2024.07.07 2024.08.09
この記事では、引っ越しを検討している方に向けて、引っ越し費用が足りない場合の対処法を解説します。
引っ越しにおいては、賃貸物件の敷金・礼金をはじめ、多くの初期費用がかかります。また、業者選びを怠ってしまうと、相場よりも高い費用がかかってしまう可能性も。
記事後半では、引っ越し費用の抑え方も詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
引っ越し費用が足りない?まずは初期費用を確認!【費用相場も】
引っ越しの際にかかる初期費用としては、主に以下の3つがあげられます。
- 荷物の運送費
- 物件の初期費用
- 家具や家電の購入費
それぞれ実際の費用相場も合わせて簡単に紹介していきます。
荷物の運送費
引っ越しの荷物の運送費は、移動距離、荷物の量、引っ越しの時期によって異なります。一般的な相場としては、以下の通りです。
近距離(同一市内) | 20,000~50,000円 |
---|---|
中距離(同一県内) | 30,000~100,000円 |
長距離(県外) | 50,000~200,000円 |
引っ越しの繁忙期である3月~4月や、引っ越し客の増える夏休み期間中は料金が高くなる傾向があります。運送費にはトラックのサイズも影響し、荷物が多ければ多いほど費用も高くなるでしょう。
大規模なファミリー引っ越しでは、4トントラックで100,000円以上かかるケースもあるでしょう。さらに、エアコンの取り外し・取り付けや、ピアノのような特殊な荷物の運搬などのオプションサービスを追加すると、その分費用が増加します。
物件の初期費用
引っ越し先の賃貸物件の初期費用は、借りる物件の家賃の4〜5ヶ月分がかかります。一般的な賃貸物件の初期費用の内訳としては以下の通りです。
敷金・礼金 | それぞれ家賃1ヶ月分 |
---|---|
仲介手数料 | 家賃0.5〜1ヶ月分 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分+入居月の日割り家賃 |
火災保険料 | 20,000円程度 |
その他鍵交換費用など | 家賃1ヶ月分+入居月の日割り家賃 |
これらを合計すると、家賃の4~5ヶ月分が初期費用として必要になります。たとえば、月額家賃が60,000円の物件の場合、賃貸契約にかかる初期費用は240,000~300,000円となります。
家具や家電の購入費
引っ越しに伴う家具や家電の購入費は、新生活を始めるにあたり大きな出費となります。
基本的な家具として、ベッド、ソファ、テーブル、椅子、収納家具などが必要で、これらの費用は合計で50,000~100,000円程度です。さらに、家電は冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビなどが挙げられますが、合計で100,000~150,000円程度はかかるでしょう。
すべての家具や家電を一から揃えるとなると、トータルで200,000〜300,000円程度かかります。特に家電は性能やサイズによって価格が大きく異なるため、予算や用途に合わせた選択が重要しょう。
家具や家電の購入費用に関しては、下記の記事も参考にしてください。
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引っ越し費用が足りない場合の対処法5つ
引っ越し費用が足りない場合は、以下5つの対処法をチェックしてください。
- 敷金・礼金が少ない物件を選ぶ
- 初期費用をクレジットカードで支払う
- 不動産会社に相談して初期費用を分割払いにする
- 家族や友人に借りる
- 国や自治体の補助金・助成金を利用する
順番に解説していきます。
敷金・礼金が少ない物件を選ぶ
引っ越し費用を抑えるには、敷金・礼金が少ない物件を選ぶと良いです。敷金・礼金は賃貸契約時に一度に支払う大きな出費であり、特に都心部など人気の地域では高額になるケースが多いです。
しかし、中には敷金・礼金がゼロの物件も。これらの物件を選べば、初期費用を大幅に削減できます。物件情報サイトや街中の不動産屋さんで、敷金・礼金の少ない物件を探してみましょう。
初期費用をクレジットカードで支払う
初期費用が足りない場合、クレジットカードで支払うのも一つの手段です。不動産会社や引っ越し業者のなかには、初期費用のクレジットカード払いを受け付けている会社もあり、利用すれば支払いを後に回せます。
クレジットカードのポイントやキャッシュバックを利用し、実質的な負担を軽減できる可能性もあります。複数回の分割払いやリボ払いなど、自分の返済能力に合わせた支払い方法を選べば、初期費用の負担を抑えつつ引っ越しを進められるでしょう。
不動産会社に相談して初期費用を分割払いにする
引っ越し費用が足りない場合、不動産会社に相談し初期費用を分割払いにしてもらうのも一つの手です。不動産会社によっては、初期費用を一括で支払うのではなく、数ヶ月に分割して支払えるプランを提供しているケースもあります。これにより、初期費用の負担を減らし、毎月の支払いを少額に抑えられます。
分割払いにする際には、契約内容や金利、手数料などの詳細をしっかり確認し、無理のない支払い計画を立てましょう。
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家族や友人に借りる
