨てることで、水漏れを防げます。また、給水タンクや製氷皿も併せてチェックし、冷蔵庫の水気を除きましょう。

注意点として、霜取り作業は半日以上時間がかかる場合もあります。冷蔵庫の引っ越し時間から逆算して、作業し始める必要があるでしょう。

引越し時に冷蔵庫を自分で運ぶ手順【運搬当日】

冷蔵庫の引っ越しを自分でするとき

引越し当日、自分で冷蔵庫を運ぶ場合は以下のステップで実施しましょう。

  1. 旧居と冷蔵庫の養生
  2. 搬出・積み込み
  3. 新居の養生・搬入ルート確認
  4. 設置して電源を入れる

安全かつ効率的に作業を進めるため、運搬時のコツも紹介していきます。

①旧居と冷蔵庫の養生

まずはじめに、冷蔵庫のドアや内部のトレイをテープなどでしっかり固定しましょう。運搬時の破損を防ぐための対策です。また、冷蔵庫の外側を傷から守るため、毛布やクッション材で覆って養生してください。

また、旧居からの搬出ルートにも養生を忘れずに。賃貸物件に住んでいる場合は、特にしっかり養生しておきしょう。

②搬出・積み込み

冷蔵庫は立てた状態で運び出し、トラックに積み込むのが基本です。通路が狭い場合や階段を使う場合は、一時的に横にすることがありますが、基本的には立てた状態での運搬を心掛けましょう。

トラックに積み込む際は、冷蔵庫が倒れないようにロープなどでしっかり固定し、縦のままで新居へ運びます。

③新居の養生・搬入ルート確認

新居に冷蔵庫を搬入する前に、搬入ルートを養生します。床や壁に傷つけないよう、保護シートや毛布を敷いておきましょう。また、搬入ルートの計画を事前に立てておくことで、スムーズな搬入が可能になります。

④設置して電源を入れる

新居に冷蔵庫を設置したら、冷蔵庫を立てた状態で少し時間を置いてから電源を入れます。冷蔵庫を設置するときは、床に冷蔵庫マットを敷くことで傷や凹み防止

搬出・搬入の過程で冷蔵庫を横に寝かせた場合、コンプレッサー内のオイルが適切な位置に戻るまで30分~1時間ほど待ってから電源を入れてください。

引越し時に冷蔵庫を自分で運べる条件とは?

冷蔵庫の引っ越しを自分で出来るか模索中

冷蔵庫の引越しを自分でできるのは、以下の条件に当てはまる場合のみです。

  • 2人/4人で作業すること
  • 重さは100kg以内
  • 平屋/一階のみの住宅
  • エレベーター付きのマンション

大前提として、少しでも不安がある場合、危険が伴うときはプロの業者に依頼すべきです。これらの条件に当てはまっていても、素人が運ぶこと自体にリスクがあることを理解しておきましょう。

2人/4人で作業すること

自分で冷蔵庫を運ぶといっても、最低2人以上で作業してください。冷蔵庫の大きさや重さによっては、4人での作業が適切な場合もあります。重量のある冷蔵庫を安全に移動させるためには、十分な人手が必要となります。

作業者が少ないと冷蔵庫の運搬は困難であり、事故のリスクも高まります。

重さは100kg以内

自力で安全に運べる冷蔵庫の重さは、100kg程度が限界だと認識しておきましょう。100kgを超える冷蔵庫を運ぶと、搬出・搬入の際に大きな負担やリスクが伴います。

冷蔵庫の大きさと重量、必要人数は以下の表を目安にしてください。

冷蔵庫容量 重さ 運搬に必要な人数
100L〜150L(1人暮らし用) 約30kg 2人
100L〜150L(1人暮らし用) 約40kg〜50kg 2人
200L〜300L(2人暮らし用) 約50kg〜60kg 2人
300L〜400L(3人以上) 約60kg〜70kg 2人
400L〜500L(ファミリー向け) 約80kg〜100kg 4人
500L以上(ファミリー向け) 約100kg〜140kg 4人

 

大手メーカーの人気冷蔵庫を例にして、見てみましょう。

東芝 TOSHIBA GR-V17BS(W) 東芝 TOSHIBA GR-V41GK(WU) 東芝 TOSHIBA GR-V550FK(EC)
容量 170L(1人向け) 411L(3人向け) 551L(ファミリー向け)
重さ 40kg 85kg 112kg

※参照元:ヨドバシカメラ

冷蔵庫は、同じ容量でも素材や造りの違いで重さが異なる場合があります。重さは冷蔵庫内側のラベルに表記されているので、確認してみてください。

平屋/一階のみの住宅

冷蔵庫の運搬は、住宅の構造も大きく影響します。特に内階段がある2階建て以上の住宅では、素人が冷蔵庫を運ぶのは危険でしょう。重い冷蔵庫を階段で運ぶ際には、落下や怪我のリスクが高まるため、平屋や一階のみの住宅での運搬が望ましいです。

エレベーター付きのマンション

マンションなどの集合住宅に住んでいる場合、エレベーターの有無は搬出入の労力と安全性にかかわります。階層が高い住宅で冷蔵庫を搬出入する場合は、エレベーターがなければ危険です。