引っ越し費用が足りない場合、家族や友人に一時的にお金を借りるのも一つの方法です。身近な人に相談し、必要な金額を借りれば、金利や手数料をかけずに費用を確保できます。
家族や友人にお金を借りる際には、借用書を作るなど返済計画を明確にし、信頼関係を損なわないようにしましょう。
国や自治体の補助金・助成金を利用する
引っ越し費用が足りない場合、国や自治体の補助金・助成金の利用も検討しましょう。特に所得が少ない場合や、都内から地方などへの引っ越しの場合は、補助金や助成金が支給される可能性があります。
インターネットで引っ越し先の自治体のホームページを確認し、該当する補助金・助成金があるかどうかを調べてみましょう。国や自治体の助成金を利用するには申請手続きが必要な場合が多いため、必要書類や申請期限をしっかり確認し、早めに手続きを進めてください。
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引っ越し費用が足りないなら対策を!節約方法6選
引っ越し費用が足りない場合は、以下の手段をとれば引っ越し費用が抑えられます。
- 複数の引っ越し業者に見積もりを依頼する
- 繁忙期をずらして引っ越す
- 不用品を処分して荷物を減らす
- 一部の荷物を自分で運ぶ
- 初期費用を抑えられる物件を選ぶ
- 家具・家電をフリマなどで安く揃える
複数の引っ越し業者に見積もりを依頼する
引っ越し費用を抑えるためには、まずは複数の引っ越し業者に見積もりを依頼しましょう。各業者のサービス内容や料金を比較すれば、もっともコストパフォーマンスの良い業者を選べます。
見積もりの際は、正確な荷物量や引っ越し先の情報を伝え、追加費用が発生しないようにしましょう。事前に見積もりを取り、費用を比較・交渉すれば、予算内での引っ越しを実現できるでしょう。
複数業者に見積もりを依頼するは、インターネットの一括見積もりサイトを利用すると手間を省けます。
繁忙期をずらして引っ越す
引っ越し費用を抑えるためには、繁忙期をずらして引っ越しましょう。引っ越しの繁忙期は、一般的に3〜4月の新年度が始まる時期や、夏休み期間中の7〜8月、年末年始の12〜1月です。この時期は引っ越し客が増えるため、引っ越し業者の料金が通常よりも高く設定されています。
一方で、これらの繁忙期を避けると、引っ越し業者の料金が安くなるため、費用を抑えられます。また、やむを得ず繁忙期に引っ越さなくてはいけない場合も、引っ越し作業日を平日にすれば大きく費用を節約できるでしょう。
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不用品を処分して荷物を減らす
引っ越し費用を節約するためには、事前に不用品を処分して荷物を減らしておきましょう。引っ越し業者の料金は荷物の量に比例して増加するため、不要なものを処分しておけばコストを大幅に削減できます。
引っ越し前に部屋を掃除するついでに、衣類や雑貨などの不用品は処分しておきましょう。また、ものによってはリサイクルショップやフリマアプリなどで売却し、引っ越し費用の足しにできる可能性もあります。
一部の荷物を自分で運ぶ
引っ越し費用を抑えるには、一部の荷物を自分で運ぶのも効果的。特に、小さな荷物や自転車などは自分で運べば、引っ越し業者に頼む必要がなくなり、その分トラックサイズが小さくなって、費用を節約できます。
また、自家用車を持っている場合は、自分で荷物を運搬するのも一つの手です。自分で運べる荷物は自分で運び、大型家具や家電のみを業者に依頼すれば、引っ越し費用を大幅に削減できるでしょう。
初期費用を抑えられる物件を選ぶ
引っ越しの際には、初期費用を抑えられる物件を選びましょう。賃貸物件を選ぶ際、敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用が発生しますが、これらの費用を抑えられる物件を選べば、引っ越し全体でかかるコストを大幅に削減できます。
家具・家電をフリマなどで安く揃える
新しい生活を始める際に必要な家具・家電をフリマなどで安く揃えれば、引っ越し費用を大幅に節約できます。特に、フリマアプリやネットオークションでは、中古品が安価で手に入るため、新品を購入するよりも大幅にコストを抑えられるでしょう。
友人や家族から、不要な家具・家電を譲り受けるのもおすすめです。
引っ越し費用が足りない?まずは見積もり依頼してみよう!
本記事では、引っ越し費用が足りない場合の対処法と、引っ越し費用の抑え方を解説しました。
引っ越し費用を抑えるには、初期費用がかからない物件を探すのも一つの手ですが、複数の引っ越し業者に見積もり依頼するのも大切。
引っ越し業者への見積もりは「セーフリー」を活用しましょう。インターネット上で複数の業者を比較でき、口コミも多数掲載されているので、自分の希望に合う業者が見つかるはずです。ぜひ気軽にお見積もりしてください。
引っ越し費用が足りない!5つの対処法と節約方法を徹底解説のよくある質問
-
Q. 引っ越し費用が足りない時はどうしたらいい?
A.初期費用の抑えられる物件を選んだり、初期費用の分割払いに対応してもらいましょう。
-
Q. 引っ越し費用の節約方法は?
A.事前に不用品を処分して荷物を減らしたり、費用の安い引っ越し業者を選びましょう。
-
Q. 引っ越し費用はクレジットカードでも払える?
A.賃貸物件の初期費用や引っ越し業者の費用は、クレジットカードで払えるケースもあります。
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