市営住宅や幅が狭い階段、階段が急な住宅などでは、安全のために必ず業者依頼するようにしましょう。

引越し時に冷蔵庫を自分で運ぶ際の注意点とは

冷蔵庫の引っ越しを自分でするときの注意点を確認中

引越し時に冷蔵庫を自分で運ぶ際、以下の注意点を理解してください。

  • 素人の搬入出は危険
  • 1人で搬入出できない
  • 業者に依頼した方が節約になる場合も多い

これらの点を確認し、適切に対処することで、運搬時のトラブルを避けられるでしょう。

素人の搬入出は危険

素人による冷蔵庫の搬入出は、多くのリスクが伴います。特に、階段や狭い通路を通る際は、冷蔵庫の大きさと重さを考慮しながら、慎重に作業しなければいけません。

また、雨の日や外階段を使う場合、足元が不安定になり、さらに危険度が高まります。エレベーターを使う際も、冷蔵庫がエレベーター内に収まり、かつ人間が入れるように事前確認が必須です。

1人で搬入出できない

冷蔵庫を1人で搬入出するのは不可能です。大きさ、重量に合わせた適切な人手がない場合、引越し業者に依頼すべきでしょう。また、軽トラックの手配、免許がなければ運転手も必要になります。

さまざまな観点から、冷蔵庫の引越しは複数人の協力が必要なのです。

業者に依頼した方が節約になる場合も多い

搬入出に使用する養生の購入費、軽トラのレンタル、協力者への謝礼などを考慮すると、引越し業者に依頼する方が、結果的に時間とコストの節約になるケースが多いでしょう。

プロの業者は、階段や狭い通路、雨天時の対応など、さまざまな状況に応じて冷蔵庫を安全に運んでくれます。また、事故や損傷のリスクを減らすことで、余計な出費を避けられるでしょう。

引越し時に冷蔵庫を自分で運ぶのはきつそう…他の方法は3つ!

冷蔵庫の引っ越しを自分で出来るか調査中

引越し時に冷蔵庫を自分で運ぶのは、大変な労力とリスクを伴います。そのため、ほかの選択肢も把握しておきましょう。以下は、3つの代替方法となります。

引越し業者に依頼する

引越し業者に依頼する方法は、最も一般的で安心できる選択肢です。専門の業者は冷蔵庫を含む家具家電の運搬に慣れており、専門道具と技術で安全に運びます。また、破損や事故の際の補償も期待できるため、安心感が大きいです。

さらに、引越し業者は引越しの全てを管理してくれるため、効率的で時間の節約にもつながるでしょう。

宅配業者に依頼する

宅配業者に冷蔵庫の運搬を依頼する方法もあります。比較的低コストで冷蔵庫のみを運べるのはメリットでしょう。しかし、宅配業者によっては大型家電の取り扱いに制限がある場合も。そのため、依頼前に確認が必要です。

また、梱包や運搬の際のリスクは自己責任になることが多く、破損時の保証が限られる可能性もあります。

赤帽に依頼する

赤帽は個人事業主の運送業者で、個人の引越しに柔軟に対応するのが特徴です。赤帽を利用するメリットは、比較的リーズナブルな料金と、柔軟なサービスにあります。

特に少量の荷物や短距離の引越しに適しているでしょう。ただし、引越し業者に比べ、保証やサービスの範囲が限定的であることがデメリットです。

引越しで冷蔵庫の運搬だけを依頼するのはOK?【費用相場と節約方法】

冷蔵庫の引っ越しを自分で出来るか考え中引越しの際、冷蔵庫の運搬だけを専門業者に依頼することは可能です。サイズや大きさ、距離にもよりますが、冷蔵庫のみの引越し費用相場は15,000円〜20,000円程度でしょう。繁忙期の場合はさらに費用が高くなることを想定しておきましょう。

また、冷蔵庫の引越しは以下の方法で節約につながります。

複数業者で相見積もりする

冷蔵庫の引越しを検討する際は、複数業者から見積もりを取りましょう。業者ごとにサービス内容や料金体系が異なるため、比較することで最もコスパの高い業者を選べます。

また、見積もり時に冷蔵庫の運搬だけ依頼する旨を明確に伝えることで、より正確な見積もりが得られるでしょう。

混載便を利用する

混載便の利用も、冷蔵庫運搬のコストを抑える有効な方法の一つ。混載便とは、ほかの荷物と一緒に冷蔵庫を運ぶサービスで、通常の運搬費用より低価格なのです。

ただし、混載便は配送スケジュールが固定されていることが多く、指定日に運搬できない可能性もあるため、計画的な予約が必要です。

引越し時に冷蔵庫を自分で運ぶのはわりと危険!業者依頼がキホン!

いかがでしたでしょうか?

冷蔵庫を自分で運ぶときの準備から、当日の動きまでご理解いただけたかと思います。また、冷蔵庫を自分で運ぶ危険性や、業者に依頼する方が費用を節約できる可能性があることも紹介しました。

もし冷蔵庫だけの運搬を考えている場合は、セーフリーにお任せください。引越しプランに合う業者を紹介させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください!

冷蔵庫を引越し時に自分で運ぶ方法!運搬時のコツや安全上の注意点も解説のよくある質問

  • Q. 冷蔵庫を自分で運べるサイズの限界は?

    A.

    冷蔵庫を自分で運ぶ場合、4人で100kgが限界でしょう。それ以上はプロに任せるのが安全です。

  • Q. 養生はどこで購入できる?

    A.

    養生はネット通販やホームセンターなどで購入できます。

  • Q. 単身用の冷蔵庫なら女性でも運べる?

    A.

    複数人、また条件が整っていれば運べないことはありません。

